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こうだっぺ あーだっぺ 
そうだっぺ どうだっぺ 
水戸!? 
プロローグ:震災で気付いたこと 
日本人の良さを再認識した。人と人との助け合いがとっても大切だ。 
コミュニティの大切さを思い出した。これからの「まち」を考えるときに、とっても大切なキ 
ーワードだ。震災復興という共通の目標があると、こんなにも力を結集できるんだな。 
ならば、まちづくりも、ヴィジョンを共有できれば、力を合わせ、コミュニティで「まち」を 
デザインし、運営することができるんじゃないか? 
これが出発点 
人(行政)に任せて批判するより、自分たちがやった方が、良い気がする。
前提1 人口は絶対に減少する 
日本の人口1億2700万 
→2055年に8990万(70%) 
その比率でいくと、 
水戸市の人口26.8万→18.9万 
昭和40年代のレベルだ 
(まあ、流入もあるからそんなに単純じゃ 
ないけど) 
「子供たちも巣立ったし、夫婦ふたりだか 
ら、こんな大きい家いらないね。掃除も大 
変だし、光熱費もかかるし。維持管理も 
バカにならない。」 
まちも同じ 
市域はどんどん大きくなったが、 
人は減るとなると、 
全体に密度が薄くなり、 
どこもかしこも、空きだらけで 
まちを維持できなくなる 
おまけに高齢化も押し寄せてくる。 
高齢化するし、低エネルギーにしないと 
いけないし、とりあえず、 
基本は徒歩の生活圏 
徒歩圏に住・商・業を集中 
どこに、どう集中させようか。 
前提3 グローバル化・ボーダーレス化 
グローバルな世の中だからこそ、 
我々にはアイデンティティが必要だ。 
そして、まちは、我々のアイデンティティの重要 
な要素だ 
水戸-茨城-日本-アジア-世界じゃない 
もはや水戸-世界だ。「水戸」って何? 
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その答えが投影されねばならない。 
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ではなく、 
お祖父ちゃんもそのまたお 
祖父ちゃんも、みたいな。 
時間軸を無視したのが、近 
代の大きな間違い。 
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我々や子孫のまちが塗り重 
ねられるべきだ。 
前提2:市民による市民のためのまちづくり 
まちをどうするかって、誰が決めてるん? 
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さっぱり見えてない。 
市民の意見を聞くとか言って、 
爺様集めて会議やったって、しょうがない。 
そんな手法は古すぎる。 
プランをNET上に公開して、 
みんなでワイワイ意見言い合って、 
まちの将来を描きたい 
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ミケとか、 
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これらも重層的に考えた 
い 
~地勢~ 
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馬の背と千波湖周辺の 
景観 
海からの風・典型的な 
太平洋側気候 
~施設(群)~ 
偕楽園・弘道館 
水戸芸術館 
黄門さん通り(R50) 
旧県庁 
近美/文化センター 
水戸京成・駅周辺商業施設 
大工町再開発?ユニー跡再 
開発? 
背景と前提 
Facebook「水戸をみんなで考えるページ」 
http://www.facebook.com/mito.kangaeru
まちは、どう縮小させればいいのか?・・・徒歩圏のクラスター集合体へ 
現在の都市構造 
将来の都市構造 
いくつかの拠点はむしろ高密度化して、 
住・商・業一体の徒歩圏のまちを形成し、 
それらのクラスターの集合体としての「水戸」 
そして、相対的に密度が薄くなったところは、 
再田園化できるといいな 
人口が減るのは、まあわかったけど、 
単純にまちが縮小すればいいのか? 
低エネルギー化とか、高齢化も都市構造としても 
対応していくべきだ。
定量的まちづくりから定性的まちづくりへ 
定量的規制とは、容積率、建ぺい率、高さ、 
色などの数値による規制 
そもそも、健全で住みよい都市を作るための 
規制で、景観も当然含まれるが、これでは全 
然美しい街にならない。 
なにより、楽しく暮らしやすくなってない。 
定性的規制とは、そこに相応しいか?を問う 
規制 
みんなのコンセンサスを得た、まちづくりの 
ヴィジョンが判断基準。 
定性的な規制をかけるためには、定性的判 
断を出来る制度と人材が必要だが、少なくと 
も今の水戸市には、どっちもない。とっても大 
きな行政の課題。 
でも、パリだってローマだってフィレンツェだっ 
て、そういうことやってるから、美しいのだし、 
世界中の美しい街はそうやってる。 
日本だって、歴史的景観の再生事例などで、 
こうしたこと(定性的判断)は行っている。 
つまり、やればできる。 
みんなで参加する街並みづくり 
イベントとか、みんなで盛り上がっ 
て解りやすいけど、もっと身近に日 
常的にみんなが参加する形。 
例えば、「庭園都市水戸」にするな 
ら、みんなが、店先をちょっと緑で 
飾り付けするとか。 
遊休地をポケットパークにするとか。 
夜景を綺麗にするために、照明の色 
温度を通り毎にそろえるとか。 
みんなのために、 
自分ができることする、 
まちづくり。  
そして、今の課題;市役所どうするべ 
んでも、市役所動いたからって、 
それだけでは劇的な効果はないかも。 
むしろ象徴的な意味が大きい。 
都市構造の中に組み込んで、何かと組み合わ 
せてドラマティックな効果を狙いたい。 
一番ダメなのは、あそこが空いてるからとかい 
う場当たり的な対応。 
まちづくりに関するいろいろな課題
南北軸を導入して、回遊性のあるまちへ。そして千波湖の景観を上市に取り込む 
千波湖周辺の景観こそ水 
戸の玄関であり、都市景 
観の要諦 
鉄道で来ても、高速で来 
ても、千波湖の横を通る 
→千波湖(周辺の景観)こ 
そ、水戸の玄関=イメージ 
リーダーであり、景観の要 
諦。 
千波湖周辺を大切にする 
のと同時に、上市に拡げる 
水戸ほど、「水と緑」を景 
観テーマとするのにふさわ 
しい街はそうそうない。ふ 
つうは、単に田舎で川が流 
れているだけ。 
南北動線の延長に緑化軸 
を設定し、水戸の都市景 
観を決定づける。 
黄門さん通りだけだとつまら 
ない 
せっかく、芸術館があるのに、 
いまいち裏な印象。弘道館も 
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たらいつの間にか西の谷から 
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黄門さん通り以外でも、水戸 
京成百貨店周辺とか、裏南町 
とかくろばね町とか確かに頑 
張ってるけど、残念ながら、ま 
だちょっと物足りない。 
基本、ぶらぶら歩いて楽しい 
まちがいい 
それって環構造+ショートカット 
が必要なんだと思う=面的な 
拡がりが必要 
今の東西軸に対して、強力な 
南北歩行軸を導入して、回遊 
性のあるまちへ
諸々の事象を未来へ導く具体的な手法 
南北軸Ⅰ:水戸芸術館~水戸京成百貨店 
南北軸を考える 
何といっても、世界に誇る水戸芸術館が、今一つまちと一体化して 
いないのは、もったいない。 
戦後ずっと、水戸の商業の中心地だった記憶も継承したい。 
アートと商業の核を低層ショッピングモールで 
結んで、一つのゾーンとして考える。これは滞在型のまちになる。 
さらに、美しい低層住宅地備前町を経て、西の谷、紀州堀経由で 
千波湖、偕楽園へ。 
千波湖付近に降りたところが、今はちょっと物足りないけど、 
これはまだまだ工夫できそう。 
最高の音楽と美術、 
大型商業施設に専門店群、 
アミューズメントとかも加わって、そして美しい風景もあるまち。 
もう、ここに住まなきゃいけない気がしてきた^^ 
南北軸Ⅱ;旧県庁・弘道館~くろばね町 
南町のスクランブル交差点って、水戸の名所の一つかも。 
渋谷のスクランブル交差点は、もはやそれ自体観光名所だし。 
横浜の開港広場もいいよなぁ。 
水戸の人は広場を使えないかと思っていたら、 
くろばね朝市だったり、南町自由広場だったり、ちゃんと使えてる。 
でも、自由広場はなくなりそう。 
スクランブル交差点に面して都市広場がほしい。 
それを中心に歩行軸を形成したらきっと楽しい! 
実は、弘道館は言うに及ばず、会沢正志斎や藤田東湖ゆかりの地があ 
ったりするんだけど、いかんせん、点在してる感じ。もう少しルート化でき 
ないかな。 
お堀だって、我々の生活環境の一部と化しているし、旧県庁・警察署・郵 
便局などなど、水戸の官庁街としての歴史も、我々の中に深く刻まれて 
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くろばね町を経て千波湖へ続くルートはすでにできつつある 
水戸の特徴の一つである歴史を体現するまち、 
そして、新たな歴史を創る場の象徴である、南町広場 
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南北軸Ⅰ:水戸芸術館~水戸京成百貨店 
歩行者専用の重層街路・広場(地上レベル・デッキレベル・地下) 
低層ショッピングモールで両端のコアを結ぶ 
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地下道で接続 
ペデストリアン・デッキ 
地下道で接続 
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水戸京成百貨店 
道路 
文化・福祉施設 
店舗 
市役所 
文化・福祉施設 
店舗 
ブリッジ 
店舗店舗 
デッキレベル 
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こうだっぺ あーだっぺ そうだっぺ どうだっぺ 水戸!? ver.001 【要約版】

  • 1. こうだっぺ あーだっぺ そうだっぺ どうだっぺ 水戸!? プロローグ:震災で気付いたこと 日本人の良さを再認識した。人と人との助け合いがとっても大切だ。 コミュニティの大切さを思い出した。これからの「まち」を考えるときに、とっても大切なキ ーワードだ。震災復興という共通の目標があると、こんなにも力を結集できるんだな。 ならば、まちづくりも、ヴィジョンを共有できれば、力を合わせ、コミュニティで「まち」を デザインし、運営することができるんじゃないか? これが出発点 人(行政)に任せて批判するより、自分たちがやった方が、良い気がする。
  • 2. 前提1 人口は絶対に減少する 日本の人口1億2700万 →2055年に8990万(70%) その比率でいくと、 水戸市の人口26.8万→18.9万 昭和40年代のレベルだ (まあ、流入もあるからそんなに単純じゃ ないけど) 「子供たちも巣立ったし、夫婦ふたりだか ら、こんな大きい家いらないね。掃除も大 変だし、光熱費もかかるし。維持管理も バカにならない。」 まちも同じ 市域はどんどん大きくなったが、 人は減るとなると、 全体に密度が薄くなり、 どこもかしこも、空きだらけで まちを維持できなくなる おまけに高齢化も押し寄せてくる。 高齢化するし、低エネルギーにしないと いけないし、とりあえず、 基本は徒歩の生活圏 徒歩圏に住・商・業を集中 どこに、どう集中させようか。 前提3 グローバル化・ボーダーレス化 グローバルな世の中だからこそ、 我々にはアイデンティティが必要だ。 そして、まちは、我々のアイデンティティの重要 な要素だ 水戸-茨城-日本-アジア-世界じゃない もはや水戸-世界だ。「水戸」って何? 「水戸」ってどんな? 水戸のまちには、 その答えが投影されねばならない。 ~歴史~ 華やかな、水戸藩の頃だけ ではなく、 お祖父ちゃんもそのまたお 祖父ちゃんも、みたいな。 時間軸を無視したのが、近 代の大きな間違い。 先人の築いたまちの上に 我々や子孫のまちが塗り重 ねられるべきだ。 前提2:市民による市民のためのまちづくり まちをどうするかって、誰が決めてるん? 市長が決める?議会が決める? ○○委員会が決める? どういう過程、どういう議論をしているのか、 さっぱり見えてない。 市民の意見を聞くとか言って、 爺様集めて会議やったって、しょうがない。 そんな手法は古すぎる。 プランをNET上に公開して、 みんなでワイワイ意見言い合って、 まちの将来を描きたい ~文化~ 水戸学も水戸弁も納豆も 鮟鱇も祭りも 水戸っぽの気性もその他 もろもろ民俗も 最近だと、オセロとか、コ ミケとか、 カフェ・イン・水戸とか、映 画『桜田門外の変』とか これらも重層的に考えた い ~地勢~ 千波湖・那珂川・桜川 馬の背と千波湖周辺の 景観 海からの風・典型的な 太平洋側気候 ~施設(群)~ 偕楽園・弘道館 水戸芸術館 黄門さん通り(R50) 旧県庁 近美/文化センター 水戸京成・駅周辺商業施設 大工町再開発?ユニー跡再 開発? 背景と前提 Facebook「水戸をみんなで考えるページ」 http://www.facebook.com/mito.kangaeru
  • 3. まちは、どう縮小させればいいのか?・・・徒歩圏のクラスター集合体へ 現在の都市構造 将来の都市構造 いくつかの拠点はむしろ高密度化して、 住・商・業一体の徒歩圏のまちを形成し、 それらのクラスターの集合体としての「水戸」 そして、相対的に密度が薄くなったところは、 再田園化できるといいな 人口が減るのは、まあわかったけど、 単純にまちが縮小すればいいのか? 低エネルギー化とか、高齢化も都市構造としても 対応していくべきだ。
  • 4. 定量的まちづくりから定性的まちづくりへ 定量的規制とは、容積率、建ぺい率、高さ、 色などの数値による規制 そもそも、健全で住みよい都市を作るための 規制で、景観も当然含まれるが、これでは全 然美しい街にならない。 なにより、楽しく暮らしやすくなってない。 定性的規制とは、そこに相応しいか?を問う 規制 みんなのコンセンサスを得た、まちづくりの ヴィジョンが判断基準。 定性的な規制をかけるためには、定性的判 断を出来る制度と人材が必要だが、少なくと も今の水戸市には、どっちもない。とっても大 きな行政の課題。 でも、パリだってローマだってフィレンツェだっ て、そういうことやってるから、美しいのだし、 世界中の美しい街はそうやってる。 日本だって、歴史的景観の再生事例などで、 こうしたこと(定性的判断)は行っている。 つまり、やればできる。 みんなで参加する街並みづくり イベントとか、みんなで盛り上がっ て解りやすいけど、もっと身近に日 常的にみんなが参加する形。 例えば、「庭園都市水戸」にするな ら、みんなが、店先をちょっと緑で 飾り付けするとか。 遊休地をポケットパークにするとか。 夜景を綺麗にするために、照明の色 温度を通り毎にそろえるとか。 みんなのために、 自分ができることする、 まちづくり。  そして、今の課題;市役所どうするべ んでも、市役所動いたからって、 それだけでは劇的な効果はないかも。 むしろ象徴的な意味が大きい。 都市構造の中に組み込んで、何かと組み合わ せてドラマティックな効果を狙いたい。 一番ダメなのは、あそこが空いてるからとかい う場当たり的な対応。 まちづくりに関するいろいろな課題
  • 5. 南北軸を導入して、回遊性のあるまちへ。そして千波湖の景観を上市に取り込む 千波湖周辺の景観こそ水 戸の玄関であり、都市景 観の要諦 鉄道で来ても、高速で来 ても、千波湖の横を通る →千波湖(周辺の景観)こ そ、水戸の玄関=イメージ リーダーであり、景観の要 諦。 千波湖周辺を大切にする のと同時に、上市に拡げる 水戸ほど、「水と緑」を景 観テーマとするのにふさわ しい街はそうそうない。ふ つうは、単に田舎で川が流 れているだけ。 南北動線の延長に緑化軸 を設定し、水戸の都市景 観を決定づける。 黄門さん通りだけだとつまら ない せっかく、芸術館があるのに、 いまいち裏な印象。弘道館も 、目的施設化してるし、歩いて たらいつの間にか西の谷から 偕楽園ってこともない。 黄門さん通り以外でも、水戸 京成百貨店周辺とか、裏南町 とかくろばね町とか確かに頑 張ってるけど、残念ながら、ま だちょっと物足りない。 基本、ぶらぶら歩いて楽しい まちがいい それって環構造+ショートカット が必要なんだと思う=面的な 拡がりが必要 今の東西軸に対して、強力な 南北歩行軸を導入して、回遊 性のあるまちへ
  • 6. 諸々の事象を未来へ導く具体的な手法 南北軸Ⅰ:水戸芸術館~水戸京成百貨店 南北軸を考える 何といっても、世界に誇る水戸芸術館が、今一つまちと一体化して いないのは、もったいない。 戦後ずっと、水戸の商業の中心地だった記憶も継承したい。 アートと商業の核を低層ショッピングモールで 結んで、一つのゾーンとして考える。これは滞在型のまちになる。 さらに、美しい低層住宅地備前町を経て、西の谷、紀州堀経由で 千波湖、偕楽園へ。 千波湖付近に降りたところが、今はちょっと物足りないけど、 これはまだまだ工夫できそう。 最高の音楽と美術、 大型商業施設に専門店群、 アミューズメントとかも加わって、そして美しい風景もあるまち。 もう、ここに住まなきゃいけない気がしてきた^^ 南北軸Ⅱ;旧県庁・弘道館~くろばね町 南町のスクランブル交差点って、水戸の名所の一つかも。 渋谷のスクランブル交差点は、もはやそれ自体観光名所だし。 横浜の開港広場もいいよなぁ。 水戸の人は広場を使えないかと思っていたら、 くろばね朝市だったり、南町自由広場だったり、ちゃんと使えてる。 でも、自由広場はなくなりそう。 スクランブル交差点に面して都市広場がほしい。 それを中心に歩行軸を形成したらきっと楽しい! 実は、弘道館は言うに及ばず、会沢正志斎や藤田東湖ゆかりの地があ ったりするんだけど、いかんせん、点在してる感じ。もう少しルート化でき ないかな。 お堀だって、我々の生活環境の一部と化しているし、旧県庁・警察署・郵 便局などなど、水戸の官庁街としての歴史も、我々の中に深く刻まれて いる。 くろばね町を経て千波湖へ続くルートはすでにできつつある 水戸の特徴の一つである歴史を体現するまち、 そして、新たな歴史を創る場の象徴である、南町広場 そこから千波湖に向かって、楽しい専門店街。
  • 7. 南北軸Ⅰ:水戸芸術館~水戸京成百貨店 歩行者専用の重層街路・広場(地上レベル・デッキレベル・地下) 低層ショッピングモールで両端のコアを結ぶ 芸術館西通線(12M) 芸術館 国道50号線 泉町西通線(17M) ペデストリアン・デッキ 地下道で接続 ペデストリアン・デッキ 地下道で接続 泉町東通線(12M) 水戸京成百貨店 道路 文化・福祉施設 店舗 市役所 文化・福祉施設 店舗 ブリッジ 店舗店舗 デッキレベル 賑わいのプロムナード 1階レベル 緑のプロムナード 噴水・流れ 駐車場 市役所 千波湖へ千波湖へ