Engineers read the_art_of_manga_by_hirohiko_araki

1. エンジニアが読む
『荒木飛呂彦の漫画術』

2. 書名：
荒木飛呂彦の漫画術
出版：
集英社新書(2015/4/17)
概要：
全く人気が衰えることなく長期連載が続く『ジョジョの奇妙な冒険』の作者、荒木飛
呂彦。「漫画は最強の『総合芸術』」と言い切る彼が、これまで明かすことの無かっ
た漫画の描き方、その秘密を、作品を題材にしながら披瀝する!
出会い：
東京駅の本屋で立ち読み。
その後、Kindleの半額セールで購入。
今回読んだ本

3.  心から描きたいと思える『テーマ』
 ヒット作の『分析』
 徹底的な『リサーチ』
 尽きない『好奇心』
 過去の作品はすべて『忘れる』
エンジニアが読む 『荒木飛呂彦の漫画術』

4. 2020/6/2
心から描きたいと思える『テーマ』

5.  『テーマ』とは作者の考え方であり、自分がどう生きるべきか、ということだ
 自分の人生に沿った『テーマ』を描く必要がある
 『テーマ』を決めるときに絶対やってはいけないのは、
自分ではたいして興味がないのに、世間に合わせて「テーマ」を設定するやり方だ
心から描きたいと思える『テーマ』

6. 2020/6/2
ヒット作の『分析』

7.  絵柄、コマ、キャラクター、世界観…
リバースエンジニアリングと呼んでもいいレベルの分析から『JOJO』が生まれている
 ただ「おもしろいな」と思うのではなく、「なぜおもしろいのか」ということを
探っていく習慣をつける
 プロである以上、手抜きの絵を描いてはいけないし、
その手抜きをごまかそうとするなど言語道断である
ヒット作の『分析』

8. 2020/6/2
徹底的な『リサーチ』

9.  『JOJO』の舞台すべて現地に取材に行って徹底的なリサーチをしている
 3部：日本からエジプト
 5部：イタリア縦断
 7部：アメリカ大陸横断
 どれほど多くを調べ、実際に体験したとしても、それを全部描くことはない
徹底的な『リサーチ』

10. 2020/6/2
尽きない『好奇心』

11.  アイデアは尽きない
なぜなら、アイデアは自分の興味が尽きるときになくなるのであり、
自分の興味が尽きたときは、漫画を描くのを辞めるときだからだ
 アイデアを生み出すメモのポイントは以下の3つ
1. 自分がよいと思ったこと
2. 自分とは違う意見や疑問に思う出来事、理解できない人
3. 怖い出来事や笑える出来事、トラウマになりそうなこと
尽きない『好奇心』

12. 2020/6/2
過去の作品はすべて『忘れる』

13.  僕は常に「描いたものは忘れる」というスタンスで、過去を振り返りません
 たとえ「いい作品が描けた！」というようなときでも、
その感覚をすぐに忘れるようにしています
過去の作品はすべて『忘れる』

14. エンジニアが読む『荒木飛呂彦の漫画術』
 人生の『テーマ』を描く
⇒エンジニアリングの本質は、技術を活かして人間の生活を豊かにすること
 ヒット作を分析する
⇒プログラムだけでなく、あらゆるサービスにリバースエンジニアリングする
 徹底的にリサーチする
⇒プロとしてやるべきことに手を抜かない
 アイデアは好奇心から湧いてくる
⇒好奇心と探求心を持ち続ける
 成功・賞賛はすべて忘れる
⇒より良いプロダクトを生み出すことを目指し続ける

15. 2020/6/2
ご清聴ありがとうございました