SAPUIファイ部 ～ アラフィフアプリコンサルのクラブ活動 @sitTokyo前夜祭

1. 2022年2月3日
堤 宏 （@hiroshi.tsutsumi）
SAPUIファイ部 ～ アラフィフアプリコンサルのクラブ活動
SAP Inside Track 2022
TOKYO

2. 2
クラブ活動について
きっかけ
 SAP最推しの1つBTP(Business Technology Platform)
 将来の飯のタネになると考えるとキャッチアップしなくてはというジレンマ
 コテコテのSAPパッケージアプリ導入コンサルの私には仕事で技術に触れる機会がまだ無いので、まだいまいちピンと来ないというのが本音。
 とりあえず面白そうだし、仕事の合間に触ってみて楽しみながらスキル獲得していこう！ということで同僚に声をかける
今の仕事
将来の仕事（仮）

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クラブ活動について
クラブ活動メンバー (社内コンサルの同僚たち) – 9名
 S/4 HANA 販売管理(SD)・在庫購買(MM)系アプリコンサル : 5名。通常業務ではOpen系の技術にあまり馴染みのないコンサル
 新卒/中途入社コンサル : 3名。従来のSAP技術に凝り固まったおじさんコンサルたちに喝を入れてくれることを期待！
 テクノロジー/開発系コンサル : 年末から待望の救世主が降臨！
活動状況
 2021年9月から小さく仕事の合間を使って活動開始
 やっぱり最初は画面作ってみたいね  テーマはUXに決定。プロトタイプベースの勉強会を数回実施
– OData: そもそもの使い方(HTTP)、仕様の調べ方、SAP標準ODataの利用方法、ABAPベースの１から開発、CDSベースのODataサービ
ス生成、など
– SAPUI5: テンプレートを使わず1からUIを開発することで基本的なお作法をキャッチアップ(FreeStyleのいばらの道を選択)
※正規のトレーニングを受ける余裕が無いのでほとんどgoogle検索や youtubeで独学
 アプリコンサルへのナレッジ普及の準備を考える
– Fioriフレームワークへのカスタム開発アプリのデプロイ（S/4標準アプリとの融合）
– テンプレートを利用した開発方法 …など

4. プロトタイピング
参考 - 従来型SAP S/4標準の受注画面(SAPGUI)
概要画面
明細画面
※ S/4 HANA OP 2021以降、Fioriベースの新画面が登場しますのであくまでも参考です

5. オールマイティだが、逆に言うとガイド
が無いので習熟度を要求する（慣れの問
題ではある）
R/3 4.0(20年前)から基本的にこのレイ
アウトはある意味すごい。あくまでも
パッケージなので業種業態を問わず汎用
性を追求するとこういうレイアウトに行
き着くことになるのでしょう。
受注の画面から得意先とのビジネ
ス背景は見えない（別画面を立ち
上げる）
正直どの明細の中に入っ
てるのか慣れないと迷う
たくさんのタブに分かれたレイアウ
ト（クリック多い）
実際のところ見る画面ブロックは限
られてる
品目を入れてみ
て初めてわかる
単価
品目を入れてみ
て初めてわかる
在庫有無
分析は別画面(というパターン多)
どちらかというと管理者目線。
具体的な顧客と向かい合う最中の
ビジネス背景や気づき、洞察を得
る使い方を工夫すべき
品目コード選びにF4ヘルプ検索は
ちょっと面倒くさい
プロトタイピング
参考 - 従来型SAP S/4標準の受注画面(SAPGUI)
概要画面
明細画面
※ S/4 HANA OP 2021以降、Fioriベースの新画面が登場しますのであくまでも参考です

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プロトタイピング
UI5/Odata を用いたプロトタイピング(受注登録)
内容
従来型SAP受注登録相当の画面をSAPUI5+ODataでBAS (SAP Business Application Studio)上で作ってみる
 あえてヒトが受注処理するならば、ほしい画面を作ってみたい
 顧客の可視化 : 得意先情報から洞察を得ながら効果的な顧客との対話がしてみたい
 商品選びの簡便化 : カタログ、過去の購買傾向、既存の受注、CSVファイルから商品特定したい
 受注登録処理への遷移 : よくあるWEBショップのショッピングカートのような受注登録（裏で動作する受注ロジックはSAP標準OData)
最もfull scratchな開発
テンプレート
Free Style

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8. 8
 従来のSAPGUI開発(Dynpro)と比較すると作りやすい – 私の場合、ゼロから始めて勉強3週間＋作成1週間程度でした
＞ アプリコンサルにとってUI開発がより身近な存在になったと感じた（ABAPしか知らないアプリコンサルが１から勉強した感想）
＞ 意外とTutorial, サンプルは充実している (https://sapui5.hana.ondemand.com/)
 特に意識せずともANY DEVICEなものができることは素直にすごいと実感
＞とりあえずレスポンシブデザインパターンに乗っかればそこそこの品質のUIが作れる
(https://experience.sap.com/fiori-design-web/floorplan-overview/#)
 操作が直感的(グラフ含)かつ操作性の高いUI開発ができそう。ML等と融合してパッケージが持つ業務機能以上の新たな付
加価値を付けやすそう
 凝った処理画面開発はさておき、テンプレートベースの一覧レポートを手軽に作れるようになればFiori利用の一般化にも
貢献できるのでは？
SAPUI5のプロトタイピングを通じて感じたこと

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 SAPパッケージを活かした今後の拡張開発とは？を考える
 iRPA, CAI, Machine Learning, ワークフロー etc, 面白そうな仕組みに色々手を伸ばしていきたい
 アプリコンサルへの普及: 業務ニーズ・アプリ仕様を熟知するアプリコンサルの知見は大いに役に立つはず
 やってみたら意外とできると感じる人も多いはず。仲間を増やしていきたい
今後やっていきたいこと

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新しめのテクノロジーはちょっと… とお思いの方も、
楽しみながらキャッチアップしていきませんか？