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Fatherhood;
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自己紹介
・仕事 総合商社、現在は系列会社の社長
・教育 PTA会長 、 少年野球のコーチ
NPOコヂカラ・ニッポン 代表
NPOファザーリング・ジャパン 理事
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NPO法人 ファザーリング・ジャパン
「父親であることを楽しもう」をモットーに、
父親の子育て(イクメン)を支援しているNPO。
主な事業は、イクメンに関するセミナー
父親学校(パパ・スクール)、絵本読み聞かせ、
その他、イクメンやWork-Life-Balance関係。
http://www.fathering.jp/
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NPO法人 コヂカラ・ニッポン
「大人が輝く 子どものチカラで」
「子どもが伸びる 社会に参画で」
これをモットーに、
子どもの教育と、企業や地域の活性化を、
同時に目的としているNPO。
http://www.kodikara.org/
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小学生が、日本を救う?
12才の小学生たちが、
「食料自給率を高めよう」と、2年間、研究開発
してきた「米粉のシューアイス」。
全国ブランド「HIROTA」との連携で、7月に販売。
パッケージデザイン、キャッチフレーズ、レシピ
などは全て、子ども達が考案したもの。
地域の高齢者、パパママ、そして小中学生が、
一体となって、協力し合っている。
早くも、爆発的な売上げを記録中。
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小学生 @商店街
子ども達のアントレプレナーシップ喚起を目的に、
千葉大学の学生、商店街、社会人のボランティアが
コラボで行っているもの。
子ども達は、商店街の課題解決というミッションにより
事業計画を立て、地域社会の活性化に実際に貢献。
小学生が、
商店街を
活性化。
西千葉子ども塾
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小学生 @会社運営
ジュニエコ仙台
小学生が、
会社を創って
商売する。
4~6人で1つの模擬株式会社を設立し、資本金1万円
借入金1万円の計2万円を元手に、自分たちで商品を
考え製作し、販売するというプログラム。
全国13地域で実施されており、仙台でもこの10月に
実施。
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小学生 @茶畑
小学生が
地元のお茶を
独自に生産・販売!
高知県中土佐町の小学校で、独自のお茶を生産し、
収穫祭などを通じて販売,その収益を児童会や,
子ども会キャンプに使うというユニークな活動。
販売のパッケージデザイン,製品に同封する手紙も
子どもたちが担当し,人気を得ている。
北小学校「北小茶」
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小中学生 @僕の地元
私の地元(新丸子)
の小中学生が、
自主的に、駅前で
社会貢献。
小中学生に与えたテーマは、ただ一つ
「震災を見て、どう感じ、何をしたいと思うか?」
小中学生の有志60名からの結論は、募金活動。
子ども達自らが、段取りをし、実行し、大人が予想した
金額の10倍以上(半日で70万円近く)を集めた。
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中学生 @腐葉土
中学生が
「腐葉土」の会社を
設立!
広島県尾道市で、落ち葉から作る腐葉土の製造・販売
をする「生徒の会社」を、地域住民から出資を得て設立。
会社は、企画課や生産課など5課からなり,社長や課長
など生徒が役割を持っている。定期総会を開き,決算報
告や役員選出など,本物の会社と同じ運営をしている。
ナチュラル・リサイクル・コーポレーション
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高校生 @商店街
商店街の空きスペースで
自分達で作ったものを
自分達で売る!
長野県の北佐久農業高校で作られた食品や花卉、
臼田高校で作られた家具やインテリアや小物、
岩村田高校で研究しているロボットや工業製品など
それぞれの高校生が自分たちの学校での成果物を
販売。店舗の経営管理は高校生が行う。
岩手村商店街「チャレンジショップ」
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高校生 @レストラン
地元の食材を使って
高校生がレストランを
経営!
地域の農産物直営施設の食材を利用した、三重県の
相可高校物調理科生徒が運営する調理実習施設。
この実習施設は相可高校・ふるさと村・多気町(産・官・
学)が協働して実現したもので、食材の購入、調理、
接客、経理…すべてを高校生が行っている。
高校生レストラン 「まごの店」
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Fatherhood;
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全ての事例に共通していること
1、子どもが、「お客さん」ではなく「運営者」
大人が作ったプログラムを「やらせる」ではない
2、地域の高齢者、パパママ、子どもが参画
しかも、自主的に(笑顔いっぱいで)
3、子どもの教育にプラス
かつ、地域の活性化にプラス
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Fatherhood;
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地域の発展には
① 老若男女が共に、
地域参画すること。
② 市民が対立ではなく、
相互補完し合っていること。
③ 地域が、創造力、エネルギー、
未来志向に満ちていること。
40. 40
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
しかし、実際には
① 老若男女が共に、
地域参画すること。
② 市民が対立ではなく、
相互補完し合っていること。
③ 地域が、創造力、エネルギー、
未来志向に満ちていること。
地域参画者が少ない。
特に、若い世代や新住民
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Fatherhood;
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しかし、実際には
① 老若男女が共に、
地域参画すること。
② 市民が対立ではなく、
相互補完し合っていること。
③ 地域が、創造力、エネルギー、
未来志向に満ちていること。
高齢者 vs 若い世代
旧住民 vs 新住民
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Fatherhood;
it’s the best job on the planet
しかし、実際には
① 老若男女が共に、
地域参画すること。
② 市民が対立ではなく、
相互補完し合っていること。
③ 地域が、創造力、エネルギー、
未来志向に満ちていること。
商店街や地域産業の弱体化
人口減少と、若者の地域離れ
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Fatherhood;
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では、どうすればいいのか?
活動の中心に「子ども」を入れること。
しかも、お客様扱いではなく、市民として。
すると地域(の大人たち)は、
① 創造力、発想力、エネルギーなど
子どもだからこそのチカラを得られる。
② 子どもがいるだけで、大人の対立構造
が減り、参画意識が高まる。
44. 44
Fatherhood;
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ところで、問題です
7662 = 2 8193 = 3
2222 = 0 1012 = 1
8096 = 5 1234 = 0
さて、3691 = ???
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Fatherhood;
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もう一つ、問題です
この物質の危険性は、
①酸性雨の主成分
②海難事故死の直接の死因
③末期がんの細胞中に含まれる
④金属を劣化させる。
さて、この物質とは何?
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Fatherhood;
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子どものチカラ
1番目の問題は、保育園児~高校生が、
2番目の問題は、高校生が、即座に答えた。
大人には無い(忘れてしまった)子どものチカラ。
斬新な創造力、好奇心、純粋な視点、
既成の枠にとらわれない発想力、
工夫する精神、素直さ、不思議に思う心、
遊び心、驚嘆する力、あり余るエネルギー
子どものチカラ
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Fatherhood;
it’s the best job on the planet
実社会が、コヂカラを得る
斬新な創造力、好奇心、無邪気な視点、
既成の枠にとらわれない発想力、
工夫する精神、素直さ、不思議に思う心、
遊び心、驚嘆する力、あり余るエネルギー
子ども
小中高
(10代)
子どもが、実社会に役割を持って参加する。
子どものチカラ(コヂカラ)を、実社会に提供する。
実社会
企業、地域
商店(街)
子どものチカラ
実社会が得る。
48. 48
Fatherhood;
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コヂカラ研修
“企業の社員研修に、コヂカラを”
社員は、「自分の仕事」の意味や「会社の価値」
を子ども達の前で語る。
社員への効果
・帰属意識が高まる
・コミュニケーション能力UP
・仕事の本質を理解
・モチベーション向上
49. 49
Fatherhood;
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コヂカラ社員
“企業の課題解決に、コヂカラを”
新たな商品、サービス、ロゴ、キャッチフレーズ
などを、子どもと社員が一緒に考え、創り出す。
企業への効果
・子どもだからこその新しい
発想を手に入れる
・社員の「気づき」につながる
・広告宣伝になる
50. 50
Fatherhood;
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コヂカラ商店街
“商店街の活性化に、コヂカラを”
「商店街の活性化」事業に、子どもを「お客さん」
ではなく「企画・運営」する側に加える。
商店街への効果
・子どもが大人になっても、
商店街を利用してくれる
・新規のイベントが出来る
・広告宣伝になる
51. 51
Fatherhood;
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子どもの意見を行政・政治に
“行政や政治に、子どもの意見を”
税金の負担者となる未来の大人(つまり今の子
ども)の意見を、行政や政治に取り入れる。
行政・政治への効果
・税金の負担者=受益者
という行政・政治になる
・確実に支持率が高まる
・市民と行政が一体化する
52. 52
Fatherhood;
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コヂカラCM
“CMに、子どもの発想や本音を”
子どもを、出演させるだけではなく、制作に加え
るCM(テレビや雑誌)。
視聴者やメディアへの効果
・純粋な子ども視点のCMを
創れる
・大衆迎合型メディアからの
脱却
58. 58
Fatherhood;
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家庭は?
家庭
子育て・教育に参画する父親が少ない
ストレスや孤立に悩む母親
お受験・偏差値競争の激化
過干渉な親か、放任な親
子どもは、親の代理戦争
59. 59
Fatherhood;
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過干渉が、自立を奪っている
塾や習い事など、様々な教育をビッシリと受けさせ、
それが子どもの成長を阻害している。
養分を与え過ぎて、栄養過多で腐ってしまうように。
ちょっと出来ないと、
親がすぐに
手を貸してしまう。
飼育員からの「エサ」
を待つだけのペンギン
60. 60
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
結果、今どきの子ども・若者は
意欲の低下、自信の喪失
夢や希望を持てない
自分で考え行動することが苦手
冒険しない、挑戦しない、失敗を恐れすぎる
仲間行動苦手、孤立化、引きこもり、イジメ
社会への参画意識が低い
61. 61
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
意欲が低い
43% 78% 78%
勉強ができるようになりたい
48% 75% 72%
将来のためにも、
今がんばりたい
出所 小学生の生活習慣 財団法人日本青少年研究所 2007年
68. 68
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
そこで、実社会での本番体験
学校での教科や、塾などの習い事ではなく、
地域、企業、店舗など、大人が働いている社会
ごっこ遊びの職業体験や、大人が用意した
ステージに子どもを招くのではなく、子どもが
「本気」で働き、社会や他人の役に立つ体験
厳しい社会に向かって、
子どもが自立していくには、
実社会での本番体験を子どもに与える。
69. 69
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
自立につながる資質
正解の無い問題
に直面できる
斜めの関係の大人
と接点を増やせる
勉強、運動、芸術以外
の「得意」を評価される
失敗経験を
たくさんする 学校での教科や、塾な
どの習い事ではなく、
地域、企業、店舗など、
大人が働いている社会
ごっこ遊びの職業体験
や、大人が用意したス
テージに子どもを招く
のではなく、子どもが
「本気」で働き、社会や
他人の役に立つ体験
@実社会
子どもが、
本番体験
70. 70
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
実社会での本番体験
子ども
特に10代 の機会を得る。
実社会での本番体験
実社会
企業、地域
商店(街)
学校や家庭の外(地域や実社会)で、
子どもが、実際に役に立つことをやらせる。
その過程での試行錯誤と、大人からの感謝が、
子どもの自立につながる。
⇒ 疑似の体験ではなく、本番の体験を
71. 71
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
社会で役立つ
以下のような事業(取組)に、子どもが運営者として参画
・商店街の活性化事業
・地域特産品の販売やPR
・お祭りなどの地域イベント
地元に参画
・児童館の活用法検討
・町づくり、観光の振興
・子どもに関する法案
自治体(行政)に参画
・新商品、サービスの開発
・社員の人材研修
・ロゴの発案
企業に参画
・モラル向上のポスター
・電車内マナー改善運動
・ゴミ、放置自転車
道徳心向上に参画