熊本城復興が各地域にどのような影響を与えるかと復興に必要な要素について研究しています。特に、は被災者のリアルを追及し、地震から身を守る方法を研究しています。

1. 産業連関表から見る
熊本城復興による経済波及効果
島村一平

2. 研究の目的
熊本城復興による経済波及効果の計測
⇒復興の課題解決に必要な要素について研究
メディアだけでは知ることのできない被災者のリアルを追及
⇒地震に立ち向かう方法を探究

3. 論文目次
１ はじめに
２ 産業連関表について
（１）経済波及効果とは
（２）経済波及効果の計測方法
３ 熊本地震について
（１）被害状況
（２）熊本城被害状況
４ 熊本城復興による経済波及効果の計測と活用
５ おわりに
（補論）熊本震災復興とＳＮＳの関係性

4. 熊本地震被害状況

5. 熊本地震被害状況
７県で約１６万５０００棟
益城町では全壊約２６００棟を記録
計４９人の死者を記録

6. 熊本地震被害状況
《主な復興事業》
・物資供給や運営の改善
・要配慮者への支援や医療機関、社会福祉施設等への事業継続
・仮設住宅等への提供
・被害家屋への解体
・災害廃棄物の適正処理
・学校施設の復旧、通学困難な地域における代替交通の確保
総復興費
約２兆３０５億

7. 熊本地震被害状況
《今後の課題》
・支援物資、被害状況などの情報不足
・支援物資の不足
・応援職員の不足
復興が困難⇒
膨大な被害件数、支援物資、応援職員の処理の遅延

8. 熊本地震被害状況
《崩壊した場所》 《修繕費用》
天守閣（３施設） 約２１０億
石垣 約３５４億
宇土櫓などの国重要文化財 １３施設 約 ７２億
３施設以外の１７つの復元施設 未定
総修繕費 約６４５億円
石垣⇒記録に基づき、同じ位置に積んでいくため人件費が巨額

9. 熊本地震被害状況
《今後の課題》
・石垣の修繕方法（武者返しという垂直に近い傾斜）
・新たに発生した歪み、隙間の修繕
・工事の安全性の確保
・宮大工の人手不足

10. 今後の課題
・産業連関表について詳しく学ぶ
・熊本城復興による経済波及効果の計測と活用
⇒熊本城復興と経済波及効果の関係性について調べる
・被災者がリアルに感じたことについて
・経済波及効果とSNSの関係（補論）