1. レクリエーショナルスポーツによる
大学改革
～神奈川大学をモデルに～
神奈川大学大竹ゼミナールチームH
狐塚宏美秦亮一
前田真之介村田幸平

2.  諸言
 現状
 提言
 まとめ
 文献・参考資料
2
研究背景
神奈川大学課外活動に関する調査
大学スポーツ改革の具体策

3. 3
2018年問題
• 大学進学者約17万人の減少
• 学生確保困難・大学経営危機
学生の学び・成長の場として
魅力ある大学への変革が求められる
課外活動
(スポーツ)
大
学
専門
学習
研究
学術研究・教育の最高機関

4. 事例：アメリカ
レクリエーショナル・スポーツプログラム(RSP)
学業と平行して行われる様々なスポーツ活動
4
メリット◎
学業にも好影響を与える
コミュニケーション力の向上
健康で豊かなライフスタイルの構築
リーダーシップの獲得
楽しむ
スポーツの
習慣化
生涯の
運動習慣

5. 日本では・・・？
• 大学スポーツ＝部活動
• 一般学生がスポーツに参加できる機会少
日本の大学体育・大学スポーツの課題
5

6. ◇ 横浜キャンパスの概要
・学生数14,136名(男10,172名女3,964名)
・全5学部/18学科
法学部・経済学部
外国語学部
人間科学部・工学部
・部活動
駅伝部箱根駅伝出場
硬式野球部全日本大学野球選手権準優勝
・体育授業(実技)
健康科学とスポーツスポーツ競技・文化
6

7. 神奈川大学のスポーツ活動に関する調査
（学生課・健康科学スポーツセンターへのヒアリング調査より）
1, 神奈川大学(横浜キャンパス)の課外活動について
7
公認団体
文化系・体育会系部活動
学術系研究部
• 体育会部活動総数：42団体
• 在籍者数:約850名
• 援助金の交付
• 強化部指定：18団体→更なる支援
非公認団体
文化系
スポーツ系サークル
• スポーツ系団体総数:46団体
• 在籍者数：約1800名
• 資金援助無
• 施設貸し出しは限られた時間の
み(昼休み等)
大学側
支援
大学側
支援

8. 8
2, 公認団体の支援体制について
1種
準1種
2種
「1種強化指定部」
• ３団体
• 専任指導者、強化費
その他(強化外)
「準１種強化指定部」
• ５団体
• 専任指導者、強化費
「2種強化指定部」
• 10団体
• 強化費
「課外活動指定強化部制度」
基本援助金の交付
強
化
指
定
部

9. 3, スポーツ施設の利用状況
横浜キャンパススポーツ施設
体育館(バスケットコート3面)・人工芝グラウンド
室内プール・トレーニングセンター
ゴルフ練習場・テニスコート
9
授業
部活動
一般利用
優先使用
一般学生
約13200名
部活動所属
約850名

10. 「体育会系部活動」により確立
部活動の活躍→ 大学の広告塔
宣伝効果大
一般学生「愛校心」「所属感」
10
現在の大学スポーツ

11. 11
提言目標
神奈川大学在学の全生徒の
「週2回・90分以上のスポーツ活動」
が確保され
質の高い大学生活を送る
学生全員に提供できる場→ 授業
学内でのレクリエーショナルプログラム
体育授業にレクリエーショナル・スポーツを導入
自分の好みで選択・自由な時間に実施
学外での様々なスポーツ活動

12. 12
(1) スポーツ活動の「単位化」
(2) レクリエーショナル・スポーツ統括組織の設置
(3) 学内スポーツプログラムへの参加
(4) 学外スポーツプログラムへの参加

13. (1) スポーツ活動の「単位化」
① 1～3年次において、各学年2単位(合計6単位)必修化
② 4年次では、選択制4年間で計8単位を上限とする
③ 学内・学外プログラム同様に1コマ換算
④ 学外プログラムへの参加証明学生証・参加証明書の提示が必須
⑤ 大学提携施設以外でのスポーツ活動も換算対象とする場合もある
13
【単位認定基準】
週2回×90分×15週(半期)=1単位

14. (2) レクリエーショナル・スポーツ
統括組織の設置
【プログラム開催】
•レクリエーション・スポーツの企画・運営
•リーグ戦の開催
外部交渉】
外部団体との連携を構築
マネジメント責任者を中心に交渉を行う
外部交渉
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学生管理
施設管理
プログラム
企画
マネジメント責任者
体育教職員・学生課職員
学生スタッフ
【学生管理】
•大学専用webアカウントの活用
•プログラムエントリー、参加・出席確認
•情報発信
【施設管理•スポーツ施設の
一括管理
•部活・授業との
利用時間区分
例：平日バレーボール(体育館)
・フィットネスクラブ
・プロスポーツチーム
・地域スポーツ団体
水泳教室(室内プール)
休日野球リーグ戦

15. (3)学内プログラムについて
• 「KUレクスポ」によって企画・運営
• 体育授業(教員養成カリキュラムを除く)は全てこれに置き換えるも
のとする
• 学生→時間・種目を自由に選択、自主的に活動でき
• 例：(木) 2時限目バスケットボールに参加
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月火水木金土 日
アクアウォークアクアウォークバトミントン
フットサルアルティメットフットサル
バスケバレー
バレー野球
水泳教室水泳教室バトミントンバレー
ゴルフサッカー
バレー
バスケサッカーラクロス野球
1
2
3
4
リーグ戦
○
○
○
○
○
学内プログラム活動例
レクスポ単位
1コマ
しかし!!
学内施設×収容人数
一週間の最大収容人数は
約2000名と判明。
学内のスポーツ施設のみでは
全学生のスポーツ活動の場を
まかないきれない・・・

16. (4)学外プログラムについて
16
①近隣フィットネスクラブとの提携
②公共施設との提携
③地元プロスポーツクラブとの提携
④地域支援
する
スポーツの
3領域
見る支える

17. ①近隣フィットネスクラブとの連携
• 「コナミスポーツクラブ横浜」「TIPNESS横浜」
「カーブス六角橋」「Jexerフィットネスクラブ横浜」
「ヨコハマフィットネス」と提携
• 学生一人当たり月額5,000円で利用可能
• 大学は、月額5,000円の半額を負担
〈活動例〉
・ウエイトトレーニング+ランニング
・スタジオプログラム60分+30分
一回90分以上の利用
レクスポ単位
1コマ

18. ②公共施設との連携
• 横浜市各区のスポーツセンターと提携
• 施設利用を大学として確保
• トレーニング室等、利用の割引を行う
レクスポ単位
1コマ
〈活動例〉
・ウエイトトレーニング+ランニング
・その他スポーツ活動
一回90分以上の利用
・地域でのボランティア活動等

19. 19
①近隣フィットネスクラブとの連携
②公共施設との連携
WIN WIN
学生
・充実した施設
・資金面
・活動時間の自由
フィットネス
公共スポーツ施設
・将来の顧客獲得
の可能性
・学生から地域への
情報発信

20. ③地元プロスポーツクラブとの連携
• 「横浜F.マリノス」「横浜FC」「横浜DeNAベイスターズ」
「横浜ビーコルセアーズ」との提携
• 試合観戦1試合ワンコイン(500円)で観戦可能に
〈活動例〉
・1試合(約90分) 試合観戦
・会場ボランティアスタッフ1日
・クラブ事業のボランティア1 レクスポ単位日
1コマ

21. 21
③地元プロスポーツクラブとの連携
WIN WIN
学生
・資金面
・就職体験
・新たなスポーツの
楽しみ方
プロスポーツ
・学生呼び込み
・将来のファン、
サポータ獲得

22. ④地域への支援活動プログラム
• 「NPO法人かながわクラブ」「はざわクラブ」
「NPO法人横浜かもめanimaクラブ」「まる倶楽部」
「NPO法人ライフネットスポーツクラブ」との提携
• 各団体に学生を派遣し
ボランティア活動・プログラムへの参加
〈活動例〉
・クラブ事業のボランティア
サッカー指導(約90分)
レクスポ単位・クラブ開催のスポーツ活動
1コマ

23. 23
④地域への支援活動プログラム
WIN WIN
学生
・新たなスポーツの
在り方を学べる
・地域と繋がりを持ち
新たなコミュニティ形
成へつながる
総合型クラブ
・活動が活気づく
・大学へ情報発信
→活動のPR

24. 楽しむ
スポーツの
習慣化
生涯の
運動習慣
自分の好きな活動を好きな時にchoice!!
週2回・90分以上のスポーツ活動が実現

25. 25

26. 26
・小倉乙春(2013)
学生支援としての学内レクリエーション・スポーツ
：米国事例を中心とした報告
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&ua
ct=8&ved=0CB8QFjAA&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F130003386133&ei
=74pNVNX5J8Hz8QXpr4K4CA&usg=AFQjCNE-J2ubo69tyY8Vy-
Kk0nK3sk0A0g&bvm=bv.77880786,d.dGc
・神奈川大学HP
http://www.kanagawa-u.ac.jp/
・文部科学省HP
http://www.mext.go.jp/

27. ご清聴ありがとうございました
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