1. 27 三顧茅蘆（劉備、孔明を三顧の礼で迎える）
孔明、ついに登場！！！

2. 第 27 集 三顧茅蘆（劉備、孔明を三顧の礼で迎える）2009.5.25 更新
―「3 時間で～」第 29、30 話参照
チャプター① 孔明の弟・諸葛均、御簾(みす)を開けて劉備を部屋に迎え入れる～
チャプター② さんざん待たされた劉備の前に孔明、羽扇をあおぎながら登場～
チャプター③ 孔明が臥龍崗で過ごした日々の回想の場面～
チャプター④ 真ん中の玉座に座った曹操、群臣に向って「呉の孫権は黄祖を殺して夏口
を奪った。そして劉備は...」
～曹操「よし、夏侯惇を都督とし、10 万の兵で新野の劉備を襲うぞ！」と
号令。
②いよいよ三顧の礼のクライマックス、劉備が孔明に山から下りるよう説得する場面であ
る。
初顔合わせの劉備と孔明、お互いに向かい合って座り、話し合う。この時、劉備も孔明も
しっかり正座して話をしていた。

3. 今の中国人は正座ができない人が多いのに、二人の役者さん(孫彦軍と唐国強)、頑張って
いるなあ～と思っていたら、肝心な話（つまり挨拶ではなく「漢室を復興させるため是非
力を貸してください」と劉備が孔明に頼む場面）になると突如、劉備がひざをくずし、横
座りになって話し始めた。
←真剣な表情の
劉備、でも、正
座はもう限界ら
しく、横座りに
なった。

4. これは本来逆ではないか？つまり「最初はひざをくずして座っており、話が山場を迎えそ
うな時に座りなおして正座するのが本当ではないか」と思ってしまった。
げんに演義の原文にも“玄徳促席而告曰（劉備は身をのり出して言った） と書いてある。
”
やっぱり現代の中国人の生活習慣から言えば、ここの場面は無理があるみたい。
一方、孔明の方もさすがに長く座り続けられないらしく、途中で座を立って歩き回りなが
ら話し始めた。もっとも、これは劉備に見せる地図を取りにいく便から言って、しごく自
然な動き。だから文句のつけようもないのだが...。
↑劉備に地図を見せようとしている孔明(左)。
地図を見るために(？) 劉備も立ち上がった。きっと足がジンジンに痺れているだろう……