情報処理学会第79回デジタルドキュメント研究会Linked Open Dataによるボトムアップ型オープンガバメントの試み 2011年1月21日◯深見嘉明 慶應義塾大学 次世代Web応用技術・ラボ小林巌生 Open Community Data Initiative嘉村哲郎 総合研究大学院大学 複合科学研究科、東京藝術大学加藤文彦 国立情報学研究所大向一輝 国立情報学研究所武田英明 国立情報学研究所高橋徹 ATR メディア情報科学研究所 株式会社ATR-Promotions 上田洋 株式会社ATR-Promotions
デジタルドキュメントの種類スタンドアローン・パッケージドPDF, doc, xls電子書籍フォーマット(ePUB, XMDF等)ウェブ対応HTML (human readable)XML (machine readable)xHTML1
ウェブの創成2CERN
ウェブの創成3
ウェブの創成広大な土地に分散する研究員誰かが自分が必要な知識をもっているはず。でもどこにいるかすらわからない。各自の研究成果=論文などを、簡単に共有・閲覧するしくみとしてウェブは誕生4
協働プラットフォームとしてのウェブ5human readableな情報共有・インタラクションによる協働は実現wikiCMSBlogTwitter
machine readabilityの欠如人間が目で見るための静的「ドキュメント」を共有するためのインフラ。しかし、そのドキュメントには、計算機処理したい情報も埋めこまれている。情報を厳密に定義し、machine readabilityを実現しようとしたxHTMLは普及せず。6
YouTube7http://www.youtube.com/watch?feature=channel&hl=en&v=mbVVDDu8f9k
Delicious8URLtagstags
Amazon.com9
Twitter10
メタデータによる意図せざる協働User Generated Contents動画共有サイトソーシャルブックマークtwitterUser Generated Metadata11利用者が自らの利便性のためにメタデータを生成・公開する事を通じた他者の情報探索活動支援
次世代の協働形態ゼロ年代の協働形態human readable contentsを通じたインタラクションによる協働萌芽的な協働形態user generated metadataによる意図せざる協働次世代の協働形態machine readable dataの分散的生成・共有・活用を通じた協働12
Web of Dataウェブはコンピュータによってアクセスされるウェブで公開される情報が、計算機処理可能なフォーマットのデータであればもっと便利One Web。ということは、データフォーマットも共通であるべき13not Web of Documentbut Web of Data
データ共有プラットフォームとしてのLOD既に各分野でリンクされたデータセットが多数生成されています203のデータセット2500万の RDF triples3億9500万の RDF links14(http://www4.wiwiss.fu-berlin.de/lodcloud/state/)
from http://www.data.gov/Open GovernmentとLODただ開示されるだけでは不十分利活用できる体裁での公開が重要既に米国・英国ではLODでのデータ公開が進展しているfrom http://data.gov.uk/
日本におけるLOD生成活動実践例NDL-SH国立国会図書館件名標目表図書分類項目をRDF形式で提供SPARQL(RDFクエリ言語)で抽出も可能16
日本におけるLOD生成活動実践例LOD.AC国立情報学研究所を中心に進めているLODによる学術情報の生成・共有・活用プラットフォーム構築プロジェクトLODAC museum: 博物館・美術館収蔵品情報のLOD化17
LinkedData.jpエンジニアコミュニティによる自発的な活動18
データ共有プラットフォームとしてのLODLinked Open Data (LOD)の特徴ID = URI, http://W3C標準形式=RDFで情報提供他のURI(データリソース)とリンク名前http://www.w3.orgWorld Wide Web Consortiumsubjectobject
20Linked Dataの原則あらゆる事柄にURIをつけるHTTP経由でURIを参照URIを参照したときは情報を閲覧できる他の関連情報へのリンクを含める
21循環型情報活用製作過程の記録ノートA.制作に至った背景、動機B.発見、手法C.実験データ過去の手法に手を加え、新しい手法で創造A.製作過程B.類似作品との相違C.実験データ循環型情報活用(文化・芸術)Linked Open Dataで公開実験データ一部は保持 新たな作品展開
新たな分野,知の創出
次世代へ継承類似・関連情報等の横断的検索サービス
地域におけるオープンデータの課題国レベルだけではなく地域レベルでも、多大なデータが蓄積されている。公的機関だけがデータを持っているわけではない。ローカルな情報リソースは、住民が抱えている。例えば、美術分野だけでも多様な主体がリソースを持っている。自治体立美術館私立美術館ギャラリーや画廊学校法人など
23ここ横浜の事例
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イベント情報のマルチユース、マルチデバイス展開。26
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282011年 LODで再チャレンジ。
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リンクによる情報のサイクルの構築を目指す。(アート情報の場合)30
メタ情報/メタデータ(場所情報の場合)31
LODに取り組む際の、地域ならではのアドバンテージ。32
地域LODの活用例33
ヨコハマぶらり34
地域情報クラウド35LODを媒介にして地域情報を相互に利用可能な環境の実現を目指す。
まとめmachine readable dataの分散的生成・共有・活用を通じた次世代型協働形態が成立Web of DocumentからWeb of DataへLinked Open Data: 共通のデータフォーマットで、かつリンクされた形でのデータ公開民間のみならず、国レベルでのLOD公開が広がる地域・住民主導のLOD生成・利用というボトムアップ型のオープンガバメント活動=横浜LODプロジェクトが始動地域情報クラウドの実現へこのムーブメントに注目ください36

Linked Open Dataによるボトムアップ型オープンガバメントの試み