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Framework 「Innovation Ecosystem」 Strategy&Tools
Manifesto for Innovation Ecosystem 
どんなに素晴らしいイノベーションも 
自社だけではもはや成功することはできない。 
回避可能な失敗を取り除き、 
より確実な成功へ戦略的にアプローチする。 
これこそが成功の道筋だ。
全体像 
エコシステム を注視する 
エコシステム 内のポジショ ンを決める 
ゲームに 勝つ 
1.イノベーションリスク フレームワーク 
2.リスクの掛算 
3.リンクの壊れた部分 
4.価値設計図 
5.リーダーシッププリズム 
6.先行者マトリクス 
7.5つのレバー 
8.最小限の要素によるエコ システム(MVE)、段階 的拡張、継承と活用
1. イノベーションリスク・フレームワーク 
イノベーション戦略 
コーイノベーション・ 
リスク 
実行リスク 
アダプションチェーン・ 
リスク 
情報に基づく期待 
要求された時間内で、仕様を満たすイノベーションを実現できるかどうかのリスク 
自身のイノベーションの商業的成功は他のイノベーションの商業化に依存するリスク 
パートナーがまずイノベーションを受け入れなければ、顧客が最終提供価値を評価することすらできないリスク
2. リスクの掛算 
イノベーションAの可能性 
イノベーションBの可能性 
イノベーションCの可能性 
イノベーションDの可能性 
85% 
85% 
85% 
85% 
イノベーションA,B,C,Dが 
すべて成功する確率 
52%
3. リンクの壊れた部分 
イノベーションA 
イノベーター 
卸売業者 
小売業者 
エンドユーザー 
++++ 
+++ 
+++ 
++ 
- 
評価 
正味:+11 
平均:+2.75 
最小:-1 
失敗 
イノベーションB 
+ 
+ 
正味:+4 
平均:+1 
最小:+1 
成功 
+ 
+ 
2つのイノベーションにおける 
アダプションチェーン上の価値。 
もし1つでも結合がマイナスならば、 失敗するだろう。
4. 価値設計図 
サプライヤー1 
サプライヤー2 
自社の 
プロジェクト 
補完者1への 
サプライヤー 
補完者1への 
サプライヤー 
補完者1 
仲介者1 
仲介者2 
エンド 
ユーザー 
補完者2への 
サプライヤー 
補完者2
5. リーダーシッププリズム 
提供価値 
パートナー 
パートナーA 
パートナーB 
パートナーC 
パートナーD 
パートナーE 
相対的な利益-総コスト=差益
6. 先行者マトリクス 
イノベーターの実行課題と補完者のコーイノベーションの課題から、 
早期参入者が相対的にどの程度有意であるかを決定する 
イノベーターの 
実行課題 
低い 
高い 
補完者のコーイノベーションの課題 
低い 
高い 
エリア1: 
最初のプレーヤーが成功する 
•先行者優位は標準レベル 
エリア2: 
勝者がさらに勝ち続ける 
•先行者優位は増大する 
エリア3: 
急ぎ、待つ 
•先行者優位は減少する 
エリア4: 
時と場合による 
•先行者優位性はどの問題が 最初に解決されるかによる
7. 5つのレバー 
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ある場所に束ねられた要素を、 
別の場所でより生産的に束ねられるか? 
分離(Separate) 
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追加(Add) 
現在ない要素を追加して、生産的な新しいつ ながりを作ることができるか? 
ボトルネックを 
取り除いた 
新しい設計図 
結合(Combine) 
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生産的に結ぶことができるか? 
削除(Subtract) 
既存の要素を取り除くことで、 
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8. 最小限の要素によるエコシステム(MVE)、段階的拡張、継承と活用 
エコシステムの完成に向けた「従来の実験からの経路」と 
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提供価値 
限定的 
完成度 
展開規模 
トライアル 
商業的 
プロトタイプ 
実験的な 
実証 
展開段階2 
展開段階1 
展開段階 
完全展開 
MVE 
段階的拡張1 
段階的拡張2 
段階的拡張 
最小限の要素によるエコシステム(MVE):ユニークで商業的な価値を創造できる最小限の要素を組み合わせる。 
段階的な拡張:すでにあるMVEのシステムから利益を得ることができる新たな要素を付け加え、価値創造の可能性を増加させる。 
エコシステムの継承と活用:1つのエコシステムの成功要素を活用して、次のエコシステムを構築する
参考図書 
「The Wide Lens: A New Strategy for Innovation」[Ron Adner]
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  • 2. Manifesto for Innovation Ecosystem どんなに素晴らしいイノベーションも 自社だけではもはや成功することはできない。 回避可能な失敗を取り除き、 より確実な成功へ戦略的にアプローチする。 これこそが成功の道筋だ。
  • 3. 全体像 エコシステム を注視する エコシステム 内のポジショ ンを決める ゲームに 勝つ 1.イノベーションリスク フレームワーク 2.リスクの掛算 3.リンクの壊れた部分 4.価値設計図 5.リーダーシッププリズム 6.先行者マトリクス 7.5つのレバー 8.最小限の要素によるエコ システム(MVE)、段階 的拡張、継承と活用
  • 4. 1. イノベーションリスク・フレームワーク イノベーション戦略 コーイノベーション・ リスク 実行リスク アダプションチェーン・ リスク 情報に基づく期待 要求された時間内で、仕様を満たすイノベーションを実現できるかどうかのリスク 自身のイノベーションの商業的成功は他のイノベーションの商業化に依存するリスク パートナーがまずイノベーションを受け入れなければ、顧客が最終提供価値を評価することすらできないリスク
  • 5. 2. リスクの掛算 イノベーションAの可能性 イノベーションBの可能性 イノベーションCの可能性 イノベーションDの可能性 85% 85% 85% 85% イノベーションA,B,C,Dが すべて成功する確率 52%
  • 6. 3. リンクの壊れた部分 イノベーションA イノベーター 卸売業者 小売業者 エンドユーザー ++++ +++ +++ ++ - 評価 正味:+11 平均:+2.75 最小:-1 失敗 イノベーションB + + 正味:+4 平均:+1 最小:+1 成功 + + 2つのイノベーションにおける アダプションチェーン上の価値。 もし1つでも結合がマイナスならば、 失敗するだろう。
  • 7. 4. 価値設計図 サプライヤー1 サプライヤー2 自社の プロジェクト 補完者1への サプライヤー 補完者1への サプライヤー 補完者1 仲介者1 仲介者2 エンド ユーザー 補完者2への サプライヤー 補完者2
  • 8. 5. リーダーシッププリズム 提供価値 パートナー パートナーA パートナーB パートナーC パートナーD パートナーE 相対的な利益-総コスト=差益
  • 9. 6. 先行者マトリクス イノベーターの実行課題と補完者のコーイノベーションの課題から、 早期参入者が相対的にどの程度有意であるかを決定する イノベーターの 実行課題 低い 高い 補完者のコーイノベーションの課題 低い 高い エリア1: 最初のプレーヤーが成功する •先行者優位は標準レベル エリア2: 勝者がさらに勝ち続ける •先行者優位は増大する エリア3: 急ぎ、待つ •先行者優位は減少する エリア4: 時と場合による •先行者優位性はどの問題が 最初に解決されるかによる
  • 10. 7. 5つのレバー 再配置(Relocate) ある場所に束ねられた要素を、 別の場所でより生産的に束ねられるか? 分離(Separate) 現在結合している要素を、 生産的に分けることができるか? 追加(Add) 現在ない要素を追加して、生産的な新しいつ ながりを作ることができるか? ボトルネックを 取り除いた 新しい設計図 結合(Combine) 現在分離している要素を、 生産的に結ぶことができるか? 削除(Subtract) 既存の要素を取り除くことで、 価値創造の減少を実現性の増加が上回るか?
  • 11. 8. 最小限の要素によるエコシステム(MVE)、段階的拡張、継承と活用 エコシステムの完成に向けた「従来の実験からの経路」と 「MVEから段階的拡張の経路」の比較 提供価値 限定的 完成度 展開規模 トライアル 商業的 プロトタイプ 実験的な 実証 展開段階2 展開段階1 展開段階 完全展開 MVE 段階的拡張1 段階的拡張2 段階的拡張 最小限の要素によるエコシステム(MVE):ユニークで商業的な価値を創造できる最小限の要素を組み合わせる。 段階的な拡張:すでにあるMVEのシステムから利益を得ることができる新たな要素を付け加え、価値創造の可能性を増加させる。 エコシステムの継承と活用:1つのエコシステムの成功要素を活用して、次のエコシステムを構築する
  • 12. 参考図書 「The Wide Lens: A New Strategy for Innovation」[Ron Adner]