More Related Content
Similar to Framework:「Innovation ecosystem」
Similar to Framework:「Innovation ecosystem」 (19)
More from Katsuhito Okada
More from Katsuhito Okada (20)
Framework:「Innovation ecosystem」
- 2. Manifesto for Innovation Ecosystem
どんなに素晴らしいイノベーションも
自社だけではもはや成功することはできない。
回避可能な失敗を取り除き、
より確実な成功へ戦略的にアプローチする。
これこそが成功の道筋だ。
- 3. 全体像
エコシステム を注視する
エコシステム 内のポジショ ンを決める
ゲームに 勝つ
1.イノベーションリスク フレームワーク
2.リスクの掛算
3.リンクの壊れた部分
4.価値設計図
5.リーダーシッププリズム
6.先行者マトリクス
7.5つのレバー
8.最小限の要素によるエコ システム(MVE)、段階 的拡張、継承と活用
- 4. 1. イノベーションリスク・フレームワーク
イノベーション戦略
コーイノベーション・
リスク
実行リスク
アダプションチェーン・
リスク
情報に基づく期待
要求された時間内で、仕様を満たすイノベーションを実現できるかどうかのリスク
自身のイノベーションの商業的成功は他のイノベーションの商業化に依存するリスク
パートナーがまずイノベーションを受け入れなければ、顧客が最終提供価値を評価することすらできないリスク
- 5. 2. リスクの掛算
イノベーションAの可能性
イノベーションBの可能性
イノベーションCの可能性
イノベーションDの可能性
85%
85%
85%
85%
イノベーションA,B,C,Dが
すべて成功する確率
52%
- 6. 3. リンクの壊れた部分
イノベーションA
イノベーター
卸売業者
小売業者
エンドユーザー
++++
+++
+++
++
-
評価
正味:+11
平均:+2.75
最小:-1
失敗
イノベーションB
+
+
正味:+4
平均:+1
最小:+1
成功
+
+
2つのイノベーションにおける
アダプションチェーン上の価値。
もし1つでも結合がマイナスならば、 失敗するだろう。
- 7. 4. 価値設計図
サプライヤー1
サプライヤー2
自社の
プロジェクト
補完者1への
サプライヤー
補完者1への
サプライヤー
補完者1
仲介者1
仲介者2
エンド
ユーザー
補完者2への
サプライヤー
補完者2
- 9. 6. 先行者マトリクス
イノベーターの実行課題と補完者のコーイノベーションの課題から、
早期参入者が相対的にどの程度有意であるかを決定する
イノベーターの
実行課題
低い
高い
補完者のコーイノベーションの課題
低い
高い
エリア1:
最初のプレーヤーが成功する
•先行者優位は標準レベル
エリア2:
勝者がさらに勝ち続ける
•先行者優位は増大する
エリア3:
急ぎ、待つ
•先行者優位は減少する
エリア4:
時と場合による
•先行者優位性はどの問題が 最初に解決されるかによる
- 10. 7. 5つのレバー
再配置(Relocate)
ある場所に束ねられた要素を、
別の場所でより生産的に束ねられるか?
分離(Separate)
現在結合している要素を、
生産的に分けることができるか?
追加(Add)
現在ない要素を追加して、生産的な新しいつ ながりを作ることができるか?
ボトルネックを
取り除いた
新しい設計図
結合(Combine)
現在分離している要素を、
生産的に結ぶことができるか?
削除(Subtract)
既存の要素を取り除くことで、
価値創造の減少を実現性の増加が上回るか?
- 11. 8. 最小限の要素によるエコシステム(MVE)、段階的拡張、継承と活用
エコシステムの完成に向けた「従来の実験からの経路」と
「MVEから段階的拡張の経路」の比較
提供価値
限定的
完成度
展開規模
トライアル
商業的
プロトタイプ
実験的な
実証
展開段階2
展開段階1
展開段階
完全展開
MVE
段階的拡張1
段階的拡張2
段階的拡張
最小限の要素によるエコシステム(MVE):ユニークで商業的な価値を創造できる最小限の要素を組み合わせる。
段階的な拡張:すでにあるMVEのシステムから利益を得ることができる新たな要素を付け加え、価値創造の可能性を増加させる。
エコシステムの継承と活用:1つのエコシステムの成功要素を活用して、次のエコシステムを構築する