Web開発の現場では、新しい言語やフレームワークが毎日のように登場し、「どの技術を利用するか?」という問題に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。たとえば、タスクランナー系のツールではGruntが最有力でしたが、いまでは開発がストップしてしまい、「これからはGulpだ」という意見をよく聞きます。
とはいえ、Gulpはすたれないのでしょうか。本当に? あなたが的中率100%の予言者でない限り、時間をかけて覚えた技術が使われなくなってしまうことを防ぐのは難しいでしょう。費やした学習コストが失われるのは、遅れてやってくる税金のようなものです。
このセッションでは「いま学ぶのに最適な技術はどれか?」を伝えるのではなく、「せっかく学んだ新しい技術がすたれてしまった場合にどうしたらよいか?」「すたれても残る知識の核のようなものを増やすにはどうしたらよいか」という2つの点にフォーカスを当てます。
燃え尽きた灰の中から蘇る不死鳥のような、色あせることのない知識のコア。あなたがそれを見つける一助となれば幸いです。