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ウィキペディア20年のふりかえり(例)
◆2001–2004/2005 :Authorial Anarchy (編集者の無政府状態)
・当初主流メディアは懐疑的でエンカルタやブリタニカとの比較がよく行われた
・インターネットによる知識の自由な普及は、最終的に情報の経済価値を低下させる
・2005/12Nature「Internet Encyhcopaedias Go Head to Head」:その正確さはブリタニカのような紙の百科事
典とさほど変わらない
◆2005–2008 :Wikiality (ウィキにある現実)
・ウィキペディアのモデルにより作成された現実であり、その「真実」は現実ではなく多数派の意思に基づいている
・ウィキペディアの認識論的モデルが専門知識に取って代わっているのではないか
・2007年Essjayスキャンダル(権限を持つ人物によって事実が操作されていた)
・知識の政治化→ウィキポリティクス
・2007年世界でアクセスの多いサイトトップ10入り
・Google検索結果でトップに→googlepediaの懸念も
◆2011–2017 :Bias (バイアス)
・2011年2月NYタイムズ「ウィキペディアの女性はどこにいますか?」
・投稿者の偏見に対する懸念
・オーラル・ヒストリーや西洋的な検証可能でない知識の除外
◆2018–Present :Good Cop (良き警官)
・基本的にプロジェクトは大きな問題を解決する
・ヒステリックな世界ではウィキペディアは明るい光
From Anarchy to Wikiality, Glaring Bias to Good Cop: Press Coverage of Wikipedia’s First Two Decades / by Omer
Benjakob and Stephen Harrison / CC BY 4.0 要約は東
https://wikipedia20.pubpub.org/pub/u1f6cq5i/release/2