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3月4日
- 3. 解17
H23白書P189~ 正解「ア」
総合化事業計画の認定要件
①【事業主体】農林漁業者等が行うものであること
②【事業内容】次のいずれかを行うこと
ア)自らの生産等に係る農林水産物等をその不可欠な原材料として用いて行う新商品の開
発、生産又は需要の開拓(認定を受けようとする農林漁業者等がこれまでに行ったことのない
新商品の開発・生産)
イ)自らの生産等に係る農林水産物等について行う新たな販売の方式の導入又は販売の方
式の改善
(認定を受けようとする農林漁業者等がこれまでに用いたことのない新たな販売方式の導入)
ウ)ア又はイに掲げる措置を行うために必要な生産等の方式の改善
③【経営の改善】次の2つの指標の全てが満たされること
ア)対象商品の指標 農林水産物等及び新商品の売上高が5年間で5%以上増加すること
イ)事業主体の指標 農林漁業及び関連事業の所得が、事業開始時から終了時までに向上
し、終了年度は黒字となること
④【計画期間】 5年以内(3~5年が望ましい)
認定を受けた農業者は、6次産業化プランナーによる総合的なサポート、日本公庫等によ
る無利子資金(農業改良資金)の償還期限・据置期間の延長、低利の短期運転資金(新
スーパーS資金)の貸付け、新商品開発・販路開拓等に対する補助、加工・販売等施設整
備に対する補助等の支援措置を受けることができます。
- 5. 解18
正解「ウ」
H23白書p.181~
戦略作物は主食用米に比べて収益性が低く、作付けの拡大が進まない要因となっ
ています。
水田活用の所得補償交付金は、このような状況を踏まえ、水田で麦、大豆、米粉用
米、飼料用米等の戦略作物を生産する農業者に対して、主食用米並みの所得を確
保し得る水準の交付金を「面積払」で直接交付するものです
米価変動補填交付金
米の所得補償交付金の支払いを受けた農業者に対して、「当年産の販売価格」
が「標準的な価格」を下回った場合、その差額分を米価変動補塡交付金(10a 当
たりの単価)として直接交付します。
民主党から自民党への政権交代に伴い、平成25年度(2013年度)は農業政策として、
経営所得安定対策が推進されることとなっている。
- 7. 解19
正解「オ」
H23白書p.235~
ア ○ (p.235)
イ ○ 1ha程度以上の区画に整備された水田は全体の8%程度(p.237)
ウ ○ ストックマネジメント=農業水利施設に深刻な機能低下が発生する前に、施
設の機能診断に基づく必要な補修・補強等の予防保全対策を実施し、施設のライフ
サイクルコスト(建設・維持管理等に必要なすべての費用)の低減を図る(p.239)
エ ○ 基本計画においては、「水田の有効活用による麦・大豆の生産拡大を実現
する農地の排水対策を重点的に推進するとともに、地下水位制御システム等の新た
な技術の導入を推進する」としています(p.238)
オ ✕ 5年間を1期として土地改良長期計画を立て、土地改良事業の実施の目標
及び事業量を定めることとしています(p.241)。
- 8. 問20
平成24(2012)年3月、農林水産省は早急に生産現場への普及を推進する必要
があるものとして選定した「農業新技術2012」を発表した。その技術名と技術の
概要に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。
技術名 技術の概要
ア 農地の排水性を改良する低コ たい肥・作物残さを心土に投入し、排水性や通気性、
ストな補助暗きょ工法 保水性を改善する。この技術は、土塊の持ち上げ、有
機資材の投入、埋め戻しの3工程を1度に作業するも
のである。
イ 操作しやすく、果樹の管理作 小回りがきいて樹間・樹列間の走行が可能で、14°の
業の安全性を高めた高所作業 傾斜でも作業台が水平であり、軽トラックにも積むこと
台車 ができる。
ウ トンネルと枝ダクトを組み合わ 株元にトンネルを設置し、トンネル加温用枝ダクトに温
せた促成なすの低コスト株元 風を通して株元部を直接加温することによって、収量
加温栽培技術 を落とすことなくハウス内設定温度を下げることができ
る。
エ トルコギキョウの低コスト冬季計 生育初期重点施肥、大苗定植の導入、電照による長
画生産技術 日処理、高昼温・低夜温管理を行うことによって暖房用
燃料を削減しても冬季安定生産が可能となる。
オ 酪農の経営改善に貢献する泌 泌乳前期の乳量が急激に高まるように改良し、ピーク
乳持続性の高い乳用牛への 乳量を高めることによって高泌乳の期間を従来より長く
改良 保つことのできる牛群に改良する。
- 9. 解20
正解「オ」
・生産コスト低減を支援する技術
酪農の経営改善に貢献する泌乳持続性※の高い乳用牛への改良
泌乳持続性を改良することで、体調を崩しにくく、生産性の高い乳牛をつくり、酪農の収益性を
向上します。※ :分娩後30~40日の泌乳ピーク以降の泌乳量の減少の程度をいう。
トルコギキョウの低コスト冬季計画生産技術
生育初期の重点施肥、大苗定植、電照・温度管理を組み合わせ、切り花品質を確保できる低コ
スト冬季栽培体系です。
トンネルと枝ダクトを組み合わせた促成なすの低コスト株元加温栽培技術
安価な資材を用いて促成栽培の暖房コストを大幅に削減することができる局所加温技術です。
・作業の省力・軽労化を推進する技術
操作しやすく、果樹の管理作業の安全性を高めた高所作業台車
高齢者や女性にも操作が簡単で、水平制御機能の搭載により果樹の管理作業の安全性が向
上した高所作業台車です。
・収量増加と品質の向上のための技術
農地の排水性を改良する低コストな補助暗きょ工法
たい肥等の有機物を簡易に心土に投入することで、生産性の高い土壌に改良する低コスト工法
(カッティングソイラ工法)です。
http://www.s.affrc.go.jp/docs/new_technology.htm
- 11. 解21
正解「イ」
植物はエネルギーを太陽の光から
得られる点で、動物と大きく異なっ
ている。
植物は、太陽の光エネルギーを利
用して、根から吸収した水と、葉から
取り込んだ二酸化炭素とから、光合
成によって有機化合物を作り出すこ
とができるからである。
こうして作り出した有機化合物から、
植物は水と一緒に吸収した無機養
分などを使って、生育に必要なタン
パク質や脂肪、核酸などの様々な
成分を合成する。
つまり、植物は光エネルギーを化学
エネルギーに変えることができる特
徴を持っている。
- 13. 解22
正解「エ」
ア 牛の場合の計算式は、体感温度=0.35×乾球温度+0.65×湿球温度 で求
められます。(豚、鶏の場合のも探しておきます)
イ カリ、ナトリウム、カリウム等を適温時の10%増し位で給与します。重曹を与える
のも有効。
ウ 筋胃とは焼き鳥でお馴染みの「砂肝」のこと。砂がいっぱい入ってるから砂肝。
歯の代わりにこの砂を使って食物をすり潰しています。鶏の消化管の解説は→
http://toriz.info/birds_kikan_syouka.html
エ 間違い。
単胃動物は自身のもつ消化酵素では繊維分(セルロースやヘミセルロース)を分解
できませんが、大腸(豚では特に盲腸)にいる微生物により繊維分を発酵(消化)し
ています。発酵によって繊維分から生成される短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、
酪酸など)は大腸の上皮から吸収され、エネルギー源として利用されます。
オ 反芻動物(牛、山羊、羊など)には胃が4つあり、口の方から順番に第1胃~第
4胃と呼びます。人や豚に相当する(自ら消化酵素を分泌する)のは第4胃。第1胃
はルーメンと呼ばれる巨大な発酵タンクで、そこに存在するルーメン微生物によっ
て繊維分を発酵(消化)することができます。ちなみに、反芻とは、ルーメン微生物
に発酵され易いよう、第1・2胃内の飼料を口腔内に吐き戻して咀嚼し、再び飲み込
むことを意味します。
- 15. 解23
正解「ウ」
葯培養では葯の中の花粉細胞を培養して半数体へと成長させるか、倍数体へと成長させま
す。倍数体へと成長させた場合、必然的にホモ接合体になるので育種の年限を短縮すること
が出来ます。