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1. アベノミクスと日銀政策による
影響と今後の展望
Tiger Okuma

2. アベノミクス三本の矢
1. 大胆な金融政策（社会にお金をどんどん流そう！）
2. 機動的な財政政策（公共事業の促進）
→１と２によって
日経平均株価は一年前と比較し約80%の増加（2014年7月現在）
失業率低下
1ドル100円前後の円安をもたらした
CPI-0.2%から1.5%へ好転
3. 成長戦略（日本がどのようにお金を稼ぐか）
今後の問題点！

3. アベノミクスと日銀の狙い
金融政策（異次元緩和など）によりインフレを起こ
す（アベノミクス以前はCPI‐0.2%）
↓
国債を償還
の流れを作る

4. 現実は・・・
-0.5
0
0.5
1
1.5
2
消費者物価指数 全国 前年度比（%）
総合 コアCPI コアコアCPI
総合・・・平均して1.5%程度（デフレか
らインフレへの転換に成功）
コアCPI[生鮮食品を除く総合]・・・停
滞気味（原油価格の安定による）
コアコアCPI[食料・エネルギーを除く
総合]・・・消費税増税後、一気に下降
（普通乗用車などの生産の減少）
→異次元緩和によるものなのかは不
明瞭。円安の陰の部分。

5. そもそも円安のメリットって・・・？
• FXなどをやっている人は利益を出せる
• 海外から旅行客の増加が見込める
•輸出産業に追い風(通説)
→これは事実！？

6. 貿易収支半期別推移（単位：兆円）
-10
-8
-6
-4
-2
0
2
4
貿易赤字→輸出産業に追い風
にはなっていない（輸入額は
2010年以前と比べてそこまで
の変化は見られないはない
（2008年25兆円→2013年24兆
円））

7. 懸念事項
• 海外生産比率が20%を超える現在、日銀の介入によるアベノミクス
の円安推進の不確実さ
→輸出産業への追い風とはならず貿易赤字を生み出すだけの結果と
なってしまう。
• 成長戦略により昨年度一時日経平均株価がさがったこと
→これが本格化する今後への対策が必要。
• 異次元緩和の成果が不明瞭
→エネルギ―物価に依存している状態。

8. 今後への対策
• 日銀が介入して成立するアベノミクスの円安政策の程度を検討。
→輸出産業による貿易赤字が増えるのみ。
→企業は収入が一向に増えないし消費者は生活苦を強いられるだけ
の形になってしまう。
→TPPにより輸出産業が伸びるかも不明瞭
• 成長戦略への支援
→口先だけのものになってしまうと日経平均株価が暴落することも考
えられる（例：2013年6月）