情報システム全体最適化の方向性
それぞれは単独で解決できる問題ではなく
、相互に連関する
業務自体の見直し・BPR:
ワークフローの最適化
ハードウェア
ソフトウェア
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7.
鳥取県庁電子化の現状
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8.
鳥取県庁の情報システムの現況
全職員(知事部局、各種委員会事務局、県立学校事務
局、警察本部・警察署(一部)、非常勤職員含む)が
庁内LAN接続PCを利用(約6000ユーザー)
本庁-各総合事務所間は鳥取情報ハイウェイ(自設線
)を利用し高速接続(20 Gbps)
単独地方機関も民間事業者の回線を利用してほぼブロ
ードバンド環境を実現
基幹系業務システムとネットワーク運用・保守は(株
)鳥取県情報センターへアウトソーシング
全庁で利用するグループウェア/プラットフォームと
してLotusNotes/Dominoを活用、各所属職員が手作り
でシステム開発
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サーバ最適化Overview
パブリッククラウドを採用( H22.9~)
→ 全都道府県で唯一
鳥取県が管理するサーバを一掃する予定
→ 新規及び更新時期のタイミングで
39台分のクラウドサーバを利用(6月
末現在)
→ 22台で構成される大規模システムも
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25.
クラウドサーバ導入のきっかけ
鳥取県情報システム全体最適化委員会
(H20-21)
テーマ1:基幹系業務システムの見直
し
テーマ2:サーバ仮想化、統合主な議論結論
テーマ1 現行システムは、巷間言われるほどデメリットはな
い
Ex.ネットワーク統合、Web化による端末統合、データ連
携
再構築にはそれなりの手間と費用がかかる
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継続利用
テーマ2 各システムごとにサーバが乱立(約200台)
管理状況、セキュリティレベルはまちまち
CPU利用率は低い
サーバ統合
26.
なぜ、クラウドサーバか
当初、プライベートクラウドを検討
既存サーバの統合には5~6年かかる
仮想化によるサーバ統合にはプロビジョニン
グが不可欠だが、一体何台サーバ実機が必要
なのか?
毎年、必要なだけサーバ実機を追加して、仮
想化していくことが可能か?
違う機種が混在して、安定運用できるか?
結果として、初年度に大規模な統合用サーバ
を調達することにならないか?
→ パブリッククラウドの検討
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27.
クラウドサーバのスペック1
標準クラウドサーバの性能
項目内容
CPU インテル Xeonプロセッサー 2GHz と同等以上
メモリ 総容量 1GB 以上
ハードディスク 総容量 50GB以上
ネットワークイ
ンタフェース
1000Base-T と同等以上のインターフェイスが
1個以上
稼働OS ・Microsoft Windows Server 2008 R2
・Microsoft Windows Server 2008
・Microsoft Windows Server 2003 R2
・RedHat Enterprise Linux 5
・CentOS 5
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28.
サーバのスペックについて
ムーアの法則によれば
1000
1 00
1 0
1
◎予算同程度でこのレベル
無駄なリソース
X年X+2年X+4年X+6年X+8年
CPU性能
logX
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ハイエンド
ローエンド
☆
システム導入時
☆
5年後のハードウェア
更新時に同等程度のサ
ーバは存在しない可能
性
29.
クラウドサーバのスペック2
オプションサービス
‒CPU(コア数1個~3個 コア数の追加単位は1個と
し、最大3個まで対応)
‒ メモリ(容量の追加単位は1Gbyteとし、最大7
Gbyteまで対応)
‒ ハードディスク(容量の追加単位は50Gbyteとし、
最大300Gbyteまで対応)
‒ ハードディスク(データ転送速度について8 Gbps以
上の帯域に対応)
‒ ネットワークインタフェース(1000Base-T 1個~3
個 追加単位は1個)・・・・・
クラウドサーバ又はオプションサービスの追加
→24時間以内にサービスの提供を開始
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30.
ファシリティ要件(主なもの)
鳥取県内に所在
鳥取情報ハイウェイ又は本県の庁内LANに、10
0M bps以上の帯域保証の専用回線で直接接続可能
アクセス回線は他の通信とレイヤー2で分離
震度6強に耐え得る施設及び設備
自動火災報知設備、ガス系消火設備
個人認証装置又は有人監視による常時入退館管理
商用停電や電気設備の障害等が発生した場合でもサ
ービスの提供が継続できる無停電電源装置及び非常
用自家発電装置
サーバ設置スペースはケージ又はラックごとに施錠
管理され他者がアクセスできない構造
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最初にBPRありき
スタンプラリーに対する疑問から始まっ
た
‒ 一人一人はどういう目的で決裁=ハンコを押してい
るのか?
‒ 全員が同じチェックをする意味があるのか?
‒ 実際はチェックされていないのではないか?
‒ 眺めるだけで十分な人もあるのでは?
‒ 誰がなんと言おうが結局は最終決裁権者の意向が尊
重されるのでは?
スタンプラリーには「意思決定」=決裁
、「審査」、「情報共有」が混在してい
るのでは?
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51.
一斉協議・決裁方式の導入
従来のいわばスタンプラリーのような文書処
理を根本から見直し
「決裁(回議)」を行うのは、課長、部長、
知事の最大3名のみ
それ以外の者も設定により文書の閲覧・意見
交換が可能
内容のチェックは、副査による「確認」→決
裁とは意味が違う
⇒ 意思決定、情報共有、審査を明確に分
離
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52.
一斉協議・決裁方式によ
るワークフロー
担当者
課長
次長
補佐
案件により
代決も可能
B係長
副知事
補佐
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総務課
② 全員が同時に情報共有・職務に応じたチェ
ック
⑤ 審査
⑦ 文書審
査
③ 決裁・回
議
④ 決裁・回
議
部長
知事
A係長
財政課
職員課
法制室
県民室
出納局
⑥ 決
裁
係員係員係員
案件により
代決も可能
① 起
案
業務プロセスを大幅に簡素化
②’ 確認
53.
電子決裁利用状況
05年2月に稼働、7月14日現在130万
件が処理(1日平均1000件)
一部の例外(支出仕訳書)を除いて10
0%電子決裁を利用
知事、部長等すべての決裁権者が当たり
前に使用
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54.
公務員最大のイベント=予算要求
要求原課⇒財政当局
予算要求書+大量の資料
予算要求~査定時期に、県庁は不夜城だ
った
財政当局からの要求される資料作成
財政当局への資料説明
平成13年春、片山前知事(現総務大臣)
から予算要求のペーパーレス化について
指示
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55.
予算要求~編成作業とは?
つまるところ、要求原課と財政当局のディスカ
ッション
‒ Notesの電子会議室を拡張
‒予算要求書はメイントピック、資料や質問・
回答は返答文書
もう一つ予算査定~編成作業で重要な計数整理
機能
‒細かい予算一つ一つに財源や性質というフラ
グが必要
‒エクセルで十分⇒実装しなかった
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56.
要求DB画面
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57.
予算要求~査定風景
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58.
予算要求DBの効果
予算編成過程での議論の深化
⇒豊富な資料が利用可能(現地写真、図表等)
情報の共有
⇒他部局の職員でも見ることが可能。
事務作業の効率化
⇒差し替え、要求書・資料コピーの省力化、時間外勤
務削減
紙の削減
⇒約3000事業×10枚=30,000枚(コピー
箱12箱分)+ α
・・・財政課長の例
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59.
さらに⇒予算編成過程のWeb公開
要求DBをそのままWebへ変換して公開
全事業を
予算要求書をそのまま
査定理由も含めて
予算編成の過程にあわせてタイムリーに
①財政課長要求 ②財政課長査定結果 ③政策戦略事業
査定結果 ④最終予算案公表
コスト・労力をかけず
キーワード検索も可能
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60.
Web公開画面
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61.
予算編成におけるガバナンスの変化
従来
予算要求~査定状況は門外不出
有力議員から順次根回し
予算の全体フレームが固まってから公表
現在
予算要求状況~査定状況を順次公開
県民の予算への関心の高まり
県民の声を予算要求・査定に反映
要求、査定ともに県民への説明責任がより強く求め
られる
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62.
Webアクセシビリティの向上
CMSの導入職員研修職員によるチェック
正
ィJIS 改テシビリセ研修2010.8 やチェッアククを強化す公開れさればた解Web決サイでト
きる?
職員の負担増
ただでさえコンプライアンス強化で疲弊
それでもアクセシビリティ×
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63.
Webアクセシビリティ向上システム
導入
対象自治体サイト拡張ウェブアクセシビリティ・クラウドセンター
鳥取県
ウェブサイ
ト
④ レポート確
認
Internet
不具合発見
LGWAN
一行コード挿入
②不具合報告
・
ウェブアクセシビリティ向上
システム(WAIS)
修正メタ
情報
Internet
(株)鳥取県情報センター
③不具合修正メタデータ作成
(修正ツール使用)
問題箇箇所所
メタデータ配信機能
社会福祉法人
⑤ メタデータがマッシュアップされ
たウ
ェブサイトが表示される
障がい者(チャレンジド)
指導者
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③ 不具合修正メタデータ作
成(修正ツール使用)
①
障がい者(チャレンジド)
64.
平成22年度検証結果
1. 検索、修正箇所数
検索ページ数約40,000ページ
問題抽出箇所数51,791箇所(22,484ページ)
作成メタデータ数49,266箇所
2. 主な修正内容
文字間空白の削除24,693個
‒ 読み上げソフトを利用した場合に、正確に読み上げるため、不
必要な空白を削除。
ページ内リンクの設定12,517個
‒ 長いページの場合に、すばやく読みたい箇所に移動するため、
リンクを設定。
代替テキスト追加11,854個
‒ 読み上げソフトを利用した場合に、画像データの情報を読み上
げるためにテキスト情報を追加。
3. 本事業での新規雇用人数 25人
管理者1人、メタデータ作成者(障がい者)24人
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導入の効果(各種受賞)
第2回だれもが使えるウェブコンク
ール(2011/5)
主催:みんなの声で選ぼう!だれもが使えるウェブコ
ンクール実行委員会、NPO法人ハーモニー・アイ
金賞
平成23年全国広報コンクールウェ
ブサイト部門( 2011/5)
主催:社団法人日本広報協会
読売新聞社賞、入選
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67.
おわりに
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68.
情報システム全体最適化の方向性
それぞれは単独で解決できる問題ではなく
、相互に連関する
業務自体の見直し・BPR:
ワークフローの最適化
ハードウェア
ソフトウェア
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69.
全体を俯瞰できる人が必要
両方に精通
情報システムCIO業務=
ワークフロー
両方の権限を持つ
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70.
改革に終わりはない
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