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- 1. ライトニングトークとパブでの立食パーティー
によるコラボレーション促進の試み
第24回 人工知能学会全国大会(JSAI2010)
オーガナイズドセッション
「OS-10 フィールドマイニング」
日時:2010年6月9日(水)
会場:長崎ブリックホール
岡本真 大向一輝
アカデミック・リソース・ガイド株式会社 国立情報学研究所
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- 2. 本発表について
題材:
筆頭著者が2008年7月から3ヶ月に1回開催して
いる催し「ARGカフェ&ARGフェスト」
内容:
バックグランドの異なる異質な50名程度の人間の
間に効果的なコラボレーションを促す仕掛け
方法:
運営者としての意図の解説と参加者アンケートの
結果紹介
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- 3. 1. ARGカフェ&ARGフェスト
という催し
1.1 ARGカフェ&ARGフェストの概要
1.2 ライトニングトークの形式と内容
1.3 パブでの立食パーティーの形式と内容
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- 4. 参考:ACADEMIC RESOURCE GUIDE
1998年7月創刊、週刊、5000部、無料
「インターネットの学術利用」がテーマ
約150人の執筆者、約400回の発行
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- 5. 1.1 ARGカフェ&ARGフェストの概要
開催回数 開催場所 開催日時 参加人数
第1回 東京 2008-07-12 約60名
第2回 横浜 2008-11-28 約70名
第3回 京都 2009-02-21 約50名
第4回 仙台 2009-06-20 約50名
第5回 大阪 2009-08-24 約50名
第6回 横浜 2009-11-12 約70名
第7回 筑波 2010-02-13 約50名
第8回 那覇 2010-06-19 開催予定
インターネットの学術利用に関心を抱く人々を対象にした催し
≠単なるイベント
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- 8. 1.3 パブでの立食パーティーの形式と内容
原則、アイリッシュパブを使用
<アイリッシュパブの特徴>
スタンディング形式
キャッシュオンデリバリー形式
※フード代2000円を事前徴収
ドリンク代は各自が都度払い
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- 9. 2. ARGカフェ&ARGフェスト
の設計
2.1 ARGカフェの設計
2.2 ARGフェストの設計
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- 10. 2.1 ARGカフェの設計
既存の交流方式の限界
コミュニケーション弱者の不利
未知人物間の交流の物理的制約
ライトニングトークの導入
約10名(全参加者の2割)による事前の自己紹介
1対49関係から10対40(1対4)関係への転換
第2部ARGフェストにおける「場の花」の設定
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- 11. 2.2 ARGフェストの設計
既存の交流方式の限界
着席からの移動の難しさ
物理的要因/心理的要因
パブでの立食パーティーの導入
ライトニングトークによる「場の花」の事前設定
1対4グループによる立食歓談の開始
キャッシュオンデリバリーによる輪の離脱
約12名とのコミュニケーション可能性(2時間内)
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- 12. 3. ARG カフェ&ARG フェスト
の成果と課題
3.1 ARG カフェ&ARG フェストの成果
3.2 ARG カフェ&ARG フェストの課題
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- 13. 3.1 ARG カフェ&ARG フェストの成果
参加者アンケート
期間:2009年8月15日~31日
対象:第1回~第4回の連絡可な参加者177名
61名から回答(回収率34%)
結果:
Q1:「何らかのコラボレーションに発展した」
42名
Q2:コラボレーション事例
イベント開催、共同執筆、原稿依頼、施設見学、資料貸出、
講演依頼、業務相談、就職相談、出版企画、別刷り交換、プ
ロダクトレビュー依頼、会員入会、ネットワーク強化、花火大
会、飲み会、食事会
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- 14. 3.2 ARG カフェ&ARG フェストの課題
参加者アンケート
Q3:期待するコラボレーション
情報交換、共同研究、共同発表、共同事業、研究協
力、サービス開発、イベント開催、ネットワーク強化、
業務受発注、会員入会
1回の出会いから共同での取り組みにつなげられるのか
常連の参加者が増える中で異質な他者を常に取り込んでいけるか
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- 15. 参考文献
長神風二, 岡本真, 佐藤亜紀, 佐藤亜紀子: 学術情
報の自由な集いが生む新たなつながり 第4回ARGカ
フェ@仙台”,情報管理. Vol.52, No.7, 2009,
http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/johokanr
i/52.426.
丸山眞男: 大学共同セミナーを企画して,丸山眞男
集 第九巻 1961-1968,岩波書店, 1996.
黒木玄: 様々な知識を持っている人達が出会える場
について, 黒木のなんでも掲示板, 1998,
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keij
iban/Motivation.html.
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- 16. ご清聴に感謝、ご質問はお気軽に
岡本真 大向一輝
アカデミック・リソース・ガイド株式会社 国立情報学研究所
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