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• ソフトウェア開発の大切なこと
• コンテキスト
– パラダイムシフト
– 日本のソフトウェア管理・開発の歴史
• チケット駆動開発
– はじまり、バージョン管理とチケット
– ツール連携とチケット・コミュニケーション支援
– 事例
• バランスと戦略
– 対立から協調へ(防水透湿性素材)
– 自律と支援(サーバントリーダーシップ)
– 実践のバランスと視点
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17. 目次
• ソフトウェア開発の大切なこと
• コンテキスト
– パラダイムシフト
– 日本のソフトウェア管理・開発の歴史
• チケット駆動開発
– はじまり、バージョン管理とチケット
– ツール連携とチケット・コミュニケーション支援
– 事例
• バランスと戦略
– 対立から協調へ(防水透湿性素材)
– 自律と支援(サーバントリーダーシップ)
– 実践のバランスと視点
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30. 事例の概要
• 文教パッケージのカスタマイズ(最大8人x1年)
o 短納期 & 仕様の決定遅れ・変更
o スキルは高いが経験者が少ない(リーダは途中交代)
o オープンフレームワークの初めての組み合わせ
(サブシステム、ミドルウェアのバージョン)
o 義務感と不安、重苦しい雰囲気、閉塞感、、、
o 守りに入るので、コミュニケーションが悪い
システムテストの時期になると、計画外の環境構築やリリース準備
作業が明らかになった(環境に関連するバグも、、、)
⇒ そうだ!チケット駆動開発をしよう!
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34. 結果
• チケットの数(BUG以外)
o システムテスト:31
o 本番環境構築:42
データの準備、環境準備、BUG関連で増えた作業、
細かな仕様変更など、手順書にない1回だけの作業
• 作業漏れ減少!納期までに作業が完了!
(知らないこと、気付かないことはできませんでした、、、orz)
それ以外にも、メンバーに変化が、、、
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41. 課題と可能性
• CBR(Case Based Reasoning)の経験による問題
解決する際にはインデックスが重要とされている
– 現状では日々の情報整理が必要
– チケット駆動開発の事例報告が少ない
– より多くの事例を集めて整理したい
• チケットシステムの活用でリスクが低減できる
可能性がある
– ソフトウェア開発は常に挑戦だと認識する
– チケット駆動開発を活用する
– 発想力・提案力のあるチーム作りをする
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42. 目次
• ソフトウェア開発の大切なこと
• コンテキスト
– パラダイムシフト
– 日本のソフトウェア管理・開発の歴史
• チケット駆動開発
– はじまり、バージョン管理とチケット
– ツール連携とチケット・コミュニケーション支援
– 事例
• バランスと戦略
– 対立から協調へ(防水透湿性素材)
– 自律と支援(サーバントリーダーシップ)
– 実践のバランスと視点
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45. 対立から協調へ
• 防水透湿性素材
– チームを守る防火壁*は途中経過も隠ぺいする
– チケットシステムや途中の成果物を公開することで、
組織的な活動とのバランスをとる
* James O. Coplien他,組織パターン,2013.
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組織 チーム
成果物
チケット
進捗
メトリクス(尺度)
トレーサビリティ
・門番
・プロダクトの主導者 ・防火壁
・プライベートな
パージョニング
・スタンドアップ
ミーティング
・スケジュールを
小分けにする
・ワークキュー・聴衆の参加
48. 実践のバランスと視点
• バランス
– パラダイムシフト・効率化
• 大きく変えるか、小さく変えるか
• 大きく変えるときは一つずつ成功体験を積み上げる
– 暗黙知・形式知
• 暗黙知だけでは再利用が難しい
• 形式知だけでは伝わらない(TiDDには長い朝会が必要)
– ツールによる自動化・ 人中心の支援
• ツールによる自動化は、手段が目的化しやすい
• 人中心の支援は無駄な作業に注意し、自動化も考える
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