More Related Content Similar to Sas University Editionを使おう(インストール編) (20) More from Shibaura Institute of Technology (20) Sas University Editionを使おう(インストール編)2. SAS University Editionって?
SAS:定番の統計解析パッケージ
大型コンピュータしかない時代からある
定評があるソフトなので、計算結果が信頼できる
Excelの分析ツールは・・・
University Edition:大学関係者向け・無料
サイトライセンス系のようにVPNで大学に繋ぐ必要なし
大学をやめても利用可能
大学向けとあるが、非営利なら特にうるさく言われない
計算はちょっと遅い(否・動作が重い←ココが重要)
自分のPC内にHTTP鯖を立ててブラウザ経由で実行
オーバーヘッドがかなりある
3. SASのいいところ:CUIベース
慣れるまで少し敷居があるが、慣れるとすごく楽!
加えて、「かゆいところに手が届く」感がすごくある
分析用の(簡単な)プログラムを書いて実行する
データ数が大きくなっても重くならない:数万データでも平気
SピーSSのようにGUI操作でもたつかない
類似の作業はプログラムの再利用・コピペが可能
GUIのように毎回所定の場所をクリック・・・不要
変数を少しずつ変えて重回帰→簡単!
別データで類似分析→簡単
データのフォーマットが一括指定可能
SピーSSのように個別に入力しなくていい
4. 必要スペック:ちょっと高め
メモリ:多め推奨(出来れば4GB以上)
SASを動かすだけだとそこまで要らないが
同時にWordやExcel、PowerPointも動かしますよね?
64ビットOSを推奨:32ビットだとメモリ上限3GBなため
CPU:速いほうがいい
Corei5のノートでの体感速度が「小山が院生時代にMMX
PentiumマシンでSASを動かしていたぐらい」
・・・と言ってもわからないかな?
計算でちょっと待たされるので、速いマシンの方がいいでしょう
5. 使えるようになるまで(1)
SAS University Editionでググってページを見つける
http://www.sas.com/en_us/software/university-edition.
html にアクセスすればOK
How to Download SAS® University Editionに従う
仮想化システム:VM Ware PlayerをDL&インスコ
別にもう一つの方でもいいですが、私はこっちに慣れてるので・・・
当然、もうPC内にあれば不要
VMware 用のSAS® University Edition をDL
1.5GB(解凍したら3G超)なので、時間と容量に注意
DLしたZIPファイルを解凍
10分程度はかかるので注意
6. 使えるようになるまで(2)
解凍したフォルダ名を
SASUniversityEditionに
変更,その下にmyfolders
というフォルダを作成
VMWare Playerへの登録
VMWare Playerを起動
1. 仮想マシンを開く→解凍し
たフォルダを指定
2. SAS University Editionと
いうファイルが一つだけ見
えてるのでそれを選択
3. SAS-University-Editionが
出ればOK
1
2
3
7. 使えるようになるまで(3)
共有フォルダを指定
1. SAS-University-Editionの文字を
右クリック→設定
2. 仮想マシン設定画面でオプション
のタブをクリックし、共有フォルダ
をクリック
3. フォルダの共有を常に有効にし、
フォルダの追加を選択
4. フォルダ選択ウィザードが出るの
で次へをクリック
5. フォルダの指定を要求されるので、
さっきのmyfoldersを指定
1
3
5
8. VMWare Playerを起動
仮想マシンを開く→解凍したフォ
ルダを指定
SAS University Editionというファ
イルが一つだけ見えてるのでそれ
を選択
次回以降は左側のメニューに登
録されるので、そこから選べばOK
9. 使えるようになるまで(4)
初起動時のみ
toolsをDLしろ→素直にYes
その後はそのまま放置
これまた結構時間がかかる
起動途中:右上
完全に起動後:右下
画面に出るIPアドレスが重要
今回の例:192.168.218.128
終了時
Player→パワー→シャットダウン
絶対にウィンドウをいきなり閉じ
ないこと!
10. 使い方
ブラウザにさっきのIPアドレス
を入力
原理上はLAN内のどのマシンで
もOKなはずなので、早いデスク
トップを使うのもいいかもしれない
ようこそ画面(右上)が出るの
で、SAS Studioを始めるをク
リック→右下画面に
たまに更新があるかもしれない
あとはテキトーに使える・・・が、
次スライド以降で少し補足
11. データフォルダについて
共有フォルダとして作った
myfolders(SAS上ではマイフォ
ルダと表記)の下のフォルダは
全て認識される
myfoldersの下にフォルダを作
り、分析で使うデータ&SASプ
ログラムを全て保管する
右例:マイフォルダの下に
yauctionと言うフォルダを作り、
data1.csvというファイルを格納
一連の作業はWindows上で行う
12. SASプログラムについて
データと同様に、フォルダ無いに置
けば存在は認識
SASプログラムをWindowsでエディタで
書いてOK
中身は自動更新されないことに注意
Windows上で書いたものを反映させる
には更新が必要
更新させたいとき
1. 右ウィンドウのSASプログラムの横の
×をクリックして消す
2. 左ウィンドウからSASプログラムを指定
して読み込む
1
2
13. SASプログラムでのフォルダ指定と実行
今回の例だと・・・
/folders/myfolders/yauction/data1.csv
SASプログラム上ではこう書いています
infile "/folders/myfolders/yauction/data1.csv"
ファイルは全て/folders/myfolders/ の下に入ること
に注意
実行は人が入ってるアイコンをクリック
14. サンプルプログラム・・・のようなもの
発表スライドはこちら
http://www.slideshare.net/yu
hsukek/digraj2014
DiGRAJ夏期研究大会2014
で使ったヤフオクデータを読
み込む→ちゃんと読めたか打
ち出すだけのプログラム
いくつかおまじない
DLM=‘,’
データ区切りがカンマ
firstobs=2
データは2行目から
DATA test;
infile "/folders/myfolders/yauction/data1.csv"
DLM=',' firstobs=2;
input hprice nbid ptime sprice extend post;
proc print;
run;
15. こうなります
右:実行結果
エラーがある場合にはロ
グを見て直すこと
これ以上は今回の範囲を
超えるので、ここまでにし
たいと思います