1. 農薬学第13回
イネの害虫
2月15日
中嶋

2. 1）ニカメイチュウ（ニカメイガ）
有機リン系剤→耐性出やすい
敷きわら、防風垣用の稲わら→ニカメイチュウの温床
防除：ネライストキシン系剤、IGR
ロムダン（IGR）
即効性・残効性
散布適期
発蛾最盛期7~10日後
コスパを考えて散布
幼虫 成虫

3. 1）ニカメイチュウ（ニカメイガ）
・刈株内で幼虫態で越冬
被害株（茎が枯れる） 茎の中を食害
http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/boujyo/futuu/1230.htm

4. 2）ツマグロヨコバイ
・イネのわい化病を媒介
♀
・被害ない？
♀
・出穂期には被害ある
アプロード ♂
トレボンなど 幼虫
散布適期 ♂
穂ばらみ期ごろの生育数
を見て防除 ♂：先端が黒
♀：先端が緑

5. 3）セジロウンカ・トビイロウンカ
・増殖が早い！
・東シナ海からの飛来数で決まる（梅雨）
・こまめな観察が大事（1株10頭）
アドマイヤー
粒剤施用で一発防除 セジロウンカ
アプロード
クモ類（天敵）に安全
10頭以上：カーバメート系と混用
それ以上：アプロード＋トレボン
黄褐色の縦縞

6. 3）イネツトムシ（イチモンジセセリ）、コブノメイガ
コブノメイガは中国大陸より飛来
窒素過多のイネを好む イネツトムシ
→施肥に注意
ロムダン（IGR）
卓効、残効アリ
幼虫
パダンなど
（ネライストキシン系）
散布適期
発蛾最盛期7~10日後
蛹 成虫

7. 3）イネツトムシ（イチモンジセセリ）、コブノメイガ
幼虫（1cm～2cm） 成虫
体長９mm、黄褐色で外側に
暗褐色の縁どり
コブノメイガ

8. 3）イネミズゾウムシ
・本田初期の被害大
→苗箱施用で効果高し
・光に集まる（5~6月）
・浅水にし、深水にしない
・間断灌水、中干しの徹底
成虫
アドマイヤー、エビセ
成虫の食害葉
クト、ガゼットなど
トレボン、シクロプロト
リン系
本田発生時
根に作られた土まゆ 幼虫