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LODスキーマ設計の方法論 -社会課題編-
- 2. アイデア
• Linked Data, Linked Open Data (LOD)を構築する際に,デー
タ構造(スキーマ)をどのように設計するかは重要な要
素である
• 特にデータの統一化や知識処理などの観点から,オント
ロジーに基づいたスキーマになっていることが望ましい
• LODスキーマを既存オントロジーに基いて設計する方法
を方法論としてまとめることで,誰でもこの手順でLOD
スキーマを設計できるようにする(今回は社会課題編)
2
- 4. 1. 既存オントロジーの選択
対象課題をモデル化するために使用するオントロジーが決定し
ていない場合に行う
1. LODの利用目的から選択する場合
• 地理的分析・可視化⇒GeoNames Ontology等
• 時間的分析・可視化⇒Time Ontology等
• 因果関係分析・可視化⇒Event Ontology等
• (課題:利用目的と対応オントロジーの表を作る)
2. 使用単語から選択する場合
• LOV[1]からLOD中に使用する単語で検索
• 検索結果から使用するオントロジーを選択する
今回は社会課題の中でも放置自転車を例に説明
Event Ontologyを選択
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[1] Linked Open Vocabularies: http://lov.okfn.org/dataset/lov/
[2] Event Ontology: http://motools.sourceforge.net/event/event.html
- 6. 3. グルーピング
1. 取得した単語を基にJ-Global Knowledge[3]のシソーラス
からクラス,上位クラスを取得
2. クラスごとに単語,文を表形式にまとめる.グループ
が互いに素であるようにする.
3. 既存オントロジーに無い新たなプロパティを追加し
てもよい
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プロパティ グループ(クラス) 単語 文
P1 G1 K1 S1
… … … …
Pn Gn Kn Sn
[3] J-Global Knowledge: https://stirdf.jglobal.jst.go.jp/