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スマートメディア論2 第3週
Smart Media
2019年度後期
植田 康孝
y-ueda@edogawa-u.ac.jp
「グーグル」社食
▪ グーグルの社内は、食事は無料で
簡単に済ませられ、
若者が技術革新に邁進する環境を整備。
▪ ヘルシーな食事を
無料で食べられるという
基本コンセプトの下、
ホタテ入りのすしの太巻きなどがある。
「食」にも求めた「創造性」
「クラウド」
について。
令和時代における「重要語句」です
▪ 現金は、自宅ではなく、
ATMにあり、
必要な時に引っ張り出す
ように、
情報もクラウドに預け、
ローカルキャッシュを
持たなくても、必要な時に引き出す。
雲の方へ情報をブチあげる
情報はクラウド(雲)の中へ
▪ 「クラウド・コンピューティング」とは、
さまざまな端末から、インターネット上の
『どこかにある雲
(のようなコンピューティングリソース) 』
にアクセスし、
必要なときに
必要なサービスを
受けられる仕組み。
「クラウド・コンピューティング」
クラウド・コンピューティング
データセンタの
廉価なサーバを
連結し分散処理
ネットの向こう側にあるスパコン並みの
処理能力を、誰でも使えるように
ブロードバンド
環境
ソフト/サービス
利用
分散処理
▪ 「クラウド」は、
サーバーやデータベースの
ITシステムを通信回線を通じて
貸し出すサービス。
▪ 利用企業は、自社でシステム構築する
のに比べ初期費用が大幅に安くなる。
「クラウド」とは・・・
「コスト削減」「新サービス対応」
▪ 利用企業は、
データの処理量に応じて
柔軟にシステムを拡張でき、
新たな機能も追加しやすい。
▪ システムの運用や保守は、
クラウド事業者が担い、
利用企業は本業に集中できる。
「クラウド」とは・・・
「コスト削減」「新サービス対応」
▪ 時価総額で「GAFA」を上回る
▪ 「ウィンドウズ」中心のビジネスから、
企業のデータ管理へと
大きく戦略を転換。
ナデラCEOは、「企業のデータを
インターネットを通じて管理」する
「クラウド」事業を中心に。
「マイクロソフト」新戦略
「クラウド」でトップに
▪ クラウド事業では、たくさんのデータを預かり、
データのやり取りが増えるほど、収入が増える。
囲い込みより利用者を増やすことを優先。
▪ 「グーグルとフェイスブックは、プライバシー、
アマゾンは取引先との関係という
大きな問題を抱えているが、
マイクロソフトにはない」
「マイクロソフト」新戦略
「クラウド」でトップに
▪ 2019年10月2日、
日本マイクロソフトの新社長
吉田仁志氏は、就任記者会見で
「日本のクラウドサービスで
トップに立つ」と抱負を述べた。
主力のクラウドサービス「アジュール」
の販売拡大を目指す。
「マイクロソフト」新戦略
「クラウド」でトップに
▪ 作成した「データ」を、
自分のスマホ、PCや会社のコンピューターに
保存せず、
アマゾンやグーグルなどIT企業の
クラウド・サービスに
預けるケースが増えている。
▪ 2019年、個人が自分で保存する量より
クラウドで保存する量が大きくなる。
データをクラウドに預ける人が増加
データの保存先
▪ 個人も会社もなぜ「クラウド」に頼るのか?
▪ 便利で安いから。
▪ クラウド依存の高まりは、
データが巨大IT企業に集中する流れを
一段と加速させ、
市場の寡占と支配に拍車を掛ける。
データをクラウドに預ける人が増加
データの保存先
▪ なぜ、「GAFA」が有利か?
▪ アマゾンは、あらゆる商品が
売買される巨大市場
▪ アップルは、
音楽、動画、アプリの市場を運営
▪ グーグルとフェイスブックは巨大広告市場
▪ データ収集と分析・活用する能力で優位
「データ資本主義」
令和時代は「データの時代」
▪ なぜ、「データ」が重要か?
▪ 深層学習には、
膨大なデータが必要。
データは、人工知能の燃料
▪ 問題が単純なら、データは不要
自分でモデルを作れば良い。
難問を理解するためには、データしかない。
「データ資本主義」
令和時代は「データの時代」
情報のピラミッド
データ
情報
知識
理論
事物・事象
網羅
意味づけ
一般化
体系化
人工知能
(深層学習)
「データ資本主義」
▪ 「クラウド」サービスを利用して
ゲームを「ストリーミング配信」する
サービス。
▪ 高度な処理能力と容量を備えた
専用機なしでも、高精細な映像と
操作性の高いゲーム体験が可能
「クラウドゲーム」
「5G」で、「スマホでも操作性高く」
▪ スマートフォンやタブレットなど
持ち運びできる機種でも楽しめるため
場所を選ばずみゲームを楽しめる。
▪ 「5G」の普及で、音楽や動画より
データ量の大きいゲームでも
ストリーミングが拡がる見通し。
「クラウドゲーム」
「5G」で、「スマホでも操作性高く」
「クラウドゲーム」
企業 対応端末 ゲーム数 月額 開始時期
ソニー PS4
パソコン
800以上
のソフト
9.99ドル
1,180円
2014年
グーグル
テレビ
スマホ
30以上の
ソフト
9.99ドル 2019年
11月
スマホ 350以上
のアプリ
4.99ドル
600円
2019年
9月
アップル スマホ
パソコン
100以上
のアプリ
4.99ドル 2019年
9月
マイクロ
ソフト
Xbox
スマホ
試験
サービス
未定 2019年
秋
▪ 2019年中に
「STADIA(スタディア)」の
サービス名でクラウドゲームに参入。
「YouTube」との連携なども提案し
多様なサービスを
ゲーム事業の補完役と
位置付ける。
「クラウドゲーム」
「グーグル」
▪ 世界のゲーム市場は、
スマートフォンやタブレット端末を
通じた遊び方が主流で、5割弱。
ソニーや任天堂が牽引した
ゲーム機市場による市場は、3割。
クラウドゲームは、
新たなビジネスチャンス。
「5G」で何が出来るようになるか
5Gを活かすには、端末+クラウド
▪ 「デバイスとクラウドが
一気に近くなり、
負荷の高い処理を
クラウドで実行し、
直ぐにデバイスに
データを渡せる」
▪ 「クラウドで何をするか」が重要。
「5G」で何が出来るようになるか
5Gを活かすには、端末+クラウド
▪ クラウドからゲームを
ストリーミング配信して、
スマホがあれば、いつでもどこでも
高精細なゲームが楽しめる。
▪ 「音楽」、「動画」に続き、
「ストリーミング」の波が「ゲーム」にも
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ ゲーム操作に関わる全データの
処理を「端末」ではなく、
「データセンター」で実行
クラウド上で、データも保存。
▪ ゲーム開発がハードの性能に制約
されないため、高品質作品を投入。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 高精細の「8K映像」や
難しい「画像処理」も
クラウドで処理することで対応。
▪ あらゆる機能を取り込んだ結果、
スマホに求められる情報処理能力は
高まり、消費電力も増加。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 従来で最大100億円程度だったのが
500億円程度にまで高騰する
見込み。
▪ 世界の「ゲーム市場」は、2021年に
2017年の1.5倍となる
1,801億ドル(19.8兆円)に拡大。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 日本勢はどうか?
▪ 資金力が乏しいソフトメーカーは
厳しくなる。
▪ 人気キャラクターを引き当てる
「ガチャ」に課金する日本のスマホの
ビジネスモデルが崩れる恐れ
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 高度な処理能力と容量を
備えた専用機やパソコンでしか
遊べなかったゲームが
スマホやタブレットでも
楽しめるようになる。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 「世界に2万人いるゲーマーに
接触できるようになる」
▪ スマホでゲームをする人が急増する
中、機器を限定せずに、
ゲームを届ける戦略へ改めた。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
ケータイの進歩で「ヴァーチャル空間」は拡大
世代 商用化 特徴 通信速度
1G 1981年
アナログ電話、
音声通話のみ
2G 1991年
デジタル化
メッセージ送信可能に
毎秒
64キロビット
3G 2001年
ブロードバンド化
スマホ登場
毎秒
2メガビット
4G 2010年
高速データ通信が
可能に
毎秒
100メガビット
5G 2020年
あらゆるものが
通信でつながる(IoT)
毎秒
10ギガビット
▪ 「5G」の最大速度は、
現行の「4G」に比べ、
「実行速度」が20倍に
▪ 「5G」時代には「スマホ」がメディアの王様
1日の「スマホ利用時間」が2時間以上の
人は、全体の7割を超える。
「メディア」が大きく変革する転換期
2019年は「5G元年」
▪ サーバー上でほぼすべてのデータ処理を
行うため、0.1秒~0.2秒の遅延は
プレイヤーには、大きな違和感やストレス
▪ 「シュミレーション」や「RPG」では、
大きな問題にならないが、
「格闘ゲーム」や「音ゲー」では
厳しい。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
5Gの活用でどのような変化を期待
「動画・ゲームの充実」は若者に期待が強い
18.4%
22.5%
27.3%
37.3%
40.6%
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 45.0%
60代
50代
40代
30代
20代
▪ eスポーツは、
もともと「パソコン用ゲーム」で対戦する
ことが多かったが、
スマホの「処理能力」や「描画能力」が
飛躍的に向上したことで、
最近ではスマホを使った
競技も増えている。
「高性能パソコン」から「スマホ」へ
eスポーツ 世界的な傾向
▪ サムソンは、
高性能スマホ「ギャラクシーノート9」で
人気ゲーム「フォートナイト」(アンドロイド)
を遊べるようにした。
▪ 高精細な画面などを
備え、ゲーム機能に
特化したスマホも予定
「高性能パソコン」から「スマホ」へ
eスポーツ 世界的な傾向
▪ Netflixのリード・ヘイスティングスCEOは、
2019年1月、
「我々の脅威は、ハリウッドやテレビ局
ではなく、フォートナイトだ」。
既存のTVや映画から
客を奪って来た動画の
Netflixに
異業種のゲームが立ちはだかっている
「フォートナイト」が社会現象
米国では、「動画」「SNS」より「ゲーム」
▪ グーグルクラウドゲーム「STADIA」発表会
▪ YouTube動画からクリックするだけで
シームレスにゲームに参加することを
アピールしたPR動画を披露
▪ 5G時代のゲームスタイル
(動画視聴からプレイへ移行)
「高性能パソコン」から「スマホ」へ
eスポーツ 世界的な傾向
▪ 「グーグル」は、
2018年10月、
仏ゲーム会社の
「ユービーアイソフト」と組んで、
RPGをストリーミング配信
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 「グーグル」は、2019年11月~、
アメリカ、フランス、イギリスなどの
世界14か国で展開する
ゲームプラットフォーム
「Stadia(ステイディア)」
を展開。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 14か国以外でのローンチは、
日本を含めて未定。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 「グーグル」は、
2019年3月19日、
ゲーム市場に参入すると発表。
専用のゲーム機がなくても
インターネットを通じてゲームが
出来るサービス「スタディア」を
2019年11月に欧米で始める。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ ゲームの専用ハードが不要な
「ストリーミング型」サービスが特徴。
▪ Googleのデータセンター経由で
PC、スマホ、テレビを使って
多彩な配信ゲームを
プレーできる。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 「グーグル」のサービスは、
「クラウドゲーム」と呼ばれ、
外部のデータセンターにある
コンピューターで映像や音響の
処理を行う。
グーグルのサービスは、ゲームソフト
のダウンロードは必要ない。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 新たなハードを必要とせず、
データセンター側で処理した映像を
手元の端末に送ることで、
ハードを選ばずに
どの端末からも
プレイできる。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 高い演算処理能力を持つ
ゲーム機やパソコンがなくても
スマホなどで楽しめることが特徴。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 従来は、高精細なゲームには、
専用の画像処理半導体(GPU)が必要で
それこそが、「プレイステーション4」に
代表されるゲーム専用機の
競争力の源泉だった。
▪ グーグルは、そのような複雑処理を
クラウド上のサーバーでこなす。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 「5G」が普及すると、
サーバーで処理した大量のデータを
遅延せずに送受信できる。
カーレースのように動きの速いゲームにも
対応可能。
グーグルの参入は、ゲーム業界の
業界秩序を大きく変える可能性がある。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ グーグルは、クラウドサービスを
提供している世界最大の企業で
世界各地にサーバーを設置。
▪ メインサーバーとユーザーの端末との
間に中間的な役割を担う
「エッジコンピューティング」を置くと発表。
世界中に7,500のデータセンターを持つ。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ クラウドゲーム自体は、
「PlayStationNow」が既に存在して、
決して新しいモノではない。
▪ しかし、「遅延」の問題があった。
「クラウドゲーム」では、プレイヤーが
コントローラーでアクションを起こしてから
ゲームに反映されるまでタイムラグがある
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ グーグルは、既に
「YouTubeLive」というコミュニティを
持っている。
▪ STADIAの実況プレイ動画を視聴して
それが面白そうと思ったら、
視聴者はワンクリックで、そのゲームを
そのままプレイすることが可能に。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ これまで、ゲーマのためのスマホは
iPhone中心。
グラフィックの処理が速く
アップデートが頻繁に行われ、
バグが少ないため。
▪ STADIAは、低性能の3~4万円の
Androidスマホでも動く。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ グーグルは、人工知能技術を持つ
▪ 過去の野球選手の動きを完全に再現、
全盛期のイチローと現在の大谷翔平を
多々戦わせることも可能。
▪ スマホでオンラインゲームの
「グランド・セフト オート Ⅴ」が遊べる
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪映像は、
4K/60FPS、HDR仕様
▪音響は、
臨場感ある
5.1チャンネルサラウンド
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 課金システムは?
▪ 定額制(サブスクリプション)を予定
▪ 「Netflix」などネット動画配信サービス
を参考。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 課金システムは?
▪ 月9.99ドルの「Stadia Pro」
▪ ゲーム単体で購入してプレーする
無料サービス「Stadia Base」 の2種類を用意
▪ ゲームタイトルの購入が必要ながら
ゲームのディスカウント販売や
無料ゲームの提供などの特典が受けられる。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 課題はないのか?
▪ STADIAが普及するかしないかは、
グーグルが面白いオリジナルタイトルを
作れるかどうか?
▪ 「Netflix」「アマゾンプライブ・ビデオ」など
ネット動画配信サービスは、
オリジナルコンテンツに強み
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 課題はないのか?
▪ サービス開始時点のゲームタイトルは
30以上。
▪ 「Darksiders Genesis」「Destiny 2」
をはじめ、
「FINAL FANTASY XV」
「ドラゴンボールゼノバーズ2」も予定。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ グーグルが勝者になるか?
▪ 人気ソフトの有無が勝敗を決める。
▪ ソニーは、カプコン、エレクトロニック・アーツ
など国内外のゲームソフト大手と
協業関係を構築
▪ 任天堂の強みは、「マリオ」などの
人気キャラクターを抱えていること。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 2019年内に複数のゲームを
試験配信
「クラウドゲーム」
「マイクロソフト」
▪ マイクロソフトのデータセンターを使い
クラウドサービスを共同開発する。
「クラウドゲーム」
「ソニー」と「マイクロソフト」が提携
▪ 「マイクロソフト」では、
「発射」や「アクセルを踏む」という
操作に反応して
リアルタイムでの計算処理や
画面の描画処理をしているのは、
クインシー(ワシントン州)にある
データセンター
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 「マイクロソフト」が
「クラウドゲーム」に注力するのは、
「5Gネットワーク」の整備に
合わせて、
新サービスを展開できれば、
新たなゲーム市場で
主導権を握れるため。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 2014年から
クラウドゲーム
「プレイステーションナウ」を運営
「クラウドゲーム」
「ソニー」
▪ ソニー「PS4」出荷台数は、9,000万台。
▪ 任天堂「スウィッチ」出荷台数は、
3,000万台を超えるが、
クラウド配信が普及すれば、
高性能なハードは陳腐化する。
▪ ソニーは会員制サービスを展開し
利用者は、月間9,000万人に達する。
クラウドストリーミング型プラットフォーム
グーグル「STADIA」
▪ 「ソニー」は、
2014年~「プレイステーションナウ」
というサービスを開始、
月2,315円で発売から時間がたった
過去作品(400作品)を楽しめる。
ゲーム機をWi-Fiでクラウドに
つないで遊ぶ仕組み。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ しかし、「ソニー」のサービスは、
パソコンやゲーム機に限られ、
旧作に限られる。
▪ ゲーム専用機とソフト販売の
料理で稼ぐため、
「クラウドゲーム」に慎重姿勢。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 2018年に「ニンテンドースイッチ」で
クラウドゲームを導入。
「クラウドゲーム」
「任天堂」
▪ 「任天堂」は、2018年から「スイッチ」
で一部のクラウドゲームを遊べる。
遊べる作品は3本に限られる。
▪ ゲーム専用機とソフト販売の
料理で稼ぐため、
「クラウドゲーム」に慎重姿勢。
「5G」時代の新潮流
「クラウドゲーム」
▪ 「アマゾン」は、
傘下企業「Twitch(ツイッチ)」
と連携して、
クラウドゲームに進出。
「5G」時代の新潮流
アマゾン「クラウドゲーム」
▪ 「アップル」は、
2019年秋、
定額制サブスクリプション型
ゲームサービス
「Apple Arcade」
を展開予定。
「5G」時代の新潮流
アップル「クラウドゲーム」
「グーグル」が「先読み」
AIが潜在的な関心・ニーズを捉える
▪ ユーザーは、検索の際、
自分に関する情報を入力する
必要はないため、
一見「匿名性」があると感じられる。
▪ 検索履歴には、SNSの発言より、
人々の考えが正直に反映される。
「グーグル」が「先読み」
AIが潜在的な関心・ニーズを捉える
▪ 米国のゲイの男性比率は、
人口の約5%と推定されているが、
アンケート調査では、
2~3%しか回答が得られない。
▪ 人々がアンケートに
正直に答えていないことを示す。
「グーグル」が「先読み」
AIが潜在的な関心・ニーズを捉える
▪ 「グーグル検索」で、
「保育」と調べた利用者が
ECサイトを訪れると、
自動的に「粉ミルク」や「おむつ」など
関連商品を紹介
▪ 商品を買った人の割合が、2倍に増加。
「グーグル」が「先読み」
AIが潜在的な関心・ニーズを捉える
▪ 「グーグル検索」で、
「哺乳瓶」と調べた利用者が
9日後に「飲ませ方」を検索し、
1か月後には「旅行」を検索する
傾向があることが分かった。
▪ 潜在的な関心やニーズが分かり、
より正確な商品提案ができる。
セマンティック(意味)検索
グーグル(Google)
▪ 「キーワード検索」
検索語が入っているウェブページを探す
仕組み。
ページをどのような順で並べるかに関して、
グーグルは優れた技術を持っている。
▪ 「セマンティック(意味)検索」
セマンティック(意味)検索
グーグル(Google)
▪ 「ナレッジグラフ」
「コーヒー」という検索語をグーグルに入れた時、
検索結果の右側に「パネル」が現れる。
「パネル」には、「グーグルマップ」が現れ、
自宅の近くにあるコーヒー店の位置が表示。
▪ 「コーヒー」に関する知識(産地、種類、歴史)
だけでなく、コーヒー店の位置だけを表示。
セマンティック(意味)検索
グーグル(Google)
▪ 「ナレッジグラフ」
「中華」「イタリアン」「ステーキハウス」
で検索すると、
近くのレストランを表示してくれる。
▪ 「病院」「救急病院」「外科病院」「交番」
と検索すると、
近くの位置を表示してくれる。
セマンティック(意味)検索
グーグル(Google)
▪ 「ナレッジグラフ」
「ゴッホ」で検索すると、
簡潔なプロフィール、
作品の写真、
関係の深い
他の芸術家の名前
などが表示される。
セマンティック(意味)検索
グーグル(Google)
▪ 「ナレッジグラフ」
「日本の総人口」と検索すると、
一発で「1.273億」という答えが表示。
▪ グーグル登場以前は、
「政府統計の総合窓口」
→「世帯」
→「人口」
▪ 「グーグルマップ」を用いた「位置情報」は、
精度が高い上に、
Webサイトで予約がつながった人が
その前にどういう動きをしたかを
「機械学習」させている。
▪ 「広告配信アルゴリズム」のレベルが
圧倒的に高い。
人工知能が解析
位置情報データ
▪ 世界中で2億を超す建物の座標および
形状を計測して、
ショッピングセンターのような
建物内であっても、
入店したかどうかを
高度に推定することが可能。
人工知能が解析
位置情報データ
▪「自動運転車」で
リアルな情報を
すべて
吸い上げる。
グーグルはなぜ、「自動運転車」
位置情報データ
▪ グーグルは、300万マイル
(482万キロメートル)を超える
車の公道走行データを活用
「自動運転ソフト」を開発
▪ 顧客の購買データを詳細に分析し
消費者を囲い込み
人工知能が解析
位置情報データ
▪ 「自動運転」の開始と終了のボタンが
あるだけで、
・ハンドル、
・アクセル、
・ブレーキ
がない。
グーグルの「自動運転車」
2020年に実用化
▪ グーグルの「自動運転車」を開発。
▪ 「いずれはIT企業が
自動車産業
ピラミッドの
頂点に君臨する」
グーグルの「自動運転車」
人工知能学者セバスチャン・スラン
インターネットや
スマホの普及により
コンテンツは大きく変化
(1)Non-fiction
(2)Non-verbal
Non-verbal
(言葉を使わない)
コミュニケーションは
拡大を続けている
検索は「画像」へ
▪ 「昔はモノを探すのに文字を
打ち込んでいたんだよ」
「本当に?」
▪ 君たちは、このような会話を
自分の娘や息子とするように
なるだろう。
人工知能で画像検索する
検索は「画像」へ
▪ 「友達と次に行くパンケーキ屋を
探す時、インスタから探しています」
「食べログ」より重宝
「パンケーキ」と検索すれば、
美味しそうな画像が並び、
直観的に選べる。
位置情報やアカウントも書き込まれる。
既に「画像検索」は浸透している
検索は「画像」へ
▪ 「食べログの口コミをイチイチ読むのも
疲れますし」
「ラーメン」と
検索すれば良い。
探すための情報は十分
既に「画像検索」は浸透している
検索は「画像」へ
▪ 「バッグ 赤」と検索すると、
赤いバッグがいくつも表示される。
その中でもイメージに近い商品を
クリックすると、
また似た商品が複数出て来る。
その繰り返しで、商品を探し出せる。
グーグル新機能「似ている商品」
▪ グーグルのスマホ「ピクセル」を
日本市場に初めて投入
▪ 「ドコモ」と「ソフトバンク」
▪ 音声認識や自動応答、
画像処理などの先端サービスへの
入り口として
スマホやAIスピーカーを開発
2018年10月 iPhoneに対抗
グーグルスマホ 日本に
▪ グーグルが推しているのは、AI機能
▪ 道端に咲いている花にカメラを向け
「グーグルレンズ」という機能を使うと、
画像を認識して、花の名前を
教えてくれる。
▪ 家具を調べると、どこのメーカーで
何という製品名か、教えてくれる。
アップルに対抗 「ピクセル3」
「カメラでググる」
グーグルは・・・
「モバイルFAST」から「人工知能FAST」へ
▪ 2016年のグーグル年次会議で、CEOの
サンダー・ピチャイ
(Sundar Pichahai)は、
「モバイル」から
「人工知能」に
事業の中心を
移すことを発表。
グーグル スンダー・ビチャイCEO
▪「人工知能は、電力より重要」
▪「人工知能は、
社会インフラとして
不可欠になる」
2018世界経済フォーラム(ダボス会議)
グーグル 個人データ寡占
▪ 人工知能を活用して、
個人情報保護を
更に強化する
考え。
ビチャイCEO 「世界から厳しい目」
グーグル 個人データ寡占
▪ 「データは個々のユーザーのもので
あり、グーグルは、その管理人に
過ぎない」
▪ 「我々のサービスはユーザーの信頼
の上に成り立ち、プライバシーを
守る取り組みに終わりはない」
ビチャイCEO 「世界から厳しい目」
人工知能定番サービス
「人工知能」で進化した「Google」
「定番サービス」と「人工知能」
ウェブ検索
グーグルキープ
画像検索
写真加工
ウェブ翻訳
スマホ通訳
ルート検索
インドアマップ アースビュー
ストリートビュー
カメラ翻訳
フォト
AI音声認識
タイムライン
プレイミュージック
AI写真認識
ナウオンタップ
Gメール&カレンダー&マップ連携
グーグルナウ
▪ ユーザーが、話し掛けると、人工知能が
問いに答えたり課題を処理したりする。
▪ アップル「Siri」
▪ グーグル「グーグル・ナウ」
▪ アマゾン「アレクサ」
▪ マイクロソフト「コルタナ」
▪ LINE女子高生人工知能「りんな」
▪ Facebook「M」
スマホが人工知能を使用して進化
「会話」を通じて操作する人工知能
▪ 日本ではまだまだ馴染みが薄いが、
米国では、検索せずに
アマゾン「アレクサ」、
アップル「Siri(シリ)」に聞く
グーグルも、人工知能と自然言語
処理を重視。
「グーグル」検索の危機
米国では、「AIスピーカー」に聞く
AI&ロボットがいる「未来」
◼ グーグル検索は、
見る人向けに
カスタマイズしている。
◼ ロボットに肯定的な人と
否定的な人では、
検索結果が異なる。
「グーグル検索」にも人工知能
グーグル検索 新機能
▪ あるトピックについて
関心がある人は
1回ではなく何回も
同じ検索を繰り返す。
▪ 関心に合った情報を
検索しなくても提供する。
「知りたい情報」を自動配信
検索しない検索
「ナウオンタップ」
▪ 「自分でキーワードを入れて検索しない検索」
現在開いている画面を
解析して、
キーワードを自動検出
▪ 利用者がやりたいであろう
処理を「ボタン」として表示。
検索しない検索
「ナウオンタップ」
▪ お店のウェブページを開いて、
「ナウオンタップ」を
起動すると、
お店の場所を地図で
表示したり、
電話を掛けたりするボタンが並ぶ。
音楽の再生中は、演奏するアーティストの
関連情報を探すボタンを表示
検索は「スマートスピーカー」へ
▪ グーグルやアマゾンが、
人工知能で自動応答する
「スマートスピーカー」を投入
▪ スマホを操作しなくても、
ウェブ上の情報を見聞きできる
「情報の玄関」の座を狙う。
人工知能で自動応答する
▪ 「AIスピーカー」シェア
▪ アマゾン
88%(2017)➝52%(2018)
▪ グーグル
9%(2017)→36%(2018)
「グーグル」検索の危機
米国では、「AIスピーカー」に聞く
▪ 音声認識・応答サービス付きスピーカー
「ホーム」を販売。
グーグルは・・・
「モバイルFAST」から「人工知能FAST」へ
音声認識
・自動応答
サービス
音声認識・
応答機能付き
据置型端末
対話アプリ
内に応用
アップル ○ △ △
グーグル ○ △ △
フェイスブック △ × ○
アマゾン ○ ○ ×
マイクロソフト ○ ○ ○
スマホが人工知能を使用して進化
「会話」を通じて操作する人工知能
◼ アップル「HomePod」と
何が違うのか?
◼ アップルは、
音を重視した「スピーカー」。
グーグルは、問いかけによって
様々な機能を呼び出せる「スマート」機能重視
人工知能アシスタント
グーグル「ホーム」
◼ 「深層学習」の結果、
グーグルの人工知能が
人間の言葉(英語)を
聞き間違える確率は
8.5%から4.9%に改善
◼ 最大で6人の聞き分けが可能
人工知能アシスタント
グーグル「ホーム」
◼ スピーカーに話すだけで、
ネットの検索結果を教えてくれたり、
レストランの予約をしたり出来る
◼ 「登場予定の飛行機が
遅れています」
など、必要な情報を伝えてくれる。
人工知能アシスタント
グーグル「ホーム」
◼ 最大6人の声を聞き分け、
「私の今日の予定を教えて」
「母に電話して」
と話し掛ければ、
「私」や「母」が誰かも認識して
対応する。
人工知能アシスタント
グーグル「ホーム」
「グーグルドキュメント」
「声で執筆」が可能に
▪ 「グーグルドキュメント」ウェブサイトに
アクセスして、ファイルを新規作成し、
画面上の「ツール」メニューにある
「音声入力」をクリックする。
▪ マイクのボタンが出るので、それを
押し、赤色になったら、話し掛ける。
「グーグルドキュメント」
「声で執筆」が可能に
▪ 「超整理法」
で有名な野口悠紀雄、
「MBAより簡単で英語より大切な
決算を読む習慣」
著者のシバタナオキ、
本を1冊まるまるを声だけで執筆した。
グーグル自動翻訳
▪「ネイティブ」には負けるが、
普通の日本人よりも、質が高い。
▪従来は、マスメディアは言語の壁
日本語の世界で守られていたが、
もはや無理な時代に。
2016年12月から大幅改善
「グーグル翻訳」
「TOEIC」900点以上の実力
▪ 東京五輪に向け、
タクシー運転手が使いやすい
アプリの開発を急ぐ。
▪ 日本人が苦労して来た
「英語の壁」はなくなりつつある。
日常会話なら、自動翻訳で十分
グーグル自動翻訳の実力は?
▪2008年は600点レベルだったが、
2016年800点、2017年900点。
▪人工知能の強みは、人間の脳の
ように過去の経験や記憶から
文脈を読み取ることが出来る。
「TOEIC」900点レベルに到達
グーグル自動翻訳の実力は?
▪「弱点」もある。
▪車の「BMW」から高級車を連想し
「ベンツ」と誤訳したり、
駅での「整列乗車」など日本独特
の言い回しを上手く訳せない。
「TOEIC」900点レベルに到達
「グーグル翻訳」の罠
平昌冬季五輪・ノルウェー選手団
▪ 五輪では、「グーグル翻訳」が常識に
▪ ノルウェー選手団の料理チームが
オムレツを作るために、地元の店に
グーグル翻訳を使って卵1,500個を注文
▪ 15,000個が配達された。
▪ 翻訳の間違いで、13,500個は無事返却
「グーグル翻訳」
「TOEIC」900点以上の実力
▪ 自動翻訳が進化して行けば、
ネット上の膨大な海外の情報に
簡単に触れられるようになる。
▪ 「音声翻訳」を使えば、
外国人とも
気軽に話せるようになる。
グーグル自動翻訳の実力は?
▪ 診療や救急の場面で交わされる
会話を人工知能に学ばせ、
医療・救急現場に
特化した端末も開発した。
▪ 2017年12月、
全国約220の消防本部に導入。
「TOEIC」900点レベルに到達
グーグル自動翻訳の実力は?
▪「人による翻訳を人工知能で
補完すれば、
企業などが翻訳に掛ける
コストが大幅に下がり、
情報も素早く入手できる」
「TOEIC」900点レベルに到達
英語教育は必要か?
▪東京大学・須藤修教授
「無理して英語を勉強する必要が
なくなるかもしれない」
▪「学習を繰り返すと、精度が上がり
自然な訳を作れるようになる」
AI翻訳が普及した未来を予測
海外旅行に便利
グーグル通訳
▪ スマホで「グーグル翻訳」を
起動したら、
左側で「日本語」、
右側で「英語」を選択して、
「音声入力」ボタンを押す。
マイクアイコンが赤くなったら、
スマホに向かって話し掛ける。
翻訳され、英語がスピーカーから流れる。
海外旅行に便利
グーグル通訳
▪ 次に、右下の
「english」を押すと、
マイクが赤くなるので、
相手に話してもらう。
▪ 相手の言葉が翻訳されて音声が流れたら、
左下の「日本語」を押して自分が話す。
この繰り返しである。
外国語の文章を撮影して翻訳
グーグル画像翻訳
▪ 「カメラ」アイコンを
タップして、
外国語の文章を
撮影する。
写真内の文字が認識されるので、
必要なら拡大して、
翻訳したい部分を指でなどる。
翻訳文をタップすると、原文と併記される。
外国語の文章を撮影して翻訳
グーグル画像翻訳
▪ 海外で出食わす
レストランのメニュー
パンフレット
など外国語の文章を
撮影して、
必要な部分を翻訳できる。
国内でも、輸入品の説明書などで役立つ。
カメラ映像をリアルタイムで翻訳
グーグル リアルタイム翻訳
▪ カメラ映像翻訳
(インスタントON)を
有効にすると、
カメラに映った
イタリア語やフランス語が英語に翻訳される。
海外で街中の標識などを確認したい時に便利
カメラが捉えた映像中の外国語を
映像の中で翻訳する機能。
「フライトモード」でも利用可能
グーグル オフライン翻訳
▪ メニューボタンから
「オフライン翻訳」を
タップして、
利用したい言語
データをダウンロード。
機内モードなど、
データ通信が出来ない
状態でも、翻訳が可能。
単語だけなら「グーグル検索」がラク
グーグル テキスト翻訳
▪ 単語をさっと翻訳したいなら、
「ウェブ検索」がお手軽。
▪ 「英語 カツ丼」や
「フランス語 自転車」
など、「言語名 単語」の
形式で検索すると、
グーグル翻訳が表示される。
利用できる機能は言語によってまちまち
グーグル翻訳
テキスト
翻訳
会話翻訳
(通訳)
画像翻訳 リアルタイム
翻訳
オフライン
翻訳
日本語 ○ ○ ○ × ○
英語 ○ ○ ○ ○ ○
中国語 ○ ○ ○ ○ ○
韓国語 ○ ○ ○ × ○
フランス語 ○ ○ ○ ○ ○
スペイン語 ○ ○ ○ ○ ○
タイ語 ○ ○ × ○ ○
ベトナム語 ○ ○ × × ○
「人工知能」によって、写真を認識
写真管理サービス「Googleフォト」
▪ 人間の「脳神経ネットワーク」を模した
「ニューラルネットワーク」という
「人工知能」に
膨大な数の写真サンプルを
学習させる。
▪ このような「機械学習」を
「深層学習(ディープラーニング)」と呼ぶ。
人工知能
Artifical Intelligence
機械学習
Machine Learning
深層学習
Deep Learning
人間の思考プロセスと同じような形で
動作するプログラム全般
あるいは、人間が知的と感じる
情報処理・技術全般
人工知能のうち、人間の「学習」に相当する
仕組みをコンピューター等で実現するもの
新たなデータからパターン/ルールを発見し
新たなデータに当てはめることで、
その新たなデータに関する識別や予測等が
可能
機械学習のうち、多数の層から成る
ニューラルネットワークを用いるもの
パターン・ルールを発見する上で、
何に注目するか(「特徴量」)を
自ら抽出することが可能
「深層学習」とは・・・
「人工知能」「機械学習」「深層学習」の関係
▪ 人工知能の実生活への活用としては、
グーグルが
「写真の認識・分類」では、
大きく先行している。
▪ 高い「検索」技術を生かし、
応答内容は最も充実している。
スマホが人工知能を使用して進化
「会話」を通じて操作する人工知能
「人工知能」によって、写真を認識
写真管理サービス「Googleフォト」
▪ クラウド写真管理サービス。
▪ 容量無制限で、写真をアップロードできる。
▪ スマホで撮った写真を
自動でアップロードでき、
直ぐにパソコンで
見られる。
「人工知能」によって、写真を認識
写真管理サービス「Googleフォト」
▪ 最大の特徴は、
写真の内容を自動認識して、
キーワードを付けてくれる点。
▪ 自分でキーワードを付けなくても、
たとえば、「雪」「トマト」などで
検索できる。
「人工知能」によって、写真を認識
写真管理サービス「Googleフォト」
▪ アップロードされた写真は、
「人工知能」によって、
内容が認識され、しばらくすると、
「キーワード検索」が可能になる。
▪ 「トマト」で検索すると、
「プチトマト」が入った弁当の他、
切ったトマトが写った料理の写真が表示された。
「人工知能」によって、写真を認識
「Google画像検索」
▪ 「この写真の建物、何だっけ?
どこで撮ったんだっけ?
どうしても思い出せない」
「この花、何て名前だっけ?」
▪ 手持ちの写真をアップロードして、
インターネット上にある類似写真や
関連するウェブページを検索できる。
▪ マイクボタンを押すか、
スマホに向かって「OKグーグル」と発声すると
音声入力待ちになる。
▪ アンドロイド版では、
「朝7時に起こして」と喋ると、
アラーム設定される。
▪ iOSでは、「グーグル」アプリを起動する必要。
音声で命令できる主な操作
音声認識「OKグーグル」
▪ 現在地から目的地までのルートを調べるのも
簡単。
「渋谷駅への行き方」
「東京ディズニーリゾートまでの道順」
のように喋ると、
現在地からのルートが
分かる。
音声で命令できる主な操作
音声認識「OKグーグル」
▪ ウェブ検索も簡単。
「エベレストの高さ」
「中国の人口」
「豆腐のカロリー」
などと喋ると、
回答が得られる。
音声で命令できる主な操作
音声認識「OKグーグル」
▪ 電卓機能は、
買い物をする際にお釣りを計算したり、
「52掛ける65掛ける62」
「5インチをセンチで」
「50ユーロは何円?」
「6畳を平方メートルで」
など、様々な計算が
可能である。
音声で命令できる主な操作
音声認識「OKグーグル」
▪ 流れているBGMの曲名を知りたい時も、
曲が流れている時に
「OKグーグル」を起動すると
音符ボタンが表示される。
タップして数秒間
聴かせると、
楽曲を解析して、
曲名を教えてくれる。
音声で命令できる主な操作
音声認識「OKグーグル」
▪ メモ機能は、
「メモする」と喋ると、
「Gメール」アプリに
メモ帳が作成される。
「単3電池を買うとメモする」
などと喋ると、音声認識されたメモが
「グーグルキープ」に保存される。
ふと頭に浮かんだアイデアをメモするのに便利
音声で命令できる主な操作
音声認識「OKグーグル」
音声で命令できる主な操作
音声認識「OKグーグル」
操作 しゃべる例
スケジュールに
予定を追加
「あさっての9時に予定」
「午後3時に田中さんと打ち合わせ」
リマインドを設定 「ツタヤにDVDを返すとリマインド」
電話をかける 「田中さんに電話」
アプリを起動 「LINEを起動」
曲を再生 「中島みゆきの曲をかけて」
英語に変換 「かんぴょうを英語で」
天気を調べる 「明日の渋谷の天気」「傘は必要?」
ユーザーが必要とする情報を表示
グーグルナウ(Google Now)
▪ 「スマホ秘書」と言っていいような機能
▪ 2012年6月~
検索をしなくても事前に欲しい情報を
提示する。
(次の予定、天気予報、株価、興味ある分野)
▪ ユーザーがその時点で必要としている
情報をスマートフォンにカード形式で表示。
ユーザーが必要とする情報を表示
グーグルナウ(Google Now)
▪ 「ユーザーが必要とする情報を、
ユーザーが検索する前に、先回りして、
自動的に提供するサービス」。
▪ その日の天気、
朝の通勤経路の交通情報、
などを
「カード」という形で、スマホに表示。
ユーザーが必要とする情報を表示
グーグルナウ(Google Now)
▪ ユーザーの検索履歴、
グーグルカレンダーに登録している予定、
Gメールにあるフライト情報、
アマゾンでの購入情報、
ホテルやレストランの予約情報
を参照して予測する。
▪ ユーザーが必要とするだろう情報を表示
ユーザーが必要とする情報を表示
グーグルナウ(Google Now)
▪ 住所を登録すれば・・・
▪ 今日の用事がある場所までの経路、
列車情報、終電情報
近くで開催される
イベントや映画、
コンサート
なども表示
ユーザーが必要とする情報を表示
グーグルナウ(Google Now)
▪ 便利すぎて、キモチ悪い、薄気味悪い。
検索履歴、Gメールの内容、位置情報、
グーグルカレンダーなどを監視されている。
▪ 「あなたのスーツは古くなった。
半額セールがあるので
買い替えたら、どうか?」
という通知も・・・
▪ 有料版
月980円
3,500万曲の中から好きな曲を選んで再生。
▪ 無料版
広告付き
ジャンルや年代、気分などに応じて、
専門家が選曲した「プレイリスト」を
ラジオのように聴く。
グーグルプレイミュージック
最大5万曲まで無料で保存できる
最大5万曲まで無料で保存できる
グーグルプレイミュージック
機能 無料版 有料版
(月額980円)
曲をクラウドへ保存 5万曲まで 5万曲まで
楽曲の購入 ○ ○
音楽聴き放題 × 3,500万曲
ラジオステーション × ○
最大5万曲まで無料で保存できる
グーグルプレイミュージック
▪ スマホでは、専用アプリで曲を再生
▪ クラウド上の曲を端末にダウンロードする
こともでき、オフラインでも再生可能。
▪ 有料版では、3,500万曲が聴き放題。
▪ 関連する曲やお薦めの曲を紹介する
「ラジオステーション」も利用できる。

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