18. 2. XenDesktop 7 の初期構成
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Citrix Studio を実行しているサーバーのブラウザで vCenter Server にアクセスしてください。
Citrix Studio を実行するサーバーと vCenter Server の接続で証明書のエラーが出るのを回避す
るには vCenter Server に正規な証明書を登録する必要があります。今回はテスト環境の構築
をするため、以下の要領でデフォルトの証明書を例外として追加してください。
証明書を表⽰して「証明書のインストール」ボタンをクリックします。
22. 3. 占有型仮想デスクトップ環境の構築と展開
3 占有型仮想デスクトップ環境の構築と展開
Citrix Studio による初期構成が終了したら、早速 XenDesktop 7 で仮想デスクトップ環境にアク
セスするための仮想デスクトップを構成してみましょう。
XenDesktop 7 は仮想デスクトップとして Windows 7 や Windows 8 などのクライアント OS だ
けではなく、Windows Server 2008 R2 SP1 や Windows Server 2012 などのサーバー用 OS も
対応するようになりました。また、最新の VDA7 には対応していませんが、VDA5.6 をインスト
ールした Windows XP や Windows Vista を管理することもできます。
今回は仮想デスクトップ環境として Windows 7 SP1 を利用し、以下の様なコンピューター名が
設定された仮想環境を例に、占有型仮想デスクトップ環境を XenDesktop 7 で利用するまでの流
れを解説します。
AD ドメイン名 vdi.example.com
コンピューター名 AD に参加後のフルコンピューター名 仮想デスクトップを割当てるユーザー
XD7W7001 XD7W7001.vdi.example.com xduser1
XD7W7002 XD7W7002.vdi.example.com xduser2
XD7W7003 XD7W7003.vdi.example.com xduser3
3.1 仮想デスクトップを Active Directory に参加させる
まず初めに、仮想デスクトップとして利用する Windows 仮想マシンを Active Directory に参加
させます。
(1) 「システムのプロパティ」を開き、「変更」ボタンをクリックします。
23. 3. 占有型仮想デスクトップ環境の構築と展開
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(2) 「コンピューター名/ドメイン名の変更」ウィンドウが表⽰されたら、所属するグループ
を選択してドメインを入力します(本例では vdi.example.com を入力)。
(3) 「ドメインに参加するためのアクセス許可のあるアカウントの名前とパスワードを入力
してください」と表⽰されるので、ドメイン管理者のアカウントを入力して「OK」ボタンを
クリックします。
(4) Active Directory の参加の設定が終わったら、設定を反映させるために⼀旦再起動します。
占有型仮想デスクトップとして利用する Windows 仮想マシンが複数ある場合は同じようにそ
れぞれのデスクトップに対して Active Directory の参加を行ってください。