weakness

1. 2017/10/26 Thu 19:00-21:00
Yuta Suzuki
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弱みを科学する

2. 2
1. 弱みとは何か
2. 弱みは変化する
3. 弱みは相対的である
4. 弱みは恣意的である
5. ２つのマインドセット
6. 大人の知性の３つの段階
7. 弱みを肯定的に認知できる／克服できる時期
8. 360度フィードバックの弊害
9. 龍が珠を吐く
御品書

3. 3
あたなの弱みは何ですか？問

4. １．弱みとは何か
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誰でも、自らの強みについてはよくわかっていると思う。
だが、たいていは間違っている。わかっているのは、せいぜい弱みである。
それさえ間違っていることが多い。
しかし、何ごとかをなし遂げるのは、強みによってである。
弱みによって何かを行うことはできない。
ピーター・ドラッカー『プロフェッショナルの条件』より
よわ-み【弱み・弱味】
①弱い気味。
甲陽軍鑑九「強過たる大将は…何事につきても―なることをきらひ給へど」
②うしろめたい所。弱点。
「ーにつけこむ」「ーを握る」
岩波書店「広辞苑第五版」より
誰もが本来の自分になることができ、弱点を認め合えるというのは、単に「人に優
しい組織」であることを意味しません。
むしろ、弱点の克服を目指しているからこそ、忌憚のない、ときには厳しいフィー
ドバックがなされることがあります。「痛み」を伴ってでも成長するという強い欲
求が必要なのです。
ロバート・キーガン『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』

5. ２．弱みは変化する
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弱みを固定的に捉えようとしない。
弱みは状況や時期によって変化するものという前提に立つ。
人間は安定を好む
弱みも含め「固定する」と、自己が安定しやすい
いわゆる「私はこういう人だから」という固定
弱みを固定することで、克服への労力を削減する
多くの人たちが例外なく、長い人生の中で「弱
み」と対峙してきたが、どのように向き合ったか
は人それぞれである

6. 6
その弱みは、何と比較したものですか？問
（誰と）

7. ３．弱みは相対的である
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弱みは単独では存在しない。
他との比較によって生まれるので、置かれた環境や人間関係にも左右される。

8. ４．弱みは恣意的である
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弱みは恣意的（自分の都合に合わせて）に認知／表現される。
特定の文脈において、一般的な「強み」が「弱み」となることは多い。
こういうところが恣意的

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その弱みは克服できるものですか？
（それとも一生変わらないものですか？）
問

10. ５．２つのマインドセット
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弱みを克服できる人は、拡張的知能観（Growth-mindset）を持つ。
これに対して、弱さを抱え続ける人は、固定的知能観（fixed-mindset）に支配されている。
引用：Calvin and Hobbes by Bill Watterson

11. ６．大人の知性の３つの段階
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大人になると脳の成長は止まる、は嘘。
世界の複雑性を理解し、自己を（弱みも含めて）肯定的に認知して成長できるか。
人間の知性は、大人になってからも年齢を重ねるにつれて向上する
人間の知性はいくつかの段階を経て高まっていく
発達が急速に進む変革期と、発達がほぼ止まる安定期が交互に訪れる
安定期に留まる期間は、段階が進むにつれて長くなる
高い次元の知性に近づくほど、たどり着く人の数が減る
 約６割は「自己主導型知性」の段階に達しない
 さらに「自己変容型知性」の段階に到達する人は約１％未満

12. ７．弱みを肯定的に認知できる／克服できる時期
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安定期に留まっている人に「成長」を促しても変化は起きにくい。
前述の２つのマインドセットは固定的ではなく、知性の発達プロセスとも関連して変化する。
まだだ、まだその時ではない。
引用：『妖怪ウォッチ』レベルファイブより

13. 13
弱みを教えてくれる人はいますか？問

14. ８．360度フィードバックの弊害
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心の準備ができていない人に「弱み」を突き付けても逆効果である。
心の内面をえぐるような「踏み込み」は一種のパワハラと言える。
引用：『三国志』 横山光輝より
少し前の「360度フィードバック」のあるある
 頼んでもないのに、上から下から横から攻め込まれる
 会社側は「フィードバックを受け止められるのが真のリーダーだ」
という歪んだ価値観を管理職におしつける
 落ち込みすぎて立ち直れない人が続出
 弱みをさらけ出されるくらいなら、平社員で結構…（泣）

15. ９．龍が珠を吐く
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課題①：組織のWhy-What-Howの繋がりが見えにくい
 各部門で「現場革新（Why／What）」と「現場改善（How）」を進める
課題②：ビジョンが他人事になりやすい
 組織の「ありたい姿」をチームで考えるプロセスが含まれる
課題③：参加者に偏りが出てしまう
 現場改善の基本原則（①全員参加 ②お客様志向 ③継続的改善）
課題④：主体性がない
 改善の進め方は自由（最低限の枠組みのみ最善慣行として提供）
課題⑤：通常業務に比べると優先度を下げてしまう
 改善は業務（業務として時間を使う）
組織開発という言葉は使っていませんが、やってることはほとんど変わりません。
TQMの小集団活動がベースになっており、QC以外のテーマにも派生させて使っています。
弱みと対峙するということは、自分を追い込むこと。
禅宗の開祖、道元「正法眼蔵」には、“追い詰められると龍は珠を吐く“とある。
弱みと対峙≒しんどい
悟り（気づき） 洗脳
自ら解を導き出す 他人から解を得る

16. 16
もう一度
あたなの弱みは何ですか？
問