Oracle Cloud PaaS & IaaS：2020年3月度サービス情報アップデート

⽇本オラクル株式会社
クラウド事業戦略統括
2020年3⽉13⽇
Oracle Cloud PaaS & IaaS
2020年3⽉度サービス・アップデート

2 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates.
以下の事項は、弊社の⼀般的な製品の⽅向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯⼀
の⽬的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルや
コード、機能を提供することをコミットメント（確約）するものではないため、購買決定を⾏う際の判
断材料になさらないで下さい。
オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により
決定されます。
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその⼦会社、関連会社の⽶国及びその他の国における登録商
標です。
⽂中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Safe harbor statement

アップデートは各サービスのドキュメント
の”What‘s New”から確認できます
Cloud Documentation
(英語版：最新情報はこちらをご覧ください)
クラウドのドキュメント
(⽇本語版)
ü Oracle Cloud Infrastructure 全体
ü Autonomous Data Warehouse
ü Autonomous Transaction Processing
各サービスのアップデートはこちらから確認できます

サービス・アップデート
• 全体
- モントリオール・リージョン開設
• Database
- シェイプ変更をサポート
- 20cプレビュー版提供開始
• Autonomous Database
- [Shared] 19cをサポート(東京/⼤阪)
- [Shared] プライベート・エンドポイントを
サポート
- [Dedicated] X8モデル提供開始(Quarter/Half
Rack)
東京リージョン: 追加サービス (2-3⽉)
• Data Catalog
• Data Flow
2020年3⽉度アップデート・サマリー

2020年3月現在：22リージョン提供中、さらに14リージョン計画
Oracle Cloud Infrastructure リージョン
ASHBURN
PHOENIX
SYDNEY
CHICAGO
TORONTO
VINHEDO
TOKYOSEOUL
MUMBAI
OSAKA
MELBOURNE
AMSTERDAM
HYDERABAD
JEDDAH
DUBAI
LONDON
SAN JOSE, CA
SINGAPORE
SAUDI 2
UAE 2
SANTIAGO,
CHILE
ISRAEL
FRANKFURT
ZURICH
MONTREAL
CHUNCHEON
JOHANNESBURG
US GOV
EUROPE
ASIA
SAO PAULO
NEWPORT,
WALES
Commercial
Government
Commercial Planned
Government Planned
Microsoft Azure
Interconnect Planned
Microsoft Azure
Interconnect
Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates.5
デュアル・リージョン：基本的には全て
の国で2つ以上のリージョンを提供し、お
客様の業務継続要件に対応していく予定
(日本の場合は東京-大阪)
各リージョンはOracle Backboneで接続
New

New! Oracle Cloud Infrastructure 活用資料集
https://community.oracle.com/docs/DOC-1035494
各サービスの技術詳細を
解説した資料等を公開しています

4
3
2
1
Java Cloud Service: 今後の方向性について
Oracle Cloud Data Science Platform
データベース・サービス
Oracle Cloud Infrastructure
サービス・アップデート

Oracle Cloud
Infrastructure
Oracle Cloud Infrastructure: リリース
ノート

OCI: 最近の主な新機能 (2020/2)
Release Date Services
2020/2/1 OCI New region in Jeddah, Saudi Arabia
2020/2/1 Data Safe Oracle Data Safe is now available in the Australia Southeast and Japan Central regions
2020/2/1 OCI New region in Melbourne, Australia
2020/2/1 OCI New region in Amsterdam, Netherlands
2020/2/5 Compute Increased service limits for Compute VM instances
2020/2/6 Database Autonomous Database: Compartment quota limits available for dedicated Exadata
infrastructure storage and CPU resources
2020/2/7 Data Science Data Science is now available
2020/2/7 Data Flow Data Flow is now available
2020/2/7 Data Catalog Data Catalog is now available
2020/2/10 OS Management OS Management is now available in the Japan East (Tokyo) region
2020/2/10 Application Migration Application Migration is now available
2020/2/11 Console Cloud Shell is now available
2020/2/11 File Storage In-transit encryption for mounted file systems
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/releasenotes/
⽇本以外の各リージョンごとのavailabilityについては省略

OCI: 最近の主な新機能 (2020/2)
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/releasenotes/
⽇本以外の各リージョンごとのavailabilityについては省略
Release Date Services
2020/2/14 Database Oracle Database 20c preview version available for virtual machine DB systems
2020/2/17 Data Flow Data Flow is now available in the Canada South East (Toronto) and Japan East (Tokyo) regions
2020/2/18 File Storage Support for subdirectory mount of file systems
2020/2/19 Oracle NoSQL Database Oracle NoSQL Database Cloud
2020/2/19 OKE Support for Kubernetes version 1.15.7
2020/2/21 Load Balancing Limited availability (LA) of IPv6 addressing for load balancers in the India West (Mumbai)
region
2020/2/24 Data Flow Data Flow is now available in the UK South (London) region.
2020/2/25 Database Autonomous Exadata Infrastructure: Half rack shapes now available
2020/2/25 Database Private endpoint for Autonomous Database with shared Exadata infrastructure
2020/2/25 Functions, Notifications Oracle Notifications triggers for Oracle Functions
2020/2/25 Database Autonomous Database with dedicated Exadata infrastructure: Single-click database restart
available
2020/2/25 Database Autonomous Exadata Infrastructure: X8 shapes now available
2020/2/28 IAM, Object Storage Restrict access to Object Storage resources to requests from specific IP addresses

インスタンス数のサービス制限のデフォルト値が増加
https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/Content/General/Concepts/servicelimits.htm
コンピュートインスタンスのサービス制限デフォルト値の増加
2020/2/5

コンソールからLinuxのシェル実行が可能
• デモや、簡単な確認の際にCLI操作用のインスタンスなどを用意しなくてもCLI実行ができる。
Cloud Shell
2020/2/11
• テナントのサービス制限の範囲内であれば無償
で使用可能
• サービス制限：Active User Count, Usage Hours
Count
• コンソールログインユーザーとして認証済みの
状態で事前構成済みのCLIなどが利用可能。
• CLIはコンソールで指定されているリージョンに
対して実行される
• ホームディレクトリに5GBのストレージ領域
• 利用可能なツール
• OCI CLI, Git, Java, Python (2 and 3), SQL Plus, kubectl,
helm, maven, gradle, Terraform

ファイル・ストレージ領域の暗号化のオプション
• At-Rest暗号化（デフォルト）
- AES 256bit
• Key Managementを使用した暗号化
- お客様個別のキーを使用した暗号化。別途Key Management課金が必要。
インスタンス – ファイルシステム間の暗号化
• In-transit暗号化 New!
- TLS v1.2でインスタンスとファイルシステム間の暗号化を実現
- インスタンス上にoci-fss-utilsパッケージをインストールする必要がある
- 必要なポートをセキュリティルールで許可する
- 手順詳細はマニュアル参照
◦ https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/Content/File/Tasks/intransitencryption.htm
ファイル・ストレージのIn-transit暗号化
2020/2/11
File Storage
TLS トンネル
sudo mount -t oci-fss 10.x.x.x:/fs-export-path
/mnt/yourmountpoint

通知(Notifications)のサブスクリプション先にFunctions(ファンクション)を指定することが可能に。
• これまではモニタリングのアラームをきっかけにファンクションを起動することはできなかったが、
可能になった。
NotificationsをトリガーにFunctionsを起動
2020/2/25
New!
ユースケース
仮想マシンのメモリ使用率がしきい値を超
えたら、管理者へのメール通知だけでなく
自動的にファンクションを呼び出してイン
スタンスのシェイプを変更

IAMの新規リソースとしてネットワーク・ソースが追加
ネットワーク・ソースを使用することで、オブジェクト・ストレージへのアクセスを特定のIPアドレス
からのリクエストのみに制限することが可能に。
IPアドレスベースでのオブジェクト・ストレージへのアクセス制御
設定方法
• ネットワーク・ソースは下記どちらも設定可能
• VCNとそのIPアドレスCIDR
• パブリックネットワークのIPアドレスCIDR
• request.networkSource.name変数を条件に指定して
IAMポリシーを設定
• 例
allow group CorporateUsers to manage object-family in tenancy
where request.networkSource.name='corpnet'
2020/2/28

• Autonomous Database – Shared Infrastructure (ADB-S)
• Autonomous Database – Dedicated Infrastructure (ADB-D)
• OCI Exadata または Exadata Cloud Service (ExaCS)
• OCI Database または Database Cloud Service (DBCS)

Autonomous Database
ノート

• 2020/2
• Private Endpoints
• Oracle Database Vault
• Oracle Database Versions by Region
• Oracle Application Express Release 19.2
• Database Resident Connection Pool (DRCP)
• 2020/1
• Check and set MAX_STRING_SIZE value
• Number of concurrent statements increased depending on
the service you use
• Documentation addition showing available Oracle Database
versions
• Clone a database from a backup
• DBMS_CLOUD REST API functions
• Access Control Lists Honored By ADB Built-in Tools
• 2019/12
• Support for UTL_HTTP and UTL_SMTP PL/SQL Packages
with restrictions
• Microsoft Active Directory Users
• Validate external partitioned tables and hybrid partitioned
tables
• Use ACL IP address or CIDR block settings to control access
for Autonomous Database tools
サービスアップデート(FY20Q3)

• 従来はパブリック・エンドポイントのみの提供で
あったため、IPSecVPNやFastConnect(Private peering)
を利用する場合、もしくはVCN内からのアクセスす
る場合は、 Transit Routing、およびService Gatewayを
利用する必要があった
• 今回のアップデートで、よりシンプルにセキュアな
構成が組めるようになった
(2020/02)
Private Endpoints
Private IP対応により、シンプルな構成が組めるようになった

パブリック・エンドポイント（Public IP）
• すべてのIPアドレスからのアクセスが可能
• アクセス制御はNetwork ACL を利用（任意）
プライベート・エンドポイント（Private IP, VCN）
• 指定したVCNからのトラフィックのみが許可される
• アクセス制御はネットワーク・セキュリティ・グループ（NSG）を利用
• ネットワークACLは利用不可
• NSGはインスタンス作成前に作成しておくこと（NSG自体は何度でも変更可能）。複数のNSGを指定可能
• 現時点で、APEX、SDW、ORDS、Notebook、Data Safeは非対応
• OACからの接続時はData Gatewayを利用
【特記事項（共通）】
• 新規作成 / クローン作成時に選択。作成後の変更は不可（クローンによる再作成は可能）
• インスタンスへの接続時はウォレットを利用（証明書認証、およびSecure Sockets Layer（SSL）接続）
• 接続ポートは1522を利用（デフォルト、変更不可）
(2020/02)
Private Endpoints
Private IP対応により、シンプルな構成が組めるようになった

• 従来はオラクル管理者からのアクセスをブロックするために利用していた
• 今回のアップデートにより、ユーザーもDatabase Vault を利用できるように
• 特権ユーザとアプリデータの保有ユーザーを明確に分離し、 Adminユーザといった管理者からのデータアクセ
スを制御することで、外部だけでなく内部からの情報漏洩といったリスクを軽減することが可能となった
• 既存アプリケーションの変更は不要
• デフォルトは無効化されており、
有効化にはインスタンスの再起動が必要
(2020/02)
Oracle Database Vault
特権ユーザによるアプリケーションデータへのアクセスを遮断できるように

(2020/02)
Oracle Database Versions by Region
19cを選択できるようになりました
Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates.
• 新規作成時、クローン作成時、
バックアップからのクローン作成時に指定可能
• リージョン毎に選択できるバージョンに違いあり
詳細はマニュアルを参照ください
• Always Freeは対象外
22

ADW/ATP に、19c 版が登場！
アップグレードに関わる工数を大幅に削減できます
• 利用目的
- 最新Database 19cの新機能評価、既存アプリケーションの動作確認・本番稼
働のためにご利用ください
• 19c インスタンスの作成方法
- 既存Autonomous DB 18c から簡単に19c環境にクローン(複製)できます
- 複製した19c インスタンスでアプリの動作確認、必要に応じアプリケーショ
ンの事前調整し、本番化が可能です
• ご提供開始時期
- 2月12日から開始(SeoulDC, FrankfurtDC)。Tokyoは3月4日より展開済み。Osaka
は19cのみでサービスを開始しています
• 課金
- 従来環境と同じ課金体系
• 既存18c環境のご提供
- 数カ月間18c環境を、19c環境と並行して提供します。18c環境は提供終了後、
自動的に19cにアップグレードする予定です
Autonomous Database
19c サポート
ORACLE
AUTONOMOUS
DATABASE
ORACLE
AUTONOMOUS
DATABASEClone
19c (自動アップグレード)
既存のADW or ATP (18c)

■クローン切替 (TokyoDC: 数週で可能に) ■18c終了切替 (数カ⽉先)
クローンを使った切替え既存18c環境からの切替わり (“お任せ”)
ORACLE
AUTONOMOUS
DATABASE
19c (⾃動アップグレード)
既存のADW or ATP (18c)
18cサービス終了時に⾃動で
■18c側のサービスを⽌めずに19c環境の⽴上げが可能
■並⾏稼働の実装が可能*
■19c側への接続設定がクライアント側で必要
使⽤例
■19c上で、本番アップグレードの事前確認を⾏う
■18cにない新機能による利点を早々に活⽤する
■ユーザーによる切替作業が不要(予定)
(同じデータベース名、同じ接続先)
使⽤例
■アップグレード作業コストを抑える
(「塩漬け」と同等、かつサポート継続対象)
* 18c インスタンスから19c インスタンスへの差分Update或いは同時Updateはお客様による実装となります
既存18c環境から19c への切替え

• 最新のAPEX 19.2を利⽤できるようになりました。
• Always Freeのインスタンス、もしくはOracle Database 19cのインスタンスが対象
• 上記以外のインスタンスに関しては引き続きAPEX 19.1をご利⽤ください
(2020/02)
Oracle Application Express Release 19.2
最新版にアップグレードされました
25

• 常駐接続プールとは
• データベースへの接続時に必要な専⽤サーバをプールする仕組み
• 多数のクライアントプロセスが短期間にセッションの切断・接続を繰り返すといった場合に有効
• 従来は接続セッション数に上限があること、また専⽤サーバ接続でありアプリケーションによってはリ
ソースの無駄が⽣じていた。
• 今回のアップデートで、より多くの接続要求を少ないリソースで迅速に処理できるようになった
• 設定⽅法
• tnsnames.ora に SERVER=POOLED を追記するのみ（アプリケーションからは透過的に利⽤可能）
(2020/02)
Database Resident Connection Pool (DRCP：常駐接続プール)
ADB側にコネクションプールを設定できるようになった
dbname_high= (description=
(address=(protocol=tcps)(port=1522)(host=adw.example.oraclecloud.com))
(connect_data=(service_name=example_high.oraclecloud.com)(SERVER=POOLED))
(security=(ssl_server_cert_dn=“CN=adw.oraclecloud.com,OU=Ora … "))
26

初期化パラメータ：MAX_STRING_SIZE
• VARCHAR2型、NVARCHAR2型、RAW型で格納できるデータの最⼤⻑を定義
• EXTENDED: 最⼤ 32,767バイト（Autonomous Databaseはこちらがデフォルト）
• STANDARD: 最⼤ 4,000バイト
• 今回のアップデートにより、STANDARDに変更することが可能になった
• 既存Oracle Databaseからの移⾏検討時に、Standardのまま利⽤したいという要件に対応
• Extendedの場合、仮想列、ファンクション索引、VIEW、Materialized Viewの扱いに変更が加わるため
（詳細はMAX_STRING_SIZEに関するマニュアルを参照ください）
• 変更は⼀度限り。EXTENDEDに戻すことは不可
• Autonomous Databaseの利点をフル活⽤するために、EXTENDEDでの利⽤を推奨
(2020/01)
Check and set MAX_STRING_SIZE value
MAX_STRING_SIZEパラメータをSTANDARDに変更できるように
27

• OCPU辺りのセッション数の上限が従来の100セッションから300セッションに変更されまし
た。
• Sessions 初期化パラメータで設定されている
• 設定変更を有効にするためにはインスタンスの再起動が必要
(2020/01)
Number of concurrent statements increased depending on the service you use
同時接続セッション数の上限が緩和されました
28

(2020/01)
Documentation addition showing available Oracle Database versions
マニュアルに各リージョンのバージョンが記載されました

• 従来クローンを作成する際は、既存インスタン
スからのみの作成だった
• 今回のアップデートにより、取得済みのバック
アップ（任意の時間、任意のバックアップ）か
らインスタンスを複製できるようになった
• リージョン跨ぎやADWからATPといったタイプ変更は不
可
• 停⽌中のインスタンスであっても、バックアップから
インスタンスを作成可能
• 利⽤例
• 特定時点のデータを利⽤した開発環境の作成
• ⼈為的ミスに伴うデータロストへの対応 (*1) 等
(2020/01)
Clone a database from a backup
⾃動で取得されているバックアップを指定したクローン作成が可能に
*1 : 別途フラッシュバック・テーブルといった操作も可能です
30

• 汎⽤APIとしてREAT APIをコールするためのDBMS_CLOUD関数が実装された
• SEND_REQUEST など
• 以下でサポートされているREST APIを実⾏可能
• Oracle Cloud Infrastructure
• Amazon Web Services (AWS)
• Azure Cloud
• Oracle Cloud Infrastructure Classic
• 仮想マシン等を⽤意せずに、ADBインスタンスだけでクラウド上のリソースを操作可能に
• 利⽤例
• データロードが終わったら、オブジェクトストレージ上のバケットを消す
• DBMS_SCHEDULERと組み合わせて、特定の曜⽇、時間帯などに応じてスケールアップ、ダウンを実⾏等
(2020/01)
DBMS_CLOUD REST API functions
DB内からREST APIを送信し、クラウドリソースを操作できるように

• セキュリティ、性能の観点から⼀部制約あり(2020/1 時点)
• 制約例）
• IPアドレスを介した接続は不可
• 利⽤ポート制限あり
• UTL_HTTP : 443, 8443のみ
• UTL_SMTP : 25, 587のみ
• HTTPSのみ。HTTP,HTTP_PROXYは不可
• UTL_SMTPはOCI Email Delivery Serviceの利⽤が前提
• その他の制限事項、最新の情報はマニュアルを参照ください
• https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/autonomous-data-warehouse-cloud/user/experienced-database-users.html#GUID-
829A7D07-1EA4-4F59-AA60-F780FABAFDEC
• https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/atp-cloud/atpug/experienced-database-users.html#GUID-829A7D07-1EA4-4F59-AA60-
F780FABAFDEC
(2019/12)
Support for UTL_HTTP and UTL_SMTP PL/SQL
UTL_HTTP、UTL_SMTP を利⽤できるようになりました（⼀部制約あり）

• Microsoft Active Directoryの使⽤をサポート
• ADのユーザーとグループをAutonomous Database内のユーザーとロールにマッピング
(2019/12)
Microsoft Active Directory Users
ADの資格情報を使⽤してADBにアクセス可能に

• 従来のDBMS_CLOUD.VALIDATE_EXTERNAL_TABLEと同等の機能
• 外部表の参照先であるソースファイルを検証し、その存在確認やフォーマットオプションといった外部表定
義との整合性をチェック可能
• 外部パーティション表の個々のパーティション毎に、有効性を検証できるようになった
• DBMS_CLOUD.VALIDATE_EXTERNAL_PART_TABLE
• DBMS_CLOUD.VALIDATE_HYBRID_PART_TABLE
(2019/12)
Validate external partitioned tables and hybrid partitioned tables
外部パーティション表の有効性をチェックするツールがリリース
BEGIN
DBMS_CLOUD.VALIDATE_EXTERNAL_PART_TABLE (
table_name => 'PET1',
partition_name => 'P1');
END;
/
BEGIN
DBMS_CLOUD.VALIDATE_EXTERNAL_PART_TABLE (
table_name => 'PET1',
rowcount => 100 );
END;
/
パーティションP1のソースファイルを参照し、
外部パーティション表の定義との整合性をチェック
100⾏ずつ各パーティションのソースファイルを参照し、
外部パーティション表の定義との整合性をチェック
34

Database/Exadata
ノート

Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
主なアップデート
• DBCS VM DB 20c Preview
- DB 20cのリリース前のプレビュー版としてDBCS VMで利⽤可能に
- 商⽤利⽤は不可
• DBCS VMスケーリング
- 同じ世代間のシェイプ変更が可能に
- シェイプ変更は再起動が必要
• DBシステムのタイムゾーン変更
- 構築時にタイムゾーン変更が可能に
- プロビジョニング後のタイムゾーン変更も可能
Database : VM/BM (DBCS)
36

Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates37
• GA前のプレビュー版としてのリリース
• テスト⽤途。DB 20c の新機能を試したり、
GA後のためのアプリケーションのテスト⽤など
• 利⽤⽅法
• 商⽤利⽤不可
• 課⾦形態は通常のDBCS VMと同様
• 利⽤可能な構成 : LVMを選択する構成のみ利⽤可能(RAC/Grid Infrastructure構成は不可)
• 利⽤不可な機能 : パッチ適⽤、スタンドアロン・バックアップ、⾃動Data Guard構成など
• 有効期限はなく終了するまで利⽤可能。環境が不要になったらユーザーによる削除が必要
• 関連ドキュメント
• DBCS VM 20c Preview https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/Content/Database/Concepts/overview.htm#previewversion
• Oracle Database 20c マニュアル https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/20/index.html
• 20c 新機能ガイド https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/20/newft/new-features.html
DBCS VM 20c Preview

Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates38
• 同じ世代間のシェイプ変更が可能に
• 利⽤⽅法
• DBシステムの詳細画⾯から
Change Shapeを選択
• DBシステムがあるADのサービスリミット内で変更可能
• 再起動が必要 (停⽌期間は10分程度)
• RAC環境の場合ノードごとにローリングでシェイプ変更
• 関連ドキュメント
• DBCS VMスケーリング https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/Content/Database/Tasks/managingDBsystem.htm
DBCS VMスケーリング

Oracle Cloud Data Science
Platform

Oracle Cloud Data Science Platform
Analytics Cloud
Data
Science
Machine Learning Graph Cloud SQL
Data Catalog
Streaming
Database
Migration
Data
Integration
Big Data
Service
Data Flow
Autonomous Database
Exadata
Database
MySQL
Block Storage. File Storage. Object Storage
プロセスと管理
データストア
メタデータ管理
アナリティクス
データ活⽤の多様化するニーズに対応する、Autonomous & Converged を含む
包括的な機能を備えた Oracle Cloud Data Science Platformを提供
(*)
(*)
(*)
(*)
(*) リリース予定2⽉12発表

Oracle Cloud Infrastructure Data Catalog
v
Infrastructure
Data Management
Database – Data Lake - Access – Integration - Preparation
CPU – GPU – Storage - Network
信頼できるデータ資産に対するセルフ
サービス・データディスカバリーおよび
ガバナンスをサポート
n Oracle Cloud上のデータ資産を発⾒、検索、
整理、強化、およびトレースするためのイ
ンベントリサービスを提供
n Business Glossary 機能が組み込まれており、
正しく信頼できるデータ資産を有効に活⽤
することが可能
Harvest
BrowseEnrich
Search
Collaborate
Data
Engineer
Data
Steward
Chief Data
Officer
Data
Scientist
Business
Analyst

こんな課題に役⽴ちます
• Oracle Cloud 上のObject Storage
(CSV,Excel,ORC,Avro,Parquet,JSON)、Database、
ATP/ADW、MySQL、Hive、Kafkaに存在するメ
タデータを統合管理したい
• アナリスト、データサイエンティスト、デー
タスチュワードなどのデータプロフェッショ
ナルの分析プロジェクトやデータサイエンス
プロジェクトに、単⼀ビューでのデータディ
スカバリーを提供したい
サービス価格(PAYG)
• 無償(OCIリソースに対する課⾦も不要)
サービス概要/特徴
• OCI Data Catalog は、Oracle Cloud上のデータ資産を
発⾒、検索、整理、強化、およびトレースするため
のインベントリサービスを提供します。
• OCI Data Catalog には、Business Glossary 機能が組み
込まれており、正しく信頼できるデータ資産を有効
に活⽤することが可能です。
Oracle Cloud Infrastructure - Data Catalog
メタデータを集約しデータ資産

Oracle Cloud Infrastructure Data Flow
v
Consolidated
Insight
Near-zero
operations
Cloud-native
Security
Managed
Output
Simple
troubleshooting
Infrastructure
Data Management
Database – Data Lake - Access – Integration - Preparation
CPU – GPU – Storage - Network
ビッグデータ/機械学習のアプリケーショ
ンをより迅速に提供
n 管理オーバーヘッドがほぼゼロの、フルマ
ネージド Spark サービス
n EMR、Databricks、またはHadoopから既存の
Sparkアプリをインポート/実⾏可能
n 実⾏した分だけの完全従量制サービス

こんな課題に役⽴ちます
• Big Data アプリケーション(Spark アプリケーション)
を迅速に提供できる環境が欲しい
• オンプレミスの既存Big Data アプリケーション(Spark
アプリケーション)の実⾏環境コストを削減したい
• 3rd Party クラウド上の既存Big Data アプリケーショ
ン(Spark アプリケーション)の実⾏環境コストを削減
したい
サービス価格(PAYG)
• 実⾏時にプロビジョニングされたOCIリソースに対
する課⾦のみ
サービス概要/特徴
• OCI Data Flow はフルマネージドのApache Spark サー
ビスです。
• Sparkアプリケーションの実⾏を簡単にし、運⽤上
のオーバーヘッドを発⽣させずに、優れたビッグ
データアプリケーションの作成に集中できます。
Oracle Cloud Infrastructure - Data Flow
フルマネージド Apache Sparkサービス

Java Cloud Service
今後の⽅向性について

Oracle WebLogic Server 製品戦略
戦略製品としての継続してリリース
• Oracle CloudのSaaS/PaaSやFusion Application/Middlewareの基盤となる最重要コンポーネント
• ミッション・クリティカルなワークロードを⽀えるエンタープライズ・クラスの可⽤性/安定性を維持
ハイブリッド・クラウドを⾒据えた機能拡張を継続
• システムのクラウド化や、クラウド上での運⽤を実現するための機能の拡充
• プライベート・クラウドを含むオンプレミス環境との相互運⽤性を視野に⼊れた戦略的な機能
ミッション・クリティカル領域のJava EE/Jakarta EE基盤としての位置付け
• 標準仕様ベースの⽣産性/安全性/費⽤対効果を担保するアプリケーション基盤
• ⼤規模なエンタープライズ・システムをエコシステムにより⽀えてきたオープン・テクノロジとしての実績

• 表のスケジュールに従って、新規・既存のテナントでのJCSの新規プロビジョニングを停⽌、また追加
のサポートやバグフィックスを終了します。
• 後継サービスは、WebLogic Server for OCIになります。PaaS形式ではなく、WebLogic Serverがインス
トールされたIaaSインスタンスをMarketplaceから簡単にデプロイできるソリューションになります。
現在、BYOLモデルで利⽤可能で、2020年第１四半期にはUCMを通じた価格設定で利⽤可能になり、JCS
と同等の機能・使い勝⼿・⽀払い形式にて利⽤できます。
• WebLogic Server for OCI（UCM）は、JCSと同等の価格になります（シェイプや、JRF有り無しにより若
⼲異なる）。
• 今後の利⽤のご提案は、 WebLogic Server for OCIが推奨となり、既存のJCSユーザーには、早いタイミン
グでWebLogic Server for OCIに移⾏することが推奨されます。
JCSのサービス提供停⽌ (EOL)と後継のWebLogic Server for OCI (UCM)

OCI Compute VM/BaremetalベースのWebLogic Server for OCIのOffering
WebLogic Server for OCI on VM/BM
Web UIで容易にプロビジョニング
• マーケットプレースから直接プロビジョニング可能なOCI
Resource Managerベースのプロビジョニング
• ネットワーク構成ごと容易に⾃動プロビジョニング
OCI DBaaSを活⽤したLift & Shiftに最適
• Autonomous Database/Exadata CloudからOCI DBaaSまでOCI上の
Database Cloud Serviceを幅広くサポート
• Deploy Toolingによる既存WebLogic環境からの移⾏をサポート
BYOL/UC Modelの2種類の価格モデル
• BYOL Model：所有WebLogicライセンスの持ち込み
• UC Model(※)：Oracle Cloud Universal Creditによる課⾦
※CY2020 Q1中に提供予定

マーケティング関連情報

• 2020/02/17：Equinix、グローバル・インターコネクション・プラットフォームの強化のた
めに「Oracle Exadata」を採⽤
• 2020/02/19：オラクル、「Oracle Cloud Data Science Platform」を発表
• 2020/02/26：アズワン、オラクルの⾃律型データベースを活⽤し、リアルタイムな在庫
データ提供基盤を強化 (Autonomous Database)
関連プレスリリース

• Oracle Cloud (PaaS/IaaS)：セミナー情報
• https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/oracle-cloud-platformpaasiaas-v4
• 今後実施
• 「新型コロナウイルス感染症」による被害拡⼤に伴い、お客様の健康と安全を最優先に考慮し、会場でのセ
ミナーは当⾯中⽌させて頂くこととなりました。オンラインでの実施はこれまで通り実施する予定です
セミナー/イベント予定
“Oracle Cloud イベント”で検索

Oracle Cloud PaaS & IaaS：2020年3月度サービス情報アップデート

Oracle Cloud PaaS & IaaS：2020年3月度サービス情報アップデート

Recommended

Recommended

More Related Content

What's hot

What's hot (20)

Similar to Oracle Cloud PaaS & IaaS：2020年3月度サービス情報アップデート

Similar to Oracle Cloud PaaS & IaaS：2020年3月度サービス情報アップデート (20)

More from オラクルエンジニア通信

More from オラクルエンジニア通信 (14)

Recently uploaded

Recently uploaded (10)

Oracle Cloud PaaS & IaaS：2020年3月度サービス情報アップデート