More Related Content
Similar to GaiaX_クラウドソーシング活用事例
Similar to GaiaX_クラウドソーシング活用事例 (20)
GaiaX_クラウドソーシング活用事例
- 3. クラウドソーシングの可能性
3
このような課題があるクラウドソーシングを利用
・単純作業が多い…
・依頼先が見つからず、すぐに
発注できない…
→いつかはやりたい重要な
業務に手が回らない
・単純作業が減る
・仕事の発注先が見つかりやす
く、すぐに発注できる
→重要な業務に集中できる時間
が増える
戦略立案
新規施策
マニュアルの
整備
コアな業務に集中できる
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 3 Confidential All rights reserved.
- 4. 仕事の種類(国内)
システム
開発
デザイン
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 4 Confidential All rights reserved.
- 5. 仕事の種類(海外)
カスタマー
サポート
営業・
マーケティング
法務・会計
出典:oDesk(https://www.odesk.com/contractors/?clear_button=1)
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 5 Confidential All rights reserved.
- 7. グローバル市場規模
(億円)
10000
9000
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
5倍!
2013年2016年予測
出典:CrowdLab (http://crowdlab.jp/?p=60)
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 7 Confidential All rights reserved.
- 8. 国内主要サービス登録者数推移
(万人)
60
50
40
30
20
10
0
ランサーズ
クラウドワークス
34万人
50万人
30万人
18万人
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 8 Confidential All rights reserved.
- 12. マイクロタスク型
仙台の学校調査がしたい
・学校名
・区分
・電話番号
・URL
のリスト50件がほしい
7名エントリー、いっせいに作業開始
1件あたり
20円
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. Confidential All rights reserved.
12
フォーム作成
準備
時間
10分
→終了後、リストをCSVダウンロード
納品時
間
20分
仙台の大学・専門学校の調査
学校名
電話番号
区分
□四年制大学
□短期大学
□専門学校
URL
重複確認
- 15. 社内事例
発注内容金額タイプ利用サイト国内/ 海外
ロゴ制作2万円コンペランサーズ国内
サイト制作1〜5万円プロジェクトランサーズ国内
サービス名考案3万円コンペ
クラウドワーク
ス
国内
URL調査1000円マイクロタスク
クラウドワーク
ス
国内
HP制作150円/ページプロジェクトランサーズ国内
キービジュアル作成1〜5万円プロジェクト
クラウドワーク
ス
国内
ポスター制作2万円プロジェクトランサーズ国内
バナー作成5000円コンペ
クラウドワーク
ス
国内
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 15 Confidential All rights reserved.
- 16. 社内事例続き
発注内容金額タイプ利用サイト国内/ 海外
資料テンプレート化5万円コンペランサーズ国内
パンフレット作成10万円コンペ
クラウドワーク
ス
国内
代理店リストアップ3000円プロジェクトoDesk 海外
ブログ更新3000円プロジェクトoDesk 海外
市場調査3000円プロジェクトoDesk 海外
スペイン語翻訳3000円プロジェクトoDesk 海外
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 16 Confidential All rights reserved.
- 18. 業務のコアな部分にフォーカス
社内事例① 中小企業向けHP制作事業
サイトマップ作成・ヒアリング
録音テープの文字起こし
コンテンツ作成(文章・画像)
コンテンツ入力
納品チェック
大事な業務
に集中
}発注
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. Confidential All rights reserved.
18
- 21. 納得のいくアウトプットを出すには?
社内事例② 社内SNS事業
1:完成形がイメージできるまで落とし込む
サンプル・参考URL・重視する点まで記載
納得のいく質が出ない人弊社スタッフ
参考URL
サンプル
重視する点
参考URL
サンプル
重視する点
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 21 Confidential All rights reserved.
- 24. まとめ
1 コアにフォーカス
自分たちができることに注力する
単純作業をチームから減らす
専門外のタスクを自分たちのチームから外す
2 チャンスが増える
いつかのためにやりたいタスクをおこなう
あきらめていたタスクに着手
身近なつながりでは依頼できなかったことを発注
Copyright Since 1999 © GaiaX Co. Ltd. 24 Confidential All rights reserved.
Editor's Notes
- よろしくお願い致します。
これからクラウドソーシングの社内事例について発表します。
- 今回の発表の流れは、最初になぜ今クラウドソーシングに取り組むのか?についてお話しして、その後クラウドソーシングの利用状況や社内事例を紹介します。
- 働いていて、日々このような課題があるかと思います。
ひとつは「単純作業が多い」
そして「こういった作業を依頼したいけれども、依頼先が見つからず、すぐに発注できない」
結果、いつかはやりたい重要な業務、例えば戦略立案や新規施策などに手が回らないといった問題が起きます。
こうしたときにクラウドソーシングを使うと、単純作業を依頼することができて、
かつ依頼したい時にすぐ依頼できるので、さきほどの重要な業務により集中できる環境をつくることができます。
先程も吉井さんがおっしゃった通りで、SGWでは昨年末からクラウドソーシングで仕事を依頼することに挑戦し始めました。
事例も蓄積されてきましたので、面白かった内容や参考になりそうな内容を紹介致します。
今後のクラウドソーシングでの依頼の参考にして頂けますと幸いです。
- クラウドソーシングというと、デザイン関係やシステム開発の依頼が中心のイメージがあるかと思います。
実際こちらが国内のクラウドソーシングサイトの仕事の種類の画面ですが、
現状、日本での発注内容の大半がシステム開発やロゴ制作のようなデザイン関係です。
- 一方こちらは海外サイトの画面で、
日本サイトと比べて、システム開発とデザイン以外のカスタマーサポートや営業とマーケティング、法務・会計といった仕事の受発注も充実しています
例えば、カスタマーサポートではお客様からのお問い合わせ対応や
営業やマーケティングで言えばテレアポやSEO分析、
法務では契約書作成などが発注できます。
日本でも今後利用者数が増えてくればこういった依頼も増えてくると思いますし、
実際日本国内でカテゴリーはなくても、こういった依頼は流通し始めているので、
開発やデザイン業務以外にもいろんな部署の方が今後利用機会のあるサービスになりそうです。
- 実際にどれだけクラウドソーシングサービスが成長しているのかといいますと
- まず世界のクラウドソーシングの市場規模は、2013年の段階で約2000億円だったのですが、2016年までには1兆円を超えて5倍以上になると予想されています
- 世界の市場規模だけでなくて、日本のクラウドソーシングサイト登録者数もものすごい勢いで増えています。
こちらは国内2大クラウドソーシングサイトのランサーズとクラウドワークスの登録者数推移の図になりますが、
ここ3年で登録者数が急増していて、特にこの1年で加速度的に増えています。
今年はさらに加速して、1年後にはランサーズは約50万人、クラウドワークスは30万人になりそうです
- 具体的にクラウドソーシングの発注方法は主に4つありまして、
プロジェクト型とタスク型はその人のスキルや実績を見てから依頼するかを決定して、1対1でタスクをお願いする方式です
今までのリアルな関係での仕事の依頼の仕方に似ています。
一方のコンペ型とマイクロタスク型は複数人に依頼する方式なのですが、
- 例えばコンペ型は既に発注されている方も多いかもしれませんが、
このようにロゴの制作を依頼した時に、複数のデザイナーの方から作品が応募されてきて、そのなかから自分が一番気に入った作品を選ぶことができます。
- マイクロタスク型は逆に聞き慣れない方が多いと思いますが、
単純作業を一人でやるのではなく、複数人に分割しておこなう方法です。
単純作業とは例えば営業先のリストを作ったり代理店開拓のリストを作ったり競合サービスのリストアップなどがあげられます。
マイクロタスクの仕事の流れとしては、まず入力フォームを作成して、クレジットカードでお金を振込み、依頼を開始します。
すると複数人が依頼にエントリーしてくれるので、その人たちがいっせいにリスト作成などを開始します。
- 例えばスライドの例では、仙台にある学校の名前とその区分、電話番号を全部で50件調査してくれる人を募集しました。
まず自分で入力フォームを作成し、クレジットカードで前払いで1000円払って依頼を開始しました。
ちなみに依頼開始までの所要時間は10分です
すると7人の方がエントリーし、1件提出するごとに20円の報酬でいっせいに調査してくれました。
フォームに重複ボタンがあるので、既に調査済みの学校URLを入力した場合は自動ではねてくれます。
調査をしてもらったリストはCSVでダウンロードすることができます。
実際に納品されるまでの時間は20分ほどです
- このタスクを仙台だけでなく青森と北海道でも行って、かつひとりでやろうとすると、
1件学校を探すのに3分かかるとして、全部で7時間半かかります
ですがクラウドソーシングで依頼すると、依頼するまでに10分、実際の調査時間が20分なので、同時に行うと50分でタスクを完了できます。
このように3000円で、1日24時間しかない自分の時間の約7時間分が浮くと思うと、すごくクラウドソーシングの可能性を感じました。
- 既にクラウドソーシングを積極的に活用している社内の方が何人かいらっしゃいましたので、次のスライドから紹介します
- SGWやコワークの方から事例をインタビューしてみて、全部で40事例ほど集まりました。
そのなかからいくつかピックアップしたものがこちらになります。
例えば先程紹介したロゴ制作は東さんの例で、大学調査の例は吉井さんの事例でした。
- クラウドソーシングのサイトは非常に簡単に発注できるようになっているので、発注経験の少ないインターン生でも発注することができました。
いろいろ事例がありますが、このなかから2つほど事例を紹介致します。
- まずはCMS、HP制作をおこなっていらっしゃる羽鳥さんの例です。
- HPができるまでに、大きく分けてまずお客様の話をヒアリングし、HPの全体図を考えて、
コンテンツ作成・入力、納品チェックという流れで進んでいきます。
CMSではヒアリングとサイトマップ作成まで自分たちで行って、それ以降の会議の作業からは全てクラウドソーシングでお願いしています。
こうすることで業務の中で一番重要なお客様の話をきちんとヒアリングすること、サイトの全体像を決定することに注力しています。
このようにテープ起こしとか文章作成や画像の作成はプロの方にお願いして
チームから外すことで、自分たちの事業の中で大切なタスクに力を入れることができ、結果的にチーム全体としてのアウトプットが上がる様になります。
- もうひとつの事例になります。
何人かの方にインタビューしていく中で「どうしたら満足のいく質をクラウドソーシングで出せるのか分からない」といった声が多かったのですが、
小谷さんは発注の際に留意すべき点を意識して納得のいくアウトプットを出されているお話が伺えたので、紹介致します。
- 小谷さんはコワークのマーケティングを担当されている方ですが、コワークは少数精鋭のチーム編成にも関わらず、
スライドにあるビジネス名言集のデザインや資料のテンプレート作成、パンフレット作成など、積極的にクラウドソーシングを利用して業務を回していました。
ではなぜ小谷さんがクラウドソーシングで納得のいくアウトプットを実現できるのか、2つのポイントがあると思いました。
- まず1つ目は、依頼書に記載する内容が過不足なく丁寧であることです。
納得できる納品物を得られない人の依頼書を見ると、例えば左の例はパンフレットを作成を依頼している例ですが、
納品形式や納期の指定も特になし、参考URLやサンプルなども共有しない、完全に相手任せにしてしまうことで納得のいく質を得られないケースです。
小谷さんは相手がこの依頼書を読んだ時に完成形がイメージできるまで依頼書を落とし込んでいます。
例えばサンプルや参考URL、重視する点まできちんと相手に共有されている方は、SGWのインターン生や他メンバーではいなかったので、
このあたりが重要なポイントなのではないかと思います。
- 2点目は、受発注に慣れていない受注者にあたってしまったとき、「その人にしっかり向き合って育てる」という意識をもってお仕事をお願いしていることです。
受発注に慣れていない受注者にあたってしまったときも、そこで失敗したと切り捨てるのではなくて、その人と何度もコミュニケーションをとることで納得のいくクオリティまで上げる努力をする。
また1回きりの関係ではなくて、今後も気持ちよく依頼を受けてもらえるようなつながりを作っていく。
こういった意識を持って依頼することで、タスクの質がぐんとあがるのでは、と思いました。
クラウドソーシング自体が同じ人に何回も依頼しやすいシステムなので、1回その方を成長させたらもっとスピード感もって仕事ができる関係になります。
- 今までクラウドソーシングがホットなサービスであることと、積極的に利用している社内事例を紹介しましたが、改めてまとめますと、クラウドソーシングにはこのような可能性があるなと思いました。
1つは、チームから単純作業を外すことで、本当に重要な業務、コアな部分に注力できることです。
そして、いつかのためにやっておきたいタスクや、身近なつながりでは依頼できなかったことを依頼することで、チャンスが増える可能性があります。
クラウドソーシングを活用することで本当にやるべきことや、事業のミッションや企業のミッションにつながることに自分がフォーカスできる可能性がありますし、
また世界中の人とつながって一緒に仕事をすることで、今までになかった仕事の幅も広がるのではと思います。