開発プロセスにおけるイテレーション速度にツールからアプローチしてるんだけど、体験でないと上手く伝わらない気がしてて、困ってた。が、なんか書けそうな気がしたので、ノリで書いてみたが、やっぱりダメだったっぽい。なんか気になった人がいたら、まあ、個別対応って感じで... このスライドの表バージョンが http://www.slideshare.net/mnagaku/sqip2014-nagaku

1. 思 索、襲来
•XP祭り、 SQiPシンポの ネタ
•内容に 自信はあった
•伝えるのが 難しいと 悩んでた
•大喜利 やってたら 閃いた

2. 説明の前に言っておくッ!
おれは今真のコードの共同所有をほんのちょっぴりだが体験した
い…いや… 体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
「おれはYU-NOを作りたいと思ったら
いつのまにか人類補完計画の基礎研究をしていた」
な… 何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をやってるのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
Agileだとかソフトウェア工学だとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……

3. 極秘 人類補完計画 国際連合最高幹部会 第16次中間報告 人類補完委員会 2014年度業務実績概要 要素技術研究編第７５９巻

4. 人類の単一個体融合に向けて
•超個体としての人類
•単一個体融合に至るための問題
•情報伝達の変遷に見る解決方向
•情報交換サイクルの高速化
•実験環境
•予備実験
•展望

5. 超個体としての人類
•人類の単一個体融合を考える上で、 どういったモデルに沿って実現方法を考えるか
•人類全体を、集団的知性モデルで捉える
•人類全体は、超個体とみなせるので、 モデル上は単一個体として扱える
•極めて自然な形で、 人類の単一個体融合を考えることが可能

6. 単一個体融合に至るための問題
•モデル上、人類は単一個体として扱える →単一個体融合は実現方法が確立すれば可能
•性能要件を満たすレベルの実現が可能か？ 性能要件：あらゆる面で第一使徒を凌駕
•様々な面で解決すべき問題はあるが、本研究では 特に、知的活動における処理速度について扱った
•2014年度実績：単一個体融合の実現方法を探る 為の実験環境を構築し、予備的な実験を開始した

7. 情報伝達の変遷に見る解決方向
•人類全体を、超個体とみなした場合、知的活動は、 個体間の情報伝達、情報加工の総体となる
•個体間の情報伝達の変遷
•メディアは、情報を記録、加工し易い方向へ
•情報交換サイクルの高速化
手段
速度
記録性
同報性
協働性
書簡
×
○
×
△
電話
○
×
△（電話会議）
△
FAX
△
○
○
×
Wiki
○
◎
○
○
チャット
◎
○
◎
◎
GoogleDocs/EtherPad
◎
◎
◎
◎

8. 情報交換サイクルの高速化
•仮説： 情報交換サイク ルが高速化する ことにより、個体は互いに 相手を自身の一部とみなし、 自我の境界が曖昧になる →個体は超個体の知的活動 を支える器官となる
•超個体の知的活動の整合性と速度が 担保され、性能要件が満たせる

9. 実験環境
•仮説の可能性を探るため実験環境を構築
•複数人での協働環境
•EtherPadによる情報交換サイクルの高速化
•協働の状態を共有しやすくするための視覚化
•MAGIを協働に参加させ個体の負担を軽減
•2013年度構築の実験環境からのフィードバック
•「プルリク」モデルでは、共有不足をレビューで補う
•「ペアプロ」モデルでは、共有の及ぶ個体範囲が限定的
•コミット駆動「CI」モデルでは、状態変化に遅延する
•→情報交換サイクルの速度が足りなかった

10. 実験環境
EtherPad
視覚化
MAGIによるモデル検査

11. 予備実験
•被験者
•全年齢対象
•協働経験は問わない
•事前に協働経験のないメンバーに協働させる
•実験テーマ「ノベルゲームの協働開発」
•整合性を保ちつつ、協働して、開発が進められるか
•十分に深い共有の下で、開発が進められるか
•超個体としての評価が、平均的個体を上回るか
•進捗
•数次の実験を経て継続中
•実験結果の評価は今後だが、概ね期待通り

12. 展望
•超個体の具現化により、知的活動に関しては、 単一個体融合が可能と考えられる
•情報交換サイクルの高速化に、計算機の支援が必 要であるが、計画実施時にどのような形態（例えば ナノマシン散布など）をとるか、検討の余地がある
•MAGIによる支援部分については、個体への薬物 投与による思考誘導で探索範囲を限定するなど、 高速化が可能
•ツールによる協働の高速化支援は 様々に応用可能

13. 参考イベント
•「モデル検査」のススメ(ゲームシナリオ進行編) http://cedil.cesa.or.jp/session/detail/1006
•高品質ノベルゲーム開発基盤の提案 http://www.juse.jp/sqip/symposium/detail/day1/#session_B2-3
•俺の考えたイテレーションの未来!! http://xpjug.com/xp2014-session-d4/

14. さすがです、お兄様
ちゃんと分かりやすく説明でき ると思ったんだが、気のせい だったかも知れん…