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チケットシステムの可能性 - 開発から業務まで -

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第5回品川Redmine発表資料

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チケットシステムの可能性 - 開発から業務まで -

  1. 1. チケットシステムの可能性 - 開発から業務まで - 株式会社SRA 阪井 誠 プライベートショー@大阪を ご案内させて頂きますので 名刺交換させてください
  2. 2. 自己紹介 • 阪井誠(さかば、Twitter: @sakaba37) • チケット駆動開発による改善で、お客様と共に 成長することを目指す「プロセスプログラマー」 • 現場からコンサル・研究まで、論文、書籍、雑誌など 2 レ ビ ュ ー NEW
  3. 3. 同僚から質問と回答 Q: 「エクセルでできるやん!」 A: ・ 確かに機能的に同じことはできる ・ ファイル共有は間違えて壊すかもしれない ・ 「xx開いている方いませんか?」と聞いて回る のは変!(ユーザ名を入れてない人がいる) ・そういうのを「紺屋の白袴」と呼ぶんや! =>チケットシステム(ITS)の可能性を 機能ではなく、仕組みから説明します 3 では、Office365とか、 Google docs なら、、、 便利なだけでは導入できない
  4. 4. 発表内容 • 結合度からスプレッドシートを考える – モジュール間結合度のおさらい – 共通結合/スタンプ結合/データ結合 – 負荷軽減策 – チケットシステムの必要性 • 社内業務改善の事例 – AS-IS(現状の資産管理) – TO-BE (Redmineによる業務改善) • まとめ - チケットシステムの可能性 4
  5. 5. モジュール間結合度のおさらい • 結合度:主にモジュール間の関連性についての尺度* 結合度を小さく保つために、モジュール間の不要な関連性をなくすことと、 必要とされる関連性の強さをできるだけ小さくするという、2つの面から考える – 内容結合:1つが他の内部を「直接」参照する – 共通結合:グローバルなデータ構造を参照する – 外部結合:単一のグローバルデータを参照している – 制御結合:他のモジュールの論理をはっきりと制御する – スタンプ結合:データ構造を渡して一部を利用する – データ結合:必要な部分のデータを渡す – 非直接結合:何も関係ない(分析において使用する) *赤坂:設計におけるオブジェクトの責務分配に有効なものさし(オブジェクトの広場) http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/technical/Cohesion_Coupling/Cohesion_Coupling.html 5 望ま しい 良く ない
  6. 6. 共通結合 • グローバルなデータ構造を参照する 6 共通データ モジュール モジュール モジュール 長所: どこからでも直接アクセスできる 構造が単純で保存・再現しやすい マクロなどの工夫で改善できる 短所: 数が増えると管理が煩雑になる 他のモジュールに破壊される恐れ 処理順序が不明瞭で競合しやすい
  7. 7. ファイル共有 • ファイル共有でスプレッドシートを共有する 7 長所: どこからでも直接アクセスできる 構造が単純で保存・再現しやすい マクロなどの工夫で改善できる 短所: 数が増えると管理が煩雑になる 他のユーザに破壊される恐れ 処理順序が不明瞭で競合しやすい
  8. 8. スタンプ結合 • データ構造を渡して一部を利用する 8 共通データ モジュール モジュール モジュール 長所: インタフェースが明確になる データが破壊されにくい 短所: データ量が多い 手順が増える(呼出、戻り値の処理) =>処理の負荷がかかる 管理処理
  9. 9. メール転送 • メールでスプレッドシートを配布する 9 長所: インタフェースが明確になる。 データが破壊されにくい 短所: データ量が多い 手順が増える(配信とマージ) =>処理の負荷がかかる
  10. 10. データ結合 • 必要な部分のデータを渡す 10 モジュール モジュール モジュール 長所: 必要なデータだけ示す 処理が単純になる。 短所: データIOの回数が増える 手順が増える(引数、呼出、戻り値) =>処理の負荷がさらにかかる 共通データ 管理処理
  11. 11. メールによる作業分担 • スプレッドシートを分割してメールで配布する 11 長所: 必要なデータだけ示す 処理が単純になる。 短所: コピー&ペーストの回数が増える 手順が増える(切出し、配信、マージ) =>処理の負荷がさらにかかる
  12. 12. 負荷軽減策 • DBMSとテーブルプログラミングを導入 12 DBMS モジュール モジュール モジュール 長所: One thing in one place! 安全に大量処理できる 手順を自動化できる。 短所: サーバーの運用が必要 学習コストがかかる 管理処理 設定
  13. 13. チケットシステムの導入 • たとえばRedmineを用いて管理する 13 DBMS ワークフロー 設定 短所: サーバーの運用が必要 学習コストがかかる 長所: チケットを中心に管理できる 安全に大量処理できる 手順を自動化できる
  14. 14. チケットシステムの必要性 長所 短所 ファイル共有 どこからでも直接アクセスできる 構造が単純で保存・再現しやすい マクロなどの工夫で改善できる 数が増えると管理が煩雑になる 他のユーザに破壊される恐れ 処理順序が不明瞭で競合しやすい メール転送 インタフェースが明確になる。 データが破壊されにくい データ量が多い 手順が増える(配信とマージ) メールによる 作業分担 必要なデータだけ示す 処理が単純になる コピー&ペーストの回数が増える 手順が増える(切出し、配信、 マージ) チケットシス テム チケットを中心に管理できる 安全に大量処理できる 手順を自動化できる サーバーの運用が必要 学習コストがかかる 14 *スプレッドシートはシンプルだが、トラブル時などデータの増加に対応できなくなる *チケットシステムは学習コストが要るが、自動化された手順で安全に大量処理でき、 様々な検索や表示、構成管理、CI、などのツール連携が可能といった特徴がある
  15. 15. チケットシステムの特長 • チケットシステムは業務の基本要素を満たす – 大量データの一元管理 – 部分的な公開と更新 – 排他制御と履歴 • 開発・一般業務を支援する機構を持つ – 認証、権限管理、ワークフロー – 検索、一覧表示、グラフ、タスクボード(かんばん) – データの関連:チケット間(親子、関連、前後)、プロジェクト – ツール連携:バッチ(CI)、メール、バージョン管理、Wiki – 入出力:API、メール、RSS、csv、Excel 15
  16. 16. チケット駆動開発の例 リビジョンリビジョンリビジョンリビジョン バージョン管理 CIツール チケットシステム(ITS) 親プロジェクト 親タスク/ストーリー タスク(障害・課題・QA) 継続タスク 関連タスクWiki プロジェクト ステータス チケットの種類とロール毎のワークフロー 参照 実行結果 チケット参照 連携 参照 連携 議論や更新を メール、RSS、 プラグインで 通知できる レポート、クエリ、 ロードマップ、ガント チャート等で参照可 構成管理、Wiki、 CIツールなどを チケットに連携 スプレッドシート 入出力
  17. 17. 社内業務への適用 • 業務 – 資産管理 • データ件数 – 資産+リースで約200件 • 作業の概要 – 部門データから1行ずつ取り出して担当者にメール – 返信されたデータをマージ – 回答がない場合や抜けのある場合はメール • 1行ずつ抜き出している理由 – マスタは全社データなのでファイルサイズが大きい – 余分なデータがあると作業の邪魔になり、間違いも増える 17
  18. 18. これまでの資産管理(AsIs) • スプレッドシートを分割してメールで配布する 18 分割して担当者にメール 返信を確認、無ければ督促メール 返ってきたメールをマージ
  19. 19. 資産管理のAsIs 19 200件の分割 200件の依頼 200件の確認 200件のマージ 個別の督促
  20. 20. チケットシステムの導入 • Redmineを用いて業務改善 20 DBMS ワークフロー 設定 データをインポート 未完了を確認、緊急度変更 データをエクスポート
  21. 21. 資産管理のToBe 21 インポート1回 クエリ1回 エクスポート1回 緊急度一括変更、 または個別の督促
  22. 22. 期待する効果と課題 期待する効果 • 年度初めの負荷を減らし、作業を平準化する – コピー&ペーストを削減する – 進捗確認と督促の作業を簡便にする 課題 • トレーニング(慣れてもらうこと) • 運用方法(バックアップ、バージョンアップ) • 休暇情報などは個人情報を含む – プライベートチケットにして管理者で見る? 22
  23. 23. まとめ - チケットシステムの可能性 • 基本的な業務の仕組みと多くの機能がある – 業務の基本要素+開発・一般業務を支援する – チケット駆動開発だけでなく、業務改善にも効果がある – 業務改善をアピールすることでRedmineを導入! • 多くの機能を、全て使う必要はない – 現状(AsIs)の問題から、改善策(ToBe)を考える – 必要な業務に、必要な機能を使えば効果的 – データ量が多いと特に効果が大きい 23 ぜひ皆さんも活用してください
  24. 24. - 開発から業務まで - 完 24 「チケットシステムの可能性」

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