AmazonWebService(AWS)と他社サーバ
コストパフォーマンス比較
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さくら、AWSのコストパフォーマンス比較
できるだけ構成を同じにしてさくら、AWSのコストパフォーマンス比較してみました。
http://gihyo.jp/admin/serial/01/comparison_cloud/0006
ここにあるように拡張性を考慮しないでサーバー単体で比較してみると、さくらが圧倒的にコスト
パフォーマンスが高いですね。
(最近ではAWSもC1というインスタンスが出てきているので、一概にそうとは言えませんが・・・。
ここでは通常使用するM1インスタンスで比較してみます。)
さて、下記の構成で比較してみました。WordPressベースのホームページまたはニュースサイト
を想定しています。

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【さくらインターネット】

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①
②

¥3,980(さくら VPS4G)×2台=¥7,960
¥7,980(さくら VPS8G)×1台=¥7,960

計¥15,940

ちなみにこの構成で1,000のアクセスを100回にわけて負荷かけてみると3failureとなります。
(Requests per second: 6.11 [#/sec] (mean)という計算結果を適用しています。
これは前回書いたKAGOYAサーバーを使った負荷検証の結果でた数字であり秒間あたりの処
理能力を表します。・・・国内サーバーというくくりで同じと考えています。)

またバックアップは取得できないことに加えてDBの拡張も出来ません。
つまりさくらのメニューだけでは、これ以上の拡張は出来ません。

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【AWS】

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①¥5,750(スモールインスタンス)×2台=¥11,500
※メモリ1.7 GB・1 ECU(1 ECU 仮想コア×1)・インスタンスストレージ 160 GB
②¥7,916(スモールDB インスタンス)×1台=¥7,916
③
¥4,933(DBディスク容量:200GB想定)×1台=¥4,933

計¥24,349
※1$=90円で計算しています。
この構成ではバックアップは取得できません。
しかし前回の負荷テストの結果を参考にするとAWSはRequests per second: 366.68
[#/sec] (mean)ということなので、1秒間あたりの処理能力はさくらの60倍です。
ちなみ上記はオンデマンドで比較してますが、一年縛りのリザーブドインスタンスで比較してみ
ると、

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①¥3,100(スモールインスタンス)×2台=¥6,200
※メモリ1.7 GB・1 ECU(1 ECU 仮想コア×1)・インスタンスストレージ 160 GB
②¥3,900(スモールDB インスタンス)×1台=¥3,900
④
¥4,933(DBディスク容量:200GB想定)×1台=¥4,933

計¥15,033
となり、さくらとほぼ同じ価格になりますね。

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オンデマンドインスタンスもリザーブドインスタンスもスペックは同じで、期間に縛りがあるかどう
かの違いだけなので1年間使用するのが確定しているなら、AWSでリザーブドで購入する方が
お得ですね。なぜならDBバックアップやAutoScalingなど拡張性があるので・・。
http://gihyo.jp/admin/serial/01/comparison_cloud/0006
(技術評論社による「さくら」、「AWS」、「WindowsAZURE」コスパ比較)
ここにあるように拡張性を考慮しないでサーバー単体でかつオンデマンドという使い方で比較し
てみると、さくらが圧倒的にコストパフォーマンスが高いですね。秒間あたりの処理能力は別とし
てですが。

コスパ比較は以上です。ちなみに上記の構成だとバックアップが取れないので、AWSでバック
アップを3世代とる前提で試算してみるとこんな感じです。

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①¥5,750(スモールインスタンス)×2台=¥11,500
※リザーブドインスタンス・メモリ 1.7 GB・1 ECU(1 ECU 仮想コア×1)・インスタンスストレージ
160 GB)
②¥7,916(スモールDB インスタンス)×1台=¥7,916
③¥4,933(DBディスク容量:200GB想定)×1台=¥4,933
④¥15,667(AMI取得:WEBバックアップ:3世代管理)×1=¥15,667
⑤¥9,833(AMI取得:DBバックアップ:3世代管理)×1=¥9,833

計¥49,849

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アクセス負荷が高くメインのインスタンスで裁ききれない時はAMI(図の左)からインスタンスを
自動的に起動します。

また将来的にはロードバランサーを使って負荷を分散させてサーバーダウンを防止することが
出来ます。また、このケースでは画像はNFSから文書サーバーと分けていますが、NFSをS3に
置き換えてコストダウンを計ることも場合によっては可能です。

ちなみに1年リザーブドインスタンスで比較してみると、ざっくり30、000円位
です。
おおよそオンデマンドの60%と計算しています。

つまりAWSは拡張性は無限なのです。
ではさくらとAWSのいいとこを組み合わせたらどうかということで、参考までに以下の構成で試
算してみました。

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【AWS+さくらインターネット】

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⑤
⑥
⑦
⑧

¥3,980(さくら VPS4G)×2台=¥7,960
¥7,980(さくら VPS8G)×1台=¥7,960
¥4,933(DBディスク容量:200GB想定)×1台=¥4,933
¥9,833(AMI取得:DBバックアップ:3世代管理)×1台=¥9,833

計¥30,620
できなくはないですが、障害が起こったときにどっちに原因があるのか切り分けするのが難しい
です。またWebインスタンスの方はバックアップ出来ない為、中途半端なシステムになってしま
います。しいて言えば災害対策として石狩と東京でデータセンターを分けられるということでしょ
うか。あまりおすすめ出来ません。
これらの検証結果から結論をいいますと、今後システムを拡張する予定がなく安価にすませた
いなら「さくらインターネット」、拡張性のあるシステムを将来的に組みたいなら「AWS」から始め
ましょう。ということです。
で1年以上使用することが見込まれるなら1年リザーブドインスタンスで。3年以上なら3年リ
ザーブドインスタンスで購入すると結果として1ヶ月あたりの料金は抑えることができます。参考
までにオンデマンドの価格に対して1年リザーブドならおおよそ60%、3年リザーブドなら30%
程度の価格で使用できます。
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