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釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)
page. 2
“釜援隊”を表す3つの言葉
個人のキャリアを、社会課題の解決や公益創出のため活かす
次世代の働き方を開拓する。
多様な「個」を「公」にいかす
そこに住まう人びとが、「互いに助け合う暮らし」「自他共栄の生業」を
自分たちで創るための、アシストに徹する。
まちづくりの黒衣(くろこ)
東日本大震災による被害に対し、釜石市の復興まちづくりを加速させるため
官と民、市内と市外など、立場や環境を超えた連携を促進する。
復興の“隙間“を埋める
page. 3
まちづくりの“隙間”を埋め
「復興」を加速する
© 2016 Kamentai.
page. 4
すまい なりわい くらし
• 復興計画の策定
• 用地取得
• 施工業者の確保
• 工程・進捗管理の徹底
• 商業者の事業再建
• 人手不足の解消
• 需給のミスマッチ解消
• 再建意向不明者への対応
• 地域コミュニティの再構築
• 見守り、心のケア、介護予防
• 仮設住宅の集約
1.“パンパン“状態の被災地行政
<2013年当時、釜石市が直面した復興課題>
市の予算額は約6倍(平成23年度予算:172億 ↔ 平成26年度予算:1,080億)
⇔ 市職員数は約1.2倍(平成23年2月:423人 ↔ 平成26年5月:523人)
= 行政の人手・専門性不足
「復興」を加速する
page. 5
NPO
企業
<パブリックサービスの変化(イメージ)>
震災前 震災後
自治体
地域
団体
NPO
企業
2.支援者間の“隙間“が増加
• 市民が求めるパブリックサービスが増加・多様化する一方で、支援者間のミスコミュニケー
ションが顕著に
• 喫緊の課題は「くらし」の再生(コミュニティの再形成)の“遅れ”
⇔ 「すまい・なりわい」に関する官民の合意形成にも影響
自治体
地域
団体
「復興」を加速する
page. 6
3.行政を補完する2つの「民」
支援者同士の連携 住民同士の助け合い
自治体
地域
団体
NPO
企業
<仮設談話室での復興勉強会> <住民交流と健康増進を図るスカットボール大会>
例)
• 支援団体による復興計画の説明会、
住民の意見集約
• 仮設住宅でのサロン活動(心のケア)
例)
• 日常的な見守り・声がけ、困りごと
解決
• 復興計画・就労などの情報共有
(一社)RCF:2012年6月より、釜石市唐丹地区にて「復興コーディネーター」として活動
➡ 釜石市・(一社)RCF間で「釜石リージョナルコーディネーター協議会」の発足を合意
「復興」を加速する
page. 7公式ホームページはこちらから: http://kamaentai.org/
<釜援隊HP TOPページ>
「リージョナルコーディネーター=地域の調整役」
• 総務省復興支援員制度に基づき、釜石市と業務委嘱契約を結んだ個人事業主
• 2013年4月に第1期7名が活動開始 / 現在15名(2016年11月)
4.2013年4月、釜石リージョナルコーディネーター
「釜援隊」プロジェクト始動
「復興」を加速する
page. 8
5.変化する「復興」に、対応し続ける
2011 202020162013
ハードの復旧 にぎわい・なりわい
くらしの再生 新たな価値の創出
(地方創生)
復興計画策定に関する、行政/住民の合意形成を補助する
にぎわい再生に向けた、市民活動・地域行事を増やす
復興・創生期間
震災以前には無かった、新しいつながり・取り組みを創る
「持続的なまちづくり」に向けて、住民主体の活動を増やす
集中復興期間
2019/9-11
ラグビーWC開催
2014/3
がれき処理完了
復興公営住宅入居ピーク仮設住宅入居ピーク
釜援隊発足震災発生
復
興
の
条
件
必
要
な
支
援
NOW
2015/10
橋野鉄鉱山世界遺産登録
参考:かまいし復興レポート http://www.city.kamaishi.iwate.jp/fukko_joho/torikumi/fukko_report/index.html
<釜石の歩み>
2013/10
土地利用計画策定開始
2011/8
ボランティア受入ピーク
「復興」を加速する
2012/3
復興交付金支給
測量開始
page. 9
まちづくりの黒衣(くろこ)として
そこに住まう人の、活動をアシストする
© 2016 Kamentai.
官 民
釜石市
復興推進本部
(一社)
RCFマネジメント
情
報
共
有 市外団体県・国
協
働
観光交流課
生活応援センター
市内企業・研究会
被災地域
1.地域一体・住民主体のまちづくりへ
隊員は官民の様々な
団体(協働先)に配
置され、その活動を支
援する。
協働先を拠点に、
市内のまちづくり関係
者間の連携を促す。
NPO・森林組合
隊員間で情報を共
有し、まちづくりを俯
瞰的に考察する。
住民と日常的に交流
し、意見を集約する
↓↓
官民の支援者と適宜
共有し、活動の合理
化をはかる。 市外の支援団体や
企業には、ボランティ
アや支援金の受け入
れをコーディネートする。
<釜援隊活動関係図> …釜援隊員
そこに住まう人の活動をアシスト
page. 11
<協働先一覧(2016年11月現在)>
・ 釜石市社会福祉協議会
・ 釜石・大槌地域産業育成センター
・ 唐丹地区生活応援センタ―
・ 三陸ひとつなぎ学校
・ NPO法人かまいしリンク
<過去の協働先>
<活動エリア>
2.まちづくり活動者と協働し、関係者間の連携を促す
そこに住まう人の活動をアシスト
釜
石
地
方
森
林
組
合
岩
大
釜
石
サ
テ
ラ
イ
ト
釜
石
六
次
化
研
究
会
ま
ち
づ
く
り
会
社
観
光
物
産
協
会
観
光
交
流
課
@リアス
NPO
サポートセ
ンター
鵜住居まちづくり
協議会 ’13.4~
NPOおはこざき市民会議 ’13.4~
東部地区
生活応援
センター
’16.4~
平田地区
生活応援
センター
’13.8~
’14
10月~
’16
6月~
’13
4月~
’16
4月~
’13
4月~
’13
4月~
’15
4月~
地域軸
テーマ軸
商業 観光林業 水産業
自治力
/地域福祉
協働例)
• 市・社協と協働で、住民による地域包括ケア
の事業化をサポートする(cf. 復興庁「新し
い東北」先導モデル事業『釜石版“みんなの
“プロジェクト』)
• 市・地域団体と協働で、復興公営住宅内の
集会所を、子供の遊び場および異世代間交
流の場として開放する(cf. 放課後子供教
室「平田MOSICA」)
協働例)
• 仮設住宅・復興公営住宅内における、
支援団体のサロン活動をコーディ
ネートする
• 仮設住宅・復興公営住宅の自治会設
立、その後の運営に伴走する
• 新規コミュニティでの交流を促す、
地域行事の企画・運営を補助する
<放課後子供教室「平田MOSICA」><全心蓮によるフラワーサロン>
3.コミュニティ形成支援(地域軸)
住民同士のつながりを強化し、見守
り合える関係を構築する
住民同士の互助・共助を、持続的な仕組
みとして地域に残す
<唐丹・平田地区合同ウォーキング> <「地域世話焼き人」研修会>
そこに住まう人の活動をアシスト
事業名 担当 協働先×協力者 分野 詳細
復興まちづくりに関
する合意形成
前川
鵜住居地区復興
まちづくり協議会
×
総合政策課
官民の合意
形成
・地域の合意形成促進を目指したまち
づくり協議会の運営および拠点施設の
管理
・「鵜住居復興新聞」の発行による情
報発信
無人販売実験
@復興公営住宅
山口
唐丹地区
生活応援センター
×
市外企業・研究機関
生活
/福祉の向
上
・NTTドコモや岩手県立大学と連携し、
交通の便が悪い地区の買い物弱者に対
し、生活用品を気軽に購入できるシス
テムの構築、実証実験の支援
「釜石桜まつり」向
けた郷土芸能保存活
動の活性化
山口
唐丹地区
生活応援センター
×
市内教育機関
郷土文化を
通じたコ
ミュニティ
形成
・三鉄開通記念に合わせた郷土芸能祭
の実施
・唐丹中学校での大石虎舞の継承 な
ど
住民主体の自治会活
動を推進/交流会の企
画・運営@復興公営
住宅
東
遠藤
東部・平田地区
生活応援センター
×
市内団体・住民
地域の見守
り体制構築
・自治会形成のマニュアル化および市
内展開
・行政や支援団体に頼らない住民主体
の交流イベント開催を推進
仮設支援連絡員事業
の
運営支援
常陸
@リアスNPO
サポートセンター
×
市内外支援団体
官民連携
・外部支援者による談話室イベントが
減少傾向にある中での連絡員によるサ
ロン活動の運営支援
・仮設支援連絡員を対象にした研修の
実施
•下記の事業を支援 (一部抜粋)
3.コミュニティ形成支援(地域軸)
そこに住まう人の活動をアシスト
<栗橋地区での民泊体験><箱崎半島での漁業体験>
4.産業振興支援(テーマ軸)
六次産業化・滞在型観光など、新た
な生業の創出を促す
<林業スクールセミナー> <『海まん』発表会>
協働例)
• 漁村集落の交流人口増加と後継者育成を
目指し、漁業体験を企画・運営する(cf.
NPOおはこざき市民会議「漁業(うみ)
の学舎」)
• 英国の金融機関バークレイズの支援を受
け、林業の担い手育成に向けた実習プロ
グラムと公開セミナーを開催する(cf.釜
石地方森林組合「釜石・大槌バークレイ
ズ林業スクール」)
一次産業の発展・後継者増加に向け
テーマ型コミュニティを形成する
協働例)
• 飲料メーカー・キリン社の支援を、
市内事業者の連携・未利用資源の活
用による新商品開発を支援(cf.釜石
六次化研究会「海鮮中華まんじゅう
『釜石・海まん』」)
• 滞在型観光を軸とした観光ビジョン
策定およびプラットフォーム(DM
O)設置に向けた、関係者間会議や
セミナーの開催
そこに住まう人の活動をアシスト
事業名 担当 協働先×協力者 分野 詳細
「Oh!マチ Music
Festa」の開催
二宮
花坂
東
釜石東部
コミュニティ振興グループ
×
市内商業者
商店街活
性化
・音楽にぎわいイベントの実行委員会運営
支援による、商店街を越えた連携の促進
民泊事業の促進 久保
観光交流課
×
市内団体、住民
観光業
・震災後に途切れていた民泊事業の再開支
援。26年度に民泊実施の協力民家を5件開
拓
「漁業の担い手育成
協議会」の運営
齋藤
(孝)
岩手大学釜石サテライト
×
県・市・漁協
水産業
・漁業の後継者育成に向けた産官学連携プ
ラットフォーム(漁業の担い手育成協議
会)運営及び関係者の調整/関連する企画の
提案
うみやまバーガー
開発
下川
釜石うみやま連携
交流推進協議会
×
漁協女性部
水産加工
業
・市内箱崎半島の漁協女性部が行う釜石産
の山海の産物を使用したバーガー開発の活
動支援。今後は観光との接続も見据える
釜石食ブランド化の
推進
若林
釜石食ブランド協議会
×
釜石観光物産協会
観光業
・釜石のお土産品開発に向けた協議会活動
の支援
・六次化担当隊員間の連携による地域内資
源の洗い出し
森林を活用した
「コミもり」事業の
立ち上げ
黍原
三陸ひとつなぎ
自然学校
×
市外NPO
観光業
・森林を活用した体験事業の立ち上げ支援
・活動フィールドの拡大支援により、地域
への貢献度向上や信頼関係構築に寄与
•下記の事業を支援 (一部抜粋)
4.産業振興支援(テーマ軸)
そこに住まう人の活動をアシスト
page. 16
多様な「個」を「公」にいかし、
地域と個人の可能性を広げる
© 2016 Kamentai.
page. 17
経済が右肩上がりの時代と右肩下がりの時代では、「復
興」の意味が異なる
年
GDP/人口
1945 1964
復旧=復興
発災
発災
復旧≒復興
2004 2020
復興活動に関わってきた者ほど、
ハード復旧後に「復興」を実感する
出所:『震災復興が語る農山村再生-地域づくりの本質-』p.54,62を元に作成
1
10
21
18
82
44
1
0
2
3
7
5
7
45
37
11
38
4
3
3
6
4
10
1
0% 50% 100%
その他
関係ない
わからない
あまり積極的に参加しなかった
まあまま参加した
積極的に参加した
復興したと感じる 復興したと感じない 関係ない 非回答
<アンケート調査2012年8月、復興プロセス研究会><イメージ図>
中越沖地震・東日本大震災では、「まちをもと通り
にする」だけでは「復興した」と感じられない
1.過去を受け継ぐ ➀中越地震からの学び
地域と個人の可能性を広げる
page. 18
“復興した”と感じられるために必要な要素の中で
もっとも重要なのは「つながり」
「重要他者との出会い」が
「震災体験の評価」を未来志向にする
出所:「阪神・淡路大震災からの生活復興2005-生活復興調査結果
報告書-」 「復興の教科書(http://fukko.org/)」より作成
家族や思い出の残るまちの姿などを失った「喪失
感」を埋めるには、「他者とのつながり」が必要
1.過去を受け継ぐ ②阪神・淡路大震災からの学び
地域と個人の可能性を広げる
釜石らしい
価値を生みだす
釜石のまちづくり
に関わる
釜石に誇りを持つ
釜石のDNAを
認識する
<目指す釜石市民像>
2.未来を拓く ➀「持続的なまち」をつくる、人をつくる
活動の“狭間”を埋め、つながりを増やし、住民の「復興」を加速させた先に
釜援隊が見据えるのは、世界に誇る「持続的なまちづくり」
地域と個人の可能性を広げる
page. 20
ソトからの目線を
取り入れる
伝統を形にする
新しい生業を
創造する
国際化に寄与
する
魅力を伝える
交流人口を増
やす
地域・行政のコ
ミュニケーション量
を増やす
未来の担い手を
育てる
釜石らしい
価値を生む
釜石のDNA
を認識する
釜石に
誇りをもつ
釜石のまちづ
くりに関わる
<釜石市民>
<釜援隊>
VisionMission/Action
住民の身近な課題を解決する 住民の合意形成を促す
• 祭事の運営を支
援
• 伝統芸能保存
に必要な資金調
達
• 一次産業の後
継者育成事業
の支援 など
• 六次産業化に
向けた事業者
連携を支援
• 滞在型観光プロ
グラムの開発
• コミュニテイビジネ
スの事業化支
援 など
• 都内での釜石
関連イベント
企画
• オープンシティ
推進室の活動
を支援
• 学生インターン
の受入 など
• 住民説明会の
開催
• 自治会活動の
支援
• 行政との情報
共有会議
• 学生活動の支
援 など
• 住民の意見集約および行
政との情報共有
• 自治会設立の支援 など
• 住民の困りごと調査
• 企業からの助成金申請
など
持
続
的
な
ま
ち
づ
く
り
復
旧
・
復
興
2.未来を拓く ②「持続的なまち」につながる、活動の選択肢を増やす
地域と個人の可能性を広げる
page. 21
差
別
化
要
因
雇用形態
参考:「釜援隊」は地域おこし協力隊と何が違うのか http://www.rise-tohoku.jp/?p=8863
人員配置
集合体としてのビ
ジョン・ミッション
目標設定・管理
• フリーランスという働き方
• 80%ルール(新規事業開発やネットワーク構築の余白を生む)
• 地域軸×テーマ軸のクロスファンクション(隊員間の連携促進)
• チームとして課題解決に取り組める仕組み(隊員のストレスケア)
• 3者間のすり合わせ(「個人のやりたいこと」「協働先のやってほしいこと」
「行政のやってほしいこと」)
• 活動の取捨選択における判断軸(関係構築後の“あれもこれも”は×)
• 定量的KPIを含めた目標設定サイクル(半期ごと)
• 担当マネージャー制度/行政からのフィードバック
➡ 200名以上の応募を受け、外部人材を登用した復興/地方創生モデルとして注目を受ける
3.復興支援員・地域おこし協力隊のトップブランドへ
地域と個人の可能性を広げる
釜石市
釜援隊員
釜援隊協議会
(市・RCF・釜援隊マネ)
・業務委託
・秘密保持契約
・報酬支払、経費精算
・業務管理
委嘱
負担金拠出
(復興支援員予算)
一般社団法人RCF
民官
釜石市役所
復興推進本部事務局 マネジメント
協働先 他隊員
活動の進捗管理や、協
働先・事務局との調整
隊員間の協働プロジェ
クトや情報共有を促進
<釜石市との委嘱契約> <マネジメントによるサポート体制>
4.「私」が「公」にいかされる働き方を担保する
地域と個人の可能性を広げる
page. 23
隊員年齢層
26-63歳
前職
・TV番組制作
・新聞社
・広告代理店
・自営業(人材派遣・
交通系コンサルタント・
釣り具メーカー)
男女比率
17:7
0
2
4
6
8
10
20代 30代 40代 50代 60代
0 5 10 15 20
市内 県内(市外) 県外
出身地
・児童館
・商社/銀行
・百貨店
・福祉用具販売
・教育関連企業
・環境NPO
5.多様な「個」の力をいかす
<隊員プロフィール>
地域と個人の可能性を広げる
page. 24
• 「釜石市オープンシティ戦略」では、市民一人ひとりが役割を持つ、もっとも開かれたまちの実現を目指す
• 多様な人材が還流し、地域の課題と可能性が自分事化され、新たな事業機会や市民活動が生み出さ
れることによって、希望が連鎖していく、一連のプロセスを戦略の柱とする。
7.釜援隊の経験と知見を横展開
~平成27年「釜石市オープンシティ戦略」公表~
「釜石市総合戦略と釜援隊の関わり方」の解説は、釜援隊Youtubeチャンネルから:
https://www.youtube.com/watch?v=wz4XaKQ1DXU
「オープンシティ戦略」本文は、市役所ホームページから:
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/1197597_3278.html
地域と個人の可能性を広げる
◆釜援隊HP・Faebook・Youtube
https://www.kamaentai.org/
https://www.facebook.com/kamaentai/
https://www.youtube.com/channel/UCsqyETY3gVC_kC6WbrHgpcg
◆石井重成(釜援隊プロデューサー)東北復興新聞連載コラム「まちづくり釜石流」
・ 「釜援隊」が社会を変えるかもしれない3つの理由
http://www.rise-tohoku.jp/?p=8050
・ 「釜援隊」は地域おこし協力隊と何が違うのか
http://www.rise-tohoku.jp/?p=8863
・ 復興支援員の活動を“意味づける”3つのキーワード[まちづくり釜石流]
http://www.rise-tohoku.jp/?p=9576
◆復興釜石新聞 釜援隊連載コラム「釜援隊がゆく」
http://kamaentai.org/topics/column-topics
◆ その他オンライン記事
・ 小さな組織の未来学 <開放>と<転換>の釜石
http://www.nikkeibp.co.jp/article/miraigaku/20141204/426880/
・ NHK Eテレ「東北発★未来塾」コーディネートするチカラ
http://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/archives/140602.htm
・ 他のメディア掲載情報はコチラ
http://kamaentai.org/media
参考文献

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釜援隊説明資料20161101

Editor's Notes

  1. 「公共」の意味を転換する必要:「個」から始まる公共 何故公共が必要か? 個の幸せには「公」が必要=Sustainability
  2. 既存の団体ではカバーできない状態になって来た➡つなぐ必要性 コミュニティはその後何度も「分断」される 仮設➡公営住宅…その度に「孤独」が発生し、それは「すまい、なりわい、くらし」にも影響してくる
  3. 「復興勉強会」:復興計画を“自分ごと”にするため(クレームをいうばっかりではだめ)行政だよりにならないように 参考:東北復興新聞「岩手県釜石市 コミュニティ 形成支援のモデル事例に学ぶ」http://www.rise-tohoku.jp/?p=4447 RCFが、阪神の学びを活かした制度設計(コミュニティ形成に注力、マネジメント体制あり)を市に提案 山田・大槌でも立ち上げに協力
  4. ※半官半民について 2012年 被災した釜石市役所の復興活動を補完する存在として、当時の福祉市長をはじめとする復興推進本部によって設立 隊員は市から業務委嘱を受けている個人事業主という存在 現在も、毎週市役所と毎週情報を共有。行政機関に駐在している隊員も数名 一方、(一社)RCFが釜援隊立ち上げに関わり、以降釜援隊のアドバイザーとなっている。 RCF釜石チームは、釜援隊と事務所を共有しており、日常的な情報共有、個別PJでの協働も行っている。
  5. 事業は二つに分かれている。地域(コミュニティ形成)と、テーマ(産業活性化)。 例えば林業の担い手育成。 95%は森林。漁業者が林業をやる、という一次産業の組み合わせで生きてきた文化がある。 同時に、海側の担い手育成。 岩大と組んで、産官学連携の担い手育成も。 海と山、両者での担い手育成。 とはいえ、住まう人あってこその産業。今年度で8割が復興公営住宅の再建が終わる。来年にかけて、市と県の両方の公営住宅がたっていくなかで、コミュニティ形成が問題。 例)平田/県の土木部が担当 他地域では、市に直接「マンパワー」として入るケースが多いが、釜援隊は独自のミッションを持って入る。 例えば、応援センターで住民票をする、なのではなく、「釜援隊としての仕事」を行う。 釜援隊のミッション・ビジョンにあう仕事をさせてもらえる協働先を選んでいる。「マンパワーとして人が欲しい」という申し出があっても、断るケースもある。 まち協では、誰が協議会に出るか、というところの調整から
  6. 子供から高齢者までを包摂する地域包括ケアの住民レベルでの実践 遠藤隊員の課題感 ・子供の遊び場がない ・地域の活動に参加する若い世代がいない ・高齢者はすでに人間関係などこじれている場合が多い➡子供を緩和剤に ・いっぽいっぽ:放課後子供教室を他地域でもしている団体の協力を得て、釜石でも開催 ➡2016年8月 地域交流祭にもつながる Ex) 「平田の皆さんおこしください」と書くと、「平田じゃないからいけない」という声すら➡“地域”交流祭
  7. ハードの復興の後、ソフト面の復興感が高かったのは「まちづくり」に関わった経験が多い人
  8. もともと被災地に「これをしにきたい」と思ってきたことを活かせる2割の余白をもたせる 実際に、釜援隊の経験をいかして起業した者も 元の仕事に経験をいかした人も
  9. 32年まで。一番長いと7年まで、という期限が明確に。 ➡いつ、どこまで各PJを行うかを明確にし、これまでの活動を評価し伝えないといけない時期に。 「釜援隊が入ったことで、地域で何かが変わったのか?」 他地域にも示せる「処方箋」を示す。また、地域の人にも「ここまでしかいれない」と示すことで、自立を促す必要もある。
  10. バックグラウンドが様々。「それぞれの経験をどう活かすか、がマネジメントの腕の見せ所」 中小企業診断士がコミュニティ形成に関わる。商業地区の根本は地域づくり、コミュニティと切り離せない内容。