自治体GIS活用推進Grのオフ会でお話した内容です。 マッピングのプロセスとその成果をどう活用するかにフォーカスを当てて、興味のあるバリアフリーと災害利用をテーマにまとめてみました。 紹介事例のほとんどはメジャーなものですが、GIS学会防災GIS分科会での活動成果は、 ここでご確認いただけます。 http://rarmis.jp/dpgissig/

1. 共同マッピングが社会を変える
OpenStreetMap Foundation Japan
久保田 優子

2.  自己紹介
 GIS上級技術者
 職業：GISの教育サービス→開発？
 GISの可能性の見極めと自分の能力を社会に還元するため、ボランティ
アとジオ活を始める
 主な活動履歴
 一般市民にGISを教える（主に大阪市南河内地区）
 GIS学会防災GIS分科会で
東日本大震災の復興支援ボランティア
（地図作成担当）
 オープンストリートマップ（OSM）のマッパーとして活動
OSM Foundation Japanに所属し、
OSMのイベント開催支援などもお手伝い中

3. 市民活動で 発災時のボランティアで
Sinsai.info
南河内地域GIS連絡会議
富田林市NPOマップ
 複数人で
防災GIS分科会
 問題解決のため
または問題共有のため
企業のボランティア部で 教育のため マッパー有志者で
 成果を公開する
日建設計震災復興
ボランティア部
逃げ地図
（避難地形時間地図） Wheel Map
※事例は、あまり古過ぎずかつ私が興味のあるものを選定しました。

4.  地図を共同制作する意義
 コミュニケーションが取れる
 成果や地域の問題を共有できる
 １人でやるより正確だし断然早く仕上がる
 共同制作と公開に適したシステムは？
 断然OSM！
 世界規模でマッピングと成果の共有ができる
→全国をシームレスにつなげて利用できる
 サーバが元気であればいつでも参加できる
 更新スピードも高速！
 他のマッパーとコミュニケーションを図れる仕組みとイベントが豊富

5.  Wheel Map ーバリアフリーマップ
 世界中の人が作成・閲覧できる、世界規模のバリアフリーマップ。
 ベース地図はOSM。
OSMで編集された内容はWheelmapにも反映される。
 ストリートビューでの周辺環境の閲覧も可能♪
 モバイルからの入力・閲覧も可能♪
 課題
 ３段階での評価が困難
 入り口、トイレ、客席等を
どう総合的に判断するか？
 POIだけでなくルートマップが
ほしい！

6.  防災・減災に関わるマッピング
 避難ルートを作成しても、発生時にその通りに避難すれば助かるとは
限らない。
 （OSMに関して）発災時に建物や道路を描き始めるのでは遅い。
その前に描いておかないと迅速に対応できない。
 地図を作成して公開する場合、ターゲットが被災者か支援者かを意識
すること。Webで公開しても、被災地で役に立つかはわからない。
 課題
 発災時に迅速にマッピング＆公開する
 活動成果を活かしてもらえる戦略を立てる
 終了日、テーマ、ターゲット、提供フォーマット・・・など

7.  連絡先
 TwitterとOSMアカウント：u_kubota
 E-mail： u.ko.kubot@gmail.com
 予告
 2/2
激辛マッピングパーティー
向日市市民会館にて12時～
 お申し込みはこちらから http://atnd.org/events/36365
描き過ぎな家屋
背景差し替え！
描き過ぎな線路