WordBench Kobe 2014年3月の講義で使用した内容のスライドです。皆様のお勉強の材料までに。

1. 意外と知られていないけど、
結構便利な子テーマについて
(初級)
Shohei Tanaka

2. とりあえず自己紹介
名前：田中 昌平 （Shohei Tanaka）フリーランス
WordPress経験は４年ぐらい。
PHPはそこそこ使えます。
デザイン、ほとんど出来ません。
基本プログラマーじゃない（無かった？）んですけど、なん
だかいつの間にか組めるようになって、結構最近は凝った事
まで組んでしまっています。
最近興味のある事はグロースハック

3. まず、子テーマって何？
「子」というぐらいですから、「親」が存在する
テーマという事です。
!
!
親テーマ
子テーマ
!
!
親テーマの良い所をそのままに子テーマを作る。

4. 子テーマってどんな時使うの？
□テーマのカスタマイズに最適
安い案件の場合、テーマを購入したり、無料テー
マを利用する事が多いですが、そのテーマが更新さ
れるとカスタマイズしたデータが消されてしまう。
子テーマを利用すると親テーマが大幅な変更が無
い限り効果的に利用する事が出来ます。
※ただし、大幅変更の時は大幅に影響を受けます。

5. 子テーマの動作
□子テーマの基本動作
テーマ内の同名ファイルを子テーマ内に作ったら
それを上書きした形で読み込む。
親テーマにあって子テーマ内に無いファイルは、
親テーマのファイルを読み込むようになっています。
Codex: http://wpdocs.sourceforge.jp/子テーマ

6. 子テーマの動作例
親テーマ
子テーマ
上書き
style.css
style.css
※必須
関数追加
functions.php
functions.php
single.php
header.php
footer.php
上書き
archive.php
archive.php
category.php

7. 子テーマの作成
まずは、style.cssは必須です。
最低限以下の3つの項目を登録します。
テーマ名を登録
親テーマを指定
親テーマのStyleSheetsを読み込む

8. 子テーマのstyle.css
!
/*!
Theme Name: WordBechKobeChildren//子テーマのテーマ名!
Template: twentyfourteen//親テーマの指定!
*/!
//親テーマのStyleSheetsを読み込む!
@import url('../twentyfourteen/style.css');

9. 固定カテゴリーに画像を出力
神戸（slug:kobe）というカテゴリーを作成して、
そのカテゴリーだけ一覧ページの上に画像を表示する。
category-kobe.phpを作成して対応
手順：まずは親テーマのcategory.php をコピーして画
像部分だけを足す形でファイルを作成する。
画像はthemeフォルダの子テーマフォルダ内にimages
を作成して配置

10. 子テーマの注意点
親テーマのフォルダへのURL指定
get_template_directory_uri()!
Codex: http://wpdocs.sourceforge.jp/関数リファレンス/get_template_directory_uri!
子テーマのフォルダへのURL指定
get_stylesheet_directory_uri()!
Codex: http://wpdocs.sourceforge.jp/関数リファレンス/get_stylesheet_directory_uri

11. 親テーマと子テーマの変化例(1)
親テーマ
子テーマ

12. functions.phpの利用
functions.phpは他のファイルと挙動が異なりま
す。
上書きではなく、親テーマのfunctions.phpの下に
追加されるような形で読み込まれます。
注意：もし、親テーマに同じ名前の関数があった場
合バッティングしてしまいます。

13. 番外：販売するテーマを作成する時の注意
子テーマのfunctions.phpは親functions.phpファ
イルを上書きしないので関数がダブった時に子テー
マを優先する形で書く。
twentyfortyの例
if ( ! function_exists( 'twentyfourteen_setup' ) ) :
function twentyfourteen_setup() {
・・・・・・・・・
}
endif; // twentyfourteen_setup
add_action( 'after_setup_theme', 'twentyfourteen_setup' );

14. functions.phpの使用例
ここでは、挙動の確認という事で、見た目的に分
かりやすいように言語ローカライズの部分を外す処
理を行います。
親テーマにあるtwentyfourteen_setup関数を子
テーマで書き足す形で書き換えます。

15. 親テーマと子テーマの変化例(2)
親テーマ
子テーマ

16. 最後にちょっと宣伝
WordPressでECサイトを作成するplugin
WooCommerece 2014年2月10日 Ver.2.1リリース
本バージョンより基本日本語化対応開始
2014年4〜5月に対応プラグイン及び決済プラ
グイン、及びサポートサイト、マニュアルサイト開
始予定。
よろしくお願い致します。

17. 各種個人リンク
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