re:Invent 2017 AWSデータベースサービス総復習!
Sapporo.aws
2017年12⽉11⽇
クラスメソッド株式会社 ⽯川覚
⾃⼰紹介
ビックデータ関連のコンサルティング、
チューニング、開発⽀援を中⼼に活動。
その他、ハンズオンセミナー講師や
AWSのホワイトペーパー監修、ブロ
グを執筆。
担当はAWS全般、Redshift、Athena、
EMR、Tableau
⽯川 覚 (いしかわ さとる)
データインテグレーション部
2
• Amazon Redshift
• Amazon S3 Select / Glacier Select
• Amazon Neptune
• Amazon DynamoDB
• Amazon Aurora MySQL-compatible edition
アジェンダ 3
Amazon Redshift
クラウドDWH Redshift の最近のリリースと今後のリリース
新しいコンピュート重視ノード - DC2
• 従来のDC1と⽐較して、30%優れたストレージ利⽤率で3倍のIO性
能を実現
• 利⽤費は従来のDC1と変わらず2倍のパフォーマンス
5
Result Caching
処理の流れ
1. クエリはリーダーノードに送ります
2. キャッシュにクエリ結果が含まれている場合は、処理しないで
キャッシュを返します
3. キャッシュにクエリ結果がない場合は、クエリが実⾏され、結
果がキャッシュされます
特⻑
• リーダーノードのインメモリーキャッシュで、1秒未満で結果
を返す
• 透過的 – キャッシュの存在を意識せずに動作します
• WLMのスキップ、処理のスキップ、最適化のスキップ
• キャッシュはセッション間で横断して持続する
• キャッシュによってAmazon Redshiftクラスタが解放され、他
の⾮反復クエリのパフォーマンスが向上します
6
Result Caching
Result Cachingによるスループットの向上
• ノードタイプは⾼い⽅が良いです! (1時間
あたりのクエリ数)
• 読み書き可能なワークロードスモールクエリ
とラージクエリの混在、INSERT、COPY、
VACUUMのRead-writeワークロード
• ds2.xlargeクラスタ、4ノード構成
7
引用: https://www.slideshare.net/AmazonWebServices/abd327migrating-your-traditional-data-warehouse-to-a-modern-data-lake/15
Short Query Acceleration (SQA)
ショートクエリ⽤の⾼速レーン
• ショートクエリが⻑い実⾏クエリの後ろにつ
かない
• より⾼いスループット、少ない変動性
• ワークロードのためにカスタマイズされてい
る
• クエリパターンを機械学習して、ショートク
エリと判断すると、適切なキューに移動する
• 透過的 – アクセラレーションの存在を意識せ
ずに動作します
8
Short Query Acceleration (SQA)
この構成では、SQA機能を​​有効にしてシ
ョートクエリのランタイムが明確に改善
されています。ショートクエリの多くは
5倍以上の改善を⾒ていましたが、実⾏
時間の⻑いクエリではそれに対応した増
加が⾒られました。これはまさしく「ど
のように機能が動作するか」を表してい
ます。
• 秒未満で実⾏されるクエリでは、平
均待機時間が36秒から0に短縮され
ます。
• ⾮常にビジーなクラスタでP90の待
機時間が370秒から32.1秒に短縮
9
引用: https://www.slideshare.net/AmazonWebServices/abd327migrating-your-traditional-data-warehouse-to-a-modern-data-lake/18
Coming Soon: Nested data support
• S3上のネストされてかつ半構造化されたデータをSpectrumを使って分析する
• Amazon Redshift の CTASを⽤いて、ネストされたデータの簡単なETLを可能にする
• オープンな仕様のファイルフォーマットのサポート:Parquet, ORC, JSON, Ion,
AVRO
• ドット表記を使⽤して既存のSQLを拡張する
10
Coming Soon: Nested data support
クエリのパフォーマンスを向上させるため、新しいOrdersテーブルには、
OrderItemsがネストされた列として含まれ、結合処理が排除されます
11
Coming Soon: Enhanced Monitoring 12
クエリの待ち時間とスループットを監
視してワークロードを最適化する
• クエリのスループットメトリック
を使⽤してAmazon Redshiftクラ
スタを最適化してパフォーマンス
を最⼤限に⾼める
• データベースとワークロードのメ
トリックにアクセスして、クラス
タのパフォーマンスをより深く把
握する
• Amazon SNS経由でアラートと通
知を取得する
参考
【レポート】古いDWHからモダンなデータレイクへマイグレートする
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/re-invent-2017-abd327/
13
Amazon S3 Select / Glacier Select
単⼀のS3オブジェクトにクエリを実⾏するサービス
S3 Select(Preview)
• 新しいAPIを使⽤して、オブジェ
クト内のデータを選択および取得
します。
• S3オブジェクトデータのサブセ
ットを処理するアプリケーション
の⾼速化します
• データアクセスのパフォーマンス
を最⼤400%に⾼速化
• S3 SELECTを使⽤することで分
析の⾼速化
15
SQL⽂を⽤いてS3オブジェクトから必要とするデータ
の⼀部分のみを取得してパフォーマンスを改善する
S3 Select(Preview)
補⾜情報
• プレビュー中の S3 Select では、GZIP 圧縮の有無にかかわらず CSV ファイルまた
は JSON ファイルをサポートします。なお、プレビューでは暗号化(at rest)された
オブジェクトはサポートされません。
• プレビュー中は S3 Select の料⾦はかかりません。
• Amazon Athena、Amazon Redshift、Amazon EMRや、Cloudera、DataBricks、
Hortonworksといったパートナが S3 Selectをサポートする予定です。
16
S3 Glacier(Preview) 17
補⾜情報
• Glacier Select は、Glacier のある全てのリージョンでご利⽤になれます。
• Glacierは以下の3つの要素で価格設定されています。
• データがスキャンされたGB容量
• データが返ってきたGB容量
• Select のリクエスト数これらの各要素の価格は、Glacierのアーカイブの取り出しオプシ
ョンによって決まります:迅速(expedited, 1〜5分)、標準(Standard, 3〜5時間)、バ
ルク(Bulk, 5〜12時間)
• 2018年の近いうちに、Athenaが Glacier Select を利⽤してGlacierと連携す
る予定です。
SQL⽂を使⽤して単⼀のGlacierオブジェクトに対して
直接フィルタリング
参考
【速報】新サービスS3 SELECTが発表されました!! #reinvent
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/re-invent-2017-news-s3-select/
S3 Select(Preview)を試してみました
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/sugano-038-reinvent-s3-select/
S3 Select と Glacier Select – オブジェクトのサブセットを取得
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/s3-glacier-select/
18
Amazon Neptune
フルマネージドのグラフデータベースサービス
Amazon Neptune (Preview) 20
グラフデータベースとは
• グラフデータベースには頂点と辺 (⽅向が
指定されたリンク) が保存されます。頂点
と辺にはそれぞれ関連するプロパティがあ
ります。次の図は、友達とその趣味の関係
を⽰す簡単なグラフを表しています。
• ユースケースは、SNS、レコメンデーショ
ンエンジン、経路案内、物流最適化、⾃動
診断、侵⼊検知やゲノム配列決定などのア
プリケーションが例に挙げられます。
グラフ構造を持った何⼗億ものデータ・リレーション
に対して、⾼速なクエリを提供するサービス
Amazon Neptune (Preview)
Amazon Neptune 特⻑
• Open: Apache TinkerPop をサポートしており、 Resource Description Framework
(RDF): Concepts and Abstract Syntax に準拠したグラフモデル
• Fast And Scalable: 億単位のリレーションを保管した状態で、ミリ秒程度のレイテンシ
• Reliable: 3AZで6つのレプリカを構成し、バックアップ・リストアが可能
• Easy: Gremlin や SPARQL によって、強⼒なクエリを簡単に構築可能
21
対応リージョン: バージニア(2017/12/11現在)
参考
【速報】AWSのフルマネージドグラフデータベースサービス、Amazon Neptune が発表されま
した!
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/reinvent2017-amazon-neptune/
【レポート】NEW LAUNCH! Amazon Neptune Workshop : SPARQL と Gremlin を使って
Amazon Neptune からデータを取得してみよう
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent2017-amazon-neptune-
workshop/
Amazon Neptune
https://aws.amazon.com/jp/neptune/
Amazon Neptune: クラウド向けに構築された⾼速で信頼性の⾼いグラフデータベース
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2017/11/amazon-neptune-
fast-reliable-graph-database-built-for-the-cloud/
22
Amazon DynamoDB
NoSQL、スキーマレス、サーバーレスなAWS上のKVSサービス
Amazon DynamoDB Global Tables
リージョン間で同期されるテーブル
• リージョンレベルでのテーブルを作成可能
• 数クリックで構築
• 従来のDynamoDBの堅牢性や耐久性に加
えて、世界複数リージョンにエンドポイン
トを持つことが可能
• 課⾦は、従来の読み込み
• 書き込み⽤キャパシティユニットに加え
て、クロスリージョンレプリケーションの
ためのデータ転送料⾦が必要
24
リージョンレベルでのマルチマスターのテーブルを
作成できるDBサービス
Amazon DynamoDB Global Tables 25
競合と⼀貫性
• リージョン内
• 結果整合性読み込み:○
• 強い整合性読み込み:○
• グローバルテーブル
• 結果整合性読み込み:○
• 強い整合性読み込み:☓
可⽤性と耐久性
リージョンで障害があった場合は、別リージョンへ読み書きする必要があります。そのた
め、アプリケーションにてリダイレクトする処理を追加します。 障害が復旧した場合は、
伝搬できなかったデータのレプリケーションが双⽅向で再開します。
参考
【速報】DynamoDB Global Tablesが発表されました!
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent-dynamodb-table/
DynamoDB Global Tableを試す
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent-2017-dynamodb-global-
table/
26
Amazon DynamoDB On-Demand Backup
パフォーマンスの影響なしに数百TBの
バックアップ取得が可能
• 任意のタイミングで利⽤できる⻑
期間のデータ保存
• アプリケーションエラー対応のた
めの、ポイントインタイムリスト
ア
従来は、AWS Data Pipelineを利⽤し
てS3にバック アップを取得していた
のが⼀気に簡単に!
27
パフォーマンスへの影響なしに数百TBのデータの
バックアップ・リストアするサービス
参考
【速報】DynamoDBにバックアップ/リストア機能が追加されました!
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent-dynamodb-backup-restore/
【新機能】DynamoDB On-Demand Backup and Restoreをお試し
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/hello-dynamodb-backup-and-restore/
28
Amazon Aurora MySQL-compatible edition
クラウド向けに再設計されたMySQL互換性のRDBサービス
Amazon Aurora Multi-Master(Preview) 30
• マルチAZでRead/Write両⽅でスケー
ルアウト可能なデータベース
• AZ障害やいずれかのWriterが停⽌し
ても、アプリケーションでリトライを
即時に⾏うことでダウンタイム0にな
る
• シングルリージョン・マルチマスター
は、11/29にプレビュー開始
• マルチリージョン・マルチマスタ対応
は2018年を予定
マルチAZでRead/Write両⽅でスケールアウト可能、
かつ ダウンタイム0になるDBサービス
Amazon Aurora Multi-Master(Preview) 31
従来は
• Writerは1ノードのみ
• Readerは複数ノード可能
• 読取り性能のみスケーラブル
新しい Multi-Masterは
• Writer・Readerともに複数ノード可能
• 読取り・書込み性能ともにスケーラブル
Oracle RACとの違い
• Oracle RACは1つのデータセンターの1つの部屋に限定される
• Multi-Masterは複数のデータセンターにおけるスケールアウトに対応
参考
【速報】Amazon Auroraのマルチマスタ機能が発表されました!
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/reinvent-2017-aurora-multi-
master/
【レポート】DAT301: Deep-dive to Amazon Aurora
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/reinvent2017-dat301-aurora-deep-
dive/
32
Amazon Aurora Serverless(Preview)
特⻑
• インスタンスのプロビジョニング不要
• ディスク容量増減の⾃動化
• オンデマンドによる起動と不要時の⾃
動停⽌
• 秒単位課⾦
• 容量課⾦
33
予測不能/周期的ワークロードに対応した、
オンデマンド、オートスケールDBサービス
Amazon Aurora Serverless(Preview) 34
事前準備
・エンドポイント作成・最⼩、最⼤のキャパシティサイズ設定
・クエリのエンドポイント設定スケール変更時のダウンタイム0
スケーリングはホットスタンバイされたリソースからは1秒で発動
既存Auroraからほぼ間違いなく移⾏が可能
参考
【速報】新しいDBサービスAurora Serverlessが発表されました!
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent-aurora-serverless/
【レポート】DAT301: Deep-dive to Amazon Aurora
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/reinvent2017-dat301-aurora-deep-dive/
In The Works – Amazon Aurora Serverless
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/in-the-works-amazon-aurora-serverless/
35
その他の重要アップデート
• Amazon Aurora Reader Auto Scaling(2017年11⽉)
• Batched scans(Coming soon)
• Hash Joins(Coming soon)
• Parallel query(Coming soon)
• Backtrack(Coming soon)
36
最後に
今年サービス開始
• Amazon Aurora PostgreSQL-compatible edition
• AWS Glue
東京リージョン開始
• Amazon Athena
• Amazon Redshift Spectrum
re:Invent 2017発表/新サービス
• Amazon Neptune
37
この⼀年のAWSのDBサービスの進化・深化
ご清聴ありがとうございました

Re invent 2017 データベースサービス総復習!

  • 1.
  • 2.
  • 3.
    • Amazon Redshift •Amazon S3 Select / Glacier Select • Amazon Neptune • Amazon DynamoDB • Amazon Aurora MySQL-compatible edition アジェンダ 3
  • 4.
    Amazon Redshift クラウドDWH Redshiftの最近のリリースと今後のリリース
  • 5.
    新しいコンピュート重視ノード - DC2 •従来のDC1と⽐較して、30%優れたストレージ利⽤率で3倍のIO性 能を実現 • 利⽤費は従来のDC1と変わらず2倍のパフォーマンス 5
  • 6.
    Result Caching 処理の流れ 1. クエリはリーダーノードに送ります 2.キャッシュにクエリ結果が含まれている場合は、処理しないで キャッシュを返します 3. キャッシュにクエリ結果がない場合は、クエリが実⾏され、結 果がキャッシュされます 特⻑ • リーダーノードのインメモリーキャッシュで、1秒未満で結果 を返す • 透過的 – キャッシュの存在を意識せずに動作します • WLMのスキップ、処理のスキップ、最適化のスキップ • キャッシュはセッション間で横断して持続する • キャッシュによってAmazon Redshiftクラスタが解放され、他 の⾮反復クエリのパフォーマンスが向上します 6
  • 7.
    Result Caching Result Cachingによるスループットの向上 •ノードタイプは⾼い⽅が良いです! (1時間 あたりのクエリ数) • 読み書き可能なワークロードスモールクエリ とラージクエリの混在、INSERT、COPY、 VACUUMのRead-writeワークロード • ds2.xlargeクラスタ、4ノード構成 7 引用: https://www.slideshare.net/AmazonWebServices/abd327migrating-your-traditional-data-warehouse-to-a-modern-data-lake/15
  • 8.
    Short Query Acceleration(SQA) ショートクエリ⽤の⾼速レーン • ショートクエリが⻑い実⾏クエリの後ろにつ かない • より⾼いスループット、少ない変動性 • ワークロードのためにカスタマイズされてい る • クエリパターンを機械学習して、ショートク エリと判断すると、適切なキューに移動する • 透過的 – アクセラレーションの存在を意識せ ずに動作します 8
  • 9.
    Short Query Acceleration(SQA) この構成では、SQA機能を​​有効にしてシ ョートクエリのランタイムが明確に改善 されています。ショートクエリの多くは 5倍以上の改善を⾒ていましたが、実⾏ 時間の⻑いクエリではそれに対応した増 加が⾒られました。これはまさしく「ど のように機能が動作するか」を表してい ます。 • 秒未満で実⾏されるクエリでは、平 均待機時間が36秒から0に短縮され ます。 • ⾮常にビジーなクラスタでP90の待 機時間が370秒から32.1秒に短縮 9 引用: https://www.slideshare.net/AmazonWebServices/abd327migrating-your-traditional-data-warehouse-to-a-modern-data-lake/18
  • 10.
    Coming Soon: Nesteddata support • S3上のネストされてかつ半構造化されたデータをSpectrumを使って分析する • Amazon Redshift の CTASを⽤いて、ネストされたデータの簡単なETLを可能にする • オープンな仕様のファイルフォーマットのサポート:Parquet, ORC, JSON, Ion, AVRO • ドット表記を使⽤して既存のSQLを拡張する 10
  • 11.
    Coming Soon: Nesteddata support クエリのパフォーマンスを向上させるため、新しいOrdersテーブルには、 OrderItemsがネストされた列として含まれ、結合処理が排除されます 11
  • 12.
    Coming Soon: EnhancedMonitoring 12 クエリの待ち時間とスループットを監 視してワークロードを最適化する • クエリのスループットメトリック を使⽤してAmazon Redshiftクラ スタを最適化してパフォーマンス を最⼤限に⾼める • データベースとワークロードのメ トリックにアクセスして、クラス タのパフォーマンスをより深く把 握する • Amazon SNS経由でアラートと通 知を取得する
  • 13.
  • 14.
    Amazon S3 Select/ Glacier Select 単⼀のS3オブジェクトにクエリを実⾏するサービス
  • 15.
    S3 Select(Preview) • 新しいAPIを使⽤して、オブジェ クト内のデータを選択および取得 します。 •S3オブジェクトデータのサブセ ットを処理するアプリケーション の⾼速化します • データアクセスのパフォーマンス を最⼤400%に⾼速化 • S3 SELECTを使⽤することで分 析の⾼速化 15 SQL⽂を⽤いてS3オブジェクトから必要とするデータ の⼀部分のみを取得してパフォーマンスを改善する
  • 16.
    S3 Select(Preview) 補⾜情報 • プレビュー中のS3 Select では、GZIP 圧縮の有無にかかわらず CSV ファイルまた は JSON ファイルをサポートします。なお、プレビューでは暗号化(at rest)された オブジェクトはサポートされません。 • プレビュー中は S3 Select の料⾦はかかりません。 • Amazon Athena、Amazon Redshift、Amazon EMRや、Cloudera、DataBricks、 Hortonworksといったパートナが S3 Selectをサポートする予定です。 16
  • 17.
    S3 Glacier(Preview) 17 補⾜情報 •Glacier Select は、Glacier のある全てのリージョンでご利⽤になれます。 • Glacierは以下の3つの要素で価格設定されています。 • データがスキャンされたGB容量 • データが返ってきたGB容量 • Select のリクエスト数これらの各要素の価格は、Glacierのアーカイブの取り出しオプシ ョンによって決まります:迅速(expedited, 1〜5分)、標準(Standard, 3〜5時間)、バ ルク(Bulk, 5〜12時間) • 2018年の近いうちに、Athenaが Glacier Select を利⽤してGlacierと連携す る予定です。 SQL⽂を使⽤して単⼀のGlacierオブジェクトに対して 直接フィルタリング
  • 18.
    参考 【速報】新サービスS3 SELECTが発表されました!! #reinvent https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/re-invent-2017-news-s3-select/ S3Select(Preview)を試してみました https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/sugano-038-reinvent-s3-select/ S3 Select と Glacier Select – オブジェクトのサブセットを取得 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/s3-glacier-select/ 18
  • 19.
  • 20.
    Amazon Neptune (Preview)20 グラフデータベースとは • グラフデータベースには頂点と辺 (⽅向が 指定されたリンク) が保存されます。頂点 と辺にはそれぞれ関連するプロパティがあ ります。次の図は、友達とその趣味の関係 を⽰す簡単なグラフを表しています。 • ユースケースは、SNS、レコメンデーショ ンエンジン、経路案内、物流最適化、⾃動 診断、侵⼊検知やゲノム配列決定などのア プリケーションが例に挙げられます。 グラフ構造を持った何⼗億ものデータ・リレーション に対して、⾼速なクエリを提供するサービス
  • 21.
    Amazon Neptune (Preview) AmazonNeptune 特⻑ • Open: Apache TinkerPop をサポートしており、 Resource Description Framework (RDF): Concepts and Abstract Syntax に準拠したグラフモデル • Fast And Scalable: 億単位のリレーションを保管した状態で、ミリ秒程度のレイテンシ • Reliable: 3AZで6つのレプリカを構成し、バックアップ・リストアが可能 • Easy: Gremlin や SPARQL によって、強⼒なクエリを簡単に構築可能 21 対応リージョン: バージニア(2017/12/11現在)
  • 22.
    参考 【速報】AWSのフルマネージドグラフデータベースサービス、Amazon Neptune が発表されま した! https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/reinvent2017-amazon-neptune/ 【レポート】NEWLAUNCH! Amazon Neptune Workshop : SPARQL と Gremlin を使って Amazon Neptune からデータを取得してみよう https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent2017-amazon-neptune- workshop/ Amazon Neptune https://aws.amazon.com/jp/neptune/ Amazon Neptune: クラウド向けに構築された⾼速で信頼性の⾼いグラフデータベース https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2017/11/amazon-neptune- fast-reliable-graph-database-built-for-the-cloud/ 22
  • 23.
  • 24.
    Amazon DynamoDB GlobalTables リージョン間で同期されるテーブル • リージョンレベルでのテーブルを作成可能 • 数クリックで構築 • 従来のDynamoDBの堅牢性や耐久性に加 えて、世界複数リージョンにエンドポイン トを持つことが可能 • 課⾦は、従来の読み込み • 書き込み⽤キャパシティユニットに加え て、クロスリージョンレプリケーションの ためのデータ転送料⾦が必要 24 リージョンレベルでのマルチマスターのテーブルを 作成できるDBサービス
  • 25.
    Amazon DynamoDB GlobalTables 25 競合と⼀貫性 • リージョン内 • 結果整合性読み込み:○ • 強い整合性読み込み:○ • グローバルテーブル • 結果整合性読み込み:○ • 強い整合性読み込み:☓ 可⽤性と耐久性 リージョンで障害があった場合は、別リージョンへ読み書きする必要があります。そのた め、アプリケーションにてリダイレクトする処理を追加します。 障害が復旧した場合は、 伝搬できなかったデータのレプリケーションが双⽅向で再開します。
  • 26.
    参考 【速報】DynamoDB Global Tablesが発表されました! https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent-dynamodb-table/ DynamoDBGlobal Tableを試す https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent-2017-dynamodb-global- table/ 26
  • 27.
    Amazon DynamoDB On-DemandBackup パフォーマンスの影響なしに数百TBの バックアップ取得が可能 • 任意のタイミングで利⽤できる⻑ 期間のデータ保存 • アプリケーションエラー対応のた めの、ポイントインタイムリスト ア 従来は、AWS Data Pipelineを利⽤し てS3にバック アップを取得していた のが⼀気に簡単に! 27 パフォーマンスへの影響なしに数百TBのデータの バックアップ・リストアするサービス
  • 28.
  • 29.
    Amazon Aurora MySQL-compatibleedition クラウド向けに再設計されたMySQL互換性のRDBサービス
  • 30.
    Amazon Aurora Multi-Master(Preview)30 • マルチAZでRead/Write両⽅でスケー ルアウト可能なデータベース • AZ障害やいずれかのWriterが停⽌し ても、アプリケーションでリトライを 即時に⾏うことでダウンタイム0にな る • シングルリージョン・マルチマスター は、11/29にプレビュー開始 • マルチリージョン・マルチマスタ対応 は2018年を予定 マルチAZでRead/Write両⽅でスケールアウト可能、 かつ ダウンタイム0になるDBサービス
  • 31.
    Amazon Aurora Multi-Master(Preview)31 従来は • Writerは1ノードのみ • Readerは複数ノード可能 • 読取り性能のみスケーラブル 新しい Multi-Masterは • Writer・Readerともに複数ノード可能 • 読取り・書込み性能ともにスケーラブル Oracle RACとの違い • Oracle RACは1つのデータセンターの1つの部屋に限定される • Multi-Masterは複数のデータセンターにおけるスケールアウトに対応
  • 32.
  • 33.
    Amazon Aurora Serverless(Preview) 特⻑ •インスタンスのプロビジョニング不要 • ディスク容量増減の⾃動化 • オンデマンドによる起動と不要時の⾃ 動停⽌ • 秒単位課⾦ • 容量課⾦ 33 予測不能/周期的ワークロードに対応した、 オンデマンド、オートスケールDBサービス
  • 34.
    Amazon Aurora Serverless(Preview)34 事前準備 ・エンドポイント作成・最⼩、最⼤のキャパシティサイズ設定 ・クエリのエンドポイント設定スケール変更時のダウンタイム0 スケーリングはホットスタンバイされたリソースからは1秒で発動 既存Auroraからほぼ間違いなく移⾏が可能
  • 35.
    参考 【速報】新しいDBサービスAurora Serverlessが発表されました! https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-reinvent-aurora-serverless/ 【レポート】DAT301: Deep-diveto Amazon Aurora https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/reinvent2017-dat301-aurora-deep-dive/ In The Works – Amazon Aurora Serverless https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/in-the-works-amazon-aurora-serverless/ 35
  • 36.
    その他の重要アップデート • Amazon AuroraReader Auto Scaling(2017年11⽉) • Batched scans(Coming soon) • Hash Joins(Coming soon) • Parallel query(Coming soon) • Backtrack(Coming soon) 36
  • 37.
    最後に 今年サービス開始 • Amazon AuroraPostgreSQL-compatible edition • AWS Glue 東京リージョン開始 • Amazon Athena • Amazon Redshift Spectrum re:Invent 2017発表/新サービス • Amazon Neptune 37 この⼀年のAWSのDBサービスの進化・深化
  • 38.