20180224 the 33rd annual meeting of japanese society for infection prevention and control
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第33回日本環境感染学会総会・学術集会 教育講演18 「ファシリティドッグと感染対策」 【日時】2018年2月24日（土）13:10～13:50（40分） 【会場】グランドプリンスホテル新高輪（3F第2会場） 【司会】満田年宏先生 東京女子医科大学病院 総合感染症・感染制御部 感染制御科 【演者】森田優子／アニー 認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ／神奈川県立こども医療センター
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- 1. 1 2018年2月24日 第33回日本環境感染学会総会 教育講演21 認定NPO法人シャイン・オン！キッズ R.N. 森田優子 ファシリティドッグと 感染対策
- 4. QOL改善 補助療法 International Association of Human-Animal Interaction White paper (2014) 動物介在療法動物介在活動 キーワード
- 6. 写真：Assistance Dogs of Hawaii
- 8. 世界の普及状況 8年で2チーム 1年で43チーム Canine Companions for Independence Annual Report (2015)
- 9. 9 各種ガイドライン
- 10. Guidelines for Environmental Infection Control in Helth-Care Fcilities (2003) 監訳 満田年宏（2004）
- 12. Morbidity and Mortality Weekly Report (2011) 米国公衆衛生週報：公共施設における動物由来感染症の予防 May 6, 2011 / Vol. 60
- 13. Animals in healthcare facilities: recommendations to minimize potential risks (2015) Murthy R, et al. Infect Control Hosp Epidemiol.
- 14. 身体障害者補助犬同伴受け入れマニュアル 医療機関編 日本補助犬情報センター(2004) https://goo.gl/jdv1cL 厚生労働省(2013) https://goo.gl/yiBFZd
- 15. 人畜共通感染症 狂犬病 犬糸状虫症 レプトスピラ症 エキノコッカス 犬伝染性肝炎 犬アデノウィルス2型感染症 犬パラインフルエンザ 犬パルボウィルス感染症 犬コロナウィルス感染症 義務→ 狂犬病予防法
- 19. l ファシリティ ドッグについて ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 2. ハンドラ－ について ① ② ③ ④ ⑤ ファシリティドッグ導入における前提 （静岡県立こども病院） 予防接種，定期的な血液検査等の検査と診察を受け管理している 活動前に毎朝，グル－ミング ・歯みがきを行う 活動中に不適切な排池が ないよう訓練されている 施設内に入るときは 全身の清拭をし清潔にしてから入る 活動場所はあらかじめ指定されていて他の場所では活動しない 活動場所への移動時 他の患者や職員と触れ合う機会を最小限にとどめる 病気の兆候が確認された場合は訪問しない 5代前までの先祖にまでさかのぼり性格をチェック 医療従事者で標準予防策についての知識を有している 小児伝染性疾患の抗体価検査をし 必要時ワクチンを受ける インフルエンザワクチン接種を行う 病気の兆候がある場合は訪問しない ICTの指示のもと感染対策に協力する こどもの医療に携わる感染対策の専門家がまとめた小児感染対策マニュアル （じほう社） グル－ミング
- 20. 写真：Assistance Dogs of Hawaii
- 21. 写真：Assistance Dogs of Hawaii
- 22. 写真：Assistance Dogs of Hawaii
- 23. ハンドラー研修
- 24. 1. 患者および家族 ① ② 2. ハンドラ－ ① ② ③ ④ 3. その他 ① ② 動物介在療法を受けるときの感染対策 （静岡県立こども病院） こどもの医療に携わる感染対策の専門家がまとめた小児感染対策マニュアル （じほう社） ファシリテイドッグに触れる前後には ，手指衛生・うがいを必ず行う 流行性感染症に罹患している場合はセラピ－を受けない 患者から患者へ移動するときは，手指消毒を行う ファシリテイドッグが床に寝ころぶなどし，患者が触れる部分が汚染さ れた可能性が ある場合，または患者のベッドに上がる場合は清拭を行う 活動場所で個人防護具（マスク，キャッ プなど）の着用の指示があった 場合必ず指示にしたがう 手術室活動は特殊な条件が必要で活動時は手術室の看護師の指示に従う 犬にかまれるなどの事故があった場合は，まず流水と石鹸で洗浄し必ず 医師の診察を受ける 患者 →主治医診察，その後状況に応じ，ICTに相談 職員 →切創事例とし報告 ，ICTの指示を受ける 院内感染，季節性の疾患の流行があった場合は，ICTの権限により訪問 を一定期間制限する場合がある
- 26. 1 2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 1314 ①シート ②ウェットティッシュ ③粘着式クリーナー ④アルコール手指消毒剤 ⑤ゴミ袋 ⑥フード ⑦タオル（ヨダレ用）⑧タオル（触合い用）⑨PHS ⑩おも ちゃ ⑪お皿 ⑫子ども用リード ⑬ファシリティドッグ名刺 ⑭ハンドラー名刺
- 28. ICTとの実務レベルの連携
- 33. 【 16年9月-17年8月：症例12件】 右肺上葉切除, 大腿骨プレート抜去, CV挿入, 抜去, RY吻合, 食道狭窄拡張術, 漏斗胸, 人工肛門造設, 口蓋形成術, 心カテ, プレート抜去, コラーゲン注入, 経食道心エコー, 咽頭気管内視鏡等 院内感染対策への影響 適切な管理によって影響はない （浜田,木村ら 2012, 第27回日本環境感染学会）
- 34. 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 （件） 314 428 305 287 244 236 622 708 614 577 609 568 773 650 562 227 67 97 Acinetobacter属 P.aeruginosea S.marcescens Enterobacter属 K.pneumoniae E.coli E.faecium E.faecalis S.pneumoniae S.epidermidis S.aureus フルオロキノロン耐性大腸菌 第三世代セファロスポリン耐性大腸菌 第三世代セファロスポリン耐性肺炎桿菌 ｶﾙﾊﾞﾍﾟﾈﾑ耐性腸内細菌科細菌（CRE） カルバペネム耐性緑膿菌 MDRA MDRP 神奈川県立こども医療センター 菌検出数の推移 提供： 神奈川県立こども医療センター 感染制御室（JANIS報告より）
- 35. 35 実際の活動形態
- 39. 鎮静同伴 鎮静付き添い
- 40. 骨髄穿刺後の添い寝
- 41. 手術室同行
- 42. 採血・末梢確保
- 43. 43 リニアック同伴
- 46. 46 事例紹介
- 47. 47 ターミナルケアでの介入
- 48. 57 今後の課題
- 50. 犬が同伴した群でdistress行動評価、血清コルチゾル 値ともに検査前で有意に低い (Vagnoli, L. et al. , 2015) 4-11歳、定期的に血液検査を受ける児50名
- 51. 5-18歳、術後Acute Pain Serviceを初めて受けた25名 (Sobo, E. J. et.al.,2006） サンプル数、交絡因子などエビデンスレベルに課題 (Kazdin, A.E. 2010; Chur-Hansen, A. et.al., 2014)、研究の必要性
- 52. 61 骨髄穿刺の応援
- 54. 普段は普通の犬 63
- 55. ご清聴ありがとう ございました 活動を支えて下さる全ての 皆様にお礼申し上げます 写真：Assistance Dogs of Hawaii 公益社団法人 日本歯科医師会 Japan Dental Association