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法曹界の最新採用トレンド - 2016年
- 4. 採用トレンドの比較表 - A 2016年上半期 【採用ターゲット】 シニア弁護士（４６期-５６期） 中堅弁護士（留学前後２年） 若手弁護士（６４期ー６６期） 【インハウスの業種】 金融（証券、銀行、投資顧問） 保険会社 医薬品、メディカルディバイス、化学 【法律事務所】 プロジェクトファイナンス/資源エネルギー、国際 訴訟・国際商事仲裁、紛争、Ｍ＆Ａコーポレート 【マーケットでのハイライト】 法務部門とコンプライアンス部門を区分けする 為に、法務部長ポジションを新設 法務部長職での採用においては、経営陣の一員 としてまたは経営陣へ一番近い位置でサポート する立場として、経営目線でのリーガルアドバ イスが対応可能な判断力、コミュニケーション 能力、会社の戦略と同調できるプロアクティブ さを、採用の判断基準としたいという声を多く 伺いました。 2015年下半期 【採用ターゲット】 若手５年目から中堅１２年目の弁護士 【インハウスの業種】 金融機関（証券、銀行） 保険会社 事業会社（国内メーカー、商社、サービス業、情 報・通信業、医薬品、飲料メーカー等） コンサルティング会社 【法律事務所】 ファイナンス分野、レギュラトリー対応、紛争・訴 訟、Ｍ＆Ａコーポレート、不動産 【マーケットでのハイライト】 規制業種における当局対応（専門性）。特に、 ①レギュラトリー担当弁護士の採用、②保険会 社、医薬品会社での法務部及びコンプライアン ス部の強化 海外から新規参入したエンターテイメント及び テクノロジー企業での採用 採用理由には、事業会社や金融機関法務部での リプレイスメントポジション（理由は産休・育 休、海外転勤、退職などを含む）が多数
- 5. 法律事務所での採用傾向表 - B 比較的多い分野 - プロジェクトファイ ナンス/資源エネルギー - M&A - 紛争・訴訟、仲裁 求められるスキル - 英語能力 - ビジネスのオリジネーション能力 - 高い専門性 - コミュニケーション能力 資格や経験年数 - アソシエイト弁護士2 年目から8年目 - ポータブルビジネスを 有する弁護士 【マーケットでのハイライト】 外国法弁護士のパートナー・カ ウンセルクラスを国外から採用 （四大）。分野はプロジェクト ファイナンス/資源エネルギー、 国際訴訟・国際商事仲裁、紛争 新卒採用：既に四大国内渉外法 律事務所が６９期司法修習生に 対して、相当数の採用めどを確 定したことで、来年以降におけ る渉外事務所での超多忙から緩 和されると想定されます。同時 に流動性も高まる可能性が増え ます。 パートナークラスでの移籍が活 発化。 グローバル主導の経営戦略に よって強化する分野の方針等が 変更。
- 6. 6 年度別採用相談に関する比較表 - C 0% 5% 10% 15% 20% 25% 法律事務所 保険 証券、銀行 IT関連 食料品、小売 会計監査 医療機器 医薬品 0% 5% 10% 15% 20% 25% 法律事務所 保険 証券、銀行 エンターテイメント・IT関連 商社 食料品、小売 医療機器 医薬品 2014年 2015年 2014年は保険、医薬品における採用が増加 2015年は金融機関、エンターテイメント＆ IT、医療機 器が昨年と比べて増加。医薬 品は堅調な伸び。
- 7. 7 過去６年間の中途採用市場推移表 - D 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 2010 2011 2012 2013 2014 2015 事業会社 金融機関 法律事務所 52% 41% 7% 2015年は金融機関での中途採用が活発な一年となりました。法律事務所における紹介実績数は 減少する結果となりましたが、各事務所とも多忙な状況が続いている模様です。