昭和大学小児科学講座の若手勉強会の資料です。

2. 予防接種
※接種間隔は 2～4週
※鶏卵アレルギーは要注意者
※接種 2週間後から5か月程度有効
6か月～3歳未満 1回0.25mL 2回
3歳～13歳未満 1回0.5mL 2回
13歳以上 1回0.5mL 1回

3. 症状
•潜伏期間は 2～3日、飛沫感染
•A型は高熱、B型は消化器症状
•発熱 95%、鼻炎 78%、咳 77%
•頭痛 26%、筋肉痛 7%
•合併症：脳症、鋳型気管支炎、心筋炎

4. 迅速検査の感度
•0～12時間：35%
•12～24時間：66%
•24～48時間：92%
※検査前確率：周囲流行、予防接種
※24時間以内では翌日再検査も検討

5. 抗ウイルス薬
•有熱期を 1日短縮するのみ
•重症化予防の効果
•外来の幼児や基礎疾患のある患者に推奨
•入院患者も推奨
•ゾフルーザ®は学会はノーコメント

7. 概要
次スライド 4ブリスター
10歳未満 1キット
10歳以上 2キット
10mg/kg 15分間で
分2、5日間 分2、5日間 単回吸入 1日1回、3日位まで
2720 2942 4279 6216

8. 推奨
タミフル® リレンザ® イナビル® ラピアクタ®
新生児
乳児(0-1y)
推奨 推奨されない
左記3剤が
使用困難な
場合に考慮
幼児(1-4y) 推奨 吸入困難
小児(5-9y) 推奨 可能なら場合のみ
10歳以上 推奨 推奨
呼吸器症状
あり
推奨 要注意
2019/2020 シーズンのインフルエンザ治療指針

9. 処方
• 37.5kg以上は75mg 2cp
• 漢方は麻黄湯
• NSAIDs禁忌
(Reye症候群)
• ゾフルーザ®と新剤型
のイナビル®懸濁用は
推奨も否定もせず

10. 学校保健安全法
【学童】
「発熱から5日」かつ「解熱後2日」
【幼児】
「発熱から5日」かつ「解熱後3日」

11. 参考
• ネルソン小児科学
• Up To Date®
• 2019/2020 シーズンのインフルエンザ治療指針 日本小児科学会
• 2019 予防接種に関するQ&A集 日本ワクチン産業協会
• 小児科ファーストタッチ 岡本光宏