アジャイルの他社事例、社内LT用に作成

1. CONFIDENTIAL
【2020_01_23 LT】
立野 雅也
20200116_アジャイル他社事例(ソニックガーデン)

2.  きっかけはClassi本間さんに紹介頂いた本でした

3.  『ザッソウ』を紹介頂いて、著者の「倉貫義人」氏について調べてい
たら、『納品をなくせばうまくいく』に行き当たりました。

4.  倉貫義人さん
 1974年京都生まれ
 1999立命館大学大学院を卒業、TISに入社
 エンジニアとしてキャリアを積みつつ「アジャイル開発」を日本に広める活動を続
ける
 2005年に社内SNS「SKIP」の開発と社内展開、その後オープンソース化を行う
 2011年自ら立ち上げた社内ベンチャーをMBOにより買収、ソニックガーデンを総
業
 「納品のない受託開発」というITサービスの新しいビジネスモデルを確立し注目を
集める

5.  納品のない受託開発 って知っていますか？

6.  従来のウォーターフォール開発の問題点
見積
設計
開発
テスト
納品
要件定義
開発工程 問題点
・一度にまとめてやるシステム要件定義は難易度高い
・要件はビジネスシーンによって絶えず変化する
・長期開発の納品責任 → リスクON で 金額増大
・現物ではない設計書の完璧なレビューは難しい
・UTで初めて現物を見るが、仕様変更はできない
・開発時により良い仕様を思いついても提案できない
納品が諸悪の根源
・見積のミスは開発デスマーチを招く
・ユーザー側問題点
・開発側問題点

7. ソニックガーデンの事例
 納品のない受託開発
 納品がなく、システムを一緒に育てていくという考え方
 要件定義を一度にしなくてよい
 仕様変更、優先順位の変更に柔軟に対応できる
 エンジニアはより良い仕様や技術を提案できる
 一括請負契約ではなく、月額固定の顧問契約
要望に応じた受託開発
オーダーメイド
納品しないこと
月額定額
派遣しないこと
クラウド活用
＋ ＋

8. ソニックガーデンの事例
 Point of Sales から Point of Use へ

9. ソニックガーデンの事例
 納品のない受託開発の流れ
本契約期間
1か月～
お試し期間
1か月
相談
1か月～
初回
MTG
1週間の繰り返し
顧客企業
エンジニアいつでも相談
毎週のミーティング
運用
本番環境
エンドユーザー
フィードバック
開発環境
タスク作成
開発

10. ソニックガーデンの事例
開発環境 動作確認環境 本番環境 利用
開発
検証
顧客企業
エンドユーザー
エンジニア
 クラウド環境が前提、エンジニアは開発、移行、運用を全て担当
 顧客企業は動作確認環境で検証
 動いているソフトウェアを仕様とする考え方(ドキュメントレス)
運用
ローンチ
 納品のない受託開発 開発の流れ

11. ソニックガーデンの事例
 顧客の顧問となるエンジニアが、打ち合わせ、設計、開発、運用の
全てを担当
 エンジニアは互いに不得意分野を埋めるべく、サポート、情報交換
を行い、日々互いを高め合っている
エンジニア集団
顧客A社
顧客B社
顧客C社
顧問契約
顧問契約
顧問契約
サポート
情報交換
 納品のない受託開発 開発体制

12. ソニックガーデンの事例
 全社員リモートワーク
 それを実現するリモートワーク支援ツール
Remotty(自社開発、Saas提供)
 掲示板、チャット、音声チャット、状況確
認画像 でリアルオフィスと変わりのない
コミュニケーションを実現

13.  以上です