特定非営利活動法人ACEの貸出写真パネルの内容サンプルです。児童労働の解説パネルと働く子どもの写真をまとめた19枚のパネルセット。文化祭やイベントでの展示に使ったり、授業やプレゼンで紙芝居風に使うこともできます。（※内容確認用です。転載・複写はご遠慮ください。）教材貸出のお申込みはコチラから http://acejapan.org/childlabour/materials/rental-materials/

1. Y
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わたしたちの周りにあるもの。
C
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これってどんな人が作っているのか、
知っていますか？
N

2. 世界には２億１５００万人の児童労働者がいます。
コットン(インド)
カカオ（ガーナ）
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サッカーボール（インド）
N
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コルタン（タンタル）
縫製工場（中国）
タバコ(フィリピン)
携帯電話やパソコンを作るときに
必要な鉱石 (コンゴ民主共和国)
© ILO
身近なものも、実は子どもたちの手によって作られています。

3. 児童労働ってなに？
児童労働
Child Labour
体中が痛い・・・
勉強したいのに・・・
Y
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重い荷物を運んだり、長い時間働くことで
子どもたちの体はボロボロになってしまい
ます。
学校に行くことができずに、教育を受け
られない子どもたちがいます。
C
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N
すごく危ない仕事
なんだ・・・
刃物や薬を使う作業をしたり、事故や事
件に巻き込まれることもあります。
が
働いても働いても・・・
子どもだからといって働いてもお金がもらえ
ないなど、大人に利用されたり、家族から離
れて働かされて暴力を振るわれたりもします。
子どもの仕事
Child Work
ちゃんと学校に行きながら働けるアルバイトや、家の
お手伝いなどは、子どもの成長を助けてくれる「子ども
の仕事」として児童労働と区別されています。

4. いろいろな所で子どもたちが働いています
農林水産業
(農業・漁業・林業・狩猟など)
(鉱山・採石業・製造業・建設業・
電気やガス、水道などの公共工事)
児童労働で一番多いのが農業など
の仕事です。農作物の収穫や、畑で
の草刈りなどをします。日陰のない
畑で、暑い中で作業をしたり、農薬に
よって体調を崩したりと、とても大変
です。
サービス業
(卸売り・小売・飲食業・
工業
60％
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26％
7％
工場や建築現場でも、子どもたち
が働いています。小さい体で重い
レンガを運んだり、大きな機械のそ
ばで仕事をするのは危険です。
7％
未特定
運輸・倉庫・通信・金融など)
物を売ったり、荷物を運んだりする
仕事も子どもがすることがあります。
学校に行かずにこのような仕事を
していると、大人に利用される危険
もあります。
路上で生活している子どもなどがこ
の未特定に含まれます。車の窓を
拭いたり、物乞いなどをする路上で
の生活では事件や事故に巻き込ま
れてしまうこともあります。

5. どんな地域に多いの？
サハラ以南アフリカでは、
子どもの4人にひとりが
児童労働をしていると
いう計算になります。そ
してこの地域だけが、児
童労働をする子どもの
人数や割合が増えてい
て、深刻な状況です。
その他地域
10％(2247万人)
ラテンアメリカ・
カリブ海諸国
7％(1412万人)
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アジア・太平洋
サハラ以南
53％(1億1360人)
アフリカ
30％(6506万人)
N
アジア・太平洋地域は
全体の人口がとても多
い地域です。そのため、
子どもの数も多く、児童
労働の人数で言うと、
世界で一番多くなります。
子どもの7人にひとりが
児童労働であると言わ
れています。

6. なぜ児童労働はなくならないの？
「学校に行く必要なんてない」
伝統や
古い慣習
教育が
受けられない
生活を支えていける
仕事につけない
児童労働
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「家のために子どもも働くんだ」
病気、けがに
なりやすい
貧困
「子どもは学校に行く必要なんてない、それよりも働いてお金を稼いでくれ。」
このような考えから学校に行けず働かされる子どもたちがいます。子どもたちが大
人になったとき、児童労働によってボロボロになった体や教育を受けていないこと
が原因で、ちゃんと生活をしていける仕事につくことができません。貧困となり、その
家庭の子どもはまた働かなくてはいけなくなるのです。児童労働は貧困とのサイク
ルによって、続いていってしまいます。

7. わたしたち先進国とのつながり
先進国の消費者
もっと安いものが
欲しい
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児童労働
親 子どもを
働かせたい
家庭の貧困
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子どもの方が安く
働かすことができる
企業
安いモノを
作りたい
大人の
低賃金・低収入
消費者が「もっともっと安いものが欲しい」とより安いものを求めると、企業は売るために安い
ものを作ろうとします。安い商品を作るには、雇っている大人の給料を安くします。その家庭は
貧困となり、子どもが働かなければいけなくなります。また大人よりも安く雇える、と子どもを利
用するということもあります。

8. ゴッドフレッドくん(15歳)のはなし
幼いころ、ガーナのカカオ畑で働いていた経験を持つゴッドフレッドくん。
どんな気持ちで仕事をしていたか、ということを日本の子どもたちに話してくれました。
カカオ農園での仕事はとても辛いです。カカオの
実を収穫したり、収穫したカカオの実を農園から家
まで運んだり、本当に大変な仕事です。特に大変
だったのは、カカオ豆が入ったカゴを頭にのせて
運ぶ作業。ひとりでは持ち上げられないほどの重
さで、頭や首、腰がすごく痛くなりました。仕事は朝
の5時から夕方までずっとです。でもおとなたちは、
僕たちよりも遅く来て、早く帰りました。
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病気になったりして休みたいと思っても、農園に働
き にいかなければ、ごはんを食べさせてもらえな
かったり、外で寝させられたり、殴られたりもしまし
た。学校に行かれないことがすごく悲しかったけど、
家族を支えるために働かなくてはなりませんでした。
今では学校に通えるようになりました。将来は医
者になって、村の人たちを助けたいと思っています。

9. 9歳からガーナのカカオ農園で働かされていた
ゴッドフレッドくんが書いた詩。
「ものすごく大変な仕事をする小さな手」
それは家族経営のカカオ農園の手伝いから始まった
家族の面倒をみなければならない母のために
ぼくはカカオ農園で仕事をするようになった
カカオ農園でものすごく大変な仕事をする小さな手
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C
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どうして子どもが苦しまなければいけないの？
どうして子どもはカカオ農園で働き手として働かなければならないの？
なぜ毎日こんなことをしなくちゃいけないの？
夜明けから日暮れまで、この小さな手で
こんな毎日にうんざりだ
カカオ農園の児童労働をやめさせろ
N
あの人たちは、ぼくたちの気持ちがわからないようだ
子どもは子どもとして見られていないみたいだ
子どもたちは、言葉で表現する以上に、心で苦しんでいる
こんなことをさせるあの人たちは
さいばんにかけられるべきだ
こんな毎日にうんざりしている
毎日味わう痛み、疲れ、苦しみ
でも誰が、ぼくたちの言うことを聞いてくれる？誰が心配してくれる？
ぼくたちの声は、届いてないのだろうか？
児童労働をやめさせろ

10. 切り傷、アザ、足の疲れが治ることなどない
毎日やっているのだから
あの人たちは、ぼくたちの気持ちがわかると口ではいうが、本当はわかっていない
誰も僕たちの言うことに耳を貸してくれない
こんな毎日にうんざりだ
児童労働をやめさせろ
涙を流し痛みに苦しむのはぼくたち、でも金を手にするのはあの人たち
ぼくたちには、やさしさも、ベッドも与えられない
助けが必要だ、ものすごい大変な仕事をする小さな手
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お願いだから誰か助けて
ぼくたちの尊厳を取り戻すのを助けて
ぼくたちの権利を守るのを助けて
学校に行って教育を受ける権利
どうか勇気を出して発言して欲しい
どうか勇気を出して助けを求めているひとたちを助けて欲しい
声がかき消されてしまっているひとたちを
泣いて苦しくて息ができなくなっている
こんな毎日にうんざりしている
児童労働をやめさせろ
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ぼくたちは、ものすごく大変な仕事をしている、小さな手だ
ありがとう
（Godfred Oti作）
ゴッドフレッドくんが書いてくれた英語の詩を訳したものです。

11. Y
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©ILO
家事使用人として働く女の子(ネパール)

12. Y
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©RAMANO/Stolen Childhood
コーヒー豆を収穫する女の子(ケニア)

13. C
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©ILO
荷物運びの仕事をする子ども
(ネパール)

14. International Labor Rights Fund
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カカオ農園で働く男の子(ガーナ)

15. Y
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©ILO
マッチを作る男の子(インド)

16. Y
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©ILO
ゴミ山でゴミ拾いをする子どもたち
(フィリピン)

17. Y
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©ILO
カーペットを織る女の子(パキスタン)

18. Y
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©ILO
サッカーボールを縫う女の子(インド)

19. C
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©ACE
コットン畑で働く女の子(インド)