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【02】ゼロから始める経済学＿経済学の考え方ー競争篇
- 4. 自己紹介 ˝© SSCCEE 名前：⑨ 職業：さらりーまん、闇の社会学者 経歴： ・大学で学んだことが社会に通じなさ過ぎて爆発 ・「明るく親しみやすい, みんなの学問」を モットーにもうちょっと論理的に美しい世の中に なればいいと思っている. 今回の目的： ・経済学をかじってみたら意味不明過ぎたので 復習をかねて, わかりやすくしようと思った. 13年10月7日月曜日
- 6. 経済学的な考え方 経済学では, 企業や個人が希少性に直面した時に 「どんな選択をするか」に注目する. その時に下の５つの概念がどう作用しているのかを考える. トレードオフ, インセンティブ, 交換, 情報, 分配 これが経済学の経済問題に対する独特の考え方＝「経済学的な考え方」 13年10月7日月曜日
- 8. 合理的消費者と利潤極大化企業 多くの経済分析の基礎には, 人はいつも 合理的選択 rational choice を行うという仮定がある. この仮定では, 個人や企業は下記のように規定される. 「自分が何を好んでいるか, また自分の目的が何であるかをはっきりと知っており, その目的を達成する方法について正しく理解し, 一貫したやり方で行動する.」 合理的消費者 利潤極大化企業 合理的選択 自分の利益 自社の利益 13年10月7日月曜日
- 9. 基本的競争モデルとは 企業は顧客を獲得するために, 製品を可能な限り最も低い価格で提供する. また製品の数が限られ, 相応の価格がついている中で, 消費者も互いに競争をしている. このような市場の競争状態を経済学では 基本的競争モデル basic competitive model と呼ぶ. 消費者 企業市場 早い者勝ち 価格競争 費用と便益の比較！ 合理化！ もっと売りたい！ 13年10月7日月曜日
- 10. 競争市場 経済学では, モデルを完成する為に 合理的消費者と利潤極大化企業が出会う場所＝市場について仮説を立てる. 単一の商品を多数の売り手と買い手が取引する場合に焦点を当てる. ここでは仮に, リンゴ市場とすると上記のような形になる. 買い手 売り手市場 13年10月7日月曜日
- 12. 売り手＝利潤極大化企業という仮定なので, どの売り手も値上げしたいと考えている. しかし, 値上げをすると他の売り手に市場を奪われてしまうので, それができない. 極端な場合, 現状の値段より少しでも値上げした場合, 売り手は売上の全てを失う. 経済学では, このケースを完全競争 perfect competition と呼ぶ. 売り手側の心理 ＝100円 ＝100円 ＝100円 ＝120円 ＝100円 ＝130円 売り手 売り手買い手買い手 13年10月7日月曜日
- 13. 買い手側の心理 買い手＝ 合理的消費者という仮定なので, できるだけ安く買いたいと考えている. それでも安く買うことができないのは, 多くの買い手が 「現行価格でなら買ってもいい」と考えていることを売り手側が知っているから. ＝100円 ＝100円 ＝100円 売り手 売り手買い手買い手 （安く買いたい） 100円です 100円だろjk 100円こそ正義 ぐぬぬ... 100円で 100円で 13年10月7日月曜日
- 15. ちなみに １）モデルについて 先ほど例で挙げたようなリンゴ市場は実在する例だが, ほとんどの他の市場は こんな形をとっていない.（例えばネット上の市場とか） ただし, ネット市場においてもリンゴ市場を例に出したような 基本原理（プライス・テイカーとか完全競争とか）が適用できる. ２）合理的な個人について 「自分が何を好んでいるか, また自分の目的が何であるかをはっきりと知っており, その目的を達成する方法について正しく理解し, 一貫したやり方で行動する.」 なんて機械みたいに精密な人間がいるか！というつっこみがある. 世の中の人間全てが上記のような完璧超人という設定で, 経済学のモデルは 構築されている. 今では「消費って感情にも左右されるんじゃね？」って考え方で 行動経済学という分野が生まれたりもしている.（そのうち勉強してみたい） 13年10月7日月曜日
- 16. おしまい 13年10月7日月曜日