NRF 2020 report
•
0 likes•201 views
米国小売協会主催のカンファレンスであるNRF2020に参加しました。概要、流通小売のトップリーダーのビジョン、データ活用観点のトピックをサマリーしてます。
Recommended
More Related Content
Featured
Featured (20)
NRF 2020 report
- 1. National Retail Foundation (NRF) カンファレンス報告 Tableau Japan株式会社 内田 辰己 tuchida@tableau.com
- 9. Opening keynote with Satya Nadella, CEO, Microsoft “Next Retail innovations will not come from tech but from you as you build your own capability” “The future of retail and how technology can help the industry transform” A crucial key to retail success in the new decade is using technology to support employees. “Giving data to employees,” he said, “is the single most ROI intensive thing you can do. It increases your conversion rate by 15 percent and your satisfaction rate by 10 percent.” “データを従業員に渡すことで、15％のコンバージョンレートと10％の顧客満足度増加が得れる”
- 10. Tech intensity ＝ （Tech adoption × Tech capability)＾Trust Tech intensityとは：イノベーション連鎖を促す為の基盤を備えた組織ー 最新のテクノロジーを 導入するスピード 生産性向上 組織文化が芽生える マインドセット変化 企業全体への連鎖 独自ケイパビリティ醸成 企業差別化要素へ 「イノベーションを生み出すには、一歩早くテクノロジーを使って独自のケイパビリティを打ち出す事」
- 11. Personalization 30% 80% of e-commerce sales from recommendations are more likely to purchase EC売り上げの30%はレコメンドを起点としている 80％以上の消費者は自分が気に入るサービスをおすすめしてくれる事を期待している 全てのデータを統合的に活用し、AIレコメンドエンジンを高速改善していく事が必要 事例：Deep Brew（Starbucks）→バリスタと顧客の繋がりにフォーカスする事を増進
- 12. Opening keynote with John Furner, CEO, Walmart “It’s not all about pay,” Furner said. “It’s part of it, but there’s a whole system. It’s removing friction, helping people be predictable in terms of their life and how our lives work together, having clear information and doing work that they know is going to make a difference when it comes to serving customers and retaining members.” ”There’s no better investment you can make than in the people you have on your team, who are serving the people that are paying you to be there.“ John Furner,Walmart U.S. “Why retail jobs can be a good jobs”
- 13. 従業員エンパワーメント 25% of American has a job in Retail industry 米国人口の25％が小売業に従事している 小売業は国内最大の雇用主であるが、良い仕事を提供する選択をしている企業は少ない 賃金上昇だけでは無く、従業員投資（学習/キャリアパス/省力化）を行い競争上の優位性を獲得する 事例：Sam’s Club（Walmart子会社）→従業員の安定と向上心を確保し顧客満足度が上がった
- 14. Big Idea Session, Shinji Nishikawa, CIO, Trial Company 小売業者は、2022年までにAIに75億ドル以上を費やすと 予想されていますが、それらの資金をどのように配分してROIを最大化 するかについては、ほとんどがまだ不明です。 どこから始めればいいのか分からないだけなのです。 このプレゼンテーションでは、成功する実装ロードマップが どのようなものかを概説し、AIを使用してビジネスのあらゆる側面を 変革している日本で最も急成長している小売業者の 1つである九州のトライアルカンパニー紹介します。 “Demystifying AI” 日本企業で唯一登壇されたトライアル西川CIO トライアルが目指すべきWalmartの言うところの「Everyday Low Prices」をテックで実現できるか 膨大なID-POSを利用したデータ活用や、店内カメラからのデータを使った取り組みを行っている リテールマップではAIによって最適な出店候補地を探索可能となっている 最初は経験のある人間が判断したほうが結果がいいが、AIの進化の度合いの方が早い 無数のカメラを配置し、顧客の店舗での行動（購買・非購買など）をAIで分析する
- 15. Big Idea Session, Melody Lee, VP, Shiseido America ストリーミングビデオをeコマースと組み合わせると、ライブコマースを 実現出来ます。 小売店に革命をもたらし、買い物客の行動を逆転 させる可能性を秘めている一方で、消費者を実際の体験に一歩 近づけるという人もいます。 中国と韓国ではライブストリーミングと ショッピングが活況を呈しています。 Live Commerceは次の大きなものになるでしょうか？ “Now streaming at stores everywhere : Live commerce” ShopShopというベンチャー企業はスマホのストリーミングビデオを使ったライブコマースを 中国や韓国の市場に対して展開していて、売上を伸ばしている。米国側の商材（洋服や化粧品） をイベントと称するライブストリーミングを使って、TVショッピング等では出来ない双方向の 顧客体験を提供する。資生堂アメリカでは、このShopShopと提携し、化粧品の販売方法について 将来的な可能性を模索しているところである。