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ソフトウェアスコープ
を超えた品質
工藤 由美
品質特性
品質の標準規格(ISO25010よ
り)
品質には開発者視点のものと、
それより高い視座での視点での
品質とがある。
2024/2/21
利用者(内部ヒト)視点のコト品質
2024/2/21
製品(モノ)の品質
2024/2/21
モノからコト体験の品質
ユーザー達からの要求として、サービス全体を利用することで得られるワクワクといった
感情を動かすコトの品質が求められる時代へ。
例) 製品品質だけでなく、スタッフの接客対応とかという人の提供するプロセスの品質も。
ITのPJでいうと顧客組織とのエンゲージメント深まるとか。
チームとアーキテクチャが共に徐々に育っていくとか。
内部で業務活動する人々の担当する責務1つにして認知負荷軽減とか。
自分たちの強みであるケイパビリティに執着せず、素早く変えられるかとか。
ボトルネックを生み出す方針制約をいかに素早く変更できるとか。
2024/2/21
ビジネス戦略からのトレーサビリティ
ビジネス戦略の要素であるCapability
◦ - 利用者視点のサービス全体の指標
◦ - 業務活動者視点の活動プロセス
◦ - それを実現するリソース
の因果関係図を定義。
匠Methodなどの価値モデルと
観点変えたリスク脅威モデルの
両方観点で品質のWhyを抽出。
2024/2/21
プロダクトライフサイクルの変化
ライフサイクル曲線の変曲点付近で、
事業戦略の指標を変更、ケイパビリティを別のものへと変更しないといけない可能性大。
SWOTマトリクスに配置したケイパビリティ要素の常時モニタリングと照らし合わせながら、
戦略を変更するのか?それとも市場からのニーズに対してぶっちぎりオンリー1なら変えず
に、
再利用性観点の品質保証が求められるとか。
なので、クリーンアーキテクチャにあるコンポーネントの凝集原則は全員おさえた方がよさ
げ。
ビジネスケイパビリティ要素のまとめにも使える設計思想のため。
2024/2/21
ISO規格も構造が変わる
昔はセキュリティは、機能適合性に入れ子になるようにして
存在してたが、
今はセキュリティは企業と利用者の信頼性保証のために、保
守性とかと並ぶ立ち位置に。
今後も変わっていくことが予想される。
常に仮説検証をしながら前提条件(仮説)を検証しつづける。
2024/2/21
変数を絞りシンプルに!
多変数関数をそのまま扱うのは
あえて難しくしてる!!
WFだとしても
複雑系なら反復を用いるとかで対応。
一度に複数の変数を同時に動かしながら
ってのはだいぶ至難の業。
ステークホルダーマネジメントで変数を厳選し、
1変数ずつの軸で考察する。→アーキテクチャ決定
2024/2/21
品質保証と改善
アーキテクチャに色濃く反映
される。
2024/2/21
認知負荷軽減 →エンゲージメントUP
プロジェクトの課題をどデカいまま、
議論するのでなく、
AsIsとToBeの位置を把握したら、
一旦そのギャップをスコープとして、
その中で分割統治していく。
適当に割当ではなく、責務過多にならず
コンテストスイッチが発生しないように。
これは従業員体験のビジネス上の品質。
2024/2/21

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