電波法の改正動向 2015年11月19日時点
新田哲也
Managing Director
www.upside-llc.com
はじめに
電波法の改正動向
海外展開の注意点
電波法の改正動向 2015年11月時点
2
60GHz帯 電波利用
802.11ad / WiGig
ワイヤレス電力伝送システム
5GHz帯無線LAN
802.11a W52/53/58
はじめに
電波法の改正動向
海外展開の注意点
60GHz帯 電波利用状況
3
屋外V バンド無線機
電車内V バンド無線機
終端駅で広告コンテンツを無線通信し、車内サーバーにデータ保管
電車内のサーバーから広告配信
ミリ波レーダーユニット
はじめに
電波法の改正動向
海外展開の注意点
60GHz帯 802.11ad電波利用
4
情報通信審議会陸上無線通信委員会60GHz帯無線設備作業班第1回会合資料より抜粋
はじめに
電波法の改正動向
海外展開の注意点
60GHz帯 電波利用
• 2015年9月9日 パブコメ 意見募集結果発表
5
現行
改訂後 (案)
60GHz band Low Power
Radio Station
New 60GHz band
system
周波数 57~66GHz 57~66GHz
空中線電力 10mW (10dBm) 10mW (10dBm) 10dBm~24dBm
E.I.R.P Not required Not required Less than 40dBm
アンテナゲイン < 47dBi < 47dBi > 10dBi
キャリアセンス Not required Not required required
はじめに
電波法の改正動向
海外展開の注意点
ワイヤレス電力伝送システム技術基準の整備 1
• 2015年11月11日 パブコメ募集結果発表
• 対象システム (型式指定)
– 6 MHz 帯の周波数を用いた磁界結合型ワイヤレス電力伝送システム
• 送電側コイルと受電側コイルとの間の電磁気的な共振結合現象を用
いたワイヤレス電 力伝送システムであって、家庭用電気製品、情報通
信機器等への無線による給電を目的 とし、出力が 100 W 以下(ピーク
時で最大 130 W)のものをいう。
• 電力伝送に用いる周波数
– 6.78 MHz 帯
(6.765-6.795MHz)
6
はじめに
電波法の改正動向
海外展開の注意点
ワイヤレス電力伝送システム技術基準の整備 2
• 2015年11月11日 パブコメ募集結果発表
• 対象システム (型式指定)
– 400 kHz 帯の周波数を用いた電界結合型ワイヤレス電力伝送システム
• 近接した送電側電極と受電側電極との間の電界結合現象を用いたワ
イヤレス電力伝送 システムであって、情報通信機器等への無線によ
る給電を目的とし、出力が 100 W 以下 (ピーク時で最大 130 W)のも
のをいう。
• 電力伝送に用いる周波数
– 425-471kHz
– 480-489kHz
– 491~494KHz
– 519~524kHz
7
はじめに
電波法の改正動向
海外展開の注意点
5GHz帯無線LAN
8
総務省 平成27年10月14日報道資料 周波数再編アクションプラン (平成27年10月改定版)より抜粋
W52/53
W58

電波法の改正動向 (IT関連のみ抜粋 2015年11月19日時点)

Editor's Notes

  • #4 平成12年 制度化
  • #6 -68dBm キャリアセンスレベル
  • #7 「ワイヤレス電力伝送システム(WPTシステム)」とは、身近なところで電動歯ブラシ、電動シェーバー、スマートフォン、iPad2などモバイル機器を「送電パッド」の上に置くことで、充電を行うというものだ。 参考 : 電動歯ブラシ等で商用化 「WPTシステムは、基本的には無変調の連続波であるため、帯域外では整数次の高調波成分のみが大きく、特に奇数次の高調波成分がより大きくなる傾向を有している。そのため、WPTシステムがアマチュア無線に及ぼす影響の技術的検討に当たっては、WPTシステムの使用周波数の整数次高調波がアマチュア無線の周波数帯に含まれるかどうかが、干渉の有無の実態を判断するための材料になるものと考えられる。
  • #8 「ワイヤレス電力伝送システム(WPTシステム)」とは、身近なところで電動歯ブラシ、電動シェーバー、スマートフォン、iPad2などモバイル機器を「送電パッド」の上に置くことで、充電を行うというものだ。 参考 : iPad2等で商用化 「WPTシステムは、基本的には無変調の連続波であるため、帯域外では整数次の高調波成分のみが大きく、特に奇数次の高調波成分がより大きくなる傾向を有している。そのため、WPTシステムがアマチュア無線に及ぼす影響の技術的検討に当たっては、WPTシステムの使用周波数の整数次高調波がアマチュア無線の周波数帯に含まれるかどうかが、干渉の有無の実態を判断するための材料になるものと考えられる。