-WIKI への招待
ウィキメディア・プロジェクトと図書館・美術館の協働


 関西ウィキメディアユーザ会/木津尚子
      aphaia@gmail.com
            GLAMLOGO:CC-BY-SA 3.0,
 author: Husky, h3m3ls, Mischa de Muynck and Niels
GLAM とは
●   G: Galleries
●   L: Libraries
●   A: Archives
●   M: Museums
        –   …… の略語
        –   “publicly-funded, publicly-accountable institutions
              collecting cultural and heritage material.”(English
              Wikipedia)
        –   GLAM sector とも
GLAM-WIKI とは
●   Wikimedia movement から美術館・図書館・公文書
    館・博物館(” GLAM” sector )へのアウトリーチ運
    動
●   2009 年からスタート
ウィキメディア・ムーブメント
●   「地球上の誰もが、人
    類の知識の集合に自
    由にアクセスできる世
    界」の実現を目標
●   Wikipedia など
●   オンラインにこだわらな
    い
●   GLAM-WIKI もその活
    動の一端
ウィキメディア・ムーブメント(つづき)
●   中の人が三種類います
     –   Wikimedia project's
          volunteers
     –   Wikimedia
          Foundation
     –   Wikimedia Chapters
ウィキメディアの中の人たち
●   project : ウェブサイト……ボランティアが整備
      –   Wikipedia: 百科事典
      –   Wikisource: 文書アーカイブ
      –   Wikimedia commons: メディアアーカイブ
●   foundation: ウィキメディア財団
      –   米国の非営利法人、上記サイトを運営
      –   資金調達、サーバ維持、商標管理、法務、広報…
      –   サンフランシスコに事務所、常勤職員 40 人
●   chapters: 国別協会
      –   各国・地域のユーザによる法人
ウィキメディアの国別協会
      ●   chapters: 国別協会
            –   各国・地域のユー
                  ザによる法人
            –   財団からは独立
            –   28 ヶ国・地域で設立
                  (日本にはない)
            –   各国でのアウトリー
                  チ活動
            –   GLAM-WIKI も
                  chapter が主導
GLAM-WIKI の取り組み
●   2009 年にオーストラリアで開始
●   シンポジウムを開催、協働のための提言をまとめ
    る
      –   オーストラリアとニュージーランドの 50 機関から
           170 人が参加+ウィキメディア参加者
      –   提言:
           http://upload.wikimedia.org/wikipedia/meta/5/5b
           /GLAM-WIKI_Recommendations.pdf
●   オランダ、イギリス、フランス、ドイツなどでも展開
●   今年 11 月にイギリスとフランスでシンポジウムを予
    定
GLAM-WIKI : Why and How
●   Why: ウィキメディアを通じた広報・アウトリーチ活
    動
      –   「公共の資金による蒐集は公共からアクセス可能で
           あるべき」
      –   両者にさまざまなメリット
            ●   GLAM: 組織および所蔵品への Wikimedia での言
                 及、被リンク増加
            ●   GLAM: 所蔵デジタルデータの利用促進
            ●   Wikipedia: 良質な・法的に安全なコンテンツの確保
●   How: 法的・ビジネス的・教育的・技術的な館外/
    ウィキペディア利用のスキーム構築
GLAM-WIKI 実践例
●   オランダ・トロペン博物館が蘭領インドネシア時代
    の画像 35,000 点を寄贈 - 2009/11
●   “Britain loves Wikimedia” - イギリス , 2010/2
       –   ウィキペディアンを対象とする無料開館日を設定
●   Wikipedian in Residence - 大英博物館、イギリス、
    2010/6
       –   ウィキメディアのボランティア 1 名が館内に常駐
       –   バックステージツアー、 BM 主催の執筆コンテスト等
●   フランス国立図書館からのデジタルデータ提供 -
    フランス、 2010/4
トロペン博物館との協働
●   インドネシアの写真 35,000 点をデジタル化
●   ウィキメディア・オランダ協会を通じてウィキメディ
    ア・コモンズへ寄贈
●   ウィキメディア・インドネシア協会主導でオランダ語
    によるキャプションをインドネシア語へ翻訳
        –   当時の地名と現在の地名の同定
        –   人物同定も計画中

http://outreach.wikimedia.org/wiki/Tropenmuseum_case_study  より
日本では
●   chapter (法人)はないけどユーザ会はある
      –   関西とか北海道とか
●   関西ウィキメディアユーザ会 (WiKansai)
      –   ウェブサイト  http://kansai.wikimedia.jp
      –   メールアドレス wikansai@gmail.com
      –   お気軽にお問い合わせください
      –   何が出来るか一緒に考えましょう
ご清聴ありがとうございました
●   ライセンス: CC-BY-SA 3.0 Unported
●   製作者: 木津尚子 <aphaia@gmail.com>
●   関西ウィキメディアユーザ会
      –   http://kansai.wikimedia.jp

Get Involved into Glam-Wiki

  • 1.
  • 2.
    GLAM とは ● G: Galleries ● L: Libraries ● A: Archives ● M: Museums – …… の略語 – “publicly-funded, publicly-accountable institutions collecting cultural and heritage material.”(English Wikipedia) – GLAM sector とも
  • 3.
    GLAM-WIKI とは ● Wikimedia movement から美術館・図書館・公文書 館・博物館(” GLAM” sector )へのアウトリーチ運 動 ● 2009 年からスタート
  • 4.
    ウィキメディア・ムーブメント ● 「地球上の誰もが、人 類の知識の集合に自 由にアクセスできる世 界」の実現を目標 ● Wikipedia など ● オンラインにこだわらな い ● GLAM-WIKI もその活 動の一端
  • 5.
    ウィキメディア・ムーブメント(つづき) ● 中の人が三種類います – Wikimedia project's volunteers – Wikimedia Foundation – Wikimedia Chapters
  • 6.
    ウィキメディアの中の人たち ● project : ウェブサイト……ボランティアが整備 – Wikipedia: 百科事典 – Wikisource: 文書アーカイブ – Wikimedia commons: メディアアーカイブ ● foundation: ウィキメディア財団 – 米国の非営利法人、上記サイトを運営 – 資金調達、サーバ維持、商標管理、法務、広報… – サンフランシスコに事務所、常勤職員 40 人 ● chapters: 国別協会 – 各国・地域のユーザによる法人
  • 7.
    ウィキメディアの国別協会 ● chapters: 国別協会 – 各国・地域のユー ザによる法人 – 財団からは独立 – 28 ヶ国・地域で設立 (日本にはない) – 各国でのアウトリー チ活動 – GLAM-WIKI も chapter が主導
  • 8.
    GLAM-WIKI の取り組み ● 2009 年にオーストラリアで開始 ● シンポジウムを開催、協働のための提言をまとめ る – オーストラリアとニュージーランドの 50 機関から 170 人が参加+ウィキメディア参加者 – 提言: http://upload.wikimedia.org/wikipedia/meta/5/5b /GLAM-WIKI_Recommendations.pdf ● オランダ、イギリス、フランス、ドイツなどでも展開 ● 今年 11 月にイギリスとフランスでシンポジウムを予 定
  • 9.
    GLAM-WIKI : Whyand How ● Why: ウィキメディアを通じた広報・アウトリーチ活 動 – 「公共の資金による蒐集は公共からアクセス可能で あるべき」 – 両者にさまざまなメリット ● GLAM: 組織および所蔵品への Wikimedia での言 及、被リンク増加 ● GLAM: 所蔵デジタルデータの利用促進 ● Wikipedia: 良質な・法的に安全なコンテンツの確保 ● How: 法的・ビジネス的・教育的・技術的な館外/ ウィキペディア利用のスキーム構築
  • 10.
    GLAM-WIKI 実践例 ● オランダ・トロペン博物館が蘭領インドネシア時代 の画像 35,000 点を寄贈 - 2009/11 ● “Britain loves Wikimedia” - イギリス , 2010/2 – ウィキペディアンを対象とする無料開館日を設定 ● Wikipedian in Residence - 大英博物館、イギリス、 2010/6 – ウィキメディアのボランティア 1 名が館内に常駐 – バックステージツアー、 BM 主催の執筆コンテスト等 ● フランス国立図書館からのデジタルデータ提供 - フランス、 2010/4
  • 11.
    トロペン博物館との協働 ● インドネシアの写真 35,000 点をデジタル化 ● ウィキメディア・オランダ協会を通じてウィキメディ ア・コモンズへ寄贈 ● ウィキメディア・インドネシア協会主導でオランダ語 によるキャプションをインドネシア語へ翻訳 – 当時の地名と現在の地名の同定 – 人物同定も計画中 http://outreach.wikimedia.org/wiki/Tropenmuseum_case_study  より
  • 12.
    日本では ● chapter (法人)はないけどユーザ会はある – 関西とか北海道とか ● 関西ウィキメディアユーザ会 (WiKansai) – ウェブサイト  http://kansai.wikimedia.jp – メールアドレス wikansai@gmail.com – お気軽にお問い合わせください – 何が出来るか一緒に考えましょう
  • 13.
    ご清聴ありがとうございました ● ライセンス: CC-BY-SA 3.0 Unported ● 製作者: 木津尚子 <aphaia@gmail.com> ● 関西ウィキメディアユーザ会 – http://kansai.wikimedia.jp