逆アセンブルを眺めながらネイティブコードの楽しさについて語ります。ハング・メモリリークなど、ソフトウェアエンジニアであればだれでも経験するであろう問題について夏休みの自由研究のように観察します。
簡単な食事および伊藤園からのお茶が提供予定です。
【講演者略歴】 我孫子 泰祐
大学院にて非ノイマン型プロセッサを研究し、卒業後に小さな会社を立ち上げるも諸般の事情で日本マイクロソフトに入社。その後マイクロソフト本社へ転籍。現在は Windows部門にてソフトウェア開発に従事。工学博士。
【内容(予定)】
ネイティブコードとは?
逆アセンブルからCソースを脳内生成してみよう(バグ修正の存在確認)
コンパイラによる最適化を観察してみよう(デバッグビルドとリリースビルド)
関数コールの仕組みを観察してみよう(関数呼び出し規約、スタックメモリ)
森の中でメモリリークに出遭ったら(ヒープメモリの観察)
森の中でハングに出遭ったら(クリティカルセクションの観察)
森の中でバッファオーバーランに出遭ったら(ガードページとクラッシュダンプ)