20210313 Urban Data Challenge ,Code for SUSONO

1. ドライブスルー弁当市場を通じた
テクノロジードリブンする地域

2. 少子高齢化や地域の担い手不足、コロナ禍によるコミュニケーションの
減少など 地域の課題は多様化している。 これらの課題は、行政だけで解
決できるものではなく、また、当事者だけで解決できるものでもない。
能力を持つ人や組織が連携することで、多様化する地域課題に立ち向か
うことができ、それが自立した地域につながっていく。
ICTを使った課題解決に強みを持つCode for SUSONOでは、自分たち
の強みと地域とが連携して課題解決に取り組むことを目的とし今回の活
動を行なった。
活動の目標
自分たちの力で
課題解決ができる人
を増やす

3. What do
We do
Glideを使った
地域イベントの運営補助
コロナ禍での飲食店支援のために、飲食店や商工会、青年会議所、
地元企業がアイデアを出し合ってイベントを実施した。Code for
SUSONOでは、ICTを使ったイベントの運営支援を行なった。
そのために
何をしたのか
横展開できる仕組み
イベントの運営補助で導入した仕組みをほかの事業へも展開でき
るよう、導入のハードルが低くなるような工夫をした。
Glideを使った活動の広がり
イベントの運営補助で利用したGlideを使った動きが出始めた。

4. Glideを使った
地域イベントの
運営補助 ドライブスルー弁当市場では、来場者が殺到し渋滞が
起こることが懸念された。Code for SUSONOでは、
Glideを中心としたソリューションを提案し、イベン
トの成功に貢献した。
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5. ドライブスルー弁当市場
・コロナ禍の影響で飲食関係
事業者が疲弊している
・飲食店有志や商工会、青年
会議所、地元企業等がアイ
デアを出し合ってドライブ
スルー方式の弁当販売イベ
ントを企画
Our
Activity

6. ドライブスルー弁当市場
・運営者の声「イベントを
知って欲しい、メニューを
知らせたい、並んでも希望
の弁当が買えないとクレー
ムに…ホスピタリティを上
げたい」
・Code for SUSONOのこと
を知っていた運営側から
「 何 か 出 来 な い だ ろ う
か？」という相談が舞い込
んだ
Our
Activity

7. 運営支援
来場者はウェブサービス
で表示される在庫とメニ
ューから商品を選ぶ。オ
ーダーは入力支援アプリ
からGoogleスプレッド
シートに書き込まれ
Glideに反映される。
Glideを見たアナウンサ
ーが、ミニFMを通じて
ドライバーへ在庫情報を
周知する。

8. 横展開できる
仕組み
Googleスプレッドシートが使えればアプリとしてリリー
スができるノンコード開発ツールとスマホだけですぐに
使うことができる仕組みとした。イニシャルコスト0で技
術的にも難しくない仕組みとすることで、導入のハード
ルを下げ、横展開のしやすさを目指した。
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9. Googleスプレッドシー
トでアプリが作れるノー
コード開発ツール
コーディング不要で直感的な
操作でアプリが作成できる
Glideを利用した。テンプレ
ートが豊富に用意されている
ため、写真と商品情報などの
データをスプレッドシートに
入力すれば、アプリとして公
開が可能である。
Glide
Year
Featured
Concepts

10. Googleスプレッドシートへデータを書き込む受注シ
ステムは、Google Apps Script+vue.jsで作成。
複数人でも受注支援システムからスプレッドシートの
在庫数をを更新できるように設計した。
入力はシンプル
Code
for
SUSONO

11. 弁当のオーダーを取るのは、スマホを持ったスタッフ。複雑な
受注システムやIOT機器などは使わず、「何の弁当を何個注文
するのか」だけをスマホに入力する。入力したデータは
Googleスプレッドシートに書き込まれ、Glideアプリで弁当
の在庫として表示される。
スマホだけでいい
Code
for
SUSONO

12. Glideを使った
活動の広がり
ドライブスルー弁当市場でGlideの活
用方法を提案したところ、裾野市役
所でGlideを使った動きが現れた。
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13. プレミアム付商
品券アプリ
確定申告受付番
号アプリ
準高地トレーニ
ングアプリ
来庁者実績確認
アプリ
裾野市役所でのGlideの活用
Glideを使ったアプリのリリースが裾野市役所で広まっている。

14. 7月上旬の構想から約1か月半でサービスを構築。実践投入を経て、約1か月半でブラッシュアップを行った。
地元の商工会・青年会議所・店舗・行政・地元団体の多様な主体が集結し、
自らの得意分野を出し合ってイベントを共につくりあげる地域密着のチャレンジを振り返る。
活動の振り返り
S T A R T

15. 運営者からの「イベントを知って欲しい、メニューを知ら
せたい、並んでも希望の弁当が買えないとクレームに…ホ
スピタリティを上げたい」という要望を受け、課題解決の
方法の検討を実施。
主催者と打ち合わせ
待機車両の待ち時間をアプリに実装するか検討した。アプ
リでの対応よりも現場への立て看板での周知の方が効率的
となった。
振り返り
あいにくの大雨で開始直前にイベントは中止になっ
た。次回のイベントにつなげるため、集まった出店
者からのビデオメッセージを撮影し、Youtubeで公
開することとした。
第1回ドライブスルー弁当市場
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5 車列が会場の外まで伸びてしまい、県道の渋滞を発生させ
てしまった。渋滞対策のため予約システムの構築を検討し
たが、売り場のオペレーションの改善で渋滞する前に売り
抜く方法を採用することになった。
振り返り
500個の弁当が約1時間で完売。「アプリで表示さ
れる弁当の在庫数を見て、急いで買いに来た」「イ
ベント終了の情報が出ていたので家を出る前に行く
ことをやめた」など、アプリへの反応を得ることが
できた。
第2回ドライブスルー弁当市場
朝からあいにくの大雨。受注支援システムをタブレ
ット対応とし、受注時間の削減を行なった。売り場
のオペレーション改善の結果、渋滞を発生させずに
イベントを終了できた。
第3回ドライブスルー弁当市場

17. 取り組みは、ウェブサイト、Facebook、GitHub
で公開を行なった。
取り組み事例をウェブへ
Glideを中心とするソリューションは、他事業でも
利用が可能であり、Code for SUSONOでは、支援
をしていく予定である。
更なる活動の横展開
Glideでのアプリ作成の取り組みを紹介すると、裾
野市役所が市民向けサービスとしてGlideを取り入
れるようになった。
裾野市役所が
Glideを利用したサービスを提供
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18. 最後に
Code for SUSONOでは、最先端の技術を使うのではなく、リリー
スされてから1年以上経ち安定した運用をしているGlideを中心とし
た課題解決の取り組みを行なった。技術のハードルを下げ、取り組
みの横展開を目指すことが最優先事項である。
単にアプリを作って提供したのではなく、運営主体とのディスカッ
ションを重ねることや、現場の最前線に立って運用支援を行うこと
を心がけた。
商工会、青年会議所、飲食店、行政、市民団体と一緒になってイベ
ントに関わることで、課題解決の手法はICTだけではないことを学
んだ。活動に関わった人からは、ICTを使った課題解決への期待の
声を聞くことができた。
裾野市役所でGlideを使った活動が広がっていることは、僕たちの
活動が少しずつ広まっていることを示している。
お互いの強みを生かして地域の課題を解決していく。コロナ禍で人
と人とのコミュニケーションが希薄になる中、つながることが大切
になっていく。

19. ありがとうございました