More Related Content More from Norifumi Matsuda (20) 病棟急変時の対処法Essential6. Do Not Attempt Resuscitation
Do Not Resuscitation
「癌の末期、老衰、救命の可能性がない患者などで、本人・家族の希望で
CPRを行わないこと」(日本救急医学会救命救急法検討委員会, 1995)
患者/代理者へのinformed consentと社会的な患者の医療拒否権の保障が前提
Do Not Attempt Resuscitation
蘇生に成功する可能性が高くない中で、蘇生のための処置を試みない
7. ACLSではリーダーの役割を学ぶ
よくある(気がする)ケース
1. そもそもBystander CPRが無い
2. 胸骨圧迫の質が低い
3. 気道管理については無頓着
4. 記録されていない
5. ルート確保・採血されていない
6. 情報収集ができていない
Leaderとして機能していない!
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
心停止後のケア
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開(ROSC)
大声で助けを呼ぶ/救急対応システムの出動を要請する
CPRを続行
CPRを続行
8. ACLSではリーダーの役割を学ぶ
よくある(気がする)ケース
1. そもそもBystander CPRが無い
2. 胸骨圧迫の質が低い
3. 気道管理については無頓着
4. 記録されていない
5. ルート確保・採血されていない
6. 情報収集ができていない
Leaderとして機能していない!
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
心停止後のケア
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開(ROSC)
大声で助けを呼ぶ/救急対応システムの出動を要請する
CPRを続行
CPRを続行
<リーダーの仕事>
9. ACLSではリーダーの役割を学ぶ
よくある(気がする)ケース
1. そもそもBystander CPRが無い
2. 胸骨圧迫の質が低い
3. 気道管理については無頓着
4. 記録されていない
5. ルート確保・採血されていない
6. 情報収集ができていない
Leaderとして機能していない!
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
心停止後のケア
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開(ROSC)
大声で助けを呼ぶ/救急対応システムの出動を要請する
CPRを続行
CPRを続行
<リーダーの仕事>
①役割分担の決定
10. ACLSではリーダーの役割を学ぶ
よくある(気がする)ケース
1. そもそもBystander CPRが無い
2. 胸骨圧迫の質が低い
3. 気道管理については無頓着
4. 記録されていない
5. ルート確保・採血されていない
6. 情報収集ができていない
Leaderとして機能していない!
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
心停止後のケア
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開(ROSC)
大声で助けを呼ぶ/救急対応システムの出動を要請する
CPRを続行
CPRを続行
<リーダーの仕事>
①役割分担の決定
②投薬/除細動の設定
11. ACLSではリーダーの役割を学ぶ
よくある(気がする)ケース
1. そもそもBystander CPRが無い
2. 胸骨圧迫の質が低い
3. 気道管理については無頓着
4. 記録されていない
5. ルート確保・採血されていない
6. 情報収集ができていない
Leaderとして機能していない!
心リズムを
チェック
薬物療法
静脈路/骨髄路を確保
アドレナリンを 3∼5 分ごとに反復投与
難治性 VF/VT の場合はアミオダロンを投与
高度な気道確保器具を考慮
定量波形によるカプノグラフィ
治療可能な原因を治療
心停止後のケア
CPR を開始
酸素を投与
モニター/除細動器を装着
2 分間
VF/VT
であれば
ショックを実施
自己心拍再開(ROSC)
大声で助けを呼ぶ/救急対応システムの出動を要請する
CPRを続行
CPRを続行
<リーダーの仕事>
①役割分担の決定
②投薬/除細動の設定
③全体のマネージメント
12. 蘇生時の仕事配分を概観する
(stay and stabilize), 専門的治療につ
いては, ICU へ移送するか, 各科専門
医にコンサルトする (advanced triage)
ことが望ましい。 また, わが国の医療文
さて, MET/RRT が診療を行う場合は,
メンバーの役割を明確にするために立ち
位置を決めておくことが有用とされてい
る (図 2)。 大まかに立ち位置を決めてお
い。 体幹部の手術の場合, 患者の側面に
執刀医が立ち, その対面に第 1 助手が立
つ。 さらに, 患者頭側に麻酔科医, 執刀
医の隣に第 2 助手や直接介助看護師が立
病院長
各科所属長病棟師長
報告 報告救命救急
センター受付
提供
モニター
救急カート ⑧
①
② ③
④
⑤
⑥
⑦
▼図 2 MET メンバーの役割と立ち位置
番号 メンバー 役割
① チームリーダー メンバーから情報を収集し, 診療方針を決定する
② 気道確保責任者 気道の評価, 換気, 気管挿管など気道確保
③ 気道確保補助係 気道確保責任者の補助, 酸素投与, 吸引, 気管挿管の準備
④ 循環動態管理者 循環動態の評価, 脈の確認, 胸骨圧迫
⑤ 手技係 胸腔ドレーン挿入, 血液ガス採取
⑥ 直接介助係 点滴滴下の確認, 薬剤投与, 除細動パッドの装着, 手技の補助
⑦ 間接介助係 薬物や資器材の準備, 経過記録
⑧ データ収集係 患者情報の収集, 状況の把握, 電話連絡
nd stabilize), 専門的治療につ
, ICU へ移送するか, 各科専門
ンサルトする (advanced triage)
さて, MET/RRT が診療を行う場合は,
メンバーの役割を明確にするために立ち
位置を決めておくことが有用とされてい
い。 体幹部の手術の場合, 患者の側面に
執刀医が立ち, その対面に第 1 助手が立
つ。 さらに, 患者頭側に麻酔科医, 執刀
病院長
各科所属長病棟師長
救命救急
センター受付
モニター
カート ⑧
①
② ③
④
⑤
⑥
⑦
MET メンバーの役割と立ち位置
番号 メンバー 役割
① チームリーダー メンバーから情報を収集し, 診療方針を決定する
② 気道確保責任者 気道の評価, 換気, 気管挿管など気道確保
③ 気道確保補助係 気道確保責任者の補助, 酸素投与, 吸引, 気管挿管の準備
④ 循環動態管理者 循環動態の評価, 脈の確認, 胸骨圧迫
⑤ 手技係 胸腔ドレーン挿入, 血液ガス採取
⑥ 直接介助係 点滴滴下の確認, 薬剤投与, 除細動パッドの装着, 手技の補助
⑦ 間接介助係 薬物や資器材の準備, 経過記録
⑧ データ収集係 患者情報の収集, 状況の把握, 電話連絡
リーダーは役割分担を決定して、混乱を制圧する!