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Cloudianを利用したソリューション (Cloudian Summit 2012)
- 1. Cloudian Summit 2012 セミナー
Cloudian Summit 2012 セミナー
「Cloudianを利用したソリューション」
2012年6月5日 16:50~17:10(セッション3)
日本テレマティーク株式会社
システムソリューション事業本部
ソリューションシステム部
山越 力丸
Copyright © 2012 Nippon Telematique Inc. All Rights Reserved.
- 2. Cloudian Summit 2012 セミナー
日本テレマティーク株式会社とは
日本テレマティーク株式会社
伊藤忠商事株式会社 東日本電信電話株式会社
日本テレマティーク株式会社は、伊藤忠商事株式会社と東日本電信電話
株式会社との50%ずつの出資により、1985年に設立されました、ICTカンパ
ニーです。
伊藤忠商事の国際情報収集力と、NTTの次世代に向けた情報通信技術を
バックボーンに高次元なソリューションサービスを展開しております。
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- 3. Cloudian Summit 2012 セミナー
日本テレマティーク株式会社の強み
各企業様向けにサーバ系からネットワーク系までのインフラ設備のご提供を致して
おります。また、NTIは物販だけでなく、導入前コンサルティングから構築・運用・
保守までお客様のバックアップしております。特にOracleサーバ(旧Sun)の販売に
つきましては設立以来、NTIの柱のビジネスとなっております。
サーバ系インフラ ネットワーク系インフラ
(WEB、メール、DNS、仮想化等) (VPN、LAN等)
物販 検証 設計 構築 運用 保守
サーバ・クライアント・ストレージ 基盤系アプリケーション ルータ・スイッチ
セキュリティ
インターネットサーバ
BIND・Apache等
等 OSSを含む 等 等
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- 4. Cloudian Summit 2012 セミナー
なぜ「クラウドストレージ」に着目したのか?
クラウドストレージ市場の急成長
● スマートデバイス市場の拡大により、各種デバイスより(非構造化データ:
写真、動画、等)が多く取り扱われるようになり、その保存先として
クラウドストレージが注目されております。
● 企業ではサーバのバックアップデータ(非構造化データ)やディザスタリカバリ
の用途として、クラウドストレージの利用が注目されております。
ス スマートフォン
マ 非構造化データ
ー が爆発的に増加
ト タブレット端末
デ
バ 各種センサ
イ 利用用途
ス の拡大に
より!
企 バックップ
業
デ 法人向けクラウドストレージ市場は
ー システムログ
2015年には369億円規模
タ
今後10年間で世界のデータ量は50倍に膨張する
出典:IDC, 2011 Digital Universe Study
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- 5. Cloudian Summit 2012 セミナー
爆発的に増加する「非構造化データ」を扱うには?
スケールアウト型ストレージでなければならない
● ストレージ容量を柔軟に拡張出来ること(拡張性に優れていること)
● オブジェクトストレージ(※1)であること(非構造化データが得意)
非構造化データ:データベースでの管理を得意としない(または難しい)データを
「非構造化データ」と言う。具体的には、 写真・動画・バックアップデータ・
システムログ・メールアーカイブ、等のデータが含まれる。
適合製品は
ハードウェアソリューション ソフトウェアソリューション
ETERNUS
FAS6200 VX710
ATMOS
※1 オブジェクトストレージ
3PAR
オブジェクト単位での データにはサイズや個数の制約が無い
FS7500
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- 6. Cloudian Summit 2012 セミナー
なぜ「Cloudian」なのか?
ソフトウェアソリューションである
● ハードウェアベンダーに縛られない
・ソフトウェアで実現するため、サーバ/ストレージメーカに依存することが無い
・また、古いサーバでもストレージとして認識出来るため、高額な投資は不要
ハードウェアは壊れたら交換する、消耗品としての位置付け
● データ領域の拡張/縮小が簡単
・運用を止めること無く、サーバ/ストレージの増強/縮小を実施可能
● EOSLが無い
・旧バージョンであっても保守サポートは継続、ソフトウェアバージョンを気に
する必要がない
● クラウドストレージ標準インターフェイス(Amazon S3)に完全準拠
・多数提供されている(Amazon S3)対応ツールに手を加えることなく、
利用する事が可能
・既存システムが(Amazon S3 REST API)で作成されている場合、
マイグレーション等の稼働が不要
パートナー契約を締結(本年1月)、お客様への提案活動を
いち早く開始するための検証を開始致しました
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- 7. Cloudian Summit 2012 セミナー
NTIが考える「Cloudian」の利用シーン
企業向け「Cloudian」の利用シーンとして
● 様々な種類の爆発的に増加する「非構造化データ」の格納領域としての利用
スライド7で解説 スライド 8で解説
イメージ
バックアップ
社員用PC 各種サーバ群 各種サーバ群
① PCデータの格納 ② サーバーのバックアップ ③サーバ上のデータの格納
・カタログ・資料 ・1次バックアップ ・Syslogデータ
・写真、等 ・災害対策(DR)、等 ・メールアーカイブ、等
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- 8. Cloudian Summit 2012 セミナー
「Cloudian」へのアクセス検証( DragonDisk )
① PCデータの格納(カタログ・資料・写真、等)
● DragonDiskにて検証
・DragonDiskのホームページ上でCloudianのロゴが掲載されており、正式に
Cloudianに対応したクライアントツール
ドラッグ&ドロップでファイルの移動が可能、ファイルの削除等も行えます
DragonDisk 実行イメージ
利用者は、ドラッグ&ドロップで
ファイルを移動
ローカルPC上のファイルを表示 Cloudian上のファイルを表示
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- 9. Cloudian Summit 2012 セミナー
「Cloudian」へのアクセス検証(s3cmd、s3fs)
② サーバのバックアップ
③ サーバ上のデータの格納
● s3cmdにて検証
・S3にコマンドラインからアクセスするユーティリティツール
● s3fsにて検証
・S3のストレージをローカルファイルのように扱えるツール
s3cmd 実行イメージ
# s3cmd ls s3://bucket/
CloudianをOS(Linux)からファ
2012-05-30 01:09 551464960 s3://bucket07/sol-11-1111-text-sparc.iso
イルシステムとして認識
2012-05-30 01:12 17014 s3://bucket07/〇〇報告書.docx
2012-05-30 01:07 32029 s3://bucket07/〇〇様ご提案書.pptx
2012-05-30 01:07 30283 s3://bucket07/製品ご紹介資料.pptx
s3fs 実行イメージ
# ls -alh /s3
合計 526M
---------- 1 root root 526M 5月 30 10:09 sol-11-1111-text-sparc.iso
---------- 1 root root 0 5月 30 10:07 〇〇報告書.docx
コマンドラインから、Cloudianの
---------- 1 root root 32K 5月 30 10:07 〇〇様ご提案書.pptx
データを表示、格納する事が可能
---------- 1 root root 30K 5月 30 10:07 製品ご紹介資料.pptx
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- 10. Cloudian Summit 2012 セミナー
各種ツールの「課題」について
ソフトウェアツールの課題
● フリーウェアにて保守性に乏しい
・提供されているソフトウェアの殆どがフリーウェアのため、保守性に乏しく
企業利用にはそぐわないケースもある
● 頻繁に利用するデータへのアクセス速度が遅い
● 操作画面が普段の操作と異なり慣れない(DragonDisk、s3cmd)
・業務で使用しているインターフェイスと異なるため、教育が必要
● PCやサーバ台数が増加すると全クライアントに導入する必要がある
・また、バージョンやパッチの管理も必要
● データ格納の非効率化(s3fs)
・重複排除の機能が無いため、何度も同じデータを書き込んでしまう
上記の「課題」を解決するには・・・
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- 11. Cloudian Summit 2012 セミナー
NTIが考える「Cloudian」構成例とそのメリット
キャシュGW + Solaris 11
● 利用率の高いデータはキャッシュGWへ、利用率の低いデータはCloudianに格納
・利用頻度の尐ないデータは安価なストレージへ格納
● 一般的に広く普及したNFS/CIFS/iSCSIなどのプロトコルが利用可能
・PCやサーバに特別なソフトウェアは不要
● Solaris11のZFSで重複排除やスナップショットを活用、利用効率を向上させる
・重複排除機能でデータ領域の利用率が向上
PCデータの格納
イメージ
バックアップ
データ同期
COMSTAR / ZFS サーバのバックアップ
FC-SAN/iSCSI/NFS/CIFS
キャッシュGW
CIFS / NFS / iSCSI / FC など様々なプロトコル サーバ上の
でアクセスが可能 データの格納
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- 12. Cloudian Summit 2012 セミナー
あとがき
Cloudian を利用したソリューションを検討する上で、
Amazon S3に対応した以下の製品検証にも取り組んでおります。
● CA ARCserve(サーバのバックアップ用途)
● QNAP (廉価版NAS:災害対策のためのバックアップ用途)
結果的には
Cloudian に接続出来ませんでした。(2012年5月現在)
企業向け環境において、S3互換のクラウドストレージを構築する試みは、まだ
始まったばかりです。
今後、様々な製品がCloudianのようなクラウドストレージに対応し、この分野が
成長していく事が期待されます。
NTIでは検証結果をジェミナイ社様と共有し、日々、技術交流を行っております。
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- 13. Cloudian Summit 2012 セミナー
ご清聴有難う御座いました。
ご不明な点等御座いましたら、以下、ご連絡頂ければ幸いです。
日本テレマティーク株式会社
システムソリューション事業本部
ソリューションシステム部
〒151-0061
東京都渋谷区初台1丁目34番14号初台TNビル4階
Mail: ss-eigyo1-front@nti.co.jp
Tel:03-5351-1512/Fax:03-5351-1537
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