【 Zabbix 2.2 】
Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2 への
yum update
2013.11 @qryuu

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2013/11/19
自己紹介
HN
:九龍真乙
所属
:自宅ラック勉強会
TwitterID: @qryuu

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2013/11/19
Zabbix 2.2 への
yum update

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2013/11/19
Zabbix 2.2へのアップデート
待望の Zabbix 2.2 がついにリリースされ
ました。
Zabbix 2.2ではVMware監視機能やZabbix-Proxyの
内部監視などの新機能、DBのさらなる効率化な
MySQLのupdate
どが計られています。
operationが劇的に下がって
います。

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2013/11/19
ターゲット
今回の手順では、Zabbixの公式リポジトリ
を使ってインストールされた Zabbix 2.0 をZab
bix 2.2 にアップデートを行い、差分テンプ
レートをインポートしていきます。

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2013/11/19
パッケージのアップデート
まず、リポジトリを2.0用から2.2用に更新します。
#rpm -Uvh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.2-1.el6.noarch.rpm

Zabbixのバイナリをアップデートします。
#yum update zabbix

このコマンドで、Zabbix-server/Proxy/Agent/Javagateway/がアップデートされます。
この状態で、Zabbix-Serverをリスタートすれば自
動的にDBがコンバートされ、Zabbix 2.2と
して動作します。
ただし、2.2で追加されたConfigは有効ではありま
せんので、先にzabbix_server.confを編集しましょ
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2013/11/19
う。
config編集
Zabbix 2.2で追加されたconfは次の通りです。
必要に応じて、Zabbix_server.confに追記します。
Copy and Pasteが必要な場合は、
zabbix_server.conf.rpmnewに書かれていますので、
ここからもって来ます。

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2013/11/19
タイマープロセス数
2.0までは1つだけだったタイマープロセスを複数
起動できるようになりました。
タイマープロセスをフォークする事によりnodata
トリガーなどの定期的に実行されるトリガーが多
い場合、判定待ちが発生してしまう事を軽減する
ことができます。
### Option: StartTimers
# Number of pre-forked instances of timers.
# Timers process time-based trigger functions and maintenance periods.
# Only the first timer process handles the maintenance periods.
#
# Mandatory: no
# Range: 1-1000
# Default:
# StartTimers=1
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2013/11/19
VM監視プロセス
### Option: StartVMwareCollectors
# Number of pre-forked vmware collector instances.
#
# Mandatory: no
# Range: 0-250
# Default:
# StartVMwareCollectors=0
### Option: VMwareFrequency
# How often Zabbix will connect to VMware service to obtain a new data.
#
# Mandatory: no
# Range: 10-86400
# Default:
# VMwareFrequency=60
### Option: VMwareCacheSize
# Size of VMware cache, in bytes.
# Shared memory size for storing VMware data.
# Only used if VMware collectors are started.
#
# Mandatory: no
# Range: 256K-2G
# Default:
# VMwareCacheSize=8M
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2013/11/19
VM監視プロセス
Zabbix 2.2 の目玉機能であるVMware監視を有効に
するためには、VMwareCollectorを起動する必要が
あります。
2.0からのアップデートの場合、忘れずにパラメー
タをconfファイルに追加してください。

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2013/11/19
history value cache
history value cacheが設定できるようになりました。
適切にキャッシュを設定することにより、Zabbix
のさらなるパフォーマンス向上が望めます。
内部監視でキャッシュ使用量が測定できるので、
それほど悩まず、設定後監視データを見ながら随
時変更する方が良いでしょう。
### Option: ValueCacheSize
# Size of history value cache, in bytes.
# Shared memory size for caching item history data requests
# Setting to 0 disables value cache.
#
# Mandatory: no
# Range: 0,128K-64G
# Default:
# ValueCacheSize=8M
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2013/11/19
AllowRoot
Agentでは以前から実装されていたAloow Root機能
が、Serverにも実装されました。
外部チェックなどでrootユーザ権限が必要な場合は
有効化すると良いでしょう。

### Option: AllowRoot
# Allow the server to run as 'root'. If disabled and the server is started by 'root', the server
# will try to switch to user 'zabbix' instead. Has no effect if started under a regular user.
# 0 - do not allow
# 1 - allow
#
# Mandatory: no
# Default:
# AllowRoot=0
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2013/11/19
ローダブルモジュール
ローダブルモジュールを使用した機能拡張を行う
場合は、confファイルへのパラメータ追加が必要
####### LOADABLE MODULES #######
です。
### Option: LoadModulePath
# Full path to location of server modules.
# Default depends on compilation options.
#
# Mandatory: no
# Default:
# LoadModulePath=${libdir}/modules
### Option: LoadModule
# Module to load at server startup. Modules are used to extend functionality of the server.
# Format: LoadModule=
# The modules must be located in directory specified by LoadModulePath.
# It is allowed to include multiple LoadModule parameters.
#
# Mandatory: no
# Default:
# LoadModule=
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2013/11/19
DisableHousekeeper
DisableHousekeeper設定は、confファイルから
WEB-GUIによる設定項目に変化したため、廃止さ
れました。
confファイルでdisableにしている場合、項目を削
除もしくはコメントアウトしてください。
### Option: DisableHousekeeping
# If set to 1, disables housekeeping.
#
# Mandatory: no
# Range: 0-1
# Default:
# DisableHousekeeping=0

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2013/11/19
Zabbix-serverの再起動
confファイルの確認、修正が完了したら、Zabbixserverをrestartしてください。初回起動時に、DB
のコンバートが行われます。
1818:20131118:203553.402 Zabbix Server stopped. Zabbix 2.0.9 (revision 39085).
29820:20131118:203555.767 Starting Zabbix Server. Zabbix 2.2.0 (revision 40163).
29820:20131118:203555.768 ****** Enabled features ******
~~~~中略~~~
29820:20131118:203555.769 ******************************
29820:20131118:203555.769 using configuration file: /etc/zabbix/zabbix_server.conf
29820:20131118:203555.985 current database version (mandatory/optional): 02010000/02010000
29820:20131118:203555.985 required mandatory version: 02020000
29820:20131118:203555.985 starting automatic database upgrade
29820:20131118:203555.987 completed 0% of database upgrade
29820:20131118:203555.989 completed 1% of database upgrade
~~~~中略~~~
29820:20131118:203609.626 completed 99% of database upgrade
29820:20131118:203609.628 completed 100% of database upgrade
29820:20131118:203609.628 database upgrade fully completed
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2013/11/19
Zabbix-webの更新
WEB-GUIを更新します。
前もって、updateしてもかまいませんが、dbコン
バート後でないと、画面を表示することができま
せん。
#yum update zabbix-web
すでに、zabbix-web-japaneseがインストールされ
ている環境であれば、同時に更新されますので、
このコマンドだけで問題ありません。

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2013/11/19
テンプレートの更新
Zabbix-serverバイナリによるDBコンバートはス
キーマを変更するだけで新たなデータの追加など
は行われません、そのため Zabbix 2.2 で新たに追
加されたテンプレートはインポートされません。
必要な場合は別途Zabbix2.2をクリーンインストー
ルした環境を用意し、移植するか、自宅ラック勉
強会で公開しているExportテンプレートなどを利
用してインポートしてください。

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2013/11/19
VMwareテンプレート
VM監視テンプレートに依存関係は無いため、その
ままインポートすることが可能です。

テンプレート名

解説(推測)

Template Virt VMware

vCenter Server/
単体vSpher Hyperviser用テンプ
レート(手動適用)

Template Virt VMware Guest

LLDを実施し見つかったVMに対し
て自動適用されるテンプレート

Template Virt VMware Hypervisor

LLDを実施し見つかった
vSphere Hypervisorに対して
自動適用されるテンプレート
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2013/11/19
Agent-lessテンプレート
これまで[Template App Agentless]として一つにまとめられて
いたポート監視系テンプレートはサービス毎別々のテンプ
レートとして再編されました。これもそのままインポート可
能です

Zabbix2.0

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Zabbix2.2

2013/11/19
Template App Zabbix Server
自己監視用のZabbix-serverテンプレートは、
2.2で新たに増えたプロセスがアイテムとして追加
されています。また、トリガー設定が、単純な閾
値からヒステリシスなトリガーに変更されました。
また期間設定が秒数から単位付き設定に変わって
います。
インポートする場合は、トリガーが2重になってし
まうので既存のトリガーを削除してからインポー
トする方法をおすすめします。
トリガーのみの削除であれば既存のデータはその
ままの残ります。
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2013/11/19
Template App Zabbix Server
Zabbix2.0

Zabbix2.2

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2013/11/19
Template App Zabbix Proxy
2.0までは存在しなかったテンプレートですので、
そのままインポートが可能です。ただし、テンプ
レートスクリーンが設定されており、依存関係エ
ラーが発生します。
これはスクリーン定義をインポートする際に必要
なグラフ定義が存在しないために発生します。
次のように設定を変えて2回同じテンプレートをイ
ンポートすることにより、正常にインポートする
ことが可能です。

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2013/11/19
Template App Zabbix Proxy

まず、[テンプレートスクリーン]のチェックを外し、スクリーン以外をインポートします。
続いて[テンプレートスクリーン]にチェックを付けて、同じテンプレートをインポートすることで、正
常にインポートすることができます。
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2013/11/19
Housekeeperの設定
Zabbix2.2からHousekeeperの有効/無効や保存期間
はWEB-GUIからの設定になりました。
設定メニューは [管理]-[一般設定][データの保存期間]です。

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2013/11/19
Housekeeperの設定
Zabbix 2.2 をクリーンインストールした場合
[データの自動削除処理を有効]にチェックが入っており、
Housekeeperが有効になっています。

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2013/11/19
Housekeeperの設定
Zabbix 2.0 から2.2にアップデートインストールした場合
[データの自動削除処理を有効]にチェックがされていません。、
Housekeeperが動作しないので、これまで無効化して運用していな
かった現場では忘れずに、チェックして保存しましょう。

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2013/11/19
まとめ
Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2 へのアップデートについて
は、公式のリリースアナウンス直後から公式リポジト
リによるyum yudateが利用可能であり、簡単に、アッ
プデートすることが可能です。
アップデート後、期待の新機能を使うためには、conf
ファイルへの追加パラメータの追記が必要です。
テンプレートは別途インポートする必要があります。
アップデートの場合Housekeeperが無効になります。
必要であれば忘れずに有効化してください。
非公式ですが、自宅ラック友の会ポータルにてエクス
ポートしたテンプレートをご用意しておりますので、
ぜひご利用ください。
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2013/11/19
自宅ラック友の会ポータル
自宅ラック友の会ポータル
http://www.rack.sh/
Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2 へのアップデート
http://www.rack.sh/?p=48
【 Zabbix 2.2 】Zabbix 2.0 から Zabbix 2.2 への
アップデート #Zabbix #自宅ラック勉強会
http://blog.livedoor.jp/qryuu/archives/52079261.htm
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2013/11/19

【 Zabbix 2.2 】zabbix update 2.0 to 2.2