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1608精密工学会現場での(抜粋編)
- 3. だが最近やや下火か？ • セミナーやシンポジウムが減った。 • ニュースや記事も減った。 • 私の講演も減った。 • 根本的原因はウェアラブルの難しさ • GoogleもAppleもなかなかうまくいっていない。 • 日本では業務応用へのトライアルが盛んだがなかなかうまくいってい ない。 • そんなタイミングで
- 8. ウェアラブル50年以上の歴史 HMD、ウォッチ型コンピュータは60年代から 80年代 MIT ウェアラブルラボ（ペントランド教授、スティーブ・マン、サド・スターナー） 90年代 ザイブナー、マイクロオプティカルなど初期の米企業 2000年代 世界中で多数のHMD商品→うまくいかない。 https://design.osu.edu/carl son/history/lesson17.html （スカラのホームページ（当時）より） （ニコンのホームページ（当時）より）
- 15. Google Glassの教訓 • HMDは難しい。 • 機能、性能、バッテリ • 操作方法 • アプリケーション • 生体影響 • 社会問題 • HMDはインパクトが大きい。 • 業務用を中心に潜在的なニーズは多い。 「もうちょっと使いやすければあらゆる現場業務で業務効率が大幅に 改善されるのに…」 • 作る側も使う側も経験が必要。
- 16. さまざまなHMD プチバブルだが市場はなかなか立ち上がらない。まだまだ実験段階。 VUZIX M100 129,600円 http://www.vuzix.com/consumer/pro ducts_m100.html Recon JET 95,904円 http://reconinstruments.com/ LUMUS http://www.lumus- optical.com/index.php?option=com_content &task=view&id=9&Itemid=15 Mata 1 $667 https://www.spaceglasses.com/product s VUZIX M2000AR 81万円 http://www.vuzix.com/home/ Glass UP http://www.glassup.net Trivisio M3 http://www.mikimoto- japan.com/beans/products/trivisio_m3_mo no_hmd/index.htm Optivent ORA $949 http://optinvent.com ODG R6 SmartGlasses $4,946 http://www.osterhoutgroup.com/home Microsoft Hololens https://www.microsoft.com/micros oft-hololens/en-us ウエストユニティス Inforod http://www.westunitis.co.jp/we b/inforod.aspx Telepathy Jumper http://tele-pathy.org ブリリアントサービス mirama http://hmdviking.blogspot.jp/ Sony SmartEyeglass http://getnews.jp/archives/490553 Epson Moverio http://www.epson.jp/products/mov erio/bt200/ Sony SmartEyeglass Attach! http://wired.jp/2015/01/14/sony- smarteyeglass-attach-hands-on/ ウエストユニティス InfoLinker 日立 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/new s/15/022400672/ 富士通 http://journal.jp.fujitsu.com/2014/05/23/01/ ブラザー http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/ne ws/15/010700076/ 東芝 http://www.4gamer.net/games/999/G99 9902/20141007065/
- 18. Apple Watch 2014 発表、2015 発売。 開発が長引いたためAndroid Wearウォッチなどが先に出てしまい、目新しさがなくなってしまった。 高性能脈センサとリニアアクチュエータ、デジタルクラウン、感圧タッチが機能的な特徴 デザインバリエーションと高級機種（200万円越え）が戦略的な特徴→だが今のところあまり生か し切れていない。 1年間で1200～1500万台程度か？ウォッチ市場を一気に拡大。 シェアは圧倒的（特に国内）。だがほとんど使われていない。「身に着ける価値が見いだせない」 http://www.apple.com/jp/watch/
- 19. ウォッチ型デバイスの動向 2013,2014には多数のスマートウォッチが発売された。 Android Wear, Tizen, その他 主な機能はスマホ連携、活動量等のライフログ 決め手となる使い方がない。マーケットはなかなか立ち上がらない。 LG G Watch http://www.lg.com/jp/mobile- phone/lg-W100 Samsung Gear Live http://www.samsung.com/gl obal/microsite/gear/gearlive_ features.html ASUS ZenWatch http://www.asus.com /Phones/ASUS_ZenWa tch_WI500Q/ Sony SmartWatch 3 http://japanese.engadget.com/2 014/09/03/sony-android-wear- smartwatch-3/ ASUS ZenWatch 2 https://www.asus.com/jp/ZenWatch /ASUS_ZenWatch_2_WI501Q/ Huawei Watch http://consumer.h uawei.com/minisit e/jp/huawei- watch/ Motorola Moto360 https://moto360.motorol a.com/ LG G Watch R http://www.lg.com/us/cell-phone- accessories/lg-G-Watch-R Moto 360 2nd gen https://store.google.com/category/ android_wear LG G Watch Urbane http://www.lg.com/jp/mobile- accessories/lg-W150 Casio Smart Outdoor Watch WSD-F10 http://wsd.casio.com/jp /ja/ Samsung Gear 2 http://www.samsung.com/global/microsite/ gear/gear2_features.html Samsung Gear S http://www.samsung.com/global/ microsite/gears/gears_design.html Samsung Gear S2 http://www.samsung.com/jp/p roduct/gears2/features/
- 20. メガネ、ウォッチ以外の デバイスの動向 クラウドファンディング等でたくさんの商品が出てきている。 センサとBluetoothを利用する。体の様々な場所に取り付けて使う。体の部位によって果たすことのできる機能が 変わる。特定の目的に使う。スポーツなど。 電飾服は当研究室から立ち上がった（エムプラスプラス株式会社）。冷暖房服もそろそろ立ち上がる？ Intensity Reebok CHECKLIGHT https://www.nttdoc omo.co.jp/info/new s_release/2014/01/ 30_00.html Sensoree GER LED Mood Sweater Mashable 2013.12.19より http://mashable.com/2013/12/19/ger-mood-sweater/ http://www.shiftwear.com/
- 21. ②現場でのウェアラブル活用
- 23. そのほかの職業も大きく変わる！ • クリエイティブ系（創造）とメンタル系（感情）は人間とコン ピュータのコラボに。 • フィジカル系（身体）はロボットが少しずつ入ってくる。 • ウェアラブルコンピュータの現場活用は急激に展開する。 • 情報管理や判断は人工知能に任せることで業務効率アップ。業務の質 も変わる。 • 賢くなる人工知能を人間がウェアラブルで使いこなすことが重要（人 間の知能増強）。 「ウェアラブルからシンギュラリティへ」
- 24. ウェアラブルで変わる職業 • 産業の現場で働く人々（工場、流通、商業、保守作業、警備ほか） • 街角で働く人々（ショッピング、レストラン・カフェ、交通、観光） • 医療・介護従事者 • 農業従事者 • 警察・消防（・軍事） • 営業、教育 • エンターテインメント産業従事者（ライブパフォーマ等） • 建築・土木・設備点検従事者 • スポーツ選手
- 25. ウェアラブルの産業利用 • 営業・接客現場で • 客にカタログを見せながら情報参照する。 • オフィスで • 情報を見ながら別の情報を参照する。 • 遠隔と情報共有する。 • スケジュールのアラート • 製造・建設・保守現場で • ハンズフリーで情報を参照する。 • 遠隔へ映像中継する。 • 遠隔からの指示をうける。 • 研修・教育現場で • アウトドアや現場などでの研修・教育で情 報利用する。 NECのパンフレットより「ウェアラブル遠隔業務支援」 http://jpn.nec.com/wearable/images/leaf_Remote-V1.4.pdf.pdf
- 26. 遠隔作業支援 • 保守点検、緊急医療等 • 映像を遠隔に送る（ウェアラブルカメラ） • 遠隔からは作業指示を図面で示す（HMD） ≪ポイント≫ 通信やデバイスの環境が整えばうまくいきやすい。 利用者のスキルはあまり問われない。 画質やバッテリーの問題が重要
- 31. マラソン のなかにさまざまなヒントが… • 2014は大阪マラソン • ケイ・オプティコム「グ ラッソン」プロジェクト • 2015.10 大阪マラソン • ケイ・オプティコムとミ ズノの共同実験 • 2015.11神戸マラソン • 神戸市とアシックスの共 同実験 いずれも塚本が出走し完走
- 33. さまざまな操作方法 • 専用入力デバイス • タッチ • ジェスチャ • 音声 • 首ふり • 視線 • 脳波 • 各種センサ ハンズフリー ハンクリーン 結局「入力なし」が一番良いというケースが多い?!
- 34. ③ウェアラブルのこれから
- 35. 10年後、15年後の社会 • ウェアラブルデバイスは広く社会で使われるようになっている。 • 業務用、民生用 • 人々はたくさんのウェアラブルデバイスを持ち、そのうちの複数のデバイ スを体のいろいろな部位に装着する。 • 目的はいろいろ • プラットフォーム、通信、充電・給電などの形態は当面いろいろなものが 混在する。 • その後いくつかに淘汰 • 標準化も進む。 • 人工知能技術の利用がアプリケーションの急激な高度化を促進する。 • ウェアラブルデバイスは実世界における最も頼りになるパートナーに。 • 安全性の問題や社会問題（プライバシや犯罪等）が深刻化する。 • 社会の中で使い方を洗練していかなければいけない。 • ガイドラインや法律などの整備