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          ラグビー人口                  計画
         Authorized R   |   for Rugby Family
ラグビー人口の増加のために
   〜 現状分析から考える 〜
みなさん、こんにちは。
ここではちょっと難しい言い回しをしてしまいますがご勘弁ください。
さて、実際に可能なことかどうかは別として、意識として持っているかど
うかで、普段気づかないことも気になったりするものですから、そういった
ことを中心に普段考えていることをスライドで展開していきます。
是非ともこれをたたき台にして議論が起きれば願ってもないことです。
どうかよろしくお願いします。



                               よろしくお願いします。
ここで考えるラグビー人口とは
A)   ラグビープレイヤー数(OVER18)+チームスタッフ数(療養⼠を含む)
B)   ラグビーファン数
C)   ラグビースクール関係者数(U-18ラグビースクール生+コーチ・顧問数)
D)   ラグビー関連商品販売従事者数
E)   ラグビー協会関係者数(ラグビーコーチ関連者数との“のべ数”を含む)



                    どうしてわざわざ「ラグビー人口」なんて定義するの?


     それはね、一応、定義しておかないとどんな人をラグビー人口っていうかわから
     ないし、ターゲットにできないから考えてみました。
ラグビープレーヤー数
    平成16/17年 協会登録人数 <⼥⼦プレーヤーを除く>
                                     愛媛県ラグビーフットボール協会 2007年1月「ラグビー人口について」より抜粋



                                                                                  32625
    クラブ
                                                                                31984

                                 11086
    社会人
                                10443

                                      12695                                2004年            2005年
大     学
                                       12877
                                                                   合計 125,392人
                                                                             人            合計 126,124人
                                                                                                    人
              1290
高     専
              1306

                                                                                         34720
高     校
                                                                                       33942

                            7923
    中学校
                             8464                                        今はどうなってるんだろうね・・・
                                                               25053
スクール
                                                                       27198

          0          5000           10000      15000   20000      25000        30000         35000   40000

    申し訳ない。これしか思ったものが⾒当たらなかったんだよ・・・でも、年代別の分布がわかるだろ?
小学生のプレーヤー人口比較(種目抜粋)
                     日本体育協会登録団員数                       <スポーツ少年団種別抜粋>
                                                                                            サッカープレーヤーの
200,000
180,000                                                                                             約   1/54
160,000
140,000
120,000
100,000
 80,000
 60,000
 40,000   3,142人   2,983人   3,034人   3,056人   3,150人   3,198人   3,084人   2,975人   2,881人   2,842人       2,794人

 20,000
     0
          平成14年    平成15年    平成16年    平成17年    平成18年    平成19年    平成20年    平成21年    平成22年    平成23年        平成24年

                                     ラグビー      サッカー      軟式野球       陸上競技

    さっきとは違うソースからのデータだけど、野球やサッカーとはこれだけの人気の差があるということ
    を顕したかったんだけどね、、、陸上の⼦供たちがラグビーもやってくれないかな・・・
プレーヤー人口増加戦略の基本ベクトル
幼年齢からのボトムアップ=ラグビースクールの幼年スクール生の増加
 とりわけ幼年・小学生低学年齢層を重点的に勧誘
 中学校にラグビークラブが少ない問題を今後の緊急課題として取り組む
 指導者の育成に費用と時間をかける
 少人数スクールへの公式試合参加支援         どうして幼いうちからなのかな?さっき
                           のデータであったように高校生からで
                           いいんじゃないの?
スクールをNPO法人化へ推奨
スクールの収益確保を⾏い広報をさらに強化

 まず、親にラグビーを「刷り込んで」⼦供にも『スポーツをさせたい』と思った
 らラグビーを選んでほしいからね。それを毎年繰り返せば人口の裾野も広
 がって、結果、プレーヤー人口は増えると考えるからだよ。
ラグビーファン人口増加戦略の基本ベクトル
スタジアムへ試合、イベントの参加の際、友人をプラスワンして誘う
職場、自治体、町内会、商店街等の団体へ自らがアプローチ
全国共通の販促物(Tシャツ・ステッカー)を作成しファンは購入し共有
   → 協会主導で⾏い、売上利益は協会へ吸い上げ、規模に応じてスクールへ広報原資を配布
   → 春に各地方で同一イベントを用意。全スクール共通の勧誘チラシを配布
         デザインは公募、スクール名、公式サイト名、代表連絡先のみ差し替えできるタイプに
   → 配布枚数と配布方法、反響をデータ化し協会へ送信し分析・協会公式サイト上で結果を公開

ファンによるファンドを創設し、運営利益をスタジアムのバリアフリー化や学校法人への寄付
レストラン・スポーツバーでのラグビー放映・キャンペーン
   → @バー       ファン限定帰宅前に1杯の【1トライキャンペーン】
   → @レストラン    ファン限定ドリンクorデザート作成と販売キャンペーン
   → @コンビニ     専用パッケージのスナック販売とグッズ当選キャンペーン
まず⼤切なのは、ファン同⼠共有できるものが⼤切ですね。
同じステッカーをお店やクルマに貼ってあるのを⾒たとか、キャップに刺繍があるとか、ス
マホのストラップが同じだったりとか・・・
全国で共通の2019年公式グッズの販売は急がれるべき問題かと。

また、ラグビーを語れる場所も⼤切ですね。
カフェだったり、スポーツバー・居酒屋だったり、そこに⾏けば誰かとラグビーの話ができ
る、そういう環境も⼤切ですね。

さらにその売上利益の一部を学校法人へ寄付(ボールやタグラグ用品の現物支給
も可)したり、スタジアムのバリアフリー可も⼤切で何よりトイレがきれいでないと。

これら寄付の原資は売上利益だけでなくファンドという形で投資家からも集める必要
があるでしょう


                             な、なぜに、トイレが??


⼥性層にもスタジアムに⾜を運んでもらう為には必須ですね。宿泊施設のうち
トイレがきれいでない処に⼥性リピーターはないからね。
その⼥性をどれだけ引き込めるかをこういう初期の段階で考えるのは定⽯でしょう。
特に、⻑いスパンでラグビー人口増加を考える時、将来、⼦を産み⼦供を連れてき
てくれるし、⼦供をスクールに入れてくれるんだからね。
絶対に⼥性をターゲットにして考える必要性はあると思う。


                           なんかナマナマしいなぁ・・・


気分を害された方、申し訳ありませんでした。
ただ、⼦供に何かスポーツをさせようと思った時に「ラグビーは危険」とか思われて候
補から外れてしまっているかもしれないと考えれば、ちゃんとラグビーというものをわかっ
てもらっていれば嬉しいからね。
その為にも、⼥性にファンになってもらえればその展開も変わると思うよ。




     なるほどね、やはり⼥性は偉⼤ってわけだ・・ ぜひ一人でも多くの⼥性に
     ファンになってほしいですね。
     そして、その⼦が将来のトップリーガーになってくれればいいですねぇ
話がちょっとズレてきたけど、そんなのんびりした方法でラグビー
             ワールドカップに間に合うのかなぁ


即効性のあるファン獲得策といえば、コミック、映画、ドラマ化があります。
野球、サッカーなどプレイ人口やファンの多いスポーツには必ず⾦字塔になる名作が
存在しています。そして、名セリフもあります。これらは⼦供たちに確実に響きます。


     そういえば、今、映画も制作中ですね。コミックはありますが、⼦供には難しい
     かも。ストレートに主人公が頑張って涙を流して成⻑していく『スポ根』ものが
     あればいいのに・・・


その原作や脚本を公募してみるのもいいかもしれないですね。全国から「深イイ話」を
募集してストーリーに反映できればより共感を得るかもしれません。


                      あ、そういえばゲームやカードもいいかも


そ、それは別の機会に・・・・
協会組織再編と業務刷新
地方別の協会の設⽴と再編
                    JRFUの事業計画書は毎年同じような事を書いてな
                    い?しかもあったりなかったり・・・
JRFUの事業計画プラス以下の提案
 北海道、東北、北関東、関東、北陸、中部、東海、近畿、四国、中国、九州の部会設⽴
 ⻄⽇本、東⽇本の部会設⽴(地方部会のとりまとめ)
 JRFUを頂点とする権限、予算の一本化
   → ラグビーのプロ化が進むまでの時限措置として組織を設⽴と改編
 各部会広報に予算を配分し、管理・展開をする
 JRFU内において、対⾏政部門と広報部門の業務・予算を⼆分

  それはさほど重要じゃなくて、それをいつまでどれだけの予算でするか、どうすれば○な
  のかをキチっと書く必要があるよね。活動において抽象的な書き方があると「しなきゃ
  いけないことは分ってるけど、何をどうしたらいいかわからない」ってイメージだよね
新JRFUと設⽴組織関連イメージ
 これは独りよがり                 JRFU
 の妄想です                   理事・各委員会




               JRFU                 JRFU
              対⾏政関係部門               広報部門




              ⻄⽇本UNION             東⽇本UNION




                                    北陸UNION   中国UNION
北海道UNION      北関東UNION
                                    東海UNION   四国UNION
東北UNION       関東UNION
                                    近畿UNION   九州UNION
JRFU組織リソースの細分化と⾒直し
                                     外部
 人材          設備         ロケーション                   企画          広報
                                     提携

  理 事                   スクールや地方部    トップリーグ企業と               宣伝だけでなく
            スタジアムやイベン                           主催を本部と地方
  評議会                   会の接点・拠点と    の提携をめざし企
            トスペースの提携                             部会とで分ける     実⾏も⾏う
  委員会                   なるスペースを設⽴   業サービスを推奨




                        飲食産業と提携                 秩父宮は本部主     実際に動いてみて
できることをすぐに   スタジアム内外にア               トップリーグ企業以
                        し、各部会などの                催とし、各スタジア   成功と失敗を肌で
⾏える人物・理事    ンテンショップの設               外にもリーグ参画を
                        集合ベース基地と                ムは管轄の地方部     「実感」しデータ
 の人数の削減         ⽴                     提案していく
                        なる場所の確保                  会主催とする      ベース化をする
え???こんなことってできるの??

これはあくまでも1ファンとしての妄想だね。
もちろん、JRFUは我々の声に⽿を傾ける可能性は低いけれど、地方まで網羅する
組織は今の時期JRFUには必要だと思うよ。ただ、こういう特殊な組織の場合、組
織造りで失敗しない為にも、必ず地域との連携の際、「アソビ」が必要だと思うよ。

                   そうなんだ、、、JRFUはどうしたいんだろう?
                   ところで、「アソビ」って?


全て協会からの「上意」といわんばかりに決定事項ですから、と下達することはよくなく
て、カネとヒトは送るけれど、地方地方である程度自由に裁量を持たせる幅の事を
「アソビ」と表現したんだよ。


                   なるほど。でも、それって実現できないかもね

そうでもないさ。⺠間から役員さえ送り込めばできない問題でもないと思うよ。要はや
る気と既得権益の打破が必要だけどね
結 論
〜 できない言い訳するのではなく
できることを自ら実⾏し広める 〜
アプローチ例
ファンがまず楽しんで、その楽しさを伝えてファンを増やす
コーチ、経験者がその熱い思いでスクール生を増やす
ファン、プレーヤーが自ら所有したいと思えるグッズを作ってファミリーで共有しラグビーファミリー
のブランディングを⾏う
ラグビー用語やラグビーボールの形状を無視した味にこだわったスイーツ販売し、商品名にラグ
ビー縁のもので命名
スポーツバーでもっとラグビーの試合のリクエストをし、通う
映画、ドラマ、アニメ、コミック、小説を創り有料配布(クオリティを下げない為)
あとがき
⻑いスライドを最後までご覧くださりありがとうございました。

ここでお伝えしたかったのは、何も目新しいアイデアそのものではなく、そのアイデアを出すための考え方、感じ方の

一例を⽰したかったのです。

お読みいただいた皆さんの環境はそれぞれです。それぞれですから、⾊んなことが同時進⾏できることが強みだと

思っています。

頭の中をどう整理すればいいのか、いろいろな方法がありますので、ご自⾝がお好きになった考え方でこれからも

議論を続け、実⾏なさることを切に願います。

私もできることから一歩一歩、期間を決めてやっていこうと思っていますので皆さんの素敵なアイデアは遠慮なく

とらせていただきます。

崎拝

                                         (C)Naver Co,.LTD

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