戦後⽇日本における
英語教育関連議論論の変遷
―国会会議録の質的・量量的研究を中⼼心として―
⼭山⽥田雄司(東京⼤大学⼤大学院⽣生)
thunder.ymd@gmail.com
⻘青⽥田庄真(東京⼤大学⼤大学院⽣生)
blueden@hotmail.co.jp
⽬目的・問題意識識
•  ⽬目的:英語教育界の外部(今回は国会)に着⽬目し、
英語教育に関する⾔言説を包括的に研究すること
『英語をどのようにして教えるか』という観点からのみによって
語られる英語教育論論が、結局、英語教育に関する偏った認識識しか
⽣生み出さず(つまり、英語教育、およびそれに関する⾔言説が投錨
されている社会⽂文化的コンテクストに関する批判的考察を⽋欠き)、
時に、英語教育の『全体』に対する我々の批判的な眼を覆い隠す
ものでさえある、ということは強く認識識されるべきではないか
(綾綾部(2009:  197)  )
•  本研究は国会という「場」のみに焦点を当てるが、
今後の⽅方針としては、他の「場」(次⾴頁参照)と
の関連をみることで、既存の英語教育史研究をよ
り多層的なものとすることができると考えている。
寺沢
(2014)
など
⽇日本国⺠民・社会
国会
政治
(政治家)
⾏行行政
(⼤大⾂臣・その他官僚僚)⽂文部関係者
(⽂文部⼤大⾂臣・⽂文部官僚僚)
学校関係者
(⼤大学教授ら)
その他
国会という「場」の位置づけ
アイディア
の表明
問題の認識識枠
組みへの影響
各種審議会・有識識者会議等への諮問
各種政策(学習指導要領領等含む)・提⾔言など
これまでの研
究の主な対象
本研究の
対象
江利利川
(2009)
など
補1.肩書コーディング規則
補2.会議コーディング規則
※今後より詳細な分析を行う際のためのものであり、今回の研究では未使用。
寺沢
←(2014)
など
国会における議論論の意義付け―まとめ
各種審議会・有識識者会議等への諮問
各種政策(学習指導要領領等含む)・提⾔言など
江利利川
←(2009)
など
⽇日本国⺠民・社会
国会
それぞれの内実およびつながりを見ていくことで、特定の政策課題分野(本研究では
「英語教育」)の形成過程がより明確になることが期待される。	
また、国会での議論に焦点を絞ることで、英語教育と他教科教育を対置することも可
能になる(こちらに関しては別研究として行なった)。
分析対象
•  国会会議録(http://kokkai.ndl.go.jp/)
•  1947年年から2013年年の国会における全発⾔言中、
「英語教育」を含む発⾔言をすべて取り出し、
別途取得した肩書きと統合する。
•  中央教育審議会など、各省省庁下に置かれた会議は含ま
れていない(あくまで国会下に置かれる委員会・調査
会が今回の分析対象)。
分析対象―スタート画⾯面
分析対象―検索索画⾯面
分析対象―検索索結果
分析対象―検索索結果⼀一覧表⽰示(肩書きへ)
分析対象―肩書き
分析対象―検索索結果⼀一覧表⽰示(本⽂文へ)
分析対象―本⽂文
分析対象―本⽂文(分析対象段落落)
分析対象―本⽂文(分析対象)ダウンロード
チェックが
入る →
分析対象―まとめ
分析結果
1. 英語教育関連議論論の量量的変遷
2. 誰が・いつ・どのように「英語教育」につい
て発⾔言しているか
3. 戦後国会における英語教育関連議論論の構造化
分析結果
1. 英語教育関連議論論の量量的変遷
2. 誰が・いつ・どのように「英語教育」につい
て発⾔言しているか
3. 戦後国会における英語教育関連議論論の構造化
0 0 0 0
1
2
0 0 0 0
1
2
0
1
2
1
0
1
0 0
1
0
1 1
2
1
0 0 0
5
3
5
6
5
6
9
5
11
7
10
14
6
3
2
3
5 5
7
3
6
12
1
10
17
5
7
6
20
11
26
10
9 9
7 7
12
14
(26)
0
5
10
15
20
25
30
英語教育関連会議数
第一期:	
  
1947~1975年	
第二期:	
  
1976~1990年	
第三期:	
  
1991~2010年	
第四期:	
  
2011年~	
分析結果1.1―戦後国会における英語教育関連会議の量的変遷
分析結果1.2―頻出語
分析結果1.3.1―特徴語(時代区分ごと)
補3.Jaccard係数とは
分析結果1.3.2―特徴語(発言者肩書きコードごと)
分析結果
1. 英語教育関連議論論の量量的変遷
2. 誰が・いつ・どのように「英語教育」につい
て発⾔言しているか
3. 戦後国会における英語教育関連議論論の構造化
分析(コーディング)⼿手順
1.  ファイル成形
2.  予備調査
1.  上記⼿手順で⼊入⼿手したテキストをランダムに半分程度度取り出し双⽅方読む
2.  ⼤大まかな印象を共有し、必要なコード設定(→詳細は次⾴頁)
3.  本⽂文コード化(計778段落落・約50万字)
1.  Visual  Basicによる⾃自作プログラムを使⽤用
※特定語句句に反応する⾃自動コードも援⽤用
2.  先述の段落落を中⼼心に、適宜前後の段落落まで範囲を広げ⽂文脈を把握
3.  最初の100⾏行行を双⽅方コード化。ずれを修正しつつその後のコード化⽅方針決
定
4.  偶数⾏行行・奇数⾏行行に分けてそれぞれコード化
5.  お互いのコードを⼊入れ替えてクロスチェック。不不備を補う。
4.  構造化
1.  読んだ際に残したメモ等をもとに、重要トピックを抽出。コードによる計
量量的な裏裏付けや具体的な発⾔言の引⽤用を⽰示しながら、戦後の英語教育関連議
論論を図⽰示
補4.使⽤用したコード⼀一覧
 校種…就学前・小・中・高・大・その他	
 議論の種別…質問/現状・説明/意見・提案/例示・その他	
 現状…聞く○・聞く×・話す○・話す×・読む○・読む×・書く○・書く×・国際化○	
    国際化×・「実用的」英語×・文法・学習指導要領・入試・JTE・ALT・早期教育	
    教育方法(ミクロ)・教育課程(マクロ)・設備不十分・その他・具体例なし	
 理想…国際化・コミュニケーション能力・「実用的」英語	
    聞く○・話す〇・読む〇・書く〇・バランス・積極コミュ・「教養」・その他	
 手段…教育方法(ミクロ)・教育課程(マクロ)・入試改革	
  
     JTE養成・ALT拡充・早期教育開始・設備充実・その他	
 その他…混同(L1/L2,	
  EFL/ESL)/政策評価/国際比較/目的・目標/外部試験/国益・人材
分析⼿手順―コーディングプログラム
分析⼿手順―コーディングプログラム
分析⼿手順―コーディングプログラム
分析⼿手順―コーディング結果
分析結果―誰が・いつ・どのように
誰が: ⽂文部関係者/⾏行行政/政治/学校関係者/⺠民間/その他/NA
いつ: 第⼀一期(1947-‐‑‒75)/第⼆二期(1976-‐‑‒90)/第三期(1991-‐‑‒2010)/第四期(2011-‐‑‒)
どのように: 質問/現状・説明/提案・意⾒見見/例例⽰示・その他
      ※詳しい分類規則は配布資料料をご参照ください。
かように私は思うのであり
ますが、総理理の御所⾒見見を伺
いたい。
(周東英雄[政治]・常任委
員会・1960年年2⽉月5⽇日)
※()内は(名前[肩書コード]・会議コード・発⾔言年年⽉月⽇日)
誰が: ⽂文部関係者/⾏行行政/政治/学校関係者/その他/NA
いつ: 第⼀一期(1947-‐‑‒75)/第⼆二期(1976-‐‑‒90)/第三期(1991-‐‑‒2010)/第四期(2011-‐‑‒)
どのように: 質問/現状・説明/提案・意⾒見見/例例⽰示・その他
      ※詳しい分類規則は配布資料料をご参照ください。
かように私は思うのであり
ますが、総理理の御所⾒見見を伺
いたい。
(周東英雄[政治]・常任委
員会・1960年年2⽉月5⽇日)
分析結果―誰が・いつ・どのように
誰が: ⽂文部関係者/⾏行行政/政治/学校関係者/その他/NA
いつ: 第⼀一期(1947-‐‑‒75)/第⼆二期(1976-‐‑‒90)/第三期(1991-‐‑‒2010)/第四期(2011-‐‑‒)
どのように: 質問/現状・説明/提案・意⾒見見/例例⽰示・その他
      ※詳しい分類規則は配布資料料をご参照ください。
かように私は思うのであり
ますが、総理理の御所⾒見見を伺
いたい。
(周東英雄[政治]・常任委
員会・1960年年2⽉月5⽇日)
分析結果―誰が・いつ・どのように
誰が: ⽂文部関係者/⾏行行政/政治/学校関係者/その他/NA
いつ: 第⼀一期(1947-‐‑‒75)/第⼆二期(1976-‐‑‒90)/第三期(1991-‐‑‒2010)/第四期(2011-‐‑‒)
どのように: 質問/現状・説明/提案・意⾒見見/例例⽰示・その他
      ※詳しい分類規則は配布資料料をご参照ください。
本年年の⼗十⽉月から受け⼊入
れが実現できるように
関係者と協議を進めて
まいりたい(砂⽥田重⺠民
[政治]・特別委員会・
1978年年4⽉月21⽇日)
国の構造改⾰革特区の認定を
受けまして、(中略略)英語
教育でありますとか、さま
ざまなその地域地域の考え
⽅方に基づいて⼈人材づくり
(橘慶⼀一郎郎[政治]・特別委
員会・2010年年5⽉月17⽇日)
分析結果―誰が・いつ・どのように
時代区分 政治 文部関係者 学校関係者 行政 民間 その他 N A 総計
1947-1975
15
(68%)
3
(14%)
0
(0%)
4
(18%)
0
(0%)
0
(0%)
0
(0%)
22
(100%)
1976-1990
111
(47%)
77
(33%)
30
(13%)
4
(2%)
14
(6%)
0
(0%)
0
(0%)
236
(100%)
1991-2010
216
(51%)
139
(33%)
29
(7%)
31
(7%)
5
(1%)
3
(1%)
2
(0%)
425
(100%)
2011-
57
(60%)
26
(27%)
6
(6%)
5
(5%)
1
(1%)
0
(0%)
0
(0%)
95
(100%)
総計
399
(51%)
245
(31%)
65
(8%)
44
(6%)
20
(3%)
3
(0%)
2
(0%)
778
(100%)
→時代による発⾔言者の割合に、⼤大きな違いはみられない。
分析結果―誰が×いつ
肩書コード 質問 現状・説明 意見・提案 例示・その他 総計
1947-1975
5
(14%)
11
(31%)
5
(14%)
15
(42%)
36
(100%)
1976-1990
56
(18%)
124
(40%)
56
(18%)
73
(24%)
309
(100%)
1991-2010
100
(20%)
193
(38%)
83
(17%)
127
(25%)
503
(100%)
2011-
15
(14%)
56
(50%)
14
(13%)
26
(23%)
111
(100%)
総計
176
(18%)
384
(40%)
158
(16%)
241
(25%)
959
(100%)
※複数選択のため、行の総和は総段落数(=787)に一致しない。
→こちらも時代ごとの割合に⼤大きな違いはみられない。
分析結果―いつ×どのように
肩書コード 質問 現状・説明 意見・提案 例示・その他 総計
政治
172
(32%)
140
(26%)
96
(18%)
122
(23%)
530
(100%)
行政
0
(0%)
18
(38%)
5
(11%)
24
(51%)
47
(100%)
文部関係者
4
(1%)
184
(67%)
20
(7%)
67
(24%)
275
(100%)
学校関係者
0
(0%)
27
(36%)
28
(37%)
20
(27%)
75
(100%)
民間
0
(0%)
13
(50%)
6
(23%)
7
(27%)
26
(100%)
その他
0
(0%)
2
(50%)
1
(25%)
1
(25%)
4
(100%)
N A
0
(0%)
0
(0%)
2
(100%)
0
(0%)
2
(100%)
総計
176
(18%)
384
(40%)
158
(16%)
241
(25%)
959
(100%)
※複数選択のため、行の総和は総段落数(=778)に一致しない。
1.  政治家の質問に⽂文部関係者が応答(ただしシークエンスは未検討)
2.  学校関係者らは有識識者として「現場の声」を表明するために招聘?
3.  「⾏行行政」の議論論は今後外して検討することも可能?
分析結果―誰が×どのように
分析結果
1. 英語教育関連議論論の量量的変遷
2. 誰が・いつ・どのように「英語教育」につい
て発⾔言しているか
3. 戦後国会における英語教育関連議論論の構造化
分析結果
  ―英語教育関連議論論の構造化
•  ⼿手順:読んだ際のメモを基に重要トピックを抽
出、具体的な発⾔言・コードの経時変化を傍証に
構造化
•  結果:公共政策学の「アイディア」という枠組
み(説明は次⾴頁)を基に、3層に分けて整理理
「アイディア」とは
•  公共政策学の術語。政策決定過程において
①⼿手引き、②焦点として働くとされ、以下3層に分
かれる。
•  倫倫理理的価値基準
•  アクターの善悪判断の価値判断にまつわる信念念
•  問題の認識識枠組み
•  アクターの社会及び政策問題に対する認識識にまつわる信念念
•  技術的⼿手段の指針
•  政策⽬目標を達成するための技術的⼿手段にまつわる指針
•  科学的知識識をもとに⼿手段と結果との因果関係を明⽰示する
秋吉(2006)による整理理
⾚赤字は発表者による適⽤用
―「目指すべき英語(能力)観」	
	
―「日本(人)・英語に関する現状認識」	
	
  
―「英語教育改善案」
コミュニケーション能⼒力力(1987年年〜~)
⽣生きた英語(1960s〜~) コミュニケーションの⼿手段/
道具としての英語(1978年年〜~)
役に⽴立立つ英語(1960s〜~) 実⽤用的/使える
英語(1970年年後半〜~)
⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性が増している
「国際化」の進展
1990s 2000s 2010s1960s
戦後国会における英語教育関連議論論構造図
早期英語教育
⼊入試改⾰革(リスニングテスト[1970s後半]・外部試験の導⼊入[1990s後半])
外国⼈人教師招聘
⽇日本⼈人英語教師養成
1970s 1980s
⽇日本(⼈人)・英語に関する現状認識識
英語教育改善案
目指すべき英語(能力)観
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒①】
•  国際化を迎えてこれからの⽇日本⼈人の英語教育は⾮非常
に⼤大事な段階に来たと思っております。(⼩小杉隆
[政治]・特別委員会・1996年年12⽉月16⽇日)
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒②】
•  英語教育だけということになると私はやっぱり問題
があると思うので、最初に英語について、それから
第⼆二番⽬目は⾮非英語の、⽇日本にとって⾮非常に重要な外
国語の⼀一つであるチョソン語について伺いたいと思
います。(國弘正雄[政治]・特別委員会・1993年年4
⽉月15⽇日)
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒③】
•  中学校から⼤大学までをストレートに⾏行行きましても、
⼗十年年間もかけて現実に英語教育を学んでいるわけで
ございますが、なかなかこれが会話という形で実現
されない。(⼩小⻄西博⾏行行[政治]・連合審査会・1984
年年8⽉月1⽇日)
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒④】
•  ⽇日本の英語⼒力力は、TOEFLという外国⼈人向けの英
語テストの結果によりますと、百六六カ国中⼋八⼗十五位、
とにかくヨーロッパ諸国に及ばないだけでなくて、
アジアでもマレーシアとかフィリピンとかパキスタ
ンというようなところにも、あるいは韓国や中国よ
りも点数が劣劣っておる(⼩小杉隆[政治]・特別委員
会・1981年年4⽉月10⽇日)  
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒⑤】
•  それは、グローバル⼈人材育成のための三本の⽮矢とい
うことで、実は、英語教育の抜本的改⾰革、これは私
もそうでございます、決して英語は得意ではござい
ません。中学、⾼高校、⼤大学と⼗十年年近く英語を学びな
がら、ほとんどの、⼤大部分の⼈人が英語がしゃべれな
いという現実。(⻄西川京⼦子[政治]・常任委員会・
2013年年4⽉月10⽇日)  
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒⑥】
•  それから、そういう国際化社会の中での要求として、こ
れは当然出てくる問題でありますが、私は今⽇日の初等、
中等教育の中で⾏行行われているところの外国語教育の問題
具体的には英語でございますが、実は⽇日本の英語の実態
というものを考えてみますと、なるほど読んだり書いた
りというものは相当⾼高度度のものを消化しているわけであ
りますが、実は話をする、会話をするということになり
ますと、本当に不不如意な状態である。これはもう教えて
おられる⾼高等学校の先⽣生程度度で、果たして外国旅⾏行行をし
てペラペラこれが通じるだろうかというふうな、そうい
う実践的な、実⽤用的な⾯面から検討してみますと、⼤大変不不
如意な状態であると⾔言わなければなりません。(⼩小島静
⾺馬[政治]・特別委員会・1977年年2⽉月25⽇日)  
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒⑦】
•  どんどん国際化が進む中でどんどんビジネスの世界
から排除されてしまうという現状があると思います
ので、英語教育をもっともっと⼒力力を⼊入れて徹底して
いかなくてはいけないんじゃないかなというふうに
思っております。(松⽥田公太[政治]・常任委員会・
2010年年11⽉月11⽇日)  
読み書きは
できる?⑥
                                    ⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性(が増している)
「国際化」の進展
(ほぼ無批判
に受け⼊入れら
れている)①
多⾔言語志向
(6件)②
英語教育改⾰革の必要性
単体の⾔言説をサポート
放置すると
置いていか
れる⑦
⾮非資源国
/知識識集
約型⑧
○年年やっても③
通じない/しゃべれない(68件)⑤
TOEFLによる⽐比較④
⾔言説間のつながりを強めるロジック ⾔言説間のつながりを弱めるロジック
現状認識識  ※丸番号は、配布資料料【現状認識識-‐‑‒○】に対応
補5.発⾔言引⽤用【現状認識識】
•  【現状認識識-‐‑‒⑧】
•  これから、いわゆる労働集約的な⽣生産体制から明ら
かに知識識集約的な⽣生産体制に移っていくわけであり
ますが、そのためには⾦金金融とか証券とか、情報ある
いはマスコミ、こういう産業が世界をマーケットに
して⽻羽ばたいていかなければならない。やはり⼀一番
のネックは英語だろうと思います。(寺澤芳男[政
治]・常任委員会・1996年年4⽉月23⽇日)
⽬目指すべき英語(能⼒力力)観
  ―国会における「フレーミング」
•  「フレーミング」
•  「問題の捉え⽅方や状況の定義の仕⽅方、情報や知識識  
を組織化する認識識の仕⽅方」(永松  2011:  19)
•  ex.)「規制緩和」「ゆとり教育」
•  英語能⼒力力も、具体的に⾔言えばとても⼀一⾔言で⾔言えるも
のではない。それを「○○な英語(能⼒力力)」とまと
めて語ることは、ある種のフレーミングと⾔言える。
⽬目指すべき英語(能⼒力力)観
  ―国会における「フレーミング」
コミュニケーション能⼒力力(1987年年〜~)
⽣生きた英語(1960s〜~) コミュニケーションの⼿手段/
道具としての英語(1978年年〜~)
役に⽴立立つ英語(1960s〜~)
実⽤用的/使える英語(1970年年後半〜~)
•  「⽣生きた英語」
•  学習指導要領領への批判
•  (→「⽣生きた-‐‑‒①」1961年年)
補5.発⾔言引⽤用【⽣生きた英語】
•  【⽣生きた-‐‑‒①】
•  各教科ごとの⽂文部省省の基準等を⾒見見た場合に、⼀一番基
準がやかましいのが英語だ(中略略)そしてその基準
というのが、いろいろなところにおいて、⾔言葉葉から
⽂文法から全部制約をして、ほんとうに⽣生きた英語で
はないのじゃないかということが学校教育の現場あ
たりにおいてもいわれておる(後略略)(村⼭山喜⼀一
[政治]・特別委員会・1961年年10⽉月12⽇日)
⽬目指すべき英語(能⼒力力)観
  ―国会における「フレーミング」
コミュニケーション能⼒力力(1987年年〜~)
⽣生きた英語(1960s〜~) コミュニケーションの⼿手段/
道具としての英語(1978年年〜~)
役に⽴立立つ英語(1960s〜~)
実⽤用的/使える英語(1970年年後半〜~)
•  「⽣生きた英語」
•  学習指導要領領への批判
•  (→「⽣生きた-‐‑‒①」1961年年)
•  ⽂文法vs話す聞くの⼆二項対⽴立立を「どっちにしても本
当の正しい⽣生きた英語」という形で乗り越え、外国
⼈人招聘を正当化
•  (→「⽣生きた-‐‑‒②」1978年年)
補5.発⾔言引⽤用【⽣生きた英語】
•  【⽣生きた-‐‑‒②】
•  それから特に英語、外国語の中でも英語でありますけ
れども、⽂文法をやはり基礎的に教えていくのが⼀一番⼤大
切切なことであるという御意⾒見見の⽅方もありますし、話し
⾔言葉葉、また聞くということが余りにも⽇日本⼈人は従来拙
劣劣であった、そういうことをもっと学校の場で英語教
育でやっていかなければならないということもまたあ
るわけでございます。いずれにいたしましても、どっ
ちにしても本当の正しい⽣生きた英語、こういうことを
考えまして、五⼗十四年年度度から外国⼈人教師をできるだけ
⽇日本にたくさん招いていきたい。(砂⽥田重⺠民[政治]・
特別委員会・1978年年10⽉月19⽇日)  
⽬目指すべき英語(能⼒力力)観
  ―国会における「フレーミング」
コミュニケーション能⼒力力(1987年年〜~)
⽣生きた英語(1960s〜~) コミュニケーションの⼿手段/
道具としての英語(1978年年〜~)
役に⽴立立つ英語(1960s〜~)
実⽤用的/使える英語(1970年年後半〜~)
•  「⽣生きた英語」
•  学習指導要領領への批判
•  (→「⽣生きた-‐‑‒①」1961年年)
•  ⽂文法vs話す聞くの⼆二項対⽴立立を「どっちにしても本
当の正しい⽣生きた英語」という形で乗り越え、外国
⼈人招聘を正当化
•  (→「⽣生きた-‐‑‒②」1978年年)
•  「つまり⽣生きた英語とは会話じゃないかな」
•  (→「⽣生きた」-‐‑‒③1994年年)
補5.発⾔言引⽤用【⽣生きた英語】
•  【⽣生きた-‐‑‒③】
•  我が国は、皆さんが認める世界で最も進んでいる先進
国でありまして、特に経済ではだれもが認めるトップ
クラスの国でありますけれども、国際語イコール英語
というふうに私は理理解しているのですが、その英語に
なってくると、特に会話という形になってきますとお
くれているのじゃないか。むしろ後進国かなというよ
うな気がするわけでありまして、その英語教育、つま
り⽣生きた英語とは会話じゃないかな、このように私は
認識識しておるわけでありますけれども、政務次官は英
会話ができるのでしょうか。国際化がどんどん進んで、
国際化の中で英会話は絶対必要だと私は思いますけれ
ども、いかかでしょうか。(林林幹雄[政治]・特別委員
会・1994年年5⽉月26⽇日)  
⽬目指すべき英語(能⼒力力)観
  ―国会における「フレーミング」
コミュニケーション能⼒力力(1987年年〜~)
⽣生きた英語(1960s〜~) コミュニケーションの⼿手段/
道具としての英語(1978年年〜~)
役に⽴立立つ英語(1960s〜~)
実⽤用的/使える英語(1970年年後半〜~)
•  「⽣生きた英語」
•  学習指導要領領への批判
•  (→「⽣生きた-‐‑‒①」1961年年)
•  ⽂文法vs話す聞くの⼆二項対⽴立立を「どっちにしても本
当の正しい⽣生きた英語」という形で乗り越え、外国
⼈人招聘を正当化
•  (→「⽣生きた-‐‑‒②」1978年年)
•  「つまり⽣生きた英語とは会話じゃないかな」
•  (→「⽣生きた」-‐‑‒③1994年年)
•  外国⼈人教師・会話重視を後押し
英語教育改善案
早期英語教育
⼊入試改⾰革(リスニングテスト[1970s後半]・
外部試験の導⼊入[1990s後半])
外国⼈人教師招聘
⽇日本⼈人英語教師養成
1990s 2000s 2010s1960s 1970s 1980s
英語教育改善案
JTE養成 ALT拡充 入試改革 早期教育 全体
1950s 0 0 0 0 6
1960s 3 0 0 0 11
1970s 13 13 8 0 63
1980s 28 30 2 9 173
1990s 10 13 7 18 119
2000s 28 27 6 94 290
2010s 12 5 4 17 116
合計 94 88 27 138 778
→早い時代に出てきた改善案に上乗せする形(not⼊入れ替わる)で
  後の時代の改善案が提案されてきたことがわかる。
英語教育改善案
ナショナリズム的反発	
英語第
⼆二公⽤用
語論論
早期英語教育
⼊入試改⾰革(リスニングテスト[1970s後半]・
外部試験の導⼊入[1990s後半])
外国⼈人教師招聘
⽇日本⼈人英語教師養成(→「授業は英語で」)
1990s 2000s 2010s1960s 1970s 1980s
ナショナリズム的反発
•  【ナショ-‐‑‒①】「英語の前にまず⽇日本語/まず教
養」
→早期英語教育の議論論にて初出。
補5.発⾔言引⽤用【ナショナリ
ズム的反発】
•  【ナショ-‐‑‒①】
•  先ほど国際⼦子ども図書館の開館の話もございましたが、
いかに⼦子供たちに読書に⽬目を向かせるかということも
重要な施策として進めていかなきゃならぬ。それを抜
きにして英語教育というような話も、第⼆二公⽤用語の話
もございますが、まず、独⾃自の⺟母国語である⽇日本語を
きちっと学んでいくということが⾮非常にこれから⼤大事
でございます。(河村建夫[政治]・特別委員会・
2000年年5⽉月16⽇日)  
ナショナリズム的反発
•  【ナショ-‐‑‒①】「英語の前にまず⽇日本語/まず教
養」
→早期英語教育の議論論にて初出。
•  【ナショ-‐‑‒②】「英語こそ教養(にとって⼤大切切)」
→以前は⾒見見られていた⾔言説。
•  ALTがJTEの指導を⾏行行うことや、より多くのALTを⼊入れ
ることは、好意的に受け⼊入れられていた。
補5.発⾔言引⽤用【ナショナリ
ズム的反発】
•  【ナショ-‐‑‒②】
•  (前略略)中学時代から会話専⾨門のしゃべることを中⼼心として、
試験なんかなくてもよろしい。⼀一週間毎⽇日会話の時間を設けて
やるようなことをすれば、中学だけで終えても、三年年だけやれ
ば⼀一通り会話ができるとすれば、新しい⽅方⾯面にその若若い者が発
展することもできますし、さらに⾼高等学校、⼤大学と進むにつれ
まして、海外に発展する⼈人が、おのおのその⾔言葉葉をもって安⼼心
をし⾃自信を持って外に出ていくことができる。これが総理理の⾔言
われる、⻘青年年に夢を持たせて、移⺠民関係においても教養ある⻘青
年年を海外に出そうとされることの裏裏づけにもなるし、また⽇日本
の⽇日本⼈人でなくて世界の⽇日本⼈人たる教養を与えるためにも⾔言葉葉
というものが⼀一番⼤大切切だろうと思う。妙なことを申しますけれ
ども、われわれお互いに⽂文字を覚えてからしゃべったのじゃな
くて、六六つか七つまでは、⽂文字は知らぬけれども「お⽗父さん
⾏行行ってらっしゃい」の⾔言葉葉はしゃべってきた。だからむしろ私
どもは今⽇日の段階において、会話を主とした英語教育に改善し
ていくことが必要であろうと思うのですが、いかがでございま
しょうか。(周東英雄[政治]・常任委員会・1960年年2⽉月5⽇日)  
ナショナリズム的反発
•  【ナショ-‐‑‒①】「英語の前にまず⽇日本語/まず教養」
→早期英語教育の議論論にて初出。
•  【ナショ-‐‑‒②】「英語こそ教養(にとって⼤大切切)」
→以前は⾒見見られていた⾔言説。
•  ALTがJTEの指導を⾏行行うことや、より多くのALTを⼊入れるこ
とは、好意的に受け⼊入れられていた。
•  【ナショ-‐‑‒③】「コミュニケーション能⼒力力」が「まず
⽇日本語」を⽀支持するために⽤用いられているケース。
•  「コミュニケーション能⼒力力」というフレーミングの特徴
補5.発⾔言引⽤用【ナショナリ
ズム的反発】
•  【ナショ-‐‑‒③】
•  これ(引⽤用者注:英検受験者が増えていること)に対
していろいろ慎重論論があるように聞いているのです。
例例えば、⼩小学校の段階では⽇日本語を基礎としたコミュ
ニケーション能⼒力力の育成をまず重視すべきだ、あるい
は児童の学習負担という意味からも応分に考えるべき
だというふうな指摘もされているのは聞いております。
そしてまた問題点は、そういう意味での基本的なあり
⽅方、つまり英語教育ありきという⽅方向性が定まってい
ない。(林林幹雄[政治]・特別委員会・1994年年5⽉月26
⽇日)  
ナショナリズム的反発
•  【ナショ-‐‑‒①】「英語の前にまず⽇日本語/まず教養」
→早期英語教育の議論論にて初出。
•  【ナショ-‐‑‒②】「英語こそ教養(にとって⼤大切切)」
→以前は⾒見見られていた⾔言説。
•  ALTがJTEの指導を⾏行行うことや、より多くのALTを⼊入れるこ
とは、好意的に受け⼊入れられていた。
•  【ナショ-‐‑‒③】「コミュニケーション能⼒力力」が「まず
⽇日本語」を⽀支持するために⽤用いられているケース。
•  「コミュニケーション能⼒力力」というフレーミングの特徴
•  【ナショ-‐‑‒④】過度度なグローバル化に対する反発
•  早期英語教育への反発を⽀支える時代背景?
補5.発⾔言引⽤用【ナショナリ
ズム的反発】
•  【ナショ-‐‑‒④】
•  (前略略)いろんな私も海外で経験してきたんですが、例例え
ばシンガポールや中国、韓国に⾏行行きますと、今⾮非常に、当
たり前ですけどシンガポールなんかはもう英語がしゃべら
れていて、英語がしゃべれない⼈人はもう全くビジネスがで
きないとイコールなんですね。最近、⾮非常に恐ろしい話だ
なと私これは思っているんですが、例例えば楽天さんであっ
たりユニクロさんが社内の⾔言葉葉をどんどん英語にしていこ
うじゃないかと、例例えば役員会のミーティングももう英語
を公⽤用語にしてしまおうという動きがあるんですが、本当
に私これ怖くてまだ柳柳井さんとか三⽊木⾕谷さんに聞けてない
んですけれども、もしかしたら将来海外に移転してしまう
こともお考えなんでしょうかということさえちょっと考え
てしまうような状況だと思うんですよね。(松⽥田公太[政
治]・常任委員会・2010年年11⽉月11⽇日)  
コミュニケーション能⼒力力(1987年年〜~)
⽣生きた英語(1960s〜~) コミュニケーションの⼿手段/
道具としての英語(1978年年〜~)
役に⽴立立つ英語(1960s〜~) 実⽤用的/使える
英語(1970年年後半〜~)
⽇日本(⼈人)は英語ができない
英語の重要性が増している
「国際化」の進展
1990s 2000s 2010s1960s
戦後国会における英語教育関連議論論構造図―まとめ
早期英語教育
⼊入試改⾰革(リスニングテスト[1970s後半]・外部試験の導⼊入[1990s後半])
外国⼈人教師招聘
⽇日本⼈人英語教師養成
1970s 1980s
⽇日本(⼈人)・英語に関する現状認識識
英語教育改善案
目指すべき英語(能力)観
考察  - 戦後国会における
   英語教育関連議論論に関して
•  近年年英語教育が国会において取り上げられる回
数は(他教科と⽐比較しても)増えてきている。
•  時代によって議論論で使⽤用される語は違っている。
•  しかし議論論の型は、時代による変化はあまり⾒見見
られず、肩書によって固定化されている。
•  国会で語られる、英語教育に関する「アイディ
ア」は時代ごとに異異なり、今後その多層的な連
関を分析する必要がある。
今後の課題
•  「国会会議録」という対象の位置づけの明確化
•  実際の政策⽴立立案にどうつながっていくのかの精査
•  内容分析の精緻化
•  現在全ての発⾔言の重みを同じく捉えている
ex.)⽂文科⼤大⾂臣と⽂文科省省職員の発⾔言は重みは同じ?
•  橋本(2013)の「コア―中間―周辺」
•  英語教育史研究の成果との接合
•  時代区分/それぞれのアリーナの特徴
•  特定の概念念に着⽬目し、通時的な⽐比較を⾏行行う
参考資料料
こうした研究にご興味あればご連絡を!
⼭山⽥田雄司(東京⼤大学⼤大学院⽣生)
thunder.ymd@gmail.com
⻘青⽥田庄真(東京⼤大学⼤大学院⽣生)
blueden@hotmail.co.jp
秋吉貴雄(2006)「政策変容とアイディアの因果関係に関する研究」『熊本⼤大学社会
⽂文化研究』第4号,  1–15.
綾綾部保志(2009)「戦後⽇日本のマクロ社会的英語教育⽂文化:学習指導要領領と社会構造
を中⼼心に」綾綾部保志編『⾔言語⼈人類学から⾒見見た英語教育』ひつじ書房,  87-‐‑‒193.
江利利川春雄(2009)『英語教育のポリティクス:競争から協同へ』東京:三友社出版
寺沢拓拓敬(2014)『「なんで英語やるの?」の戦後史:《国⺠民教育》としての英語、
その伝統の成⽴立立過程』東京:研究社
永松俊雄(2011)「政策過程におけるフレーミング問題と⾏行行動選択に関する考察–⽔水俣
病特措法を事例例として」『室蘭⼯工業⼤大学紀要』第60号,  19–38.
橋本鉱市(2013)「戦後⽇日本の⾼高等教育関連議員と政策課題  :  国会における発⾔言量量と
内容分析」『名古屋⾼高等教育研究,』第13号,  235–256.
⼭山本冴⾥里里(2011)「国会における⽇日本語教育関係議論論のアクターと論論点:国会会議録
の計量量テキスト分析からの概観」『⽇日本語教育』第149号,  1–15.

140810_JASELE徳島_山田青田スライド_国会における英語教育関連議論