Citrix xen app 6.5 step by-step 構築＆操作ガイド

独習シリーズ⑪ | Citrix XenApp 6.5
Citrix XenApp 6.5
Step-by-Step 構築＆操作ガイド
[Provisioning Services]

ご注意
この資料は、お客様・パートナー様の動作検証や技術習得を支援するために作成されたものです。本資
料は弊社の正式な技術サポート文書ではありません。そのため、この文書の記述に関して、弊社技術部
門はお問い合わせをお受けかねますことを、予めご了承ください。
本書に記載されている事柄は予告なく変更される場合があります。
操作や機能の詳細につきましては、製品マニュアルをご覧下さい。
http://support.citrix.com/proddocs/topic/infocenter/nl/ja/ic-how-to-use.html?locale=ja
バージョン履歴
バージョン作成/更新日更新内容作成者
1.0 2013/8/14 新規 Yusuke Mizuta

目次
ご注意 ....................................................................................................2
バージョン履歴.........................................................................................2
はじめに .................................................................................................4
このハンズオンのゴール .............................................................................4
本ハンズオン実施に際しての注意事項（重要） .............................................5
本ハンズオン環境に必要なコンポーネント ......................................................6
使用するマシンおよびネットワーク環境について............................................7
インストール手順......................................................................................9
必要な環境の準備（Provisioning Services サーバー、ライセンスサーバー）........................................... 91
仮想マシンの準備（XenApp サーバーマシンの作成）.............................................................................. 112
XenApp コンポーネントのインストール...................................................................................................... 143
XenApp サーバーのイメージ化前準備作業.................................................................................................. 244
XenApp サーバーへの Target Device インストールとイメージ化.............................................................. 305
XenApp サーバーの配信準備.......................................................................................................................... 366
Provisioning Services の配信設定 .................................................................................................................... 407
動作確認および接続確認 ............................................................................................................................... 458

はじめに
この資料では、「Citrix XenServer 6.1 Step-by-Step ガイド」および「Citrix XenApp 6.5 Step by Step 構築＆
操作ガイド」「Citrix XenDesktop 5.6 Step-by-Step ガイド構築＆操作ガイド [Provisioning Services]」により
作成した XenApp および Provisioning Services 環境をベースに、Provisioning Services を利用した XenApp サ
ーバー配信環境をセットアップする手順を解説します。
この Step-by-Step ガイドを完了することで、シングルイメージ管理による効率的な XenApp サーバー配
信環境を作成することができます。
このハンズオンのゴール
※黄字マシンは既存環境
・ XenApp 配信環境を構成する仮想マシンを 2 台追加作成し、下記の用途に使用します
・ XenApp がインストールされたサーバーを 1 台追加作成します (XenApp2)
・ Provisioning Services がインストールされたサーバーを 1 台作成します (作成していない場合)
※すでに XenDestkop 5.6 Provisioning Services の Step by Step で PVS を構成している場合は追加の XenApp
構築およびカスタマイズのみをおこないます。
AD XenApp1 PVS XenApp2 XA-PVS1 XA-PVS2
管理端末(XenCenter)
XenServer6.1
仮想マシン

本ハンズオン実施に際しての注意事項（重要）
 本ハンズオンを実施するには、下記のハンズオンを終了している必要があります。
 独習①『XenServer 6.1 Step-by-Step ガイド』
 独習③『XenApp 6.5 Step-by-Step 構築＆操作ガイド』
 独習⑥『XenDesktop 5.6 Step-by-Step ガイド [Provisioning Services]』の P.48 まで
本ハンズオンは上記の３つのガイドで構築済の環境を前提に進めて行きます。
・独習⑥が完了していない場合は、Provisioning Services サーバーの構築のみを実施します。
・本ハンズオンを実施する前に、上記のガイドに準じて構築した環境の準備および、正常に動作する
ことをご確認ください。
・ハンズオン環境に必要なハイパーバイザーのスペック等は、『XenServer 6.1 Step-by-Step ガイ
ド』を参照して下さい。
・本ハンズオンで使用するユーザーアカウントは、『ドメインアドミニストレーターのユーザーを利
用』しています。本ハンズオンを順調に進める為に、ドメインに参加した後の各 VM へのログインは、
ドメインアドミニストレーターのユーザーを利用する事を推奨します。

本ハンズオン環境に必要なコンポーネント
・『XenServer Step-by-Step ガイド』で使用した PC サーバー: 1 台 (スペックは XenServer ガイドに準拠)
・XenCenter がインストールされた管理用 PC: 1 台
・上記を接続するネットワーク環境
・(推奨)インターネット接続回線
・Citrix XenApp 6.5 Platinum Edition 評価用インストールメディア: 1 式
・Citrix Provisioning Services 6.1 インストールメディア (独習⑥未実施の場合)
※下記の Hotfix およびインストーラーをダウンロードしておいてください。
 Hotfix Rollup Pack 2 for Citrix XenApp 6.5 for Microsoft Windows Server 2008 R2 -
Japanese
http://support.citrix.com/article/CTX136920
 Hotfix CPVS61018 (Version 6.1.18) - For Citrix Provisioning Services 6.1 – Japanese
http://support.citrix.com/article/CTX138454
 License Server - Version 11.11.1 for Windows (独習② or ⑥未実施の場合)
http://www.citrix.com/downloads/licensing/license-server/license-server-version-11111-
for-windows.html

使用するマシンおよびネットワーク環境について
このハンズオンでは以下のマシンおよびネットワーク環境を使用します。
① XenServer (ホスト名: xs01)
・用途：各コンポーネントを動作させる基盤となるハイパーバイザー
・ IP アドレス：____________________（例：192.168.10.101）
・ OS：Citrix XenServer 6.1
・ドメイン名：____________________（例：training.lab）
・管理者アカウント: root パスワード: ____________________（例：Citrix123）
② 管理端末兼クライアント端末 (ホスト名: Win7AdminPC)
・用途：Citrix XenCenter を使用する管理端末兼 XenApp へアクセスするクライアント端末
・ IP アドレス：____________________（例：192.168.10.100）
・ OS：Windows 7 など
③ ドメインコントローラー (ホスト名: AD)
・用途：ActiveDirectory サービスの提供および DNS サーバー
・ IP アドレス：____________________（例：192.168.10.11）
・ OS：Windows Server 2008 R2 SP1
・管理者アカウント: administrator パスワード: ___________________（例：Citrix123）
④ XenApp サーバー (ホスト名: XA1)
・用途：XenApp、Web Interface、データベース、Citrix ライセンスサーバー
・ IP アドレス：____________________（例：192.168.10.21）
⑤ XenApp サーバー (ホスト名: XA2)
・用途：XenApp (マスターイメージとして使用)
・ IP アドレス：DHCP

⑥ プロビジョニングサーバー (ホスト名: PVS)
・用途：Provisioning services サーバー
・ IP アドレス：____________________（例：192.168.10.31）
⑦ その他のネットワーク環境
・デフォルトゲートウェイ：____________________（例：192.168.10.254）
・ DNS サーバー：____________________（例：192.168.10.11）
・ DHCP IP アドレス配信範囲：____________________～____________________
（例：192.168.10.40～192.168.10.80）
※ 独習⑥にて構築
・ DHCP サーバースコープオプション「066 ブートサーバーホスト名」：
____________________（例：192.168.10.31 PVS サーバーの IP アドレス）
・ DHCP サーバースコープオプション「067 ブートファイル名」：ARDBP32.bin （固定名で設
定）

インストール手順
必要な環境の準備（Provisioning Services サーバー、ライセンスサーバー）1
本 Step-by-Step ガイドを進めていく上で必要な準備作業について解説します。
1. 独習⑥『XenDesktop 5.6 Step-by-Step ガイド [Provisioning Services]』を構築済みの方
⇒そのまま本ガイドの構築作業に入ります。
P.10 『２仮想マシンの準備（XenApp サーバーマシンの作成）』へ進んでください。
2. 独習②のみ構築された方
⇒下記ライセンスサーバーのバージョンアップ作業実施後、『XenDesktop 5.6 Step-by-Step ガイ
ド [Provisioning Services]』の PVS 構築作業のみ(～P.20、P.32～P.48)を実施します。
※P.43 のライセンスサーバーの指定では[XA1]を指定します。
画面手順
1 「XA1」上で実行します
ダウンロードサイトから License Server - Version
11.11.1 for Windows をダウンロードしておきま
す。
2 ダウンロードしたインストーラーを解凍し、起
動します。
3 [実行]をクリックします。

画面手順
4 インストーラーが起動します。[アップグレード]
をクリックします。
5 しばらく待つと完了します。[完了]クリックしま
す。
6 追加のライセンスサーバー設定をおこないま
す。デフォルトのまま[OK]をクリックします。
7 ライセンス管理コンソールを起動し、動作して
いることを確認します。
[管理]コンソールへはドメインの administrator ア
カウントでログオンします。
確認が出来ましたら作業完了です。

仮想マシンの準備（XenApp サーバーマシンの作成）2
2 台目の XenApp サーバーとして使用する仮想マシンを作成します。この 2 台目の XenApp サーバーをマ
スターイメージとして PVS で配信をおこないます。
画面手順
1 XenCenter のコンソール画面に切り替えます
2 台目の XenApp サーバーとして使用する仮想マ
シンを準備します。
作成済みのマシンテンプレート[Win2K8R2-
template]から[新規 VM ウィザード]を実行し、作
成していきます。
2 仮想マシン名は[XenApp2]とします。
割当てる CPU やメモリ等のリソースはテンプレ
ートの設定をそのまま使用してください。
3 作成されました。
コンソールタブに移動して、OS の初期設定をお
こないます。
コンソール画面を XenApp2 に切り替えます

画面手順
4 Windows Server 2008 R2 初期設定については[AD]
を作成した時の手順を参照してください。
ここでは、OS の初期設定を終え、左の画面が表
示されるところまで作業を進めてください。
5 次にコンピューター名を変更します。
コンピューターのプロパティを開き、コンピュ
ーター名の変更をおこないます。
ここでは[ XA2 ]と入力します。
6 再起動後、再度コンピューターのプロパティを
開き、ドメインへ参加します。
ここでは[ training.lab ]へ参加します。
7 ドメインの Administrator アカウントとパスワー
ドを入力します。

画面手順
8 再起動後、ドメインの Administrator としてログ
オンします。
例：[ trainingadministrator ]
[ Citrix123 ]
9 ログオン後、サーバーマネージャーのトップ画
面で、[Internet Explorer セキュリティ強化の構成]
を両方のグループで[オフ]に変更します。
[OK]をクリックして閉じます。
以上で、本ハンズオン環境を構成する仮想マシンの準備は完了です。

XenApp コンポーネントのインストール3
XA2 に対し、XenApp サーバーのコンポーネントをインストールします。
画面手順
1 コンソール画面を XA2 に切り替えます
DVD ドライブに XenApp のインストールメディア
をマウントします。
マウント後、[コンピューター]を開き、CD ドラ
イブをダブルクリックして開きます。
2 『XenApp Step-by-Step ガイド』の手順に準拠して
インストール作業を進めます。
[XenApp サーバーのインストール]をクリックし
ます。
3 [サーバーの役割の追加]をクリックします。
4 [ライセンス契約書に同意する]にチェックし[次
へ]をクリックします。

画面手順
5 [Platinum Edition]を選択します。
6 [ライセンス契約書に同意する]にチェックし[次
7 追加する役割の選択です。
今回は[XenApp]のみを選択し、[次へ]をクリック
します。

画面手順
8 サブコンポーネントの選択画面です。
[XenApp 管理]のチェックを外して[次へ]をクリッ
クします。
9 インストール確認画面です。
そのまま[次へ]をクリックします。
10 まずは RDS が追加され、再起動を促されます。
[再起動]をクリックします。
11 [はい]をクリックしてサーバーを再起動します。

画面手順
12 再起動完了後に再びドメインの administrator で
ログオンします。
しばらく待つと役割マネージャーの画面が表示
されますので、[インストールの再開]をクリック
し、残りのコンポーネントをインストールしま
す。
13 [インストール]をクリックします。
14 インストール中です。
スペックによりますが、15 分程度かかります。

画面手順
15 インストールが完了しました。
[完了]をクリックします。
16 [ライセンスの設定]をクリックします。
17 ライセンスサーバー欄に[XA1]と入力し、[接続の
テスト]をクリックします。
18 正常に接続が出来れば左の画面が表示されま
す。
[閉じる]をクリックします。

画面手順
19 ライセンスモデルは[XenApp]を選択します。
選択後[適用]をクリックします。
20 次に[構成]をクリックします。
XenApp の機能構成を実施します。
21 [既存のサーバーファームに追加する]を選択しま
す。

画面手順
22 [既存の Microsoft SQL Express データベース]を選
択して[次へ]をクリックします。
23 データベースサーバー名は[XA1]を選択して[次へ]
をクリックします。
24 資格情報はドメインの administrator のアカウン
ト / パスワードを入力します。
例：ユーザー名：Administrator
パスワード：Citrix123
25 [接続のテスト]をクリックします。

画面手順
26 接続が確認できれば左の画面が表示されます。
[OK]をクリックします。
27 デフォルトのまま[次へ]をクリックします。
28 サーバーの詳細設定をおこないます。
データコレクターオプションの項目で[セッショ
ンホストモードのみを有効にする]を選択して[次
29 [適用]をクリックします。

画面手順
30 設定完了です。
[完了]をクリックして閉じます。
31 役割ウィザード画面に戻りますので、［再起
動］をクリックします。
32 [はい]をクリックしてサーバーを再起動します。
33 再起動後に再度ログオンすると、XenApp のイン
ストールが完了です。

画面手順
AppCenter を起動し、サーバーの項目を確認する
と、XA2 が追加されていることが確認できます。

XenApp サーバーのイメージ化前準備作業4
XenApp サーバー配信用イメージを作成する前に必要な各種準備作業を実施します。
画面手順
1 Citrix Knowledge Base より Hotfix Rollup Pack 2 を
ダウンロードして XA1、XA2 にそれぞれコピーし
ておきます。
※HRP2 のインストールは必ず XA1、XA2 の順番
におこなってください。
2 ダウンロードしたインストーラーを起動し、[開
く]をクリックします。
3 [次へ]をクリックします。

画面手順
4 しばらく待つとインストールが完了します。
[閉じる]をクリックします。
5 [OK]をクリックしてサーバーを再起動します。
6 XA1、XA2 両サーバーに HRP2 のインストールが
完了したら、XA1 のコンソールから AppCenter を
起動します。
7 独習③を完了しているので、いくつか公開アプ
リケーションが設定されています。
これらの公開アプリケーションをすべて削除し
てください。
それぞれ右クリックし、[アプリケーションの削
除]を選択します。

画面手順
8 他に、作成済みのワーカーグループやポリシー
がある場合は、それらも削除しておいてくださ
い。
（インストール完了直後の状態に戻します）
9 コンソール画面を XA2 に切り替えます。
ドメインの administrator でログオンし、管理ツ
ールから[サービス]を開きます。
10 [Citrix Independent Management Architecture]のプ
ロパティを開き、スタートアップの種類を
[自動（遅延開始）]に変更します。
変更したら[適用]をクリックし、[OK]をクリック
して閉じます。

画面手順
11 [Citrix WMI Service]についても同様に遅延開始に
設定します。
12 次に、XA2 のサーバーの役割マネージャーを開
き、サーバー構成タスクの[設定の変更]をクリッ
クします。
13 少し待つとメニュー画面が表示されますので、
[イメージ作成およびプロビジョニング用に準備
する]を選択します。

画面手順
14 [このサーバーのインスタンスをサーバーファー
ムから削除する]にチェックを入れ、[次へ]をク
リックします。
これにより、サーバーファームから XA2 が削除
されます。
15 設定の確認画面です。
[適用]をクリックします。
16 XenApp サーバーのイメージ化に必要な作業が実
行されます。
完了したら[完了]をクリックしてウィザードを閉
じます。
※処理が失敗した場合は、前の画面に戻り再度
実行してください。

画面手順
17 役割構成ウィザードの画面に戻ります。
[再起動]を促されますが、ここでは再起動しない
でください。
18 次の手順で XA2 に Target Device をインストール
し、イメージ化をおこないます。

XenApp サーバーへの Target Device インストールとイメージ化5
XenApp サーバーに Target Device をインストールします。インストール後にイメージ作成ウィザードを
利用して、PVS 配信の為の vDisk を作成します。
画面手順
1 引き続き XA2 で作業をします。
あらかじめダウンロードして XA2 にコピーして
おいた Hotfix CPVS61018 を解凍し、そこに含まれ
ているインストーラー [PVS_Device_x64]を起動し
ます。
[次へ]をクリックします。
2 [ライセンス契約書に同意します]にチェックを入
れて[次へ]をクリックします。
3 そのまま[次へ]をクリックします。

画面手順
5 [インストール]をクリックします。
6 しばらくするとインストールが完了します。
[イメージ作成ウィザードを起動する]にチェック
を入れた状態で[完了]をクリックします。
7 Provisioning Services イメージ作成ウィザードが起
動します。

画面手順
8 サーバー情報として Provisioning Services サーバ
ーのホスト名 or IP アドレスを入力します。
例： PVS
入力したら後の項目はデフォルトのまま[次へ]を
クリックします。
9 [vDisk を作成する]を選択した状態で、[次へ]をク
10 vDisk 名に任意の名前を入力します。
例：XA65-vDisk
VHD の種類はプルダウンメニューから[動的]を選
択します。
11 Microsoft ボリュームライセンスを設定します。
ここでは保持しているライセンスに応じたサー
ビスを選択してください。
この Step-by-Step では[なし]を選択して[次へ]を

画面手順
12 イメージボリュームの構成画面です。
デフォルトのまま[次へ]をクリックします。
13 次にターゲットデバイス名に任意の名前を設定
します。
例：XA-Target
後の項目はデフォルトのまま[次へ]をクリックし
ます。
14 [Provisioning Services のために最適化]ボタンをク
15 最適化内容を確認して、[OK]をクリックしてウィ
ンドウを閉じます。
16 再起動を促すポップアップが表示されますが、
ここでもまだ再起動しないでください。

画面手順
17 XenCenter のコンソール画面に戻ります。
XenApp2 仮想マシンのプロパティを開きます。
18 [起動オプション]タブを選択し、設定画面を表示
します。
[ネットワーク]にチェックを入れ、最上位に移動
します。
19 起動オプションの設定が終わったら、XenApp2
を再起動します。
再起動後、ドメインの administrator アカウント
でログオンします。
20 ログオン後、自動的にイメージ化の処理が開始
されます。
※この時、再起動を促すポップアップが表示さ
れますが、無視してそのままにします。

画面手順
21 イメージ化が完了しました。
この画面のまま、XenCenter から XenApp2 をシャ
ットダウンしてください。

XenApp サーバーの配信準備6
Provisioning Services サーバーで XenApp サーバーを配信する為の準備作業を実施します。
画面手順
1 コンソール画面を AD に切り替えます
管理ツールより[Active Directory ユーザーとコン
ピューター]を開きます。
左側のツリーよりドメインのトップレベルを選
択し、[新規作成] – [組織単位(OU)]を選択しま
す。
2 任意の名前を入力します。
例：XAOU
入力したら[OK]をクリックします。
3 OU が作成されました。

画面手順
PVS で配信する為の XenApp サーバーの仮想マシ
ンテンプレートを作成します。
XenServer のメニューより[新規 VM]を選択しま
す。
5 テンプレートより[Citrix XenApp on Windows
Server 2008 R2]を選択して[次へ]をクリックしま
す。
6 任意の仮想マシン名を入力します。
例：XA-Template
7 [ネットワークから起動する]を選択して[次へ]を

画面手順
8 そのまま[次へ]をクリックします。
9 リソースの割り当て画面では次のように設定し
ます。
vCPU：1
メモリ：2048MB
設定後[次へ]をクリックします。
10 [ネットワークから起動するディスクレス VM を
作成する]が選択された状態で[次へ]をクリック
します。

画面手順
12 [VM を自動的に起動する]のチェックを外して
[作成]をクリックします。
13 ディスクレスの仮想マシンが作成されました。
14 作成した仮想マシンを右クリックして[テンプレ
ートへの変換]を選択します。
15 [変換]をクリックします。
16 仮想マシンテンプレートが作成されました。

Provisioning Services の配信設定7
Provisioning Services でイメージ化した XenApp サーバーを配信する設定をおこないます。「ストリーム
配信仮想マシンセットアップウィザード」を使用します。
画面手順
1 コンソール画面を PVS に切り替えます
Provisioning Services コンソールを起動し、ファー
ムへ接続します。
2 名前に Provisioning Services サーバーのホスト名
（例：PVS）を入力して[接続]をクリックしま
す。
3 [サイト] – [サイト] – [vDisk プール]をの順に展開
します。
右のウィンドウに作成した vDisk が表示されてい
ることを確認します。

画面手順
4 表示された vDisk（例：XA65-vDisk）を右クリッ
クし、[プロパティ]を選択します。
5 アクセスモードをプルダウンメニューから[標準
イメージ]に変更し、[OK]をクリックします。
6 続けて、2 段目の[サイト]を右クリックして[スト
リーム配信仮想マシンセットアップウィザード]
を選択します。
7 ストリーム配信仮想マシンセットアップウィザ
ードが起動します。

画面手順
8 ハイパーバイザーとのコネクション情報を入力
します。[Citrix XenServer]を選択して必要な情報
を入力します。
例：
ハイパーバイザー：http://192.168.10.101
ユーザー名：root
パスワード：Citrix123
9 入力した情報を元に、ハイパーバイザーへ接続
します。
10 作成済みの仮想マシンテンプレート（例：XA-
Template）を選択して、[次へ]をクリックしま
す。
11 XA2 をイメージ化した vDisk を選択して[次へ]を

画面手順
12 作成する仮想マシンの数を[2]に変更します。他
の設定はデフォルトのまま[次へ]をクリックしま
す。
13 配信される XenApp サーバーのコンピューターア
カウントが格納される場所を指定します。
P.36 で作成した OU（例：XAOU）を選択しま
す。
またアカウント名前付けスキームに任意の名前
を入力します。
例：XA-PVS##
14 [完了]をクリックして、作成開始します。
15 XenApp サーバーが 2 台プロビジョニングされま
した。
[完了]をクリックします。

画面手順
16 XenCenter コンソール上でも作成された XenApp
サーバー（XA-PVS01、02）が確認できます。

動作確認および接続確認8
XenApp 側でファームの再設定をおこなった後、配信された XenApp サーバーへ接続できることを確認し
ます。
画面手順
AppCenter を起動します。
ワーカーグループを右クリックして[ワーカーグ
ループの作成]を選択します。
2 名前欄に任意の名前を入力します。
例：XAWG
[Active Directory コンテナ]が選択されている状態
で[追加]をクリックします。
3 そのまま[検索開始]をクリックします。
4 検索結果より、P.36 で作成した OU（例：
XAOU）を選択し、[OK]をクリックします。

画面手順
5 ワーカーグループに OU が追加されました。引き
続き既存の XenApp サーバー（XA1）を追加しま
す。
6 プルダウンメニューより[ファームサーバー]を選
択し、[追加]をクリックします。
7 既存の XenApp サーバー、XA1 が表示されていま
す。[すべて追加]をクリックして XA1 を追加しま
す。
8 XA1 が追加されました。
[OK]をクリックしてウィンドウを閉じます。

画面手順
9 ワーカーグループに OU と XA1 が追加されまし
た。
[OK]をクリックして閉じます。
プロビジョニングされた 2 台の XenApp サーバー
を起動します。
11 起動完了および遅延開始に設定されたサービス
が開始されるまで 5 分ほど待ちます。
AppCenter を起動し、[サーバー]一覧を表示しま
す。
XA1 とプロビジョニングされた 2 台の XenApp サ
ーバーが表示されていることが確認できます。

画面手順
13 また、ワーカーグループにも自動で追加されて
いることが確認できます。
14 接続確認の為、新規で適当なアプリケーション
を公開します。
例：メモ帳、対象：Domain Users
15 コンソール画面を Client に切り替えます
Web ブラウザを開き、XA1 上の Web Interface に
アクセスします。
例：http://XA1
(IIS のデフォルトページに設定している場合)
user1 でログオンし、公開アプリケーションを起
動します。
16 再度 Web Interface のログオンページにアクセス
し、今度は user2 でログオンします。
user2 でも同じ公開アプリケーションを起動しま
す。

画面手順
AppCenter を起動し、公開アプリケーション
（例：メモ帳）を選択し、右側タブから[接続し
ているユーザー]を選択します。
[サーバー]の項目を確認すると、各ユーザーから
のセッションはそれぞれの XenApp サーバーに振
り分けられ、負荷分散も正常に機能しているこ
とが確認できます。
※分かりやすくするため、項目を並べ替えてい
ます。
以上で XenApp Step-by-Step 構築＆操作ガイド [Provisioning Services] 編は完了です。
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